金原ひとみのレビュー一覧

  • ナチュラルボーンチキン

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    主人公の年齢やこれまで起きたことがらで疲れ切ってしまった感じ、日々ルーチンワークをただひたすらこなす毎日、自分にもあてはまるところが多かった。新しい出会いに恵まれ、少しずつ変化していく様がうれしい。ふたりはこのタイミングで再会したからこそ、と思えた。

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    2026年07月11日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    恋愛小説かと思ったらそんなことなかった。
    「これでこそ感情だ。人間だ。」というのを嫌というほど感じさせる物語だった。
    何のためにこんなことをしているのか、続けているのかもはやよく分からない、けど衝動や無意識が自分を突き動かす。これでこそ人間だ。

    主人公の中にはわたしが軽蔑しているようなタイプもいた。そのような行動をする彼女らの一人称で語られることで、喜び、怒り、悲しみ、戸惑い、諦念、虚脱感、葛藤など一つでは言い表すことの出来ない感情について、理解は出来なくとも知ることができた。
    私がこれを理解しないというのは、理解するのが怖いということでもあり、本当は理解できるし知っている感情達なのだと思う

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    2026年07月09日
  • 蛇にピアス

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    なんだああーこれなかなかおぉしろかったね
    いい感じのえろすとたなとすがうまあく融合していて
    すんごいわけわかrsん感情になった
    けっきょくあんなに死にたがっていた主人公も彼氏の死をもっても死ぬことができなかったってことでいいのかな最後の歯を砕いて自分で飲んだことでアマを吸収して次のステージにいこうとしたのかね 
    けっこうおもろかった三時間くらいでよみおわた
    はじめていちんちで本よんだよこれから解説みよ

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    2026年07月08日
  • 星へ落ちる

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    あなたの心は近くにあるようで遠い___
    まるで天秤の上の重しが行ったり来たりするアンバランスな状態。不安が永遠につきまとい、彼らの情緒が乱れていく。ずっと夢は見ていられない、いつか醒める時がくる。
    これぞ金原さんが描く恋愛の窮地、痛みとヒリつきを存分に味わって...脱力

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    2026年07月08日
  • 最後の晩餐

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    あーあっという間。
    江國さんのランドリーの匂いと体感する温度の感じ凄くいいなー。
    角田さんのは何気なーく読んでいるのにぶわっと最後涙が出そうだった。
    こういうライトでふわっと優しいのいいなー。
    最後の晩餐がテーマだと嫌な話にならなそうだな。

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    2026年07月07日
  • ナチュラルボーンチキン

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    ネタバレ

    面白かったー!
    毎日のルーティーンを愛する主人公が、ふと自分とは違うタイプの人(バンドのボーカル)と出会い、人生を重ねていく描写が非常に良かった!
    恋愛したくなった〜

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    2026年07月14日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ネタバレ

    これまで自分の中にぼんやりとずっとあった、輪郭の曖昧な感覚を言語化してもらえた気がする。
    「自分一人の重みにしか耐えられないのではないだろうか(p110)」の部分とか、そうか私は自分が自分であると言える範囲を守りたいのか…ってすごく腑に落ちた。
    「僕は死について考え続けた挙句、この世界では誰も死なないという認識にたどり着きました(p221)」の死生観の話が垣間見える部分もかなり好き。いなくなってしまった人は誰かの記憶や概念に吸収されて残り続け、あの世とこの世の線引きなんてないのかもしれない。
    恋愛や結婚を押し付けられるのは拒否感がある、それなら消えたいと望む人に生きていてほしいと思うのもエゴな

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    2026年06月27日
  • マザーアウトロウ

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    ネタバレ

    なんて、面白いんだろう。

    まさに自由を体現している。
    そんな超陽キャな性格の張子に惹きつけられる!

