金原ひとみのレビュー一覧

  • オートフィクション

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    アッシュベイビー、アミービックから続く三部作とでもいうべき作品群のラスト。肉体の反乱、というテーマは「書くわたし」と「書かれた物語」の乖離として再定義された。

    激情で依存的な主人公像は共通するものの、年代を遡るごとに少しずつ「普通」に近づいている気もする。
    心に残ると言うよりも心を侵食する感じの小説。

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    2011年09月18日
  • AMEBIC

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    デビュー作から順番に追って、金原ひとみ三作目。
    アッシュベイビーとけっこう似てる。
    前作で「肉体の反乱」って言ってたところは「分裂」とか「錯乱」とか呼ばれて、明確に主題化されてる。
    しょっぱなから読みにくい「錯文」やし、なにがいいたいんかよくわからん悶々は続くけど、感覚のけっこう深いところまで落ちて探ってるので、なかなか中毒性がある。
    意外な表現があったり、気付くと主人公の内面から世界を見てみてたりするような。

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    2011年09月10日
  • AMEBIC

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    ネタバレ

    女性が食べ物を口に運ぶ描写や 、 タクシー運ちゃんに自分の職業を口から出任せで詐称する所なんかが割と好き。アミービック。読むと朝も夜も昼も無くど~~でもよくなってきて、目的がぼやける

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    2011年08月08日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    なかなかクールでした。うじうじしているようで実はとてもさっぱりしているし、文体さえ嫌わなければちゃんとその先にあるものが見えてくる感じ。でも愛され方の話ばかりで自分にはちょっと物足りなかった。

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    2011年07月30日
  • AMEBIC

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    ネタバレ

    7割くらいは意味わかんないのに、残りの3割が痛いくらいわかる本。

    主人公が、婚約者持ち(もちろん別の女だ)の彼をおもう気持ちって、病的だけど、ある意味すごくピュア。

    でも、それをまっすぐには出せないせいで、彼女はゆがんでしまう。

    一見エキセントリックだけど、自分の中にもそういう屈折した感情ってあると思ったら、他人事とは思えなかった。

    売り物みたいにきれいにつくったお菓子を自分でぐしゃぐしゃにするところ、タクシーの中で思わず婚約者のふりをするところ、が好き。なんだか、胸がすく。

    あんなにもきちんと一人の男をを愛してるのに、彼女から感じる無機質なつめたさ、空虚さがリアル。

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    2011年09月02日
  • AMEBIC

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    ネタバレ

    イマイチよくわからなかった。というか、おっさんが読んでいると恥ずかしいような作品かも。
    文章自体に力は感じるんだけど・・・。
    この本は三省堂書店の新横浜店が開店した直後に行ったときになんか買っておこうと思ったら、店員のお薦めコーナーにあったので買ってみたんだけど、むしろこの本をお薦めした店員がどんな人か興味があったりする。
    まぁ、『蛇にピアス』もそのうち読んでみるか。

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    2010年12月22日
  • アッシュベイビー

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    好き嫌いがハッキリわかれると思った。ロリコン、獣姦、死、卑猥な言葉のオンパレードなどなど。ちょっと疲れるなとも思う。
    只、言葉が歌のように滑らかだった。リズムがあれば歌になるな、なんて思った。

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    2019年01月16日
  • AMEBIC

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    昔の彼氏が主人公が私に似ていると言っていた思い出深い作品。
    確かに自分で読んでてもそう思う。

    感じ方が似てるのよ
    きっと。

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    2010年06月16日
  • オートフィクション

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    リンにだんだん好感が沸いてくる。自分とは違い過ぎると一見思うが、自分の中にもあるものを見せられているような感じがあった。
    私の人生は冗談だって言葉、良いかも。
    痛い位ぶっ飛んでいるが、本なのでそれがまた良いのかなって。
    読んで良かった、金原さんありがとうー

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    2010年03月09日
  • オートフィクション

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    ◆あらすじ◆
    22歳の女性作家・リンが新たに執筆を依頼されたのは自伝的創作=オートフィクションだった───。
    なにものによっても埋めることのできない、深い孤独を抱えた彼女が語り始めた「オートフィクション」じゃ抹殺したはずの過去を描き出す。
    切り取られたいくつかの季節と記憶。
    通り過ぎる男たち。
    虚実が錯綜し破綻した世界の中で、彼女が見出したものとは。
    著者子渾身の傑作長編。

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    2009年10月12日