金原ひとみのレビュー一覧

  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

    著者の作品で主人公になりがちな厄介タイプがママとして脇役に収まり、明るく健康的な娘目線で描かれているのが斬新。
    冒頭でママと上手く会話出来ないと嘆いているが話が進むにつれ深く納得していく。そんなママとも仲良く過ごせる主人公のコミュニケーション能力は流石。

    0
    2025年11月07日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

    Posted by ブクログ

    読んで確信。金原ひとみさんが好きだ。
    初っ端から『「母」というペルソナ』に撃ち抜かれる
    初期の繊細で孤独で自分を傷つけようとするエッセイも、出産子育てで惑い癒しを求めて創作するような感覚も、自分を取り戻しつつ昔の苦しみに再び対峙する現在も、金原さんの価値観が好きだ。
    同時代を生きる同世代の同性として、生き方は違っていても、あるがまま生きていくしかないっしょ!って居酒屋で友達と話していると錯覚する
    高らかに人間讃歌をするわけでもなく、そこにいるお互いとして色んなことを抱えながら生きるリアルが好き

    0
    2025年11月07日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    〜1周目〜
    2024.04.29
    女の小説という感じ。
    女の人はどこかしらに、何かしらに依存していて、それが人なのか、モノなのかは人それぞれ。
    心の拠り所を失うときには他にも綻びが出て、生きていけなくなる。
    生きていくのが怖くもなる、身の回りの物語なのだという感覚になった。

    0
    2025年11月04日
  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

    大好きな金原ひとみ様。読んでてずっと"楽しい"って感情になれて、最終章はなんか熱くなって感動すらした。 ママは今の私に似てるけど、レナレナは中高生の時の私に似てるから、あの2人はそっくりだと思うし、レナレナも大人になったらママみたいになると断言します!!笑
    学生の時の自分&友達思い出しながら共感して読めたり、ママの意見に唸ったり、楽しい作品すぎ!

    『腹をいっぱいにして、もう二度とお腹が空くことはないんじゃないかと思っても、お腹は空く。だとしたら、今は会いたくないと思ってる駿くんが、やっぱり話を聞こうと思ってくれることだってあるだろう。』

    『距離をとってくれた人とかもいて

    0
    2025年11月02日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

    Posted by ブクログ

    本当に好きなタイプの本。
    特に現代の母親にはものすごくささると思うし、あの時間をこんなにも言語化してくれて、本当に素晴らしいと思う。
    掌編小説もパラパラと好きなところから読み出せるし、この本はずっとずっと大切にしたい。
    欲をいえば、あとがき、みたいなものを期待してしまったけどないほうが、やっぱりいいのかなとも思う。

    0
    2025年10月16日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

    Posted by ブクログ

    名文のなかの名文「母」というペルソナで始まる構成がにくい!全人類に刺さるところがあり、当時妊娠中に朝日新聞掲載のこの文章を読めた私は、産後も事あるごとにこの文章を繰り返し読んでは救われてきたので、本という形に残ってくれて感謝の気持ちでいっぱい

    0
    2025年10月16日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

    Posted by ブクログ

    再読。
    不思議なことに、このたった一年半で刺さる文章が少し違っている。
    それでもこの本が私のお守りであることには変わらない。
    そして、新刊エッセイを早く読みたくてウズウズしている。

    0
    2025年10月11日
  • アッシュベイビー

    Posted by ブクログ

    案の定、レビューの評価がめちゃくちゃに割れていて、思わず笑ってしまった。

    それを書いてしまうのか、という驚きのある作品だった。テーマのキツさはあるが、文章が巧いので、読まされた。

    狂った小説を読みたいときにオススメ。

    0
    2025年09月30日
  • 憂鬱たち

    Posted by ブクログ

    元気の出る一冊。あふれる憂鬱と妄想をきびきび捌けていく言葉が痛快だし、気安いノリとちょっとした口の悪さもいい!
    そしてその奔放な自意識が、臨場感や連なりを保ったまま言語化され、論理でないところにテンポよく構築されていくさまにも惚れ惚れした。これがグルーヴ感というやつ??好き。

    0
    2025年09月28日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    始まりはみんな普通
    自分で自分を狭量に定義付けて、自ら剣山の仕込まれている穴に向かっていくような女性たち
    過激な行動と思想だけど、身に覚えがあるものばかり
    そうなりそうだったから子供を産んだのかもしれないなと思う自分に気付く
    最高でした

