穂村弘のレビュー一覧

  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    私もいつ目が見えなくなるか、ドキドキしている一人(^_^;)親以外にはカミングアウトしているんだけど、カミングアウトした当時の上司に「大丈夫!目が見えなくなっても、手を引いて連れてきてあげる(*^^)v」と言われたのを思い出した(;´∀`)いやいや、連れてきてもらっても仕事できねーって(=_=;)

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    2026年06月04日
  • 短歌のガチャポン、もう一回

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    ラジオ深夜便の「ほむほむのふむふむ」コーナーは好きでたまに(忘れなければ)聞くことがある。これはその書籍版みたいで、短歌作品単体だと不慣れな私は?となって思考が止まってしまうことがよくあるが、それは作品から受け取ったものをどう言語化してよいかわからないのが理由だ。どのように感じればよいのか、感じてもよいのかを教えてくれる指南書。

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    2026年06月03日
  • 短歌の友人

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    短歌一つ読んでみるだけでも、それが今なのか昔なのか限られた文字数の中でなんだかわかるような気がするのところが言語化できそうな一冊。まだまだ何が平凡なのか何が秀逸なのかわからないけれどももっと触れていこうと思う。

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    2026年05月24日
  • もうおうちへかえりましょう

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    「世界音痴」に次ぐ歌人・穂村弘さんのエッセイです。前作の「世界音痴」であまりのだめんずぶりに衝撃を受けて、でもそこがすんごく面白くて2作目も買ってしまいました。

    ベッドの隙間に落ちた靴下をいつまでも放っておくとか、ベッドで菓子パンとか寝ている時におしっこ行きたくないと悶々としている話とか、なんかめっちゃ好き。

    ダメ男なのに言葉のセンスとか、優しさがあるのが不思議な魅力。

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    2026年05月19日
  • 短歌ください 海の家でオセロ篇

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    単に投稿歌集であれば手に取らないけれど、手に取ってしまう理由が、かつての投稿者による解説で言語化されてすっきり。

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    2026年05月10日
  • きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記

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    夕食後ミカンを一度に二十個食べる夫に対して
    「そうそうミカンばかり食べては身体のためになりません」
    シュールな回答笑わせてもらった。

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    2026年05月06日
  • 図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記

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    吉野朔実先生のお友だちだったことから知った穂村弘さん。
    短歌の作品にはあまり触れてないのですが、エッセイというか、本などの紹介本を時々。
    今回もその1冊。

    森脇真末味さんへの言及に驚く。私自身が森脇真末味先生を好きだから。同好の士だ…(笑)穂村弘のペンネームの由来も緑茶夢の登場人物からだなんて…衝撃的すぎる。
    内田善美さんの、星の時計のLiddellの紹介にも驚く。持ってるのですね!?あの稀少本というか、幻の本を…

    その他、ホントに困りました。たくさん読みたくなり…

    生き残ったひめゆり学徒たち-収容所から帰郷へ-からの引用は、戦争は良くない、という気持ちを新たにさせる。

    佐藤史生
    大島弓子
    萩尾望都

    リチャードブローティガン ブローティガン東京日記 はじめにに書かれた内容は、重い。

    ハイ・ライズ J.G.バラード
    酸っぱいブドウ/ハリネズミ ザカーリヤー・ターミル

    山川藍 いらっしゃい
    本多真弓 猫は踏まずに
    小坂井大輔 平和園に帰ろうよ

    p88
     思わず本から顔を上げて、辺りを見回してしまう。すごく面白い作品に出会うと、その本の世界からいったん顔を上げてきょろきょろする癖があるんだけど、あれって一体なんなんだろう。わざと寸止めして感動を引き延ばすためか、それとも本の衝撃によって現実世界の側に何か変化がないか確認しているのだろうか
    ↑この感覚、よくわかります。おもしろいミステリを電車の中で夢中になって読んでる時の感覚。
    なので、紹介。

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    2026年05月03日
  • 世界音痴

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    ネタバレ

    世間から少し外れた感覚を持っている歌人穂村弘さんの告白的エッセイ。

    今まで何度も見かけていて読みたいと思って数年…やっと読むことができた。

    ところどころでフフッと笑ってしまう。他人事だからね。でもちょっとずつ感情移入してなんか悲しくなったりもした。特に印象に残ったものの感想は以下。

    『ひとりっこ』
    初対面の人に、ひとりっこでしょう?といい当てられる話。
    著者は自分のことを自分がいちばん可愛い、自分勝手だと認識している。
    よほどひとりっこ臭が強かったみたい。

