金原ひとみのレビュー一覧

  • 憂鬱たち

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    元気の出る一冊。あふれる憂鬱と妄想をきびきび捌けていく言葉が痛快だし、気安いノリとちょっとした口の悪さもいい!
    そしてその奔放な自意識が、臨場感や連なりを保ったまま言語化され、論理でないところにテンポよく構築されていくさまにも惚れ惚れした。これがグルーヴ感というやつ??好き。

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    2025年09月28日
  • 腹を空かせた勇者ども

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     2023年刊。
     金原ひとみさんの割と新しい長編小説。これも素晴らしい傑作だ。
     主人公はレナレナこと玲奈、中学生。母親は堂々と不倫中で両親の離婚が間近い、が、レナレナは素晴らしく明るく、活発で、たくさん友だちを作っていく名人だ。アタマはあまり良くなさそうだが、バスケ部で頑張っている。エスカレーター式に高校まで行ける私立の女子中学校に通っている。
     この素敵な快活さは突き抜けており、ときに悩むことはあっても、ウジウジせずに前に進み続ける。こんなに屈託のない子がそばにいたら、友だちになりたくなったろう。
     レナレナが主に親友の二人の同級生と遊んでいる日常が中心で、そのにぎやかなパロールの奔流が

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    2025年09月25日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    ネタバレ



    『軽 薄』



    お久しぶりです♪ 金原ひとみ さん♡


    この作品を読む前は…

    タイトルが『軽薄』だもん
    誠実さなんて皆無で ただただ軽い
    ちょっぴり【ちゃらんぽらん】を添えた
    そんな 主人公のお話かと思っていたの



    裏表紙に書かれている「あらすじ」には


    18歳の頃、カナは元恋人に刺されるも一命を取り留めた。29歳の今、仕事も夫と幼い息子との家庭も充実しているが、空虚な傷跡は残ったままだ。その頃、米国から姉一家が帰国しカナは甥の弘斗と再会。19歳になった彼に激しい愛情を寄せられ、一線を超えてしまう。カナに妄執する弘

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    2025年09月23日
  • AMEBIC

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    勢いが良くて好き。アッシュベイビーを読んだときの暴走みたいな何かを思い出した。
    20年前の本なので、最近は大通りで流してるタクシーを拾わなくなったなと懐かしく感じる。

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    2025年09月22日
  • 私の身体を生きる

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    様々な『自分の』性との向き合い方について書かれている。メタ的な性との向き合い方でないのは、女性の作家たちだからだと思う。
    女性も誰かの性を搾取することもあるだろうが、しかし圧倒的に搾取される側であり、自分の生命と性とが紙一重に近い存在だと思い知る。
    アンソロジーの最初の島本理生さんの作品が個人的ににとても響いた。
    なぜ自分の性と向き合うだけで傷ついてしまうのか。男性も同じなのだろうか。傷ついたことを思い出さないで自分の性について語れる人間がいるならば、どんな人生なのか知りたいと思う。

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    2025年09月20日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    甥との恋ということで、恋愛には興味のない自分にとって響くものはあるのだろうかと心配でした。でも主人公の満たされない心にフォーカスされており、とても面白かったです。超おすすめです。

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    2025年09月18日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    この方の書く小説のような(ただしドラッグには溺れていない)エッセイ。おしゃれ生活語りかと思いきや、パリの魅力を読者に感じさせない視点が面白い。

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    2025年09月15日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    鬱っぽい性質を持ってるのがママだけで、ママとは価値観の違う娘が若々しく彼女なりの精いっぱいで明るく学生生活を謳歌してるのが気持ち良い

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    2025年09月15日
  • ハジケテマザレ

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    明るい作品 内容はポップでキャッチーなんだけど文体に金原節が炸裂していて軽すぎない

    ライトな内容と言葉が言葉を呼んでくる文字数多めの重めな文体のバランスが良好でした

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    2025年09月16日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    これまた西加奈子さんのポッドキャストを聴いて読んだ一冊。
    普通、とされる意見や行き方やしがらみや、自分に対する評価や肯定感なんていらないのかもな、と救われる一冊。衝動やどうしようもないところなんて、どうにもしなくていいと思える。
    まるごと自分を愛しましょう、がしたい人はすればいいし、しなくても世界はまわっていく。そんな風に思えた。日々の生活が綴られていて、それぞれの人の人生があって、だからといってこうしたらいい、とかこれが正解、という焦燥や焦りもなく、ただ生きていく。
    人生の歩んでいる道は違うけど、こういう文章になぜだかホッとする。
    しかし小説家がおすすめの小説を教えてくれるなんて、いい時代だ

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    2025年09月09日
  • ハジケテマザレ

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    真野ちゃんの自分の内面に関する思考にドップリ浸かる描写が一々読んでるこっちの内面を抉る。
    p.169〜171までのブリュノのセリフにあるカレーを他の単語に置き換えたら、読者それぞれにフィットした答えが見えてきそう。僕は本でした。

    読み終わった後はおもろーー!!!!めちゃくちゃおもろかった!
    自分のことを、何者でもない普通だの無個性だの思っている人だったり、読書に興味あるけど活字苦手・・・って人に読んで欲しい!
    普通ってたまに抉られるけど、悪くないと思える!
    会話多いから読みやすい!

