金原ひとみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私はどうしようもないバカですが、久しぶりに本が読みたくなって手に取ったのがこの本でした。
読もうと思ったキッカケは、お笑い芸人のバービーさんのラジオ、お心理研究所のゲストで金原ひとみさんが出演されていて「アッシュベイビー」がやばいみたいな事を言っていたから興味を持ちました。あのバービーさんがやばいんならきっと面白いはずと迷いなく購入しました。
一般的な下ネタも大丈夫だし、大概のゲスい事も笑える方だけど、小説の内容は結構グロかった。
痛いのは勘弁だけど、女性の繊細な描写とクレイジーな表現が惹き込まれる。
自分にはファンタジーな世界として捉えて、とても面白かった。
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Posted by ブクログ
『オートフィクション』
金原ひとみさん の作品
うーーーん 堪らん✨
おもしろかったぁ♡
それに…
解説は「山田詠美」さん ♡
一粒で二度美味しい✨ でしょ
「あらすじ」はというと…
山田詠美さんの解説から抜粋(パクって)して
書いてみますね (=^▽^)σ
若き女性作家である
主人公の 高原リン は、一人の男性編集者に、長編の原稿を依頼されます。
そのスタイルは、オートフィクション。
それは何ですか、と尋ねる彼女に、編集者は、こう答えます。
〈一言で言えば、自伝的創作ですね。
つまり、これは著者の自伝なんじゃないか、
と読者に思わせるような小説です。〉……
…と、いう感じの入りです。
四つの過去の季節で構成されています。
22nd winter
18th summer
16th summer
15th winter
主人公リンの止められた季節を、新しいものから見せられる形になります。
二十二番目の冬に作家となっている主人公に、著者の金原さんの姿を重ねることは容易です。何故、この作品が自伝ではなく、自伝的という企みをものにし得たのか。
……という感じに謎は深まっていくのですが
(……と、エイミーは言ってます)
あくまでも、高原リン の自伝的創作にすぎない小説なのだけど。
こんがらがっちゃうの ٩( ᐛ )و
ひとりの作家の作品世界の中に、酷似したもうひとりの作家の作品世界があるのです。
山田詠美さんの言葉で感動したのが……
小説とは、根も葉もある嘘八百、と言ったのは、
文豪、佐藤春夫でした。「オートフィクション」という題名から、真っ先に私が連想したのが彼のその言葉なのでした。若さ故の向こう見ずな大胆さを取り上げられがちな金原さんの作品ですが、私は、デビュー作からずっと、その内に宿る日本文学の正統を感じています。
この言葉です。
金原ひとみさん♡ すごいんだもの✨
金原ひとみさん 初期の作品4冊
読んだところです♪
どんどん面白くなっていってる気がする。
余韻があとを引くように
金原さん以外にも気になる作品があるのにィ…
読みたい本があるのにィ…
金原さんから抜けられなーーい✨
嬉しいーーーッ♡
なんてね♪
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購入済み
読んだことないタイプ。文に区切りがなくて、目の前で2人の会話を聞いているような感じ。
主人公が怒涛の勢いで新しい世界に引き込まれるのが新鮮で面白かった。
あんなに正反対の人とそんなうまくカッチリハマることが気持ちよかった。
平木ちゃんのように、どんな価値観も考え方もたとえそれが自分のとは違うものであっても「ふむふむそうなんだねぇ、へぇ」と上手に流せるスキルは身につけたい。
ちょっと生きづらさを感じやすい現代人にぜひ読んでほしい1冊!!! -
Posted by ブクログ
秀逸!
前半は確かに「何これ…」と思う方もいるかもしれませんが、むしろそれも意図されているのかもしれない。なので嫌になって読むのをやめちゃうのは勿体無いです。
多義的で悲しく辛い感情がすごく巧妙に表現されている15th winterは本当に秀逸です。
また、時間を遡っていくことで、最初に抱いた印象と、その過去が最後に一気に繋がる感覚は何とも言えず強烈です。
色んな女性の過去と強さ、自分で道を切り拓く力を軽視しないでほしい、というメッセージもこもっているように思いました。たとえその形が正しくなくても、愚かでも、それは彷徨いながらしっかり立っている証なのだと知ってほしい。私自身の視点も変わったし、多くの人にその視点を持ってもらえれば、少しは世の中も良くなるのでは、と思った。 -
Posted by ブクログ
金原ひとみ3冊目。この本を読んで、私は金原さんと友達になりたい、仲良くなれそうと思った。(おこがましい)
結婚とは?愛するとは?をすごく考えさせられる小説。運命の人と結婚して幸せになりました!みたいな点と点を1本で繋げたクリアな話とは真逆。いろんな感情と思考が複雑に絡み合いそれをそのまま模写するような、写実的な捉え方でこの命題を考えている気がする。
周りの人間をよく観察し、よく分析している。その解像度がめちゃくちゃ高い。私が他人や自分に対して抱いてる感想をドンピシャで的確に表現してくれる感じが読んでいて爽快だ。超気持ちいい。
自分自身や親しい友人のことであっても、どこか感情が乖離しているような、遠くから眺めて箱で捉えているような。私は友人のこの面が好きだけど、この面は好きじゃない。恋人のこの面だけを愛して欲していて、でもその満たされない部分を浮気相手で満たしたい、みたいな。行動だけを見ると感情的にも見えるが、そこに行き着くまでの過程は理性的と思える。この小説からみえる一貫したその姿勢が、私と私の周りの人間との関わり方に似ている気がして嬉しくなった。 -
