金原ひとみのレビュー一覧

  • 持たざる者

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    おもしろかった。

    この小説のせいか、自分自身が憂鬱になってしまった。
    何を望んでいるのか?
    どうしたいのか?
    もやもやと。

    隣の芝生は青く見える。
    ずっと一人称ではなく、数珠繋ぎに前の話が次の話にはつながっていく。
    自分の見えてた世界は、自分のものしかなく、それが違うところから見ると全く違って見える。

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    2025年06月15日
  • 軽薄(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今まで読んだ金原ひとみさんの作品は、言葉のチョイスや会話が破天荒で振り切れてるイメージがあったけど、今作は雰囲気がちょっと違う。
    甥との不倫なんて重いテーマだけど、恋愛小説というよりはカナの人生観もろもろの変化や気付きについてといった感じ。
    単純に子供がほっとかれていて可哀想だったな。

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    2025年06月11日
  • アッシュベイビー

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    ネタバレ

    思ってたより激ヤバ暴力倫理観皆ってほどじゃなかったから拍子抜けしちゃった。
    小児性愛やばすぎ云々って書かれてたからてっきりガチガチにやってんのかと思ったけど全く無いに等しかった。期待しすぎた。
    とにかく感情の描写が上手いし美しすぎて素敵。
    終わり方が超クール❕❕

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    2025年05月25日
  • 持たざる者

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    東京に住む夫婦が東北の震災をきっかけに意見の食い違いが出始めて離れ離れに。3組の夫婦の物語。環境が違っていたら平和に暮らせるかもしれない。平和な場所にも不幸は降ってくるし不幸な場所にも幸せの種は埋まっている。

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    2025年04月18日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    人は辛い経験や環境を乗り越えるために、時に他人には理解できない行動もするんだなと感じた。ただ、その善し悪しを第三者がジャッチしてはいけないし、乗り越えるかどうかは本人次第だと思った。

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    2025年04月06日
  • AMEBIC

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    ネタバレ

    錯乱状態の描写が狂気迫る感じでゾクゾクしました。自分とは何か。脳と、体と、心と、バラバラになる感覚はすごく共感できた。物語性というか、ストーリーを求めて読むと消化不良が残りそう。

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    2025年03月27日
  • アッシュベイビー

    ネタバレ 購入済み

    刺さるのに刺さりたくない

    私には小説の好み的な意味でも性癖的な意味でも性格的な意味でもすごく刺さる作品だった。
    アヤの生きることへの無力さ、死にたいと思っているにも関わらずこの人を知りたい欲しい、仕事での地位などの小さいものにもこだわっているところが『生』というものへの執着を感じた。
    ホクトの小児性愛すらも超えた性癖には言葉にできない程の嫌悪感を抱いたが、何が彼をそうさせたのかと気になってしまったり、彼は何を考えているのかと何故か嫌いにはなれなかった。
    アヤの死にたいけど生きたい、でも死にたい、でも勇気はない、だから『何故か愛したっぽい』人(村野さん)に死を要求して『生』という責任から逃れようとしているのだろうか。村野

    #怖い #切ない #共感する

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    2025年03月15日
  • アタラクシア

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    ラストにびっくり。

    登場人物たちの言語化能力の高さよ。金原さんって感じの文章でヒリヒリした。
    誰に対しても感情移入はできなかったけど、人間誰しも不安定だなと思った。日常と非日常が必要なのかもね。

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    2025年02月22日
  • オートフィクション

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    綿矢りさ、村田沙耶香、に並んで自分がよく読む現代の女性作家さん金原ひとみ。
    オートフィクションって言葉を知らなかったのでなんとなく気になって読み始めました。
    主人公のキャラクターとしては金原さんらしいと言った感じ。
    ただ思考回路や規範意識などがいつもよりも更にぶっ飛んでるので共感できる人は強者かもです。
    主人公は苦しんでるんだろうけど、読者として客観的に見れば「こうすれば良いじゃん」って思っちゃいます。
    ただ自分の人生も他者から見ると「こうすりゃもっと豊かに暮らせるんじゃね?」って思われそうだなと思ったり。
    自分が真剣に悩んでることが他者からすると些事に思えたりって、きっとありますよね。
    本の

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    2025年02月13日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    同じ保育園に子供を通わせる3人の女性の子育てや夫との関係の物語。子供を愛しながらもその存在を鬱陶しいとおもったり、泣きやまない子供を虐待してしまう母親たちがいる。
    小さな子供を育てるということが地獄のように感じてしまう一瞬は誰にでもあり得る。
    親に蹴られている赤ちゃんが生きて、愛情ある丁寧な朝ごはんを食べている子が死んでしまう。大切家族との関係や精神状態、状況等のほんの少しの巡り合わせの悪さで何もかも失ってしまう怖さを感じた。

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    2025年02月16日
  • オートフィクション

