金原ひとみのレビュー一覧

  • 軽薄(新潮文庫)

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    金原ひとみさんばかり読んでしまう。
    こんな作品も書けるんだ!
    これまでに読んだ2作品ほどグロくないし、すごく好き。

    歳をとるとそつなくこなせることが増えるから傲慢になるけれど、本当はできることは限られていて、その限られた中で何が1番大切か考えなくちゃいけない。と気づける人は自由になれるのかも。
    子供の頃できていたのだから、きっと私たちにもできる。
    結婚してようがしてまいが、30近い女は反省ばかりしてるんですね。

    自分のことが客観的に見えているくせに感情に流される人たちを見るのが気持ちよくて気持ち悪くて癖になる。
    最初に読んだのが憂鬱たち、だからはまったのかも。
    憂鬱を気怠げでかっこいい音楽

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    2025年11月09日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    著者の作品で主人公になりがちな厄介タイプがママとして脇役に収まり、明るく健康的な娘目線で描かれているのが斬新。
    冒頭でママと上手く会話出来ないと嘆いているが話が進むにつれ深く納得していく。そんなママとも仲良く過ごせる主人公のコミュニケーション能力は流石。

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    2025年11月07日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    〜1周目〜
    2024.04.29
    女の小説という感じ。
    女の人はどこかしらに、何かしらに依存していて、それが人なのか、モノなのかは人それぞれ。
    心の拠り所を失うときには他にも綻びが出て、生きていけなくなる。
    生きていくのが怖くもなる、身の回りの物語なのだという感覚になった。

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    2025年11月04日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    大好きな金原ひとみ様。読んでてずっと"楽しい"って感情になれて、最終章はなんか熱くなって感動すらした。 ママは今の私に似てるけど、レナレナは中高生の時の私に似てるから、あの2人はそっくりだと思うし、レナレナも大人になったらママみたいになると断言します!!笑
    学生の時の自分&友達思い出しながら共感して読めたり、ママの意見に唸ったり、楽しい作品すぎ!

    『腹をいっぱいにして、もう二度とお腹が空くことはないんじゃないかと思っても、お腹は空く。だとしたら、今は会いたくないと思ってる駿くんが、やっぱり話を聞こうと思ってくれることだってあるだろう。』

    『距離をとってくれた人とかもいて

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    2025年11月02日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    再読。
    不思議なことに、このたった一年半で刺さる文章が少し違っている。
    それでもこの本が私のお守りであることには変わらない。
    そして、新刊エッセイを早く読みたくてウズウズしている。

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    2025年10月11日
  • アッシュベイビー

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    案の定、レビューの評価がめちゃくちゃに割れていて、思わず笑ってしまった。

    それを書いてしまうのか、という驚きのある作品だった。テーマのキツさはあるが、文章が巧いので、読まされた。

    狂った小説を読みたいときにオススメ。

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    2025年09月30日
  • 憂鬱たち

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    元気の出る一冊。あふれる憂鬱と妄想をきびきび捌けていく言葉が痛快だし、気安いノリとちょっとした口の悪さもいい!
    そしてその奔放な自意識が、臨場感や連なりを保ったまま言語化され、論理でないところにテンポよく構築されていくさまにも惚れ惚れした。これがグルーヴ感というやつ??好き。

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    2025年09月28日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    始まりはみんな普通
    自分で自分を狭量に定義付けて、自ら剣山の仕込まれている穴に向かっていくような女性たち
    過激な行動と思想だけど、身に覚えがあるものばかり
    そうなりそうだったから子供を産んだのかもしれないなと思う自分に気付く
    最高でした

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    2025年09月26日
  • 腹を空かせた勇者ども

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     2023年刊。
     金原ひとみさんの割と新しい長編小説。これも素晴らしい傑作だ。
     主人公はレナレナこと玲奈、中学生。母親は堂々と不倫中で両親の離婚が間近い、が、レナレナは素晴らしく明るく、活発で、たくさん友だちを作っていく名人だ。アタマはあまり良くなさそうだが、バスケ部で頑張っている。エスカレーター式に高校まで行ける私立の女子中学校に通っている。
     この素敵な快活さは突き抜けており、ときに悩むことはあっても、ウジウジせずに前に進み続ける。こんなに屈託のない子がそばにいたら、友だちになりたくなったろう。
     レナレナが主に親友の二人の同級生と遊んでいる日常が中心で、そのにぎやかなパロールの奔流が

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    2025年09月25日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    ネタバレ



