穂村弘のレビュー一覧

  • 野良猫を尊敬した日

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    この方のエッセイを読むといつも、自分の中のもやもやして言葉にできない気持ちというか考えというか、まだそこまでもたどり着いていない思考を形にしてもらえたような気になります。些細なことを不安がり、他人がそんなこと全く気にしてないよってことがいつまでも気になったり。でもそれを”言葉”に、”文字”に(しかも面白く)形にできる能力を持つ筆者を尊敬します。というわけで、今回も面白く、かつ考えさせられるエッセイでした。

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    2023年06月07日
  • シンジケート[新装版]

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    ずっと書き留めていた短歌がある「シンジケート」
    新装版が出るとのことで購入
    長い時を経てしまったけど、言葉選びの秀逸さは今もはっとさせられる

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    2023年06月07日
  • はじめての短歌

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    短歌の改悪例をもとに、「生きる」言葉を使った短歌と「生き残る」ための言葉を使った短歌を対比しているのだが、

    「生きる」ための言葉を使った短歌の方が明らかに面白いのが不思議。

    効率性や正確性など社会的には「生き残る」技術が求められるけど、固有の視点や感情を味わう「生きる」ことを大切にした方が豊かなんじゃないかと心を揺さぶられた。

    少し社会の常識から外れても自分らしく生きていきたいと思った。

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    2023年05月16日
  • 世界音痴

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    ラジオ番組『ほむほむのふむふむ』でほむほむさんのファンになったので読んでみた。こんなにやばい人だったのか…(いい意味で)。
    通勤の電車内で読んでいて笑いを堪えるのに必死になる。そして堪えきれない。読書で笑ったのはいつぶりだろうか。それでいてしみじみと共感できる部分も多く、とんでもない才能の持ち主なんだなとより好きになった。
    Ⅰ章が好み。

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    2023年05月14日
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇

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    本の情報誌、『ダ・ヴィンチ』の読者投稿企画の連載「短歌ください」の文庫化第二弾。


    今回も面白い。掲載されている短歌の作者さんは比較的若い方が多く、自由で寂しくとても軽やか。短歌に添えられた穂村さんの一言が、また優しくて、歌がより味わい深くなります。
    私はテーマ「性格」の回が好きです。31文字で、人の性格という繊細で複雑なものを表現できるのが素敵で惹かれました。

    私は短歌を詠んだりする経験はあまりないですが、日常をこういった新鮮な観点で切りとり、言語化するという感性は磨いていきたいなと思います。

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    2023年05月09日
  • 君がいない夜のごはん

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    私のことかと思うくらい共感できてしまった…
    なんか全体的にぐずぐずしてるんだよね
    妄想ばっかりしてぐだぐだしてる

    でも解説(本上まなみ)で、プライドが高いのねって書いていて、そうなのか〜これはプライドの高さからきてるのか〜と地味に衝撃

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    2023年05月03日
  • シンジケート[新装版]

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    短歌初心者の私。又吉直樹さんが某youtube番組で良い!と言ってたのを聞いて、興味が出て読んでみた。
    なんだろ、短歌って身近だね。日常の切り取り。ふふって思ってページめくっちゃう。こういう本、すごく好き。
    何より装丁が!!背表紙!!是非みて欲しい!!飾るために欲しいくらい!!

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    2023年04月30日
  • 短歌ください 海の家でオセロ篇

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    くすっと笑える歌多し。
    特に好きだっ短歌。

    ・あなたには見えないでしょう今わたしすっごく
     ベルトねじれているの

    ・人間の首って結構曲がるんだ電車の向かい居眠りする人

    ・そんなこともわからないのかと言われどんなことかも
     わからないでいる (バイト先にて)

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    2023年04月28日
  • 短歌のガチャポン

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    時代作者問わず、色々と一気に読めるのが良かった、まず読んで、次に解説で作者の背景を読むと、印象が変わるから面白い

    文字数が少なくて想像が主の短歌ならではの楽しみ方だと思う

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    2023年04月18日
  • 君がいない夜のごはん

