金原ひとみのレビュー一覧

  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    まさに「イマドキ」な生きざま!
    相手を傷つけないように嫌われないように
    人との距離感にびくつきながら生きる感じ
    そして突然コップの水が溢れ出す感じ

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    2025年01月12日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    金原ひとみさん、とても危うい感じのする方。
    パリでも東京でも鬱傾向が強いのか、とても不安定。この状態で幼い娘さんと母子生活をされてたなんてすごい。
    あまり共感できる部分はなかったのだけど、この繊細さが紡ぎ出す文章には心惹かれるものがあった。
    恋愛で救われるタイプだと仰っているので、どうか幸せになって欲しいなと思う。
    読み終えて、著者の幸せを願うって不思議な感覚。

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    2025年01月11日
  • 星へ落ちる

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    情熱的な恋心。
    自分と恋人以外要らない。それ以外は嫉妬の対象。それ以外は常識もなにもない。好きで好きでたまらなく好きで、削れていく精神。自分さえ敵に思えるくらい、消耗する熱烈な恋愛感情。刹那を生きている。青い未熟な不純な純愛。

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    2025年01月07日
  • 持たざる者

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    自分は何者でもなく、何も持っていないはずなのに、
    他者との関係では羨望の眼差しでみられていたり。
    複雑な関係がそれぞれの視点で描かれていておもしろかった。けど、最後の章が重だるいな。

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    2025年01月02日
  • デクリネゾン

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    バツ2で小説家の志絵が主人公
    読み始めは、ちょっと苦手なタイプの主人公かも?と思ってたけど、読み進めるうちにどんどん志絵に引き込まれていった
    ちょうどコロナ禍のことを上手く絡めていて、そうそうあの頃こういうしんどさが多かったなと思い出しながら読んだ
    あの時の毎日がどう転んでも窮屈で、うんざりする嫌さを的確に表現されていた
    女友だちとのやりとりは思考と思考のバトル過ぎて、若干読み疲れる

    食べてみたい美味しそうな料理や知らない料理が次々と出てきて、つい画像検索してしまった(⁠^⁠^⁠)笑

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    2024年12月28日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    コロナ禍の話が1番私に近かったかも。恥
    結構、性描写が露骨なので大分読み飛ばした。

    自分の楽しみ(欲)のために嫌な事(社会的にさせられること、やらなあかんこと、やりたくないけど無我の境地でしたこと)を無理して頑張ったのに、その楽しみが無くなってしまい、パリンと心が壊れたりピンと張っていた糸が切れたような感覚に陥るっていうのが今回の短編集の共通項のひとつ、なんだけど、コレ分かりみが過ぎる!!

    一個一個積み上げてきた、と思ってたのに、今までやってきたことに意味は無かったのかな、とかがやるせなさ、に繋がるのかな。

    鬱っぽさ。もテーマ。そして、その原因もはっきりせず、なんかなのも、なんか分かる!

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    2024年12月19日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    マインド不足

    ってな事で、金原ひとみの『腹を空かせた勇者ども』

    もうね、アゲーって感じで、金原さんらしくないって感じじゃったかな。

    おじさんじゃし、こんなギャルマインドな感じの内容の本は中々読み進まない

    4週間かけて少し読んでは止め、間を開けて読んでは止めの繰り返しで、延長してた返却期間の今日でギリギリ読み切った。

    後半はギャル達の気持ちと言うのか、青は春いなって感じで、読みながらちょっと照れちゃった

    正に、ギャル達に読んで貰いたいような、そんな感じじゃったよアゲッーー‼️

    2024年30冊目

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    2024年12月01日
  • アッシュベイビー

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    "小児性愛"というワードに釣られて読んでみたが、行為の相手は赤ん坊でかつ動物とも可能で、大人の女性相手でも行えるというなんだかよく分からない異常者だった。
    上記の男性ホクトの異常ぶりが分かる描写や語り手の女性の動物虐待の場面が非常に惨たらしく素晴らしかった。
    語り手の女性の心理描写や登場人物達の行動原理が全く理解出来なかったものの、たまにはこういった作品も良いかなと思えた。

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    2024年11月23日
  • fishy

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    決して嫌いではない。

    人間の本音部分を余すことなく表現し、文学的魅力もある。

    只、何時も何時もこういった内容の作品ばかりだと流石にお腹が一杯になる。

    読む時の気分によって評価が変わってしまう作品。

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    2024年11月22日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    コロナ禍の不安を思い出した。独特な本だなぁ。
    ものの捉え方とか人と違うんだろうな、金原さん。他の本も読んでみたいな。オススメ教えて下さい。

