金原ひとみのレビュー一覧

  • 星へ落ちる

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    続・ひとみ嬢。
    相変わらずもってかれるズブズブはまっていくような文章。
    恋愛もの・連作もの。男ふたり(ひとりはゲイ)と主人公。
    初期作品を思い起こす。このままアミービックに繋がっていきそう。
    どうしてかここに戻ってきてしまうという人間の本能を、星へ落ちる引力とかけてあるのだ。
    惑星、夜空、ふたりの思い出。引力といってしまえばなんだか美しい思い出の夜なのに、
    もちろん地上ではそうはいかないし、病んでいく様から墜落したところで終わるからなんともいえない。
    元彼、いいひとっぽかった。ほんとうに人って、恋愛って、フカシギデスネ。

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    2012年11月14日
  • 星へ落ちる

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    金原さんの書かれる女性ってなんでこんなに妙な色気と病的なところを兼ね備えてるんだろう

    彼、彼女、私、俺、僕・・・それぞれの立場からそれぞれの目線で話した連続短編集
    人を愛するって、難しい
    登場人物達は恋に愛にゆらゆらと支配されていて面白かった
    主人公への元彼の思いも、恐ろしいモノを感じるけど、逆にここまで恋愛に一直線にのめり込めるなんてある意味才能だと思う

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    2012年08月14日
  • AMEBIC

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    「作家の私」「編集者の彼」「彼の婚約者」を中心に物語が展開していく。
    「私」は食事をあまりとらずサプリメントなどで栄養をとり、たまに家に一人でいる時に錯乱して、意味が読み取りにくい文章をパソコンに残す。
    今までの作品にあった刺々しい攻撃性はない。

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    2012年08月13日
  • 憂鬱たち

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    強烈な鬱に苛まれるヒロイン。生死の境を彷徨いながら正気を失い錯乱に陥る。異常な性への情念や妄想にとりつかれた者の心の底を丁寧に掬いあげる。異常な光景に心を掠めとられもしたが、精神科に行きあぐねるワンパターンにはさすがに疲れた。

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    2012年08月08日
  • AMEBIC

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    ライン踏み。自分だけかと思ってたら皆やってるんですね。金原さんもやっていたなんて。一驚を喫した。誰にもわからない秘密を共有できたような親愛の情をもった。

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    2012年07月25日
  • 憂鬱たち

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    妙に共感できる「症状」が結構あって、鬱の連鎖に翻弄されるパニック状態の人がコミカルに描かれてます。でも、何が言いたいのかよくわかりませんでした。マンガの方がウケるかもしれない...

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    2012年06月12日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    ここ最近の著者の作品のなかでは一番面白かった。拒食症の美人モデルが、ずっと不倫関係にあるSで陰気なカメラマンと、たまたま騙されて会ったロックバンドのボーカル(若いときのウルフルズみたいな)との間で、揺れるというもの。ストーリーは単純だが、そこには「1+1=2になる人」と「1+1=0にしかならない人」の対立があって、後者の人間の意地の悪さや、虚栄心、どこへもいけない感じがよく出てる。最後の主人公の行動は、そうだろうなぁ、という感じ。あと、若いゲイ(もちろん後者の人間)に対する共感みたいなのも、よく見てるな、と思う。

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    2012年05月29日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    心も身体も不健康だと愛情も歪んでくる。金原ひとみ、いつものパターンの作品にしては、久しぶりに読みやすくて面白かった。
    あと少し、ドキドキワクワク感があったら、もっと印象に残ったかなぁ。
    でも一気に読めた。

    久しぶりの読書は楽しかった。
    次またなんか読もうって気になる。

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    2012年05月23日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    金原ひとみの作品は、好きとも嫌いもいえない。
    けど、読み出すと止まらない。中毒性がございます。

    【ハイドラ】は唯一の人間の唯一の存在であり続ける為に、笑顔を捨て感情を捨て思考を捨て、食欲を捨てた主人公が、それでも唯一になれない恐怖と孤独と罪悪感に悶えて悶えてたら、ポッと出てきたすんばらしい人間性の持ち主に全身全霊で愛をぶつけられて、笑顔と感情と思考を取り戻しかけて、罪悪感を肥大させて、揺れて揺れて、、、。って話。


    あームカつく


    何この子…なんでこんなに自信ないわけ?あんたを、まるごと愛してくれる人がいるのに、満ち足りた気分を味合わせてくれるひ人がいるのに、新崎への想いは執着でしかない

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    2012年04月16日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    危うい。自分の存在価値を見失うのって怖い。噛み吐きをして、35キロの体重をキープする早希。蛇にピアス、もそうだったけど尖ったヒロインを描くのがうまい。

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    2012年03月10日
  • 星へ落ちる

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    ネタバレ

    金原ひとみの相変わらずの病的な男女関係。
    「彼」をめぐる、「私」「僕」「俺」三人の関係性や感情を描いている。

    依存性の物語で「彼」の行動ばかりが気になり、最後には頼る、依存よりも結合、一体化したいともとれるような表現が多く見られている。また自分を他人によって証明されたい、求められたいという願望も垣間見える。

