金原ひとみのレビュー一覧

  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    多層視点とそれぞれの人物の思想、時代感、ライフスタイルのぶつかり合いが竜巻の様にぐるぐるぶつかり合う話。

    大元の「あれは何だったのか?」からの怒りの矛先がどんどん広がって善を無闇に振り回す恐ろしさと時代の流れで不用意な発言、行動はワンパンアウト退場なご時世感もすごくリアル。
    金原さんの切れ味極まってます。

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    2026年05月05日
  • 私の身体を生きる

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    凄かった。エッセイというものをほぼ読んだことがなかった私にとって強烈な読書体験だった。
    ほんタメというYouTubeチャンネルで紹介されており興味を持って読んでみた。これは、映像化はきっと難しい、本という媒体のみを通して伝えられる感覚だと思った。
    共感できる部分も多く、一方で共感できなかったあの子の振る舞いはこんな感覚にルーツがあったのではと思い至るところもあって、強烈に胸に響いた。私の感じたもやもやを言語化してもらったようで嬉しさもあった。自身も女性性を元とした経験はポジティブ面、ネガティブ面ともにあり、同じような経験をした作家がそれをどう捉えるかを聞けたことが嬉しかった。
    性に関する体験を

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    2026年05月04日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    映画に感銘を受けて原作を読んだ。他者をとおして自分を知る、という過程がすごく丁寧に描かれている。苦しくて逃げたくなるけど、自分は自分でしか生きられないという諦めというか、かすかな希望にも通じてて、ほんとに読めて良かった。

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    2026年05月02日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    圧倒的な言葉量。パンチラインの連続。
    一方的に浴びせられたような感覚で、どう感想を残すかがまとまらない。半分くらい読んだ時点でラストがどうなるかとか関係なく手元に置きたいと思った本でした。てか、ラストがどうなったかが気になって読み進めたというよりは、それぞれの登場人物のドキュメンタリーを観ているようで、とくに折り返し以降はそれぞれの歪みが強調されていて、止まらずにはいられなかった。人間臭いエピソードって読み手の心が温まることがほとんどだけど、この本の人たちに関しては、その人間臭さのせいで目を背けたい気持ちになった。ほぼ誰のことも嫌いだった。

    告発の勇気は理解しつつも、嫌だと思いながらも逃げる

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    2026年05月01日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    読むのに4ヶ月かかった これを1人で書いてるのか、こんな老若男女違うタイプの複数の人間の奥の奥の方まで表現できるって金原様ほんとになにもの! 全員なんか好きだったな 

    「二十年、三十年、恋愛で幸せになったり不幸になったりするが決して不安は消えない。もちろん生きてて良かったと思うこともある。あの時死ななくて良かったと思うこともある。でもお前の人生はどこを切っても金太郎飴のようなものだ。金太郎の顔がぐにやっとしていたり、精悍だったり、潰れていたりして」

    「結局人間なんて一人がデフォなんだよ。人生の中の限られた一時を、人と深く付き合ったり、一緒に生活するだけ」

    「意味あんのかなって、別になくね

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    2026年04月26日
  • ナチュラルボーンチキン

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    主人公にめっちゃ共感した。
    平穏を求めて生きてる。眼科がちょうどいいイベント(笑)
    それを包み込んでくれる人に出会える。
    一歩踏み出すのに勇気がいるけど、それでいろんな出会いがあり、世界が広がるかもしれない。

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    2026年04月26日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    性加害などの現代問題を複数人物視点で描く、お話(?)。

    どの登場人物も自分のようであり自分のようではない。
    感情移入できるところもあれば、まったく共感できないところもある。

    現代にある様々な問題を、今という時代を、今切り取ったかのようなすさまじい作品だった。

    時代の変化、正義とはなにか、正しさとは何か、様々な考え方があって、様々な思いがある。
    それぞれの境遇でそれぞれのスタンスがあり、他人があれこれいうのはどうなのか。

