金原ひとみのレビュー一覧

  • 蛇にピアス

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    ページ数もそんなになくて読みやすかった
    ぁ…そういう展開なんですねぇ……
    主人公の考え?行動にとても共感できる部分もあって
    タトゥースタジオのイメージから、登場人物を漫画東京喰種の雰囲気と重ねて読んで勝手にワクワクした!

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    2025年08月09日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    どんな方なんだろうと以前から気になっていた金原さん。パリでの生活、フランスの嫌な部分がこれでもかというくらい分かりやすく出ていて面食らった。彼女の周りの不倫率の高さと、小学生の時には友達と万引きしていた話が露骨すぎて、いくらなんでも・・と思った。変な人遭遇率も高すぎないか?幸せだけどずっと生き辛いのは痛いくらい伝わりました。

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    2025年08月07日
  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

    面白かった…!
    身体について言語化することは難しいと思いながら、言語化欲求もあって、そこをストレートに表現してくれている言葉は、ポジティブなのかネガティブなのかは分からないが震動を伝えてくるようで、ちびちび読み進めました。
    わかる、わかるよ…となるところもあれば、こんな身体感覚を持つ人もいるんだ〜と知るところもあって、何かしらそれが身体にフィードバックされて、終始不思議。

    島本理生「Better late than never」
    …直後よりも、むしろ二、三日目から、不安定さを伴った執着心はピークを迎えて、その最中には激しい恋をしているようにも感じていたが、その後、十日間かけて緩やかに下降した

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    2025年08月04日
  • マリアージュ・マリアージュ(新潮文庫)

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    あなたは、『結婚』をどのように捉えているでしょうか?

    日本の『結婚』件数は長らく減少傾向にあるようです。2023年の件数は47万4,717組と、年間70万組前後で推移していた半世紀前と比べると大きく減少しています。

    このレビューを読んでくださっている方にも『結婚』を経験された方がいらっしゃると思います。『結婚』された方には、これまでの日々の中で実に多くの事ごとが記憶にあると思います。『結婚』、『出産』、『子育て』、そして『不倫』…と『結婚』に続く未来には実にさまざまな事ごとが起こる余地があります。そして、それら含めて私たちの人生の一部でもあります。

    さてここに、フランス語で『結婚』を意味

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    2025年07月28日
  • 蛇にピアス

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    大学の講義で「痛みだけが私の存在を確認できる」という様なフレーズを聞いて、買った本
    20代の時は「なんて破廉恥な本だろう!」と恥ずかしくて読めなかったが、30代の今自分が読むと「若いなぁ…うふふ…」という気持ちになった。
    「若者」という守るべき大切な存在があるという価値観が世の中にあるからこそ、現代流ならではの自我の確立の方法なのかなって思いました。
    現代らしさが詰まっている面白い話だと思いました。

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    2025年07月27日
  • 私の身体を生きる

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    女性の書き手が綴る、「身体」についてのエッセイたち。

    私がこれまでの人生誰にも言わずに、日記にすら書かずに閉じ込めてきた経験や思想や感情に近しいことが書かれていたりして、私だけじゃなかったのか……!という発見がいくつもあった。

    私みたいに、自分の中に閉じ込めている人も沢山いるであろう内容をこうして書いてくださったことに感謝したい。
    生理や身体の変化のこと、妊娠のこと、性自認のこと、性欲や自慰について、ルッキズム、性癖、尊厳などなど……
    女性の体と30年付き合ってきたからこそ、どれも興味深い内容だった。

    金原ひとみさんの「パリの砂漠〜(略)」を読んだ時にも思ったのだけど、
    金原さんの文章だ

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    2025年07月26日
  • 蛇にピアス

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    ネタバレ



    金原ひとみさんの「情熱大陸」を観て気になり読んでみた。

    初めはこういう感じのよくある物語かと思ってたけど、ラストは好きな終わり方だった。
    絶望の先の希望という感じ。

    金原ひとみさんのイメージは「何でもいいよ! 小説書けたら送ってみて!」の人だったけど、10代でこの作品を書いたことはすごい。
    他の作品も読んでみたい。

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    2025年06月30日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    あまりにもな言語化の嵐で、共感とか理解はなくても、沈むように引きづり込まれた。身に覚えがない体験に相乗りした気分。

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    2025年06月26日
  • 蛇にピアス

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    映画はみたことがあったので、頭の中に井浦新と吉高由里子を思い浮かべながら読む。
    あっという間に読めてしまうページ数だけど、あとに残る余韻はなかなか。

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    2025年06月25日
  • ハジケテマザレ

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     まとめて全部ひっくるめていいじゃんそれでと肯定しつつも、決して甘やかしてくれない作品でした。
     みんなちょっとずつ、ん?って思うところあるけれど、それもひっくるめて関わっていたいなって思えているここの人たち、最高ですよね。マナルイさんたちには、だめな素を見せてもきっと見放されないってみんな思えている気がしました。その安心感ってすごいと思う。