    『軽 薄』



    お久しぶりです♪ 金原ひとみ さん♡


    この作品を読む前は…

    タイトルが『軽薄』だもん
    誠実さなんて皆無で ただただ軽い
    ちょっぴり【ちゃらんぽらん】を添えた
    そんな 主人公のお話かと思っていたの



    裏表紙に書かれている「あらすじ」には


    18歳の頃、カナは元恋人に刺されるも一命を取り留めた。29歳の今、仕事も夫と幼い息子との家庭も充実しているが、空虚な傷跡は残ったままだ。その頃、米国から姉一家が帰国しカナは甥の弘斗と再会。19歳になった彼に激しい愛情を寄せられ、一線を超えてしまう。カナに妄執する弘

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    2025年09月23日
  • AMEBIC

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    勢いが良くて好き。アッシュベイビーを読んだときの暴走みたいな何かを思い出した。
    20年前の本なので、最近は大通りで流してるタクシーを拾わなくなったなと懐かしく感じる。

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    2025年09月22日
  • 私の身体を生きる

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    様々な『自分の』性との向き合い方について書かれている。メタ的な性との向き合い方でないのは、女性の作家たちだからだと思う。
    女性も誰かの性を搾取することもあるだろうが、しかし圧倒的に搾取される側であり、自分の生命と性とが紙一重に近い存在だと思い知る。
    アンソロジーの最初の島本理生さんの作品が個人的ににとても響いた。
    なぜ自分の性と向き合うだけで傷ついてしまうのか。男性も同じなのだろうか。傷ついたことを思い出さないで自分の性について語れる人間がいるならば、どんな人生なのか知りたいと思う。

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    2025年09月20日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    甥との恋ということで、恋愛には興味のない自分にとって響くものはあるのだろうかと心配でした。でも主人公の満たされない心にフォーカスされており、とても面白かったです。超おすすめです。

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    2025年09月18日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    この方の書く小説のような(ただしドラッグには溺れていない)エッセイ。おしゃれ生活語りかと思いきや、パリの魅力を読者に感じさせない視点が面白い。

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    2025年09月15日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    鬱っぽい性質を持ってるのがママだけで、ママとは価値観の違う娘が若々しく彼女なりの精いっぱいで明るく学生生活を謳歌してるのが気持ち良い

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    2025年09月15日
  • ハジケテマザレ

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    明るい作品 内容はポップでキャッチーなんだけど文体に金原節が炸裂していて軽すぎない

    ライトな内容と言葉が言葉を呼んでくる文字数多めの重めな文体のバランスが良好でした

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    2025年09月16日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    これまた西加奈子さんのポッドキャストを聴いて読んだ一冊。
    普通、とされる意見や行き方やしがらみや、自分に対する評価や肯定感なんていらないのかもな、と救われる一冊。衝動やどうしようもないところなんて、どうにもしなくていいと思える。
    まるごと自分を愛しましょう、がしたい人はすればいいし、しなくても世界はまわっていく。そんな風に思えた。日々の生活が綴られていて、それぞれの人の人生があって、だからといってこうしたらいい、とかこれが正解、という焦燥や焦りもなく、ただ生きていく。
    人生の歩んでいる道は違うけど、こういう文章になぜだかホッとする。
    しかし小説家がおすすめの小説を教えてくれるなんて、いい時代だ

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    2025年09月09日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    短編集ですらすら読めた!
    とにかく過激で鬱鬱鬱な色々なことを抱えている女の人たち!
    依存するってやっぱり恐ろしいなって思った。
    ストロングゼロもこうやって人ってアル中になっていくんだなってすごく感じた。
    共感できない部分も多かったけどどれもついつい読んじゃう話だった。

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    2025年08月31日
  • ハジケテマザレ

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    真野ちゃんの自分の内面に関する思考にドップリ浸かる描写が一々読んでるこっちの内面を抉る。
    p.169〜171までのブリュノのセリフにあるカレーを他の単語に置き換えたら、読者それぞれにフィットした答えが見えてきそう。僕は本でした。

    読み終わった後はおもろーー!!!!めちゃくちゃおもろかった!
    自分のことを、何者でもない普通だの無個性だの思っている人だったり、読書に興味あるけど活字苦手・・・って人に読んで欲しい!
    普通ってたまに抉られるけど、悪くないと思える!
    会話多いから読みやすい!

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    2025年08月25日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家、芸術家たちの生と性、身体をテーマにしたエッセイ集
    自分も漠然と感じてた「女性であること」への違和感、敵対心、恐怖、いろんな言い尽くせない気持ちをそれぞれの人が言語化してくれるよう
    現代日本で高らかに女性讃歌を謳うのは難しいことを痛感する
    それでも次代はと願いたい

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    2025年08月10日