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    穂村弘さんの食べ物エッセイ。穂村さんの書くエッセイは気取りが無いので読んでいてホッとする。麦茶に砂糖とか懐かしいな。子供の頃は家に子供用砂糖入り麦茶と大人用普通の麦茶が冷蔵庫にあったのを覚えている。

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    2023年04月14日
  • 短歌ください 海の家でオセロ篇

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    たくさんの人が投稿した短歌を穂村さんが一言添えて紹介していく方式。その一言で理解が深まったり、自分と全然違う解釈で驚いたり、穂村さんと一緒に鑑賞しているような気分で読める。

    短歌は、良いことも悪いことも区別なく、一瞬をピックアップして切り取る。短歌の目線を持ってあらためて見てみると、世界は色とりどりだ。同時に、あまりにも儚くてさみしくなる。大きなイベントも心に残るけど、日常の小さなできごとだって負けないくらい大きくて、かけがえのない思い出になるんだなと実感する。
    やっぱり、自分で見て聞いて触れたものが自分の世界のすべてなのかな。そう思うと、これまでの人生何も成し遂げていないけれど、毎日感情を

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    2023年04月11日
  • ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

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    ネタバレ

    なんかコロナを抜けた今だと彼らの対談は結構違ったものになってそうな気もする。全く変わらないのかもしれない。どっといだろう。挿絵が結構好き。医者も詩人も大変だなあ。

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    2023年03月26日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    穂村弘は、雑誌ダ・ヴィンチの「短歌ください」コーナーに応募をしていた時期もあり知っていた。数年前に「短歌の友人」を読み、短歌だけでなく文才があることも知っていた。
    今回「鳥肌が」を読んで、さらに彼の性格を知ることができた。小心者で、いつも何かにビクビクして怖がっている、そのくせ長生きしたい、美しいものに出会いたいという好奇心も持ち合わせている。面白い人だなぁ。

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    2023年03月12日
  • 短歌のガチャポン

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    ネタバレ

    あとがきに「ふと思いだして嬉しくなったり、たまたま目に飛び込んできて「いいな」と思った歌を集めてみました。」とある。

    巻頭にはいくつかの短歌がドローイングと共に紹介されていて眼にも楽しい。
    かっちりした解説や鑑賞ではなく、感想に近い感じの説明が書かれている。わからないなりに、なんだか心に引っかかる歌が多い。

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    2023年03月07日
  • 短歌のガチャポン

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    「舞い上がれ」のたかしくんの短歌を聞いて、短歌いいなあって思った。ちょっと興味が。
    朝日歌壇などで、見かけた松田梨子さん、松田わこさんの短歌が載っていて、わぁって。

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    2023年03月06日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    短歌や俳句に明るくない人にも楽しめる一冊だと思う。それぞれの句に書かれたエッセイのような解説もとても面白い。日本語って、奥深いなあ、素晴らしい言葉だなあ、と改めて思わされる。この共著の二人の他の作品ももっと読んでみたいと思う。そして、願わくばこのお二人のような句を私も詠めたらなあ…
    日常のなんでもない風景を、ただ見過ごすのではなく、その時々、大切にする。その時の自分の感情を忘れないようにする。それだけで日々がもっと豊かになると思う。

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    2023年02月26日
  • きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記

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    ネタバレ

    読書日記やガイドブックや書評本を読む時、まず目次からわくわくする。
    どんな本を読んでいるのかな?
    私が読んだ本はどう紹介されているかな?
    今回、目次を見て、あまりの既読本の少なさに驚愕した。

    歌人である彼が歌集とか句集とか詩集を紹介するのは当然で、この辺は想定内。
    日本の近代文学もほぼ読んでいないので、ここも想定内。

    だけど、ニアミスに愕然としてしまったのだ。
    「そっちか…」
    例えば花輪和一だとしたら、普通は『刑務所の中』だろう。
    もちろん私もこちらは読んだ。
    だけど、穂村弘が紹介するのは『刑務所の前』の方なのだ。
    あづまひでおの『失踪日記』(読んだ)ではなく、『失踪日記2』の方なのだ。

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    2023年02月26日