    張子、最高すぎる!
    こんな姑がいたら、人生楽しいだろうなぁ〜

    嫁姑を超えた、新たなマブダチという関係性になるのがいい。
    こんな人と仲良くなりたいな◎

    会話のテンポも良く、一気読みしました。

    結婚や子どものこと。そして、生き方についても考えさせられる1冊。

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    2026年06月27日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    ネタバレ

    『踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君』とほぼ同時に読んでいたんだけど、金原ひとみさんの人生観?というか考え方みたいなものがかなり投影されていることに気付けて、より深く読めたような気がする。なんか、自分の中でまだ消化できていないというか、この読後感をうまく言語化できないのがもどかしいけど……また読み返したい作品。由嘉里、アサヒ、オシンなど登場人物がみんな魅力的でした!

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    2026年06月27日
  • 蛇にピアス

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    この本を書いた時、作者の金原ひとみは19歳というのが驚き。
    買ったのが、私も19か20歳かそのへんだったと思うけど、「すごくヤバい作品である」とは聞いていたので、BOOKOFFでたまたま見つけたときドキドキした。

    本当にヤバかったらすぐ捨てるか売るかするつもりだったけど、なんやかんやで10年も大切に持っている。

    とにかく物理的に痛い本なので、賛否をわける。
    「好きな作品です」と言い切れないけど、求心力がすごくて、何回も読んだし、映画も見た。
    そのたびに、血の味とか、鈍痛とかをありありと文章で感じる。

    ルイもアマもシバさんも、人として色々歪んでいる部分があって、軽蔑しながら読むけど、なぜか

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    2026年06月20日
  • 蛇にピアス

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    龍に麒麟にと盛りだくさんだった。

    龍のタトゥーを持つアマと知り合い、ストリップタン、タトゥーに興味を持ち始めたルイ。舌にピアスをあけてもらおうと訪れた彫り師、シバにも興味を持ち関係を持つ。

    アマとルイとシバ、一言で言えば三角関係な話ですが、全体的にとても痛々しい。なのにアマに対するルイもルイに対するアマも、シバも優しい。ピアスをあけたり、タトゥーを掘ったりと読んでいて痛みを感じるほどなのに、登場人物はとても優しい。

    ルイだけが反抗期の少女のようですが、そこもまたいい。お互いの背景やプロフィール情報がほとんど出てこないのもとても味わい深くて、何度も読みたくなります。ただ、痛い。

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    2026年06月19日
  • マザーアウトロウ

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    スカッとする感じ久しぶり。この感じ昭和?平成?の感覚なのだろうか。とにかくバッティングセンターへ行ってボールがジャストミートした感じの読後感。

    金原ひとみのうまいところは、その時代の社会をいれてくる。それが無理なく、そして本音であり、社会の痛烈批判でもあるということ。だから共感できる。

    さらりと困難を知る場面があるが、自分のすぐそばの人にも笑っているけど実は抱えている問題だったりするんだろうな、と思う。
    そして、気づくのだ。守ってくれる人がいない場合は、自分で困難を乗り越える筋肉をつける。そうして生きていく。レジリエンス力を鍛えることだ。

    スピード感あって、さらっと読めたりするが、内容は

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    2026年06月17日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    2026/6/14
    ボリュームもすごいし、内容もとても重い。
    それぞれの登場人物の心理がとても細やかに表現されていて、共感したり、嫌悪を感じたりして読んだ。
    特に、悪を絶対に許さない作家の友梨奈の、読点を打たずに一気にまくしたてる文章には、勢いが凄すぎて笑ってしまった。

    私は友梨奈の彼氏の一哉が、一番自分の考え方に近いと感じたけれど、世のおじさんたちは木戸の章に共感する人が多かったんじゃないかと思う。
    全くそんなつもりはないのにハラスメントだ、搾取だ、とある日言われてしまう恐怖。