    お話の展開も衝撃的なものだった。

    金原ひとみさん作品、あまり読んでこなかったけども性描写がよく出てくるのかな。
    逆69はいいよな。

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    2026年04月26日
  • デクリネゾン

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    「共感できない」ことと「作品が面白くない」ことを
    同源であるというスタンスで感想にする人は
    ままあるタイプだと認識しているのだけれど、
    そういった人を置き去りにすることに
    一切の躊躇がない本だと思った。

    作中でも(さらりとはあるけれど)語られている、
    子どもが、今、食べたくないというだけの物を
    「嫌い」「おいしくない」と表現するような。

    好きじゃないなら「好きじゃない」と言えばいい。
    迂遠さは美徳ではない。

    そんなメッセージを感じたので直截な言葉で感想を。
    人生は最低で最高だ。

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    2026年04月22日
  • ナチュラルボーンチキン

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    あーーーすごく救われた!
    ただの恋愛本じゃない、アラフォー版「君たちはどう生きるか」(らしい)

    ルーティンを愛し心に波風立たせたくない重たい過去を背負って生きていく人生に希望をもたらすキーパーソンたちが現れてハッピーエンド最高!
    平木さんみたいな天真爛漫で無邪気な友達に、まさかさんみたいな過去も今も未来も全てを受け入れてくれるパートナーに出会えて救われただろうな。
    押し付けがましくなくて丁寧な言葉選びを自然とかましてくるまさかさん、こんな人、、周りになかなかいないぜ、、?

    不妊治療に悩む様を魚グリルに残された魚の炭に例えるのとかさ、、、秀逸。
    金原ひとみさんの言葉選びが脱帽の嵐でした〜

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    2026年04月22日
  • ナチュラルボーンチキン

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    上手い、うますぎる。泣けた。

    なんで金原ひとみ先生の本ってこんなに救われるんだろう。
    ラストの過去と行き来する構成がうますぎて唸った。
    とりあえず周りの誰か一人には購入してもらえるほどおすすめして来ます。

    最近忙しすぎてメモ取るだけで感想を投稿できてなかったけれど、これはせずにはいられない。

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    2026年04月19日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    生死に対する価値観が、こんなにも共感できるのは初めてだった。生きると死ぬの境界線。他人を自分の人生の中にいれることは難しい。それでも大切に思えることは幸せなんだな。

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    2026年04月19日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    それぞれの登場人物が
    畳みかけるように話していくが
    頭にスッと内容が入ってきて
    あっという間に読み終えた。

    常々「普通」って何だろう?って思うが
    この作品を読んで
    そんなのにとらわれる必要もないなと感じた。

    登場人物がみんな魅力的で
    主人公以外の目線からの話も読んでみたい。

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    2026年04月19日
  • ミーツ・ザ・ワールド

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    私にはライさんがすごく魅力的に感じた。
    浮世離れしている感じというか、
    何にも執着しないかんじ、優しいんだか
    優しくないんだかよく分かんないけど。
    そんなライさんが好きになった鵠沼さん、
    何が好きだったのかいまいち分かんなかったけど。
    ユキのさらっと語る人生もとんでもなくやばいし、
    ゆかりのゴーイングマイウェイぶりにも驚いたけど、
    登場人物一人一人が個性的で好きな小説だった。
    映画も観たけど、ツッコミどころ満載だったかなー

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    2026年04月16日
  • ナチュラルボーンチキン

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    大好き大好き大好き!!!!!!!!!!!!
    心地よい温度感と見開き2ページに及ぶセリフ量を永遠に愛すると決めた。
    始まりと終盤の差がエグいので人に勧めづらい。でも好きなんだとっても。

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    2026年04月14日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    孤独を感じている時、金原さんのエッセイを読みたくなる。金原さんの作品を読むと救われる、そんな気がする。