    0
    2025年09月26日
  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

     2023年刊。
     金原ひとみさんの割と新しい長編小説。これも素晴らしい傑作だ。
     主人公はレナレナこと玲奈、中学生。母親は堂々と不倫中で両親の離婚が間近い、が、レナレナは素晴らしく明るく、活発で、たくさん友だちを作っていく名人だ。アタマはあまり良くなさそうだが、バスケ部で頑張っている。エスカレーター式に高校まで行ける私立の女子中学校に通っている。
     この素敵な快活さは突き抜けており、ときに悩むことはあっても、ウジウジせずに前に進み続ける。こんなに屈託のない子がそばにいたら、友だちになりたくなったろう。
     レナレナが主に親友の二人の同級生と遊んでいる日常が中心で、そのにぎやかなパロールの奔流が

    0
    2025年09月25日
  • 軽薄(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ



    『軽 薄』



    お久しぶりです♪ 金原ひとみ さん♡


    この作品を読む前は…

    タイトルが『軽薄』だもん
    誠実さなんて皆無で ただただ軽い
    ちょっぴり【ちゃらんぽらん】を添えた
    そんな 主人公のお話かと思っていたの



    裏表紙に書かれている「あらすじ」には


    18歳の頃、カナは元恋人に刺されるも一命を取り留めた。29歳の今、仕事も夫と幼い息子との家庭も充実しているが、空虚な傷跡は残ったままだ。その頃、米国から姉一家が帰国しカナは甥の弘斗と再会。19歳になった彼に激しい愛情を寄せられ、一線を超えてしまう。カナに妄執する弘

    0
    2025年09月23日
  • AMEBIC

    Posted by ブクログ

    勢いが良くて好き。アッシュベイビーを読んだときの暴走みたいな何かを思い出した。
    20年前の本なので、最近は大通りで流してるタクシーを拾わなくなったなと懐かしく感じる。

    0
    2025年09月22日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    様々な『自分の』性との向き合い方について書かれている。メタ的な性との向き合い方でないのは、女性の作家たちだからだと思う。
    女性も誰かの性を搾取することもあるだろうが、しかし圧倒的に搾取される側であり、自分の生命と性とが紙一重に近い存在だと思い知る。
    アンソロジーの最初の島本理生さんの作品が個人的ににとても響いた。
    なぜ自分の性と向き合うだけで傷ついてしまうのか。男性も同じなのだろうか。傷ついたことを思い出さないで自分の性について語れる人間がいるならば、どんな人生なのか知りたいと思う。

    0
    2025年09月20日
  • 軽薄(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    甥との恋ということで、恋愛には興味のない自分にとって響くものはあるのだろうかと心配でした。でも主人公の満たされない心にフォーカスされており、とても面白かったです。超おすすめです。

    0
    2025年09月18日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

    Posted by ブクログ

    この方の書く小説のような(ただしドラッグには溺れていない)エッセイ。おしゃれ生活語りかと思いきや、パリの魅力を読者に感じさせない視点が面白い。

    0
    2025年09月15日
  • 腹を空かせた勇者ども

    Posted by ブクログ

    鬱っぽい性質を持ってるのがママだけで、ママとは価値観の違う娘が若々しく彼女なりの精いっぱいで明るく学生生活を謳歌してるのが気持ち良い

    0
    2025年09月15日
  • ハジケテマザレ

    Posted by ブクログ

    明るい作品 内容はポップでキャッチーなんだけど文体に金原節が炸裂していて軽すぎない

    ライトな内容と言葉が言葉を呼んでくる文字数多めの重めな文体のバランスが良好でした

    0
    2025年09月16日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

    Posted by ブクログ

    これまた西加奈子さんのポッドキャストを聴いて読んだ一冊。
    普通、とされる意見や行き方やしがらみや、自分に対する評価や肯定感なんていらないのかもな、と救われる一冊。衝動やどうしようもないところなんて、どうにもしなくていいと思える。
    まるごと自分を愛しましょう、がしたい人はすればいいし、しなくても世界はまわっていく。そんな風に思えた。日々の生活が綴られていて、それぞれの人の人生があって、だからといってこうしたらいい、とかこれが正解、という焦燥や焦りもなく、ただ生きていく。
    人生の歩んでいる道は違うけど、こういう文章になぜだかホッとする。
    しかし小説家がおすすめの小説を教えてくれるなんて、いい時代だ

    0
    2025年09月09日
  • デクリネゾン

    Posted by ブクログ

    期待以上に面白かった!!
    改行少なめで紙いっぱいに文字が並んでるのが、主人公の“ものをたくさん考えてる”のを表しているような気がしてさらに良い。
    わたしも会話に加わりたいくらい、うわ!わかる!っていう考え方が出てきて読み終わるのがもったいない気すらした。

    0
    2025年09月06日