    私はひとりっこではないが、末っ子で甘えん坊で心の底から思いやりが持てない。
    子どもが2人いるが、子どもたちを見ていると「自分のことは自分で」といって、夕飯に使う箸を自分の分しか持ってこなかったりして、ちょっと不安になる。
    子どもたちの性根は優しいと思う。ただ、私の言動が、子どもたちの性格とか考え方とか価値観に影響してしまうのが怖いなって最近思う。

    『この世に「ない」もの』
    著者は目の前に命の危険が迫っていても結局何もできない、しないという話。

    コロナの非常事態宣言が出た頃、産まれて数ヶ月の次女をベビーカーに乗せて私は散歩をしていた。
    信号待ちで、知らないおばあちゃん二人組が近づいてきて、次女に触ろうとして、私は咄嗟に「あっ」と思ったものの、何も言えず、撫でられる次女を見ていた。そして別れたあと「次女を守れなかった…」と、とてつもなく自分を責めたことを思い出した。

    『全席自由』
    世の中の「自由」とうたわれる中にも見えない「自然なルール」があるという話。
    本当の自由について考えさせられる。

    『迎えにゆくね』
    たまたま会った女医さんや、テレビやラジオCMに出演している女性に関しての妄想がすごい。
    これはこれで幸せそうだなと思ってしまう。

    『テレビ様』
    昔はこうだった、そんなものはなかったという話はちょっと切なくなる。

    『桂馬』
    単純に面白い。1年間昼の弁当がカッパ巻きとか、いつも桂馬の駒を持ち歩いてるとか、国語のテストでめちゃくちゃな回答をするとか、どう考えてもイカれてるし、それをどうしたかも覚えてなくて、面白すぎる。

    『大人レポート』
    何人かで話をしていて、自分の知らない話題に移った時に、その時間に耐えられないという話。

    私にも耐えられない時間がある。例えば飲食店でよその家庭の子ども(幼児)が私に近づいてきて、話しかけてくる時間だ。最初のうちは頑張って対応するけど、1分後にはもうどう返していいか分からなくなってしまう。笑顔は心がけているけど、多分ものすごく変な顔になっていると思う。顔の筋肉が痙攣してしまうこともあるくらい。無愛想になる勇気を持ちたい。

    『白線の内側で』
    駅のホームで電車を待ってる際、母親と幼い子供を見かけ、その会話の内容がトンチンカンな話。

    実にシュール。
    「馬鹿な、…」
    「永遠に乗れないぞ、お前たち。」が好き

    『カロリー論』
    その2【按摩論】
    按摩が好きすぎるけど、プロにはやってもらわないという話。
    気持ちよすぎるので涎が出てしまうらしいが、その過程の言語化が素晴らしい。

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    2026年04月10日
  • 短歌ください

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    穂村さんのエッセイはほぼ読みましたが、本業の短歌にまつわる本は初めてです。
    これを読んで、短歌ってこんなに好きに詠っていいんだと目から鱗でした。
    3首くらい「短歌ください」のコーナーに送ってしまいました…。

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    2026年04月06日
  • はじめての短歌

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    短歌は、着眼点が大事なのだと思う。
    自分を飾らずに、ありのままで表現する。
    飾ってしまった方が、かえって「いい短歌」からは遠のいていくのだ。
    生活感があったほうがいい。短歌も、人も。

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    2026年03月30日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    病気と共に生きること
    緑内障の患者さんの立場からの気持ちや体験が書かれていて、新鮮だった
    誰しもが自分のストーリーを持っている
    でも、そこからどんなものをどう描き出すかは、人によるんだなと思った
    もう少し自分も自分の人生を違った視点で見つめ直してみたいと思った

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    2026年03月14日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    ネタバレ

    緑内障は不治の病であり悪化すると失明するが、亡くなるまで失明しないで済むこともある。この宙ぶらりんを生きる時、死とそれに至るまでの生について色々と思いを巡らせることになる。はずだが、これをなかったものとして(放置して)生きる人もいる。
    どっちでも人それぞれの生き方なのだが、穂村弘は前者であり、緑内障持ちの私もそれにひきづられて読んだ。

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    2026年03月10日
  • 短歌ください 双子でも片方は泣く夜もある篇

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    『ダ・ヴィンチ』誌上で今も連載されている、穂村弘さんが読者から募集した短歌を選び、評する「短歌ください」。人気シリーズ第四弾の文庫化。


    歌人の穂村さんが、読者から寄せられた短歌を評する「短歌ください」の文庫化第四弾です。
    短いテーマから軽やかに飛躍したそれぞれの歌がやっぱりとても素敵です。
    気の所為かもしれないですが、今回は気持ち性的なテーマや作品が多かった印象。「童貞」または「処女」とか「ラブホテル」とか。

