シンジケート[新装版]

シンジケート[新装版]

小説・文芸
2,640円 (税込)

13pt

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

伝説のデビュー歌集、31年目の新装版。1990年に第一歌集『シンジケート』で鮮烈なデビューを果たして以来、新世代の旗手として短歌ブームを牽引してきた穂村弘。現代短歌を代表する人気歌人にして名エッセイストの著者が描いたピカピカの恋のうたが、人気画家ヒグチユウコの絵と名久井直子の装丁で新たに生まれ変わります。解説・高橋源一郎。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 詩集・俳句
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    シンジケート[新装版]
  • タイトルID
    :
    947229
  • ページ数
    :
    144ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年05月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

シンジケート[新装版] のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を手に取ってみてほしい。まず本棚に飾りたくなるような美しい装丁に息を呑み、ページをめくれば清々しいほど水平な紙面に感嘆する。

    〈体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ〉

    日常の儚さと一瞬の輝きを紡いだ1990年発表の伝説のデビュー歌集。曇天模様の薄暗い季節には、あの頃に置き忘れてきた青くさい記憶と、僅かな背徳感を醸すノスタルジーに浸れるこの一冊を。

    0
    2026年05月28日

    Posted by ブクログ

    良すぎる
    フランダースの犬か穂村か。の一節が一日中頭を離れなかった
    帯が大島弓子さんと知って納得 嬉しい

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    どうやったらこんな日本語が紡げるのだろうなあと、ただただ感心するばかり。本当にすごい。




    お気に入りのものを下記に記します〜。
    「飲み口を折り曲げられるストローがきらい臨時の恋人が好き」
    「彗星を掴んだからさマネキンが左手首を失くした理由は」
    「「耳で飛ぶぞうがほんとにいるのならおそろしいよねそいつのうんこ」」
    「ほんとうに俺のもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は」

    0
    2023年07月01日

    Posted by ブクログ

    暴力的で荒々しい言葉遣いだけど美しい言葉の印象を受けました。
    暴力的だと感じるのは、恋人(たぶん)をおまえと呼ぶせいかもしれません。
    それと、女性を女と呼ぶせいもあるでしょう。
    文学で言えばエンタメ系ではなく純文学系の感じがしました。
    もう一人の現代の代表的歌人である俵万智さんはエンタメ系というイメージです。

    考えたのですが、穂村さんが恋人をおまえと呼び女性を女と呼ぶのは穂村さんは平成、令和の歌人ですが、穂村さんが昭和生まれだからで、そんなに暴力的という訳ではないのかもしれません。でも、あなたという呼称もありますが。
    今だったらぼくらとか君とかが多いような気がします。

    拙い的を得ない感想だったかもしれません。すいません。
    ちなみにこのレビューで1000レビュー達成です!



    以下よく引かれるという歌。


    ○子どもよりシンジケートをつくろうよ「壁に向かって手をあげなさい」

    ○サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい

    ○桟橋で愛し合ってもかなわないがんこな汚れにザブがあるから

    ○終バスにふたりは眼むる紫の<降りますランプ>に取り囲まれて

    ○わざわいは夏降り注ぎママレードの中にのたうつオレンジの皮



    以下私が、好きだと思った歌


    ○編んだ服着せられた犬に祝福を 雪の聖夜を転がるふたり

    ○体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ

    ○「酔ってるの?あたしが誰かわかってる?」「ブーフーウーのウーじゃないかな」

    ○ゼラチンの菓子をすくえばいま満ちる雨の匂いに包まれてひとり

    ○ペーパーフィルターに世界の始まりを目守る神々春のゆうぐれ

    ○ハーブティにハーブ煮えつつ春の夜の嘘つきはどらえもんのはじまり

    ○裏切りの朝の香りはドロップの缶にそれだけ残した<はっか>

    ○「自転車のサドルを高く上げるのが夏をむかえる準備のすべて」

    ○「まだ好き?」とふいに尋ねる滑り台につもった雪の色をみつめて

    0
    2023年03月25日

    Posted by ブクログ

    むずかしいのいっぱいあった、わたしの想像力不足を思い知らされた!燃えるぜ 半年後また読んでみます。ファイヤー!

    0
    2022年11月30日

    Posted by ブクログ

    やっと手に出来た穂村さんのデビュー作。
    凄かった。
    度々鳥肌が立ったのは、FRESHNESS BURGERの冷房がききすぎてただけじゃない。
    これいい!こっちもいい!と付箋を立てていたら、付箋紙の意味がなくなった。

    リアリティの中の夢心地の瞬間を絶妙に捉えた句。
    逆に、キラキラ名詞のあとに続く塩辛い現実。
    はたまた静と動の美しさ。
    口語体の魔力。
    愛しき日常の素晴らしさ。
    その刹那にセンチメンタルな気分になる。
    そしてふと、私達読者のどんな毎日にさえ、それらは含まれるのだと気付いた。
    毎日を丁寧に生きていきたいものだ。

    これがデビュー作だなんて、ホント衝撃だ。
    当時、サラダ記念日のお祭り騒ぎで、シンジケートの存在すら知らずに過ごした私は一知半解だったとでも言うべきか。
    いや、一知無解か。
    あとがきをよせている高橋源一郎さんにも激しく同意する。
    そして、エッセイ集の穂村さんより尖っていて色気あります。
    たまに句中、その黒くて狡いものがチラリと見えて怖くなる瞬間もある。