    パリでの気持ちの揺らぎ、東京での気持ちの揺らぎを丁寧に掬い上げ、文章にしているこのエッセイ。自分を精神的に追い詰めるのは人であり、幸福をもたらせてくれるのも人なんだな、と感じる。そのことを深く感じさせてくれるのがこの著者のエッセイで、人との関わりが不足していて孤独を感じているからこそ、読みたくなるのかもしれない。

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    2026年04月11日
  • ナチュラルボーンチキン

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    とても好みで面白かった!毎日同じような生活を送ることに何の不満もなく過ごしていて平穏を求めるところに共感。普段と少しでも違うことをすると自分にとっては一大イベントなのに、平木さんやまさかさんにとっては非日常が日常なんだなとギャップを感じるところにも共感した。自分よりも下な女が好きという夫とのじんわりしんどい結婚生活と、身も心もボロボロになっていた不妊治療、両親との冷め切った関係性などの過去の話を全て受け止めて肯定してくれるまさかさんの存在が唯一無二で羨ましかった。付き合うとなるとその先のことを考えなければいけない風潮があるし、結婚はもう懲り懲りで45歳という年齢の主人公にとってまさかさんと決め

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    2026年04月05日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    金原ひとみさんの作品は、ミーツ・ザ・ワールドが初でした。すごく好きな世界観で、私が今まで読んだ作品の中で、この世界観に出会ったことがなく、すごく感動したのを覚えています。

    そこから金原さんのことが気になっていたのですが、この本を読んで自分とは生きてきた環境が全く違うことが分かり、自分と生きてきた環境が違う人がこんなに素晴らしい作品を作ってくださって、私は金原さんの小説を読むことができている、そして、作品に出会わせてくれた縁に心が震え、生きていてよかったと思えました。

    この本を読んで、絶望と衝撃と光が文章に組み込まれているというか、言葉で表すのが難しいのですがそう感じました。

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    2026年04月03日
  • 私の身体を生きる

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    個人的にはむっちゃ面白かったが、娘を持つ父親としてはマジ複雑。危険すぎるやん、満員電車に乗せられないし、共学にも入れられない。とかやってると箱に入れすぎて社会に出て路頭に迷う。
    特に若い女性は希少性が高いし、あらゆる年齢層の男性から性的視線を向けられるキモさ、精神的苦痛は想像してもキツイ。
    しかも性被害に遭えば一生悩まされるし、キモい男性、痴漢は一定程度発生して避けようがないとしたら、。地獄に落ちないようにだけはしっかりと自衛せなあかんよな。

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    2026年03月31日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    金原ひとみさんの、20年分のエッセイ。
    まだ尖っていて不安定な若者時代もいいし、育児とフランス生活にがむしゃらな30代もいいし、子育てが落ち着いて離婚して、好きな人と奔放に暮らす40代もいい。
    作品を含め全てが魅力的な金原ひとみさん。

    シトロエン公園について語った部分の表現が、妙に納得して好き。
    「乖離なく生きているという実感」「土を触ったり雨に濡れたり、生き物を殺して捌いたり、何かを育てて収穫してりといった、生々しい体験に近い生活を送れる」
    シトロエン公園は行ったことないけど、日本の特に都会で、何の役に立っているのかよくわからない仕事に追われているときに、海外ののんびりした所に行くとこうい

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    2026年03月25日
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

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    「今の自分は、否応なしに突きつけられて何度も間違えたり失敗したりした取捨選択と、「そうせざるを得なかった」の成れの果てでしかない。」
    ああ、もう本当にその通りだ。金原ひとみさんが、生きるために苦しみながらも、書くことを続けてくれて、「今の自分」で居てくれて、本当に良かった。
    『蛇にピアス』で芥川賞を獲って、同時受賞だった綿矢りささんとふたりで並んでいる姿を見たときから、なぜこの人はこんなに苦しそうなのに飄々としているのかと、ずっと気に掛かっていた理由や覚悟が、ほんの少しだけ分かった気がした。

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    2026年03月24日