    好きだったテーマは「手紙」。送ることも受け取ることも少なくなった今だからこそ、感じられることもある。

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    2026年03月09日
  • はじめての短歌

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    短歌とは何かということのニュアンスを、感覚的に理解できた本だった。まず、短歌が紹介される。その一部分を変えると、最初の短歌が少し平凡というときめきにかけるというかそんな感じになる。いろいろな歌をそういう比較をしていくのがまず新鮮だったし、読んでいてなんだかわかった気になってきたのがよかった。
    短歌を作るにあたって、普段のビジネスシーンに引っ張られてはだめ。プライベートの領域に近いところで、説明的ではない、全てを正確に書かないのがよい、と理解した。

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    2026年03月04日
  • 世界音痴

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    ネタバレ

    これ、私です。が散らばっていた。
    前半星5、後半星3

    世界音痴
    「自然さ」を奪われた者は、世界の中に入れない。

    この世に「ない」もの
    なぜ声がでないのか。羞恥心か、怠惰か、楽天性か、他者に呼びかけることへの恐怖か。
    どうもそれらがすべて混ざった強力な呪縛のようなものが私のうちにあるらしいのだ。

    全席自由
    好きなことを「自由に」話せばいい、と思われるだろう。それができないのだ。
    私と目が合うと、こちらの異様な緊張が伝わるせいか、相手も他の人に対するようには言葉が出てこないようだ。

    忘れ物エンジェル
    慎重と云えば聞こえがいいが、臆病とか、せこいとか思われるような気がするのだ。
    私は一生、忘れ物エンジェルにはなれないのだ。

    人生の経験値
    新しいものや出来事を怖がる性格で、その臆病さのせいか、私の日常には変化というものが極端に少ないのである。
    自分は、人間の一生において普通に人が経験することの多くを未経験のまま年をとっているのではないか。

    大人レポート
    私にはその「自然さ」がどうしても身につけられない。時間そのものに耐えられないという、この感覚は何なのだろう。私が潜る時間の流れはしはしばそんな風に沸騰して、それが「自然な」大人になれないことと関係しているように思うのだ。

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    2026年02月28日
  • 短歌ください 君の抜け殻篇

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    ネタバレ

    玄関に知らない靴が落ちている夕暮れ一瞬母を殺した

    (7×7+4÷2)÷3=17

    箱の中暗い空間増えてゆくティッシュ一枚引き出すたびに

    恋人をやめた時から君の目を眼鏡越しでしか見られなくなる

    火葬場に靴靴靴が集合しひとり裸足で来た祖父がいる

    「このほうが本気でやるでしょこいつらも」溶けるティッシュのてるてるぼうず

    伝票をくるりと丸め透明な筒に入れられた瞬間ひとり

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    2026年02月21日
  • シンジケート[新装版]

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    ピースの又吉さんがインターネットの番組で載っていたので購入した。
    正直わかりにくかったですだけど、これは今の自分がまだそこまでのレベルに達していないからだと思っている。
    この短歌を読んだら、俵万智さんのサラダ記念日を読みたくなった。
    言葉の力って、とても力強いものだと思う。

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    2026年02月15日
  • 短歌のガチャポン、もう一回

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    ネタバレ

    娘が高校生の頃、偶に朝とは違う凝った髪型で帰宅した
    こういうことは、女子同士だけだし高校生まで
    男性である穂村氏の"天国みたいな「距離感」"との感想にほくそ笑む(2026-02-12)(2026-03-07)(2026-04-26L)

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    2026年05月16日
  • 短歌ください 君の抜け殻篇

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    作れそうで作れない短歌、読むほうはけっこう好きになってきた。謎と発見と日常と密やかなエロス、全て受け入れる短歌。やっぱり余白が想像をかきたてるのかなと思う。
    解説付きで読みやすい本。シリーズの途中から読んだが、他も少しずつ読みたい。

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    2026年02月09日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    穂村弘さんが病という自らの「欠け」に向き合う過程を綴った一冊。
    特に強く惹かれたのは、著者の父の最期の姿だ。医師に「すべてお任せします」と告げる潔さと、「髭剃りを買ってください」という静かな尊厳。死を目前にしてもなお、日常の律動を失わないその姿はあまりにカッコいい。
    終盤に登場する「100歳まで生きるボタン」の問いは重い。この本が描く「不完全なまま続いていく日常」の記録は、答えの出ない不安の中にいる今の自分にとって、一つの確かな手触りとなった。

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    2026年02月08日