    0
    2022年09月29日

    Posted by ブクログ

    とにかく、面白くて時間を忘れるほどはまってしまう歌集だ。

    高橋源一郎という人の、解説文も素晴らしい。著者の短歌の魅力を分かりやすく書いている。真実を鋭く見抜く目を持っているのだろう。劉備兄貴に孔明の事を紹介した水鏡先生のようだ。

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    最初、全く意味が分からなかった。

    穂村弘さんの作品は初めてだし、そもそも、短歌の歌集を読むのも実は初めてで・・・最後の記憶は、中学校の国語の教科書だったろうか。

    「あれ、短歌ってこんな感じだったっけ?」というのが、まず思った印象で。
    穂村さんを知ってる方には、本当に申し訳ないのだけれど。

    それでも、とりあえず、細かいことは気にせずに、読み続けてみようと思い、ひたすら歌を追ってみると、だんだんリズム感が出てきたようで、根拠不明な面白さに陥り始めたとき、最初に気になった歌が現れた。


    俺にも考えがあるぞと冷蔵庫のドア開け放てば凍ったキムコ


    えっ、キムコって、あの悪臭を守る、あのキムコ?
    それから「俺にも考えがあるぞ」って。
    思わず、クスリとさせられて面白いし、何か現代小説のような、作者の台詞をそのまま載せて訴えている感じが、私には新鮮。

    そして、そのすぐ後に、


    「前世は鹿です」なんて嘘をためらわぬおまえと踊ってみたい


    踊ってみたいって、誘い文句、私にとってはすごく懐かしいなと思ってたら、この歌集は元々、1990年発売なんですね。

    道理で、当時を思わせる、雑多でいて、ロマンチックで、純粋な残虐性が怖くも哀しくもあり(私的にはブランキージェットシティを思い出した)、何でもあるのになぜか満たされない心の叫びのようなものまで、感じられるのか。

    そう感じたら、もう一度、最初から読まずにはいられなくなり、改めて読んでみたら、一気に私のお気に入りが増大した。


    「あなたがたの心はとても邪悪です」と牧師の瞳も素敵な五月

    君がまぶたけいれんせりと告げる時谷の紅葉最も深し

    血まみれのチューインガムよアスファルトに凍れ神父も叫ぶこの夜

    ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は

    闇の中でベープマットを替えながら「心が最初にだめになるから」

    「パジャマの片足に両足つっこんだ罰で彗星しか愛せない」

    真夜中の大観覧車にめざめればいましも月にせまる頂点

    街じゅうののら犬のせた観覧車あおいおそらをしずかにめぐる


    観覧車の歌は二つあり、それぞれ観点や味が異なるけど、どっちもすごくいい。

    時に、人間のどうしようもなさを惜しげもなく、書いているのもあるけれど、その反面、平和で穏やかな凪の感じもあるのが、人間の複雑さを表しているようで、この人好きかもと思えてくる。
    そして、やはり、ロマンチストだと思った。


    秋になれば秋が好きよと爪先でしずかにト音記号を描く

    抜き取った指輪孔雀になげうって「お食べそいつがおまえの餌よ」

    くちうつしのホールズ光る地下鉄の十色使いの路線図の前

    「まだ好き?」とふいに尋ねる滑り台につもった雪の色をみつめて

    あかるくてさみしい朝の鳥かごにガラス細工のぶらんこ吊す

    はるのゆき 蛇腹のカメラ構えてるけど撮る方が笑っちゃだめさ

    手はつながずにみるはるのゆきのなか今日で最後のアシカの芸を

    犬のためのミルク沸くまで真夜中のウエイトレスのシャドーボクシング


    そして、「スイマー」では、刹那的な文章もいいし、海をテーマにした歌をずっと読み続ける爽快感もいい。


    査定0の車に乗って海へゆく誘拐犯と少女のように

    手を叩け海のあおさに驚いたパトカーが椰子の樹に突っ込むぞ

    ゴムボートに空気(エア)入れながら「男なら誰でもいいわ」と声たてて笑う

    「海にでも沈めなさいよそんなもの魚がお家にすればいいのよ」

    バタフライ・ドルフィン・キックで切ってゆく水と光のバウムクーヘン

    砂の城なみうちぎわにたてられてさらわれてゆく門番ふたり


    どうしよう、この人、すごいよ。すごすぎる。この人の雰囲気、すごく好き。
    何か短歌というよりは、穂村弘さんを知る感じ。
    ただ、面白いとか怖いとか素敵なだけでなく、顔で笑って心で泣くみたいな感じが、すごく好き。
    短歌読んで泣きそうになるって、どういうことよ。

    と思っていたら、最後の、「ごーふる あとがきにかえて」の、ホチキスの針の最初のひとつで、とどめを刺された。涙腺崩壊というやつです。

    そう、私は今でもそれだよ。
    まさしく、ホチキスの針の最初のひとつ。

    「自由に、無意味に、震えながら、光りながら、ゴミみたいに、飛ぶのよ」

    0
    2022年04月08日

    Posted by ブクログ

    フーガさえぎってうしろより抱けば黒鍵に指紋光る三月

    「猫投げるくらいがなによ本気だして怒りゃハミガキしぼりきるわよ」

    0
    2021年07月19日

    Posted by ブクログ

    死ぬまで何十回とこの歌集を開くだろう
    喫茶店で初めて読んで、涙を堪えるのに必死だった
    31文字の狂気たち。

    0
    2021年06月17日

シンジケート[新装版] の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 詩集・俳句
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    シンジケート[新装版]
  • タイトルID
    :
    947229
  • ページ数
    :
    144ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年05月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

穂村弘 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す