    誰が悪くて、何がダメなのか…
    タイトル通り、答えは藪の中だ。

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    2026年08月20日
  • デクリネゾン

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    面白かった。
    金原ひとみさん、初めて?たぶん読んだけ好きかも。
    コロナ禍の話。
    そんなことあったなぁて思ったけど、ほとんど覚えてなくて、大して気にしてなかったんだろうなぁと改めて思った。

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    2026年06月10日
  • 蛇にピアス

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    正直なところ、読んでいてずっと苦しかった。
    身体改造や暴力の描写が痛いのはもちろんだが、それ以上に登場人物たちの抱える空虚さや孤独、自己破壊衝動が生々しく伝わってきて、読者である自分まで傷ついていくような感覚があった。まるで登場人物たちの神経と直結させられているかのようで、途中で読むのをやめることすらできなかった。むしろ一気に読み切らなければ、その重苦しい空気に飲み込まれてしまいそうだった。

    読んでいる最中は、ふと村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を思い出した。どちらも退廃や虚無を描いた作品だが、『蛇にピアス』はより直接的に人間の痛みを流し込んでくる。そこには救いも希望もなく、最後まで苦し

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    2026年06月10日
  • 私の身体を生きる

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    こんなに赤裸々に描かれているのか、と思うのは、それもまた性を隠す大人の無意識に引っ張られているのだろうか。作家さんによって「身体」に対する感じ方がこんなにも違うのだなと興味深かった。

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    2026年06月08日
  • マザーアウトロウ

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    重たいテーマをファンキーでくるんだ作品。自分の人生経験に応じてかなり感じ方が変わる気がする。パワフルすぎるモンスター張子にはなんでもやってやるで的なパワーをもらえる。

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    2026年06月07日
  • マザーアウトロウ

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    エネルギッシュでサイクロン掃除機のような吸引力をもつ義母との話

    40歳の主人公波那と28歳の結婚相手と53歳の義母

    義母とは、出会ったその日から飲みからカラオケはしご、会社の昼休憩に美容整形、いきなり明日には韓国弾丸旅行⋯嫁姑を超えて付き合ってくうちに、心にわだかまる過去、後悔、様々なことを語り合う


    破天荒な人(義母)に振り回されて終わるような話でなく、
    義母の張子、友人のエンゾと付き合い話すうちに、主人公が望む「私の望み」に気づいていく様子がテンポよく描写されている

    答えを出すことが正義ではない、答えを出さずに生きていくのが自分らしいと気づいていく
    大切な人と、大切な時間を積み重ね

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    2026年06月07日
  • 私の身体を生きる

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    性というか性別(性自認や対象)というか、性欲というか性癖とか、性体験とか。

    「性」のことはご法度的で親子、恋人、親友でも避けたりするわけで、孤独な世界だと思ってきたけれど。それが女性作家が17人も語るわけで下品上等、生々しくて面白い。
    面白い、と言ってる事を下品と言う人もいると思いますが、多様性?とあえて言葉にすれば線引きしないでよ、と。

    面白いというのは具体的に変えれば興味深い、が適切か。いやらしい意味でなく、前述のようにご法度な他者の世界に興味があるわたしは、作家がこうもあけすけにエッセイとして実体験や思想を語ってくれてありがたく。
    本として残るので結構なカミングアウトもあったりするわ

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    2026年06月07日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    一人称視点で物語が進んでいくから自分の思考と一体化していくような部分もたくさんあって、、辛かった。一言でテーマを言えば醜形恐怖症、アルコール依存症、SNSがもたらす形骸化された人間関係、孤独と片付けられるけど、その渦中にいる人はこんな気持ちです、って小説を通して体験すると、自分もその渦の中に吸い込まれてしまう感覚があって、、辛すぎました。

    でも、朝井さんの解説を読んでふっとその渦の中から救われた気がした。この言語化し難い金原さんの文体を綺麗に抽象化してくれたから。
    この解説を読んでから本作を読んだらここまで落ち込まなかっただろうという後悔すら込み上げてくる。

    ・脳内を逡巡、疾走した言葉を速

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    2026年06月06日