穂村弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれ、私です。が散らばっていた。
前半星5、後半星3
世界音痴
「自然さ」を奪われた者は、世界の中に入れない。
この世に「ない」もの
なぜ声がでないのか。羞恥心か、怠惰か、楽天性か、他者に呼びかけることへの恐怖か。
どうもそれらがすべて混ざった強力な呪縛のようなものが私のうちにあるらしいのだ。
全席自由
好きなことを「自由に」話せばいい、と思われるだろう。それができないのだ。
私と目が合うと、こちらの異様な緊張が伝わるせいか、相手も他の人に対するようには言葉が出てこないようだ。
忘れ物エンジェル
慎重と云えば聞こえがいいが、臆病とか、せこいとか思われるような気がするのだ。
私は一生、忘れ物エンジェルにはなれないのだ。
人生の経験値
新しいものや出来事を怖がる性格で、その臆病さのせいか、私の日常には変化というものが極端に少ないのである。
自分は、人間の一生において普通に人が経験することの多くを未経験のまま年をとっているのではないか。
大人レポート
私にはその「自然さ」がどうしても身につけられない。時間そのものに耐えられないという、この感覚は何なのだろう。私が潜る時間の流れはしはしばそんな風に沸騰して、それが「自然な」大人になれないことと関係しているように思うのだ。 -
Posted by ブクログ
穂村弘さんと彼の憧れの方々との対談集(2014~2015に連載の内容)。お相手は谷川俊太郎、宇野亞喜良、横尾忠則、荒木経惟、萩尾望都、佐藤雅彦、高野文子、甲本ヒロト、吉田戦車という錚々たる方々である。
穂村さんは自分より10歳近く年上だが、同じ時代を追いかけてきたという感覚はあり、いずれの対談も共感するところが多かった。驚いたのは、佐藤雅彦さんが穂村さんの文章を写経していたという話。他にも、萩尾望都さんの「11人いる!」の続編のネタバレとか。
また、期せずして、YouTubeチャンネル「三宅書店」で高野文子さんの『るきさん』が紹介されていたのを観て、共時性を感じた。読んでみようと思う。 -
Posted by ブクログ
神保町の古本市で、たまたま立ち寄った店でたまたま見つけ、たまたま知っていた「穂村弘」という名前(永井玲衣さんの本で見かけた)と、たまたま見たことのあるフジモトマサルさんのイラスト(村上春樹さんの本で知った)と、たまたま西加奈子さん(好きな作家の1人)の文も収録されていることもあり手に取った。
穂村さんの「歌人」という肩書きからすると、最初の一冊として読むのは変化球なのかもしれない。蕎麦屋のカレーみたいなものか。でも「この人の話は面白いな」と思うには充分すぎる内容だった。これだから古本探しはやめられない。
本との出会いは人との出会いに似ている。たまたま知り合った人の話がとんでもなく面白かった、なんて最高だと思う。