    この解説において、いしいしんじ氏が物語の中の関係性を宇宙の星や太陽、月を用いて示してあり、わかりやすく、タイトルにも結び付けてきて、やられたと思った。つか、ひとみ様もこれを踏まえて、当然書かれてますよね(汗)

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    2012年01月24日
  • AMEBIC

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    私小説的な匂いをぷんぷんさせながら
    物語としての駆動装置がすべて空回りする
    というなかなか面白いつくりの小説でした。

    存在するはずのこの後の物語が
    分裂をおそらく救済すると思うのだけれど
    それをわかった上での幕切れ。

    モチーフがそこにないのが分かってても
    そこを書いてなお、分裂にとどまってみてほしかった。

    いや、女同士のアミービックな連合というイメージ
    まで出したんだから書けるはず。
    っていうか、これだから女って畏怖の対象なのよね。

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    2012年01月19日
  • AMEBIC

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    相変わらず、刺激的な描写。
    エッジの効きすぎてる
    文章による表現方法を実験的に試しているような本。
    天才と馬鹿は紙一重とはよく言ったもので、まさに危うい,アンバランスというイメージを抱く内容です。
    文章とは何?この表現が読者にどう受け入れられる?と問いかけるような、そんな書籍でした。
    錯乱と表現される部分の文章は、読むに耐えない書き方がされているので、最後まで一気に読まないとお蔵入りするタイプの本だと思いました。
    ストーリー的な読み物が好きな方にはお勧めしないです。
    中毒性のある本。
    カオス。

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    2011年12月27日
  • 星へ落ちる

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    彼には同棲している男がいる。私は彼が来てくれた時に迎え入れればいいだけで、彼を望む権利などない―(『星へ落ちる』)。彼の彼氏に嫉妬する『私』、彼に女の影を感じて怯える『僕』、出て行った彼女を待ち続ける『俺』。相手を愛おしいと思えば思うほど、不安で押し潰されそうになってやり場のない感情に苦しんでしまう男と女と男を、それぞの視点から描き出した切ない恋愛連作短編集。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    うーん……なんかよくわからんかった。
    それぞれ関連する人の視点で短編が続いてくんだが、みんな恋愛に狂ってて怖かった笑

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    2011年12月26日
  • AMEBIC

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    なんて言っていいのか分からないけど、なんかいい。

    みんな違ってみんないい、的な。

    世界観にこんがらがってしまうところはあったけどね。
    こんがらがるどころやない、イヤホンやったら新しいの買うレベル。

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    2012年04月09日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    あっさりした現代小説という感じで、すぐに読めるけどあとに残るものはあまりないかな。女性の危うさが綺麗に表現されていた。ストーリーの詳細がちょっと物足りない感じ。
    追記。この本を読んだことすらすっかり忘れてた。ほんとに何も残っていない…。

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    2013年06月18日
  • オートフィクション

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    金原さんの作品って評価つけるの難しいんですよね。すごく書き方がうまいからうますぎるから読み手を不快にさせるんです。デビュー作の蛇にピアス、アッシュベイビー、AMEBICと読んできましたが、AMEBICのときのように錯文です。
    マンコにチンコにウンコと韻を踏むかのように炸裂。マンコが泣くって描写好きなのかなとも。
    内用は22歳女性作家、高原リンに新たに依頼されたのはオートフィクション――自伝的創作だった。
    22歳の冬、今のリンの1番新しい過去から始まり、18歳夏、16歳夏、15歳冬と抹殺したはずの過去を描き出す。
    金原さんの作品が苦手なひとつとして自分の境遇と重なる部分があるから。だけど

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    2011年11月04日
  • 星へ落ちる

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    なかなかよかった。

    男女ってのは救いようがないぐらいややこしいんだね。うん。分かるよ。がんじがらめだよ。がんじがらめではないですけど。

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    2011年10月28日
  • 星へ落ちる

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    一人の男と、男を愛する女と、男を愛する男と、女を愛する男の話。(ややこしい)

    手に入らないことの不安。
    手に入ったことの不安。

    恐らく容姿は良いであろう女、その女を「ブス女」と言い放つ男の恋人。

    そこにある感情は純粋な愛と同一なのか、最早愛を忘れてしまった依存なのかは分からないが、そういう醜さを私もどこかで抱え、ヒヤリとしている。

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    2011年10月10日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    愛を求める女性の物語。
    金原ひとみさんの小説は「蛇にピアス」以来だったけど、あまり印象は変わらず。現代的な視点がぶれなくて読みやすいと感じた。
    愛されることを求めたが故に歪んでしまった女性が主人公で、歪んでしまって普通ではいられないと自覚してしまっているのが痛々しくて、そこまでしなければならないものなのかと怖さを覚えるほどだった。
    ハッピーエンドに向かってほしかったけどそうはいかず、でも逆に綺麗に終わらないラストシーンがリアルで好感が持てた。
    これも女性が読んだ方が共感できる部分は多いかも。

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    2011年09月28日