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    2024年11月20日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    衝撃の事実:スタバのフラペチーノはコッテリラーメンと同じくらいのカロリーとのこと。
    今時の女子ってこんなこと考えてるのかー!と男目線で驚いてばかりでした。おっさんからすると、考え方にジェネレーションギャップを感じることが多くても、自分が中高生だった頃も、大人から見れば案外レナレナと同じような感じだったのかもしれない、人の青春の混乱と感情の嵐は、万人で差は少ないのかもしれないと思いました。
    レナレナママは、読者がレナレナに共感しやすくするためにデザインされたキャラなんだろうなと。なので、レナレナママにアンチ感情抱いたら、作者的には、してやったり!なのかもですね。
    ただ、レナレナママはレナレナが友

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    2024年11月18日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この人はとにかく許されない恋愛もの
    最後は無難に元サヤに戻るのかと思いきや、甥の方へ
    彼女刺したりそれを示談にしたりパーティーで変なもの飲まされたり…

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    2024年10月22日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    女子中学生の解像度高すぎ!
    中学から高校に上がるにつれてレナレナの成長も垣間見れて、親戚の子を見守る叔母のような気持ちになった。
    レナレナの母親、わたしはキレキレで好きだな。

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    2024年10月18日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    主人公のレナレナとその仲間たちがとても好き!
    けど、公認で不倫している母親がどうしても
    自分の中で理解というか、消化できなくて
    話がうまく入ってこなかったかなぁ…。
    ただ、中学生のThe青春な物語で
    会話文が面白いし元気もらえた!

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    2024年10月01日
  • 持たざる者

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    大変だった時期のことや感覚って、時間を経て薄らいでもうあまり思い出せなくなる。
    4人の人が描かれるこの本で、4番目の朱里の章が一番印象深かった。
    自分の未来が抗えようのない形で規定されることに不安を覚えたり、自分だけの人生が複雑に思えたり。でもある日突然、雲が晴れたように好転したり、そんなものなのかもなーと思う。
    何かを持っているように見えるのは、他者からの視点であって、自分はそこにあるものに、ただ必死に向き合ってるだけなのかも。

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    2024年09月24日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    エッセイ…うん。 タイトルから、パリや東京での作家ライフを楽しく書いたものかな、なんて予想しましたが…真逆なものでした。
    「生きててすみません」と土下座する感じはまるで太宰治です。
    希死念慮が強く、しかしきちんと子供2人を育てて家庭を回しているところがすごい。
    この憂鬱さと自己破壊衝動的なもの、共感する方は少ないだろうけど、似たような傾向の方には救いになるのかも。

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    2025年12月18日
  • 蛇にピアス

    匿名

    購入済み

    昔、映画で話題になっていかな?
    内容は全然知らなかったので、気になり読んでみました。すごく激しい内容で驚いた。ルナは最初から最後まで不思議な女の子で、何がしたいのかよくわからなかったです。

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    2024年09月01日
  • ハジケテマザレ

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    良くも悪くも、振り回される感じ。
    目が回る。
    アタシはハジケテマザレないかもしれない。

    ☆ハジケテマザレ
    ☆モンキードーン
    ☆フェスティバルDEATHし
    ☆ウルトラノーマル

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    2024年06月16日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    「天才は孤独」という言葉が浮かぶ。

    彼女の鋭敏な受容体は常に自身を
    誰もたどり着けない地獄のふちに追いやるけど、
    その類まれな感覚と言語化能力によって
    あらゆる人の心のひだをなぞり、
    無理やり作ったかさぶたをはがして
    血が流れる感覚を思い出させてくれる。


    彼女の小説はいつも主人公が自傷しているけど
    このような思考回路から生み出されているのか・・と
    淡々と読み進めた。


    常軌を逸した原罪意識に
    凡人の私はところどころついてゆけず
    気を抜くと目が文字の上を滑る。

    なんかこの感覚の鋭さ、生きづらさ、
    宇多田ヒカルを彷彿とさせる。

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    2024年06月14日
  • 持たざる者

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    4人の視点から語られる本作も、また大変面白く読むことができた。日本にしか住んだことのない自分としては日本の住みやすさ、日本特有の住みづらさなど読んでいて
    色々と考えさせられる。自由と引き換えの不自由さ、不自由さの中で求める自由。好きな作家の登場人物の人生に自分を投影しその世界に入り込む読書。幸せな時間です。

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    2024年05月19日