穂村弘のレビュー一覧

  • ラインマーカーズ ~The Best of Homura Hiroshi~

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    短歌はすごいなぁ。
    たった26文字で一本の映画を観たような、一枚の絵画を観たような、そんな気持ちになる。

    …と言っても7割くらい意味わかんなかった。
    知らない言葉や読めない漢字も結構あった。
    まだまだだなぁ。

    今度はこの人のエッセイを読んでみようかな。

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    2025年02月21日
  • 蛸足ノート

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    見開きページで1話完結するエッセイ集。
    連載タイトルの由来が「タコの足みたいにあちこちに心と筆を伸ばして書いてゆきたい、その気持ちを込めたい」とあった。穂村さんの感性についていけるのか、不安ではありましたが、天然な奥様の言動を筆頭に共にツッコミ入れて、楽しく読めました。ご本人のトホホ…な展開も、よく分かるので好きなのかもしれません(*´σー`)エヘヘ

    『柴犬って、あのどうして人気あるか分からない演歌顔の子?-妻という謎-』

    『「メニューに書かれてはいるけど今日は作れないもの」を何故か注文してしまうのだ。…ひいと思う。なんならあるんですか。-旅先の不安な店-』

    『他人から見れば、「ほむらひ

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    2025年02月19日
  • 君がいない夜のごはん

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    話が軽快に展開されていくので、サクサクと読みやすかった。誰もが知っている食がテーマなので、イメージしやすいしクスクス笑えて楽しい作品でした。

    他の作品も読んでみたいです。

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    2025年02月09日
  • 彗星交叉点

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    ネタバレ


    穂村弘さんのエッセイ大好きです。

    装丁のかっこよさとタイトルもとても素敵でした。

    P.10
    同じ言葉を云われたら、私も忘れないだろう。
    心の奥に大事に大事に抱え込んで、時々取り出してはぺろぺろ舐めるのだ。「もてそうな感じ、もてそうな感じ、もてそうな感じ、僕はもてそうな感じなんだ」と。

    この文章に心を掴まれてなんて言葉は面白いんだと、読書をしていて良かったと思えました。

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    2025年01月12日
  • もしもし、運命の人ですか。

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    穂村さん、本当可愛くてお茶目で、好き!
    『男性が運転する車の助手席に女性が乗った場合のルール案』のくだりとか、『固いフタ』に関する話題を女性たちに呟いたら、女性陣の不満が爆発してしまい、開けてはいけない何か恐ろしいものの蓋を開けてしまった、、のくだりとか。

    笑っちゃうエピソードの中で、核心ついてることもあるんだよね。
    『不思議ちゃんとは、世界に免責される特別な存在でありたいという本人の自意識』
    とかね。笑笑

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    2024年12月15日
  • シンジケート[新装版]

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    穂村弘さんのデビュー歌集。初めて氏の歌に触れた。理解しきれないものもあったが、好きな歌がひとつでもあれば、それは自分にとって読んで良かった歌集になる、と思っている節がある。わからなくても立ち止まらずにリズム良く読んでいくとどんどん楽しくなってきて、好きな歌が見つかり始めるから短歌は不思議なものである。
    好きだったのは下記五首。


    限りなく音よ狂えと朝凪の光に音叉投げる七月

    「とりかえしのつかないことがしたいね」と毛糸を玉に巻きつつ笑う

    ハーブティーにハーブ煮えつつ春の夜の嘘つきはドラえもんのはじまり

    裏切りの朝の香りはドロップの缶にそれだけ残した<はっか>

    抜き取った指輪孔雀になげう

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    2024年12月12日
  • 蛸足ノート

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    思わず読売新聞の夕刊だけとりたいと思うくらい、穂村さんの日常を綴るエッセイに1本、いや10本は取られた。
    思わず声を出して笑っちゃうエッセイもあり、考えさせられるものもありで、緩急がすごい。たまに紹介される短歌も抜群のセンスのものばかり。穂村さんは文を綴る神様に好かれた人なんだと思う。

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    2024年12月10日
  • 蛸足ノート

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    笑いの神様降臨!

    穂村弘さんは、歌人で幅広い分野で活躍する作家さん。

    はて、蛸足ノート?何故これを手にしたか憶えてませんが、短い笑いの文面で橫っ腹がツンツン痛い。いや、次から次へと繰り出される笑いのジャブ応酬にわたしの腸は、ネジきり裂けました。

    完全な敗北です。

    皆様、穂村ワールド御賞味あれ!責任は一切負いませんが!

    追伸、穂村さんの奥さまは笑いの女神様です。

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    2024年12月09日
  • 迷子手帳

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    「人生は甘くない、という言葉を何故だか信じる気になれない」穂村さんの気持ちなんとなくわかるし、ずっとその感じで長生きしてほしい。

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    2024年11月27日
  • 君がいない夜のごはん

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    面白くてお気に入りのところ。

    -我がダイエット
    -食べ放題との戦い
    -小梅とイチジク
    -妻がいない夜の御飯
    -苺のヘタをみたことがない
    -かっこわるいドーナツ
    -脳の声
    -ぐだぐだ食
    -男フードと女フード
    -デート食
    -パンかご飯か
    -電子レンジと私

    美味しいものは好きだけど、
    食事にルーズで、気ままなところや、
    変にこだわりがあって図太いところが、
    かわいいと思えてきました。笑
    なんか彼氏に似てるな。と苦笑いしながら読んじゃったね。

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    2024年11月16日
  • はじめての短歌

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    短歌の作り方を詳しく学ぼうと思って読んだ。紹介される短歌の良い部分を元に説明される。一から作り方を学ぶ箇所はない。しかし、読んだのちに胸の中に、短歌を作る上での大切な価値観を得られると思う。それが結局は短歌の詠みかたなのだと思う。短歌として、詩として、芸術として、何が大切なのかよく分かった。

