金原ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
金原ひとみさんばかり読んでしまう。
こんな作品も書けるんだ!
これまでに読んだ2作品ほどグロくないし、すごく好き。
歳をとるとそつなくこなせることが増えるから傲慢になるけれど、本当はできることは限られていて、その限られた中で何が1番大切か考えなくちゃいけない。と気づける人は自由になれるのかも。
子供の頃できていたのだから、きっと私たちにもできる。
結婚してようがしてまいが、30近い女は反省ばかりしてるんですね。
自分のことが客観的に見えているくせに感情に流される人たちを見るのが気持ちよくて気持ち悪くて癖になる。
最初に読んだのが憂鬱たち、だからはまったのかも。
憂鬱を気怠げでかっこいい音楽 -
Posted by ブクログ
大好きな金原ひとみ様。読んでてずっと"楽しい"って感情になれて、最終章はなんか熱くなって感動すらした。 ママは今の私に似てるけど、レナレナは中高生の時の私に似てるから、あの2人はそっくりだと思うし、レナレナも大人になったらママみたいになると断言します!!笑
学生の時の自分&友達思い出しながら共感して読めたり、ママの意見に唸ったり、楽しい作品すぎ!
『腹をいっぱいにして、もう二度とお腹が空くことはないんじゃないかと思っても、お腹は空く。だとしたら、今は会いたくないと思ってる駿くんが、やっぱり話を聞こうと思ってくれることだってあるだろう。』
『距離をとってくれた人とかもいて -
Posted by ブクログ
2023年刊。
金原ひとみさんの割と新しい長編小説。これも素晴らしい傑作だ。
主人公はレナレナこと玲奈、中学生。母親は堂々と不倫中で両親の離婚が間近い、が、レナレナは素晴らしく明るく、活発で、たくさん友だちを作っていく名人だ。アタマはあまり良くなさそうだが、バスケ部で頑張っている。エスカレーター式に高校まで行ける私立の女子中学校に通っている。
この素敵な快活さは突き抜けており、ときに悩むことはあっても、ウジウジせずに前に進み続ける。こんなに屈託のない子がそばにいたら、友だちになりたくなったろう。
レナレナが主に親友の二人の同級生と遊んでいる日常が中心で、そのにぎやかなパロールの奔流が -
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Posted by ブクログ
これまた西加奈子さんのポッドキャストを聴いて読んだ一冊。
普通、とされる意見や行き方やしがらみや、自分に対する評価や肯定感なんていらないのかもな、と救われる一冊。衝動やどうしようもないところなんて、どうにもしなくていいと思える。
まるごと自分を愛しましょう、がしたい人はすればいいし、しなくても世界はまわっていく。そんな風に思えた。日々の生活が綴られていて、それぞれの人の人生があって、だからといってこうしたらいい、とかこれが正解、という焦燥や焦りもなく、ただ生きていく。
人生の歩んでいる道は違うけど、こういう文章になぜだかホッとする。
しかし小説家がおすすめの小説を教えてくれるなんて、いい時代だ -