穂村弘のレビュー一覧
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書評集。
読んでみたいな、と思わせる文章を書けるというのはすごいことですね。短歌や詩の紹介も多く、この方面になじみのない自分には新鮮でよかったです。
印象的なタイトルは二階堂奥歯さんという方の発した言葉から。初めて知った方でしたが読んでみたいと思いました。ちょっと覚悟を決めてから。
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穂村弘のエッセイを読む。
過剰な自意識を笑うと、それは自分に返ってくる。
自分のことなんて他人はそんなに気にしてないぞ。
穂村弘のエッセイを読む。
一般常識の前で立ちすくむ姿は、全くもって私の姿だ。
なぜみんなそんなことを知っているのか。
どこでそれを知るのか。
穂村弘のエッセイを読むと、な...続きを読むPosted by ブクログ -
このタイトルからして、やられてしまう。嵐の音とも風雨とも隔絶され、本に囲まれている。あたたかいのみもののカップを持って、穂村さんのおだやかな声で、本の話を訥々語ってもらっている、そういう一冊。読書好きだったら、こういう、繭のように守られた状況での読書、最高ではないか。少なくとも私はそうだ。今しも、ベ...続きを読むPosted by ブクログ
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私のはじめての穂村弘。
もう最初に、カバーの紹介のところを読んで好きになった。この自意識過剰な感じ、すごいわかる。
私もちょっとしたことに運命を感じて、ちょっとしたことにときめいているから、同じようなことを考えてる人がいることに安心した。
なんか、私より拗らせてて安心した笑
同じようなことを...続きを読むPosted by ブクログ -
短歌はほんとうにたのしい!
小説も好きですが、好きなページから好きな分量だけ読んだり、何年も経ってから読替えして新鮮な感じ方をしたり、身に覚えのある感情を見事に57577にしている歌に胸を打たれて自分やそのときの感情についてやっと理解できたり。
言語化したり名前をつけたりするのは、良くも悪くもとても...続きを読むPosted by ブクログ -
やっぱり好きだ
この謎の親近感と胸の中でふわふわしてる思いだったりをこうやって言葉にしてくれる感じ!
あとがきの永遠の寮、すごくいいな笑Posted by ブクログ -
穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイも多数執筆している。
本書は、...続きを読むPosted by ブクログ -
「週間文春」に2017年7月から三年間にわたって連載された日記体の書評集です。
主な書評はやっぱり、句集や歌集が多かったです。
SF小説が多かったのは意外でした。
そして、少し古い時代のミステリー作家の初期作品。
中井英夫、泡坂妻夫、連城三紀彦、竹本健治など。
連城作品は初期のものは一時はまって...続きを読むPosted by ブクログ