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    2025年08月25日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家、芸術家たちの生と性、身体をテーマにしたエッセイ集
    自分も漠然と感じてた「女性であること」への違和感、敵対心、恐怖、いろんな言い尽くせない気持ちをそれぞれの人が言語化してくれるよう
    現代日本で高らかに女性讃歌を謳うのは難しいことを痛感する
    それでも次代はと願いたい

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    2025年08月10日
  • 持たざる者

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          『持たざる者』



    金原ひとみさんの作品♡



    今回のお話の設定は 
    震災から およそ 三年後 という設定
    四人の男女の連作短編なのだけれど…


    妻子と離別した
    グラフィックデザイナーの 修人

    修人のかつての愛人で現在は
    シンガポールで家庭を営む 千鶴

    千鶴の妹で自由奔放に暮らす
    シングルマザーの エリナ

    エリナとイギリスで出会い、駐在員の夫の
    帰国が決まった 朱里



    この四人のお話
    震災、死別、家庭環境の変化だったり
    それぞれの立場や環境が全然 違って
    なかなか興味深く読めました


    どの お話も ほんっとに よくわかる


    金原さんの表現や言葉が

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    2025年08月07日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    とても好きです。
    休日を使って一気に一日で読み終わりました!
    この本をきっかけに新しい視点が増えました。親ならばこうあるべきと思っていた価値観が、親も人なのだと改めて実感させられました。
    とても良い学びにもなる小説でした。

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    2025年08月03日
  • アッシュベイビー

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    この小説から金原ひとみさんにのめり込みました。
    この日常的に感じる感覚の表現や思考回路等全て好きです。
    人間らしさがよく出てるんじゃないでしょうか?
    好きな作家さんの1人です。

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    2025年08月03日
  • ハジケテマザレ

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     2023年刊。
     レストランで働く若いバイト仲間たちを描いた連作小説。
     今時の若者たちの生き生きとした語法がてんこ盛りで、ウィットが効いていてとても面白かった。これこそ<いまの>言葉の芸術、という感じがする。自分の知る限り金原ひとみさんの小説はいつもそうだというわけではないので、本作がその点において抜群にヴィヴィッドなのだ。
     微妙なニュアンス、人それぞれの感受性をキラキラと描き出しながら、言語遊戯のたまらない愉しさを存分に味わわせてくれる傑作。

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    2025年07月27日
  • マザーズ(新潮文庫)

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           『マザーズ』
     

        ドゥマゴ文学賞 受賞



    今作の 金原ひとみさん ♡
    余韻がすごいです


    今作は考えさせられたなぁ
    不思議なの
    共感はまったくしてなかったの
    ……でもね
    この作品 好きだなぁ って思う



    同じ保育園に 子どもを預けている
    三人の母親の物語
    作家のユカ、モデルの五月
    専業主婦の涼子 



    それぞれ三人の視点で 物語はすすみます
    ドラッグ、不倫、虐待、流産…って、
    読んでいて どれも共感しがたいのに
    本当に不思議
    共感してないんだけど…受け入れちゃってる
    あるかもなぁ……って想像しているの



    赤ちゃんが産まれて育つということは、

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    2025年07月10日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    楽しかったー!!おもしろかったー!!
    最後はなんか気付いたら泣いてた。「行けー!!走れーー!!」と思いながら泣いてた。

    正直めちゃくちゃ暗い出来事がたくさん起こるのに、主人公であるレナレナがそれをもがきながらも乗り越えていくので落ちていくような感覚はなくて。
    でもグサグサ刺さるような言葉はたくさんあった!

    辛辣でありながら面白おかしく家族をディスるヨリヨリに対して感心しつつも
    「何となく、テレビに出ているような芸人とかお笑いを思い出す。内輪ウケの話で馬鹿話をして、最後にはみんな笑って終わり。多分あれを面白いと思うのは日本人だけで、内輪の安全な範囲でハメを外して皆で笑ってるようにしか見えなく

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    2025年06月23日
  • アッシュベイビー

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    私はどうしようもないバカですが、久しぶりに本が読みたくなって手に取ったのがこの本でした。
    読もうと思ったキッカケは、お笑い芸人のバービーさんのラジオ、お心理研究所のゲストで金原ひとみさんが出演されていて「アッシュベイビー」がやばいみたいな事を言っていたから興味を持ちました。あのバービーさんがやばいんならきっと面白いはずと迷いなく購入しました。
    一般的な下ネタも大丈夫だし、大概のゲスい事も笑える方だけど、小説の内容は結構グロかった。
    痛いのは勘弁だけど、女性の繊細な描写とクレイジーな表現が惹き込まれる。
    自分にはファンタジーな世界として捉えて、とても面白かった。

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    2025年06月11日
  • AMEBIC

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    今まで読んだ本の中で1番好き。文学のテストで論じた部分をそのままここの感想に書きたいけど答案が帰ってきてないので無理ぽ。。。。4人のゾアの話がすごい興味深くて色々調べました。

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    2025年05月29日