    真野さんの、何かになりたいけど、行動に移すのは怖いし、何だかんだいつも今の場所が居心地が良くて動けない。というところに共感しました。
    何者にもならなくていいと思うところから始めなきゃですね。

    カレー食べたい。

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    2025年06月22日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    主人公レナレナの、子供らしい思春期突入中学一年から少し大人の入口見えてきた高校一年までが、鮮やかに描かれている。あれ?この感覚なんだか懐かしいかも、と思ったら、そう、太宰治の「女生徒」を思い出した(何十年前だろ)。
    思春期の女の子の頭の中を、言葉でブワーッと表現するのは、その現代語会話の言葉の面白さもあり、怒涛の異世界的感覚が押し寄せてきておもしろい。もちろん現代の「勇者ども」のほうが、疾走感があるし、ママや友達との会話も豊富に織り交ぜられ、より多層的だ。
    同じ年代に子を持つ親の目線としては、現代の複雑な世界を生きて受験が終わっても相変わらず勉強して部活もして、いろいろ悩んだり迷ったり笑ったり

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    2025年06月16日
  • 私の身体を生きる

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    様々な作家の性に対する(主に女性)事が書かれている。性といっても色々な主観や体験があって、知らない作家さんの事は調べて知りたくなり、好きな作家さんの事は今まで知らなかった部分を知り深く知れた様な気になった。

    生々しい描写や、親しい人であっても普段はあまり聞かない言わない性の事柄にビックリしたし、何だか安心?した。
    日本では性の話しはあまりオープンじゃないからこそ、この本で色んな人の性の事が知れて嬉しかった。次回作も出たらいいな。

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    2025年06月15日
  • 憂鬱たち

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           『憂鬱たち』


    七つの短編からなります

    「デリラ」「ミンク」「デンマ」「マンボ」
    「ピアス」「ゼイリ」「ジビカ」

    登場するのは三人
    「神田憂」
    「年上の男性 カイズさん」
    「若者 ウツイくん」     

    神田憂は、今日こそ精神科に行かなければと思いながら、さまざまな事態に阻まれてどうしてもたどり着けない。彼女の周りに出没する年上の男性カイズさんと若者ウツイくんはいったい何者なのか?エロティックな思考が暴走し、現実が歪みはじめる。グルーヴ感のある文体が冴えわたる官能的ブラックコメディ……ですって。


    うーーーーん
    読んでいても ? が多いし
    エッチな方向に行きがちなのだけ

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    2025年06月12日
  • 私の身体を生きる

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    性被害に遭ってる人の多さに驚いた。
    それ含め、53年共に過ごしてきた自分の体について書きたくなった。
    いい本に出会ったなー。

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    2025年06月08日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    おもしろかった!!

    ストロングゼロ、整形、不倫、、
    このままでいいわけないのに、どんどん深みにハマっていく。
    一人称の女性たちの疾走感がたまらない。

    暗く、辛い話と思いきや、
    テンポよく、どんどん読める。

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    2025年06月07日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    短編集。どの話も上手くいってない女性の心情の吐露が秀逸。アルコール依存、整形、不倫…あまり共感したくはなかったけど、何か歯車が狂うとこうなるし、秩序だてて生きていても、人の欲とか焦燥感はそう簡単に抑えられるものではないことが泥沼にはまっていく登場人物の様子から強く感じた。

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    2025年06月05日
  • ハジケテマザレ

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    軽薄とかアンソーシャルディスタンスとかの金原ひとみではなく、ミーツ・ザ・ワールドの方の金原ひとみだった

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    2025年06月04日
  • 私の身体を生きる

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    この本を読むとだいたいの女性はなんらかの性被害に合ってる、幼い頃から大人になるまでの期間で。
    男性も性被害にあうこともあると思うけど、女性の比ではないだろう。
    そういう危険にさらされながら生きるってどういことだろう。
    そういう話しばかりじゃないけど「私の身体を生きる」というテーマで書くとなったらそこは避けられないことなんだろう。
    特に西加奈子、柴崎友香、金原ひとみ、朝吹真理子、藤野可織、藤原麻里菜のは身につまされた。
    千早茜の「私は小さくない」は共感。(そこまで激しく大きく強くなりたいとは思わなかったけど)
    鈴木涼美の「汚してみたくて仕方なかった」はぶっとんでた。すごいアカデミックな環境だから

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    2025年06月03日
  • ハジケテマザレ

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    普通で普通の主人公真野
    イタリアンでバイト中、まわりのスタッフは素性が謎の実力者マナルイさん、可愛い芸大生メイちゃん、ヴィーガンのヤクモなど個性的
    真野が自分の普通さを自虐、諦めつつどこか認めてるのが好感が持てる
    イタリアンなのに、最後はカレーが食べたくなる笑

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    2025年06月03日
  • アッシュベイビー

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    金原ひとみが書く女主人公はすごい魅力があるなーと思う。お母さんに読ませたらお母さんは具合悪くなってもう二度と見ない!って言ってた。

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    2025年05月29日