鳥肌が

鳥肌が

1,400円 (税込)

7pt

小さな子供と大きな犬が遊んでいるのを見るのがこわい。自分以外の全員は実は……という状況がこわい。「よそんち」の不思議なルールがこわい。赤ちゃんを手渡されると、何をするかわからない自分がこわい……。日常の中でふと覚える違和感、現実の中に時折そっと顔を覗かせる「ズレ」、隣にいる人のちょっと笑える言動。それをつきつめていくと、思わぬ答えが導き出されていく。こわいから惹かれる、こわいからつい見てしまう。ただ、その裏にあるものを知った時、もう今まで通りではいられない!? ユーモア満載で可笑しいのに、笑った後でその可笑しさの意味に気がついたとき、ふと背筋が寒くなる。そんな42の瞬間を集めた、笑いと恐怖が紙一重で同居するエッセイ集。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

鳥肌が のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この世で最も強い毒、それは【詩人の感性】。

    そんなことないけども、そんな気すらしてくる1冊だったと思う。

    鋭敏すぎる感性はそのひと本人も殺しかねないし、その人が残した言葉は、猛毒にもなりうる…そんなことないけども。

    「こわい」「きもちわるい」穂村弘さんの人生の、そういうエッセイが詰まった本。

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    鳥肌をイメージした装丁やピンクのスピンがおしゃれで、上がります。
    ページをめくれば、自分は体験したことないはずなのに、なぜか『わかる…!』と頷いてしまうエピソードの数々。それは、穂村さんと同じびくびく型人間だからなのでしょうか。
    たとえ同じ瞬間を共有している者同士でも、それぞれの頭の中では、まったく

    0
    2024年06月25日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り鳥肌のたつような話が集められていて、普段の穂村さんのエッセイ集とは少し手触りが違います。独り暮らしの女性がある日目を覚ましたら部屋の中にシャボン玉が浮いてたという話と、作家の曾祖父が階段の踊り場で殺されてた話が特にゾゾゾでした。あ、あとあの、検索してもハートなんて動物が出てこないんですけ

    0
    2024年01月02日

    Posted by ブクログ

    共感の嵐。特にあとがきの飲み会の話に共感してグサッときてしまった。コロナ禍以降、そういう飲み会もないのだけど。
    製本に使われている糸が蛍光のピンク色だったりシュールなイラストがあったりと、装丁が個性的かつきれいですてき。

    0
    2023年11月12日

    Posted by ブクログ

    鳥肌が立つような「怖いもの」がテーマのエッセイ。私はホラー苦手派だけど、大丈夫な系の怖さです。たしかにぞわっとしたりもするんだけど、なんだか笑える。
    あらためて眺めてみると、この世は不思議に溢れているんだなあ。

    楽しく読んでいただけなのに、自然と臆病な人の素敵なところが見えてきた。
    些細なものも含

    0
    2023年10月22日

    Posted by ブクログ

    宅配で届いた本を暗がりで触って、うわすごい気持ち悪い汚れがついてるから後でエタノールで拭こう、と思ったのですがどうやら特殊印刷でした。
    タイトル通りで大成功か。

    0
    2022年10月07日

    Posted by ブクログ

    世の中にこんなに、こわいと感じることがあるとは。
    とは言えど、『怖い』というより『コワい』と表現する方がこの場合しっくりくるような気がします。
    目のつけどころが違います。歌人だからでしょうか。
    穂村さん、面白すぎです。

    0
    2022年06月09日

    Posted by ブクログ

    はっきりとは意識していなくても、言われれば何となくわかるような、いろんな「びくびく」をつづったエッセイ。愛が怖い、可能性が怖い、あなたが怖い…見ていた景色がひっくり返る瞬間の鳥肌を絶妙に心地よい筆致であらわしてくれる。

    0
    2020年05月24日

    Posted by ブクログ

    装丁も挿絵もしおりも素敵。
    くすっと笑ってしまうレベルからぞくっとしてしまう怖さまでいろいろ。
    よそんちのこわさとか。
    絶妙なタイミングで短歌紹介がなされていたり。
    打ち上げの飲み会どうなったか知りたい。

    0
    2018年05月26日

    Posted by ブクログ

    薦められて、遅まきながらこれが初穂村弘。
    文体と感性が素晴らしいのでスイスイ入ってくるし読みやすく面白い。

    0
    2024年01月05日

鳥肌が の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

穂村弘 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す