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     2006(平成18)年、単行本として刊。
     通読してみて、どうも了解しにくい、不可思議な感じの小説だった。
     主人公の小説家リンは作者の自己像を幾らかでも投影しているのかどうか知らないが、とりあえず言葉はビビッドで、若者の言語感覚がうまく捉えられており、ナチュラルである。
     そんな主人公は現在付き合っている男性について「好き好き大好き」と手放しにストレートな感情吐露を繰り返すのだが、どこで曲折するのか、最後には唐突に自分から別れを切り出したり、破局に結び付くのが当然であるような行動を爆発させる。
     この心の屈折が私には理解できなかった。それは単に私が女性心理に疎い野暮ジジイだからかもしれない

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    2025年01月27日
  • マザーズ(新潮文庫)

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    主婦を題材にしたオススメ小説で手に取った一冊。
    金原ひとみさんの蛇にピアスが当時とても印象に残った本だったのを思い出しつつ、金原ひとみさんワールドでまた一気読み。
    3人の主人公達がどうなっていくのか気になった。読んだ後もまだ彼女達の物語が続いていくようでもって見ていたくなった。

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    2025年01月25日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    まさに「イマドキ」な生きざま!
    相手を傷つけないように嫌われないように
    人との距離感にびくつきながら生きる感じ
    そして突然コップの水が溢れ出す感じ

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    2025年01月12日
  • パリの砂漠、東京の蜃気楼

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    金原ひとみさん、とても危うい感じのする方。
    パリでも東京でも鬱傾向が強いのか、とても不安定。この状態で幼い娘さんと母子生活をされてたなんてすごい。
    あまり共感できる部分はなかったのだけど、この繊細さが紡ぎ出す文章には心惹かれるものがあった。
    恋愛で救われるタイプだと仰っているので、どうか幸せになって欲しいなと思う。
    読み終えて、著者の幸せを願うって不思議な感覚。

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    2025年01月11日
  • 星へ落ちる

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    情熱的な恋心。
    自分と恋人以外要らない。それ以外は嫉妬の対象。それ以外は常識もなにもない。好きで好きでたまらなく好きで、削れていく精神。自分さえ敵に思えるくらい、消耗する熱烈な恋愛感情。刹那を生きている。青い未熟な不純な純愛。

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    2025年01月07日
  • 持たざる者

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    自分は何者でもなく、何も持っていないはずなのに、
    他者との関係では羨望の眼差しでみられていたり。
    複雑な関係がそれぞれの視点で描かれていておもしろかった。けど、最後の章が重だるいな。

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    2025年01月02日
  • デクリネゾン

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    バツ2で小説家の志絵が主人公
    読み始めは、ちょっと苦手なタイプの主人公かも?と思ってたけど、読み進めるうちにどんどん志絵に引き込まれていった
    ちょうどコロナ禍のことを上手く絡めていて、そうそうあの頃こういうしんどさが多かったなと思い出しながら読んだ
    あの時の毎日がどう転んでも窮屈で、うんざりする嫌さを的確に表現されていた
    女友だちとのやりとりは思考と思考のバトル過ぎて、若干読み疲れる

    食べてみたい美味しそうな料理や知らない料理が次々と出てきて、つい画像検索してしまった(⁠^⁠^⁠)笑

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    2024年12月28日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    コロナ禍の話が1番私に近かったかも。恥
    結構、性描写が露骨なので大分読み飛ばした。

    自分の楽しみ(欲)のために嫌な事(社会的にさせられること、やらなあかんこと、やりたくないけど無我の境地でしたこと)を無理して頑張ったのに、その楽しみが無くなってしまい、パリンと心が壊れたりピンと張っていた糸が切れたような感覚に陥るっていうのが今回の短編集の共通項のひとつ、なんだけど、コレ分かりみが過ぎる!!

    一個一個積み上げてきた、と思ってたのに、今までやってきたことに意味は無かったのかな、とかがやるせなさ、に繋がるのかな。

    鬱っぽさ。もテーマ。そして、その原因もはっきりせず、なんかなのも、なんか分かる!

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    2024年12月19日
  • 腹を空かせた勇者ども

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    マインド不足

    ってな事で、金原ひとみの『腹を空かせた勇者ども』

    もうね、アゲーって感じで、金原さんらしくないって感じじゃったかな。

    おじさんじゃし、こんなギャルマインドな感じの内容の本は中々読み進まない

    4週間かけて少し読んでは止め、間を開けて読んでは止めの繰り返しで、延長してた返却期間の今日でギリギリ読み切った。

    後半はギャル達の気持ちと言うのか、青は春いなって感じで、読みながらちょっと照れちゃった

    正に、ギャル達に読んで貰いたいような、そんな感じじゃったよアゲッーー‼️

    2024年30冊目

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    2024年12月01日
  • アッシュベイビー

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    "小児性愛"というワードに釣られて読んでみたが、行為の相手は赤ん坊でかつ動物とも可能で、大人の女性相手でも行えるというなんだかよく分からない異常者だった。
    上記の男性ホクトの異常ぶりが分かる描写や、語り手の女性の動物虐待の場面が非常に惨たらしく素晴らしかった。
    語り手の女性の心理描写や登場人物達の行動原理が全く理解できなかったものの、たまにはこういった作品も良いかなと思えた。

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    2024年11月23日