Posted by ブクログ
私は既婚して子どももいるけど、やっぱり結婚は希望ではないなと再認識した。
元から浮気性、浮気性って言葉もあまり好きではないけど、その人だけというのが難しいひとも普通にいる。私もそうだし。
第一誰かに希望を与えよう与えてもらおうだなんて驕りも過ぎてる。でも皆んな一生懸命生きてる。自分一人で生きるには退屈すぎるから結婚したりする。私は危害を与えてくる人と同じ空間にいるということが本当に理解出来ないから真奈美のことはずっと分からなかった。英美は救いがなくて可哀想だった。怒りっていちばんエネルギー消費する感情だと思うから余計辛かった。
…とここまで書いて、文系ステーションの金原ひとみのインタビュー記事を読んだら、また物語の印象が変わった。平穏になりたいようななりたくないような。
決してスッキリしないし、明日から頑張ろうという気持ちになるわけじゃないけど、これでいいんだと受け止めてくれる優しさはあると思う。
荒木はいいやつでいてほしかったから、それが残念。 -
Posted by ブクログ
七年ぶりの再読だったのだけど、以前読んだときとは自分がずいぶん違う感想を持っていることに気づいた。
それは良いことなのか悪いことなのか、奇しくも本書で書かれている通り、当時の自分と今の自分が別の人間で、人間の連続性というものを確証を持って疑わざるを得ない、とあきらめにも似た気持ちで肯定できた。
お人形のように可愛くて、おさるさんのように奔放な妹の杏は、何も考えずに今だけを刹那的に生きているように見えて、実は過去や記憶という雲の中でもがいている。
彼女は16歳で、これからきっともっと色んなことが雲の上から眺めることができるようになるだろう。
理有は、あれほど希求し理解したいと努めた相手、しかしそれを徹底的に拒絶されてきた母親の呪縛から、今ようやく解放されつつある。光也とのあいだに、穏やかでフェアな関係をこれからゆっくり築いていけるといい。
前回読み終えたときは、けっこう自分事のように捉えてしまって絶望的な気持ちになったのに、今回すごく晴れ晴れとした気持ちで姉妹の未来に希望が見えた気がする。
文庫の解説を書いているのが綿矢りさであったことには驚いた。
そして、「雲に預ける言葉」という題を目にした瞬間にすべてが腑に落ちたような、胸に渦巻く混沌を一言ですべてを言い表されたような不思議な気持ち。 -
Posted by ブクログ
とても良かったなあ。ミーツ・ザ・ワールド辺りから作風が変わって、腹を空かせた勇者どもとかに似てる感じ。
ハッピーでポジティブで、スピード感があって、読後、ぽーんと放り出されてしまうような。
イタリアンレストランのフェスティヴィタ池尻大橋店で働くフリーターと社員がわちゃわちゃやって、店で飲んだくれつつたまに、覆面を被ってタクシーに乗り込んで酷い別れ方をした彼氏のところに襲撃に行ったり、先輩がDJしてるクラブに行って踊ったりする日常が描かれる。
なんか、こういう職場って楽しそうだし、仲良かった職場の友人とかも思い出した。朝まで飲み明かして眠い目を擦りながら仕事に行ったり、休日に集まってどっかに行ったり、そういうことを思い出した。
なんか、こう、本当に、読んでて楽しいっていうかワクワクして良き。 -
Posted by ブクログ
子どもを産んでみて、そのかわいさ、愛しさに胸が潰れそうになり、もしこの子を失ったらもう生きていけないと思わされ、
その一方で、自分の時間のなさ、思い通りにスケジュールを組めないことにもどかしさを感じていた。
そんなときに手に取り、3人の主人公の境遇とわたしの境遇は一致しないけれど、それでも、よくぞこの気持ちを言語化してくれた!と思う描写の連続だった。
特にこの三つ。
・戦士はローションプレイをしない。
・とにかく密室育児をやってみて思うのは、育児には必ず誰かの助けが必要だという事だ。
・私は半ば、自分を諦めるように祈った。何でも差し出すだろう。私は何でも差し出すだろう。愛しい物ものに、全てを捧げるだろう。
子供を産んで、無垢という言葉の意味を、実感を伴って理解したし、
自分よりも何よりも大切な存在で、もしいなくなったら生きていけないだろうと思わされる存在を知ったし、
笑ってくれるだけで、見つめてくれるだけで溶けてしまいそうになるほどうれしくて、私の生活をガラッと変えてしまう存在を知った。
その一変ぶりは凄まじくて、正直暴力的に変えられた、という表現がしっくり来る。
夫婦の関係だって、生まれる寸前まではお互いが一番大切だったけれど、夫婦2人よりも重んじられるべき存在が登場してしまった、と産んでから気がついた。
お互いが一番大切だったのに、もう当然ながら自分は相手の一番ではない(同率一位ではあるかもしれない)と相手が思っているであろうこと、自分もそう思っていることに気がついた。
そして夫のことが好きだから子どもを作ろうとし、実際に妊娠して出産したのに、その子どもの存在によってお互いの価値観の違いを見つけたり、相手を許せないと思うような出来事が起きるようになってしまった。
(たとえば育児において、何をよしとするか、どのくらいの危険性であればよしとするか。わたしは0.01%でも危ないことが起きる可能性があるなら排除したいと思うけど、夫はそんなこと言い出したらキリがないと思っていて、わたしは夫のその開き直りが許せなかった。)
それでもこの子に会えて本当によかったと感じる。どんな疲れやイライラも、この子の笑顔だけで癒されてしまう。
夫婦2人でこの子の成長を見守ることで、2人の関係がたしかに深まっていくのを感じる。
陳腐な表現だし、いままでは「まあ子どもがいる人はみんなそう言うよね」と思っていたけど、いざ子どもが産まれたらもうそうとしか表現できない。