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    2024年11月04日
  • ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

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    この二人でこのタイトル!そりゃ読むでしょと思い手に取った。まとまりすぎていない友人同士のだらだら飲みのような感じが死というテーマにむしろ合っている。

    ただ猫死するほどネコ好きの読者が手にするには漫画のネコの”ねごとちゃん”が擬人化されててあんまりかわいくないのがいまいちで、思い切りネコらしく描いてほしかったと思う。人物と背景はうまいなあと思ったので、この作者はおぶうの兄弟さんと真逆で本当は動物より人間が好きな人なのかもしれない。

    カバーにもネコいないし勿体ないな・・・と思っていたら、最後のほうでタイトルの由来が会話されており、あ、そういう意図だったのかとわかる。しかしそうならば、単に図形と

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    2024年11月03日
  • 迷子手帳

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    ほむほむのエッセイはやっぱり面白い。何度読みながら1人で笑っただろう。本の角が丸くて装丁がかわいらしいところもすてき。小学生の頃これを持ってると頑張れるもの、あったなぁ、これがあれば大丈夫、と小さな勇気をくれるもの。ちょいちょい紹介される色んな方の短歌がいい味で妻との会話が面白いし猫の話は和みと癒しを感じる。奥さんがほむほむの本をきっかけにお父さんと最期の時間を過ごせたことには感動し、父親の登山に付き合うほむほむは優しい。屯田兵の曽祖父の話はまさに鳥肌もので縁なのだなぁと感心する。ほむほむでほっこり。

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    2024年10月28日
  • 迷子手帳

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    わああ!角が丸くなってる!可愛い!

    ほっこり、くすり、短歌ににんまり

    「愛があるから大丈夫なのと歌うから若いと誰もが心配をする」
    これ感心する!

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    2024年10月29日
  • にょにょっ記

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    何かのツボがそこかしこにある→ツッテモナオール/鹿戦争/留守番が必要な理由/タクシー降りるとき「ごちそうさま」/ジュテーム投げ/木綿プリンと絹プリン/麻薬もここにわんわん/眠ってるうちに勝手に刈られちゃってね/生まれつきの「新聞感覚」/ペテロの立ち直り/やうかんがお家にすんでゐたら/新幹線「さそり」/俺のリモコンは凄いよ/えぐみさん/ 「ずずずずっ」と移動する講談社→天然自然なの? おもしろく書こうとしているの?

    内容の有効性や論理の正当性や表現の妥当性などとは別に、テンションや心の熱さというものは、それ自体で読み手を惹きつけるようだ。(p.25)

    モグラって本当はサングラスもシャベルもも

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    2024年10月17日
  • にょっ記

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    歌人・穂村弘ことほむほむの日記ならぬニョッキ、じゃなくてにょっ記。

    にょっきり膨らむ、ほむほむの妄想と空想がくつくつ笑えて良きかな。

    妄想家ってけっこう妄想のパターンが決まってきちゃうと思うんだけど、さすが穂村さん、飽きさせません。

    下ネタをぶちこむあたり、ああ、穂村さんも、若かったんだなあと思う。

    私たち(誰?)、ほむらーは、穂村さんに、著作を読むことで、いろんな面を「開発」されてきたんだろうな。

    エッセイとも、短歌とも違うようで、やっぱり似ている短文を楽しめます。

    ***

    お知らせです。

    2024年10月07日のNHKラジオ『ほむほむのふむふむ』で、私の投稿短歌が紹介されま

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    2024年10月08日
  • 求愛瞳孔反射

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    ラスト1行の意外性。あとがきさえもそうだった。

    「手をとめて」の2文字ずつ減らしていくことで文章が図形を形作る。こういった手法は一時期よく見かけた。伊坂幸太郎がよくやっていた気がする。

    解説漫画の吉野朔実についてGoogleで調べたら、2016年4月20日に死去とあった。

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    2024年10月05日
  • 迷子手帳

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    穂村さんの言葉って特別ドライでもウェットもなく、ただそこにあるだけなのになんでこんなにも落ち着くんだろうか。。
    1日の隙間に少しずつ、読み終わりたくないな〜と思いながら読みました。

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    2024年09月29日
  • 短歌のガチャポン

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    現代短歌かと思ったら、
    しれっと与謝野晶子やら三好達治が紛れてる不思議。
    2002年生まれと72歳の短歌が並ぶ不思議。
    選ばれた歌より解説文にある短歌に反応しちゃう
    ひねくれ者の私。
    無名にて死なば星らにまぎれんか輝く空の生贄として
     寺山修司
    「煤」「スイス」「スターバックス」「すりガラス」「すぐむきになるきみがすきです」 やすたけまり
    覚えてしまった。愛唱してしまいそうだ。

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    2024年09月28日
  • 彗星交叉点

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    ネタバレ

    ■読んだ動機
    ぼくが穂村弘さんの短歌集が好きであることを知ってくれた会社の人が、エッセイもオススメと言って貸してくれた。

    ■あらすじ
    4,5ページ程度の短編エッセイ集。

    ■感想
    穂村弘さんのエッセイを読んだのは初めてだったが、1つ目のエッセイから、穂村弘ワールドを感じられた。
    日常で触れた些細な言葉や、自分の言動について、繊細な感性で振り返って楽しんだり後悔しているのが、とても良い。

    ■以下よかった文章
    『忘れ得ぬ言葉』
    - それが自信のない項目に関わるものであればあるほど、ささやかな褒め言葉が宝物になる。
    - だだし、その項目における貧者だから、安っぽい褒め言葉でも満足するだろうと思わ

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    2024年09月24日