穂村弘のレビュー一覧

  • 蛸足ノート

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    穂村さんののエッセイが好きすぎる。面白くてめっちゃ笑った。奥さんと仲がいいんだなー、も伝わってくる。

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    2025年12月03日
  • 野良猫を尊敬した日

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    ネタバレ

    通勤中にちこちこ読んだ本②
    今日後輩からカステラを受け取る直前に読み終えた。
    同じ時期というより様々な媒体に書かれていたエッセイの詰め合わせなので短いいくつもの文章に飽きなかった。面白かった。
    会社に入って会社を辞めるところまで書かれていた。
    会社を辞めようと思った。天職を探そうと思った。

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    2025年11月12日
  • はじめての短歌

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    ぐっときた歌
    お一人様三点限りと言われても私は二点でピタリと止めた

    「生きる」「生きのびる」のあいだを行き来しながら人はある
    社会で在るためには「生きのびる」
    個人で在るには「生きる」
    のような?

    どうしたって生物としてのヒトだから、身体の調子があって、揺らぐし矛盾するし、機械ではなくて、完全効率的には動けない。
    でも社会のしくみを作ってる。
    しくみから逃れたかったり、逃れざるを得ないときに歌がうまれるのかな?

    p81~
    生きのびるの粋を集めた(社会の効率化の洗練に洗練を重ねてる)のがコンビニ、その効率のかたまりに圧迫される⇒上から目線になっちゃうという視点が面白かった

    上から目線「コ

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    2025年11月03日
  • 世界音痴

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    ほむほむのエッセイ
    ほむほむの短歌は
    あんまり読まないのに
    エッセイはたくさん読んでる
    読む順番はバラバラなので
    年代が前後する
    でも、どこから読んでも
    ワクワクできる
    ほむほむの妄想の虜
    もうやめられない
    ほむほむがモテないなんて
    それは嘘!だと
    いつも思う

    私の頭の中では
    何度も
    愛を語りあっている
    ような気がする‥

    妄想癖はほむほむを
    超えている
    自信がある!


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    2025年10月27日
  • 短歌ください 君の抜け殻篇

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    雑誌『ダ・ヴィンチ』で読者から寄せられた短歌を、人気歌人の穂村弘さんが選び評する投稿コーナー「短歌ください」。その第3弾の文庫版。
    この本には、投稿歌人だった頃の木下龍也さんや、岡野大嗣さんの短歌も掲載されている。

    解説は、木下龍也さん。その解説もすごくためになる。採用歌の傾向について、①ニッチ②とても個人的な体験③論理の飛躍④納得⑤唐突⑥生々しさ、という6つの観点から分析している。
    これは、「短歌ください」に投稿するときのみならず、普段短歌を作るときにも大事なことだと感じた。

    この本に掲載されている短歌から、十首短歌を紹介したい。

    2歳2ヶ月の娘に命じられ快晴の日に長靴を履く
    (トヨタ

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    2025年10月26日
  • 短歌のガチャポン

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    これは楽しいガチャポン(゚∀゚)短歌だけを読んで自分で想像するのも良いけれど、解説付だともっと楽しい♪いつか自分で選んだ短歌の本や名言集を作りたいと思っているけれど、なかなか…(^o^;)

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    2025年10月15日
  • 短歌のガチャポン

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    勝手に作ってた「短歌は敷居と意識が高い人向け」というイメージをぶち壊してくれた一冊。
    大正の歌人から現代の小学生とバラエティに富んだラインナップの短歌がガチャ形式で繰り出される。ガチャについてる小さい紙のように添えられた筆者の解説がこれまたとにかく面白い。
    100年前も今も人の喜怒哀楽のスイッチは変わらないのだと実感し、日常を切り取って「詠む」楽しさを知った。
    光る君へブームがまだ去ってない人はぜひ。

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    2025年09月30日
  • にょっ記

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    再読でした。

    穂村弘さんの頭の中を日記形式で書き綴ったもの。ネガティヴが突き抜けてたり、そこ!?と驚く視点で、突拍子もない妄想をするのが面白くて。

    再読でも十分楽しめました。あと2冊も持ってるので、そのまま続けて。

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    2025年09月27日
  • 図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記

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    短歌は得意ではありませんが、穂村弘の文章は大好物です。今回は、たくさんの素敵な短歌や俳句、ミステリーとの出会いを与えてくれました。
    読みたいものがたくさんあって困る!

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    2025年09月18日
  • 短歌のガチャポン

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    『短歌のガチャポン』このタイトルにひかれました。子どもの時も今も、私にとってはガチャポンではなく、ガチャガチャです。でも、このタイトルは、ガチャガチャでもカプセルトイでもダメで、ガチャポン!言葉そのものがかわいいし、音の響きもいい。何が出てくる分からないワクワク感、本書でも堪能できました。

    穂村弘さんが選んだ、明治から現在までの短歌100首。どの歌も、心に刺さるもの多しです。

    それぞれの歌は日常から生まれているのに、31文字という制約の中で、常識を超えていることの不思議を感じます。

    冒頭の数ページは、素敵なイラストつきの短歌が載せられていて、「ガチャポン短歌の世界にようこそ!」という感じ

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    2025年09月06日
  • 短歌のガチャポン、もう一回

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    ガチャポンのように何が出るかわからないけど、選者の心に響いた短歌は、やはり選者の短歌のような輝きがある。
    ガチャポン、もう一回では済まない予感が…

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    2025年09月05日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    この本は学術書なのかと思っていたのですが、歌人の穂村弘さんの硬めのエッセイのような内容でした。
    穂村さんは42歳の時に緑内障の診断を受けたそうですが、そこを中心に書かれています。

    穂村さんは大学は北大で山岳部より安全だという理由でワンダーフォーゲル部に入ったそうですが、北大はすぐ退学されて上智大学の英文科に入りなおしたそうです。
    そのころからベンチプレスで筋肉貯金を始め、就職はSE(システムエンジニア)に。

    そして緑内障の診断を受けられるのですが、緑内障は完治する見込みがない病気で、「ついに私は不治の病になってしまったんだな」と思ったそうです。
    緑内障に自分でできることは目薬のみ。
    あとは

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    2025年08月30日
  • はじめての短歌

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    慶應義塾の社会人教育機関の短歌の入門講座

    良い短歌を味わうことがてき、そしてその良い理由が明確に言語化されている。
    「生きのびる」だけでなく「生きる」と、現代社会で重要な価値観以外の世界を考えるきっかけとなる。
    短歌を通して、数えられる替わりがきくものとは別の、絶対的な唯一無二的なもののという考え方を学べる。
    「驚異から共感。砂時計の「くびれ」みたいな驚異のゾーンをくぐらないと共感をゲットできない」という法則を提示しているのも興味深い。

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    2025年08月23日
  • 蛸足ノート

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    目次の時点で面白い。今回も期待を裏切らない一冊でした。クスッと笑えたり、共感したりと感情が忙しかったです。「只者じゃない」「風邪の原理」「お棺に入れるもの」「憧れを買う」「猫で満員の電車」「だるくて何もできない理由」等が特にお気に入りです。購入予定。

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    2025年08月15日
  • 蛸足ノート

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    シンジケートに続き、こちらも購入。
    読売新聞人気連載となっていた、穂村弘氏のエッセイ集。
    見開き1ページずつエッセイが収録されていて、どれもくすっと笑ってしまうような日々のささやかな瞬間が描かれていて、めちゃくちゃ癒される一冊です。
    特に奥様とのやり取りをつづられている話がお二人の仲の良さが垣間見えて特に好きです。

    それにクリアなカバーの下に、いろんな蛸が所狭しと載っている装丁が本当に好きです。

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    2025年08月15日
  • 異性

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    角田さんも穂村さんも大好きで興味を持った本。
    角田さんは女性として、穂村さんは男性としての意見を交互にやりとりして進んでいく。
    こういう女性が多いかもしれないけど自分は違うとか、もてる男性はこうだが自分にはできないとかいう話題も出てきて、男女の違いを紐解くという面白さももちろんあるけど、ただ角田さんと穂村さんが恋愛観について意見を交わし合うという意味でもすごく興味深かった。

    特に印象に残ったのは次の二つ。

    一つ目は、「もてる」というのは対人的な「スペース」、つまり「隙」が関係しているのでは?という考察。

    隙、確かに大事だよなぁ、わかるわかる。
    学生の頃からもてるのは、狙った獲物は逃さない

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    2025年08月10日
  • 手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)

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    鮮烈な印象を受けた。歌人「ほむほむ」に大量の手紙を送り続ける少女「まみ」の話。

    性嫌悪が強かった時分に私が読んでいたら途中で挫折してしまうかもしれないと思った。「知んないよ昼の世界のことなんか、ウサギの、寿命の話はやめて!」

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    2025年08月06日
  • 短歌ください 君の抜け殻篇

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    白眉は、この「短歌ください」から生まれたといっても過言ではない木下龍也による解説。「短歌ください」に採用されるための必勝法!一度、挑戦してみるか!?

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    2025年07月15日
  • 蛸足ノート

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    291変なおじさんと呼ばれて
    『それでも頑張ってぴょんぴょんしていたら、息が切れ、目が霞み、とうとう地面に倒れてしまった。でも、男の子は蝶を見ている。縄跳びには飽きてしまったらしい。はあはあはあはあはあはあはあ。変なおじさんは口の中が血の味だ』

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    2025年07月10日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    私の若い頃には世界が滅びるとか日本がダメになるとか、そういう感覚はありませんでした。当時は、世界はとても広く、ポテンシャルがまだまだあると思っていました。そうした条件下においては、他人と傷つけあっても互いに別の場所で生きていけばいいだけで、無数の選択肢があると考えることができました。
    でも、時代の流れの中で近年感じるのは、全員が方舟に乗って危うい運命を共有しているような感覚です。そんな状況だと、方舟の上で喧嘩するとか焚き火をしちゃうとかいったことは、非常にリスクが高くなってしまいます。加害性について全員が敏感になる必要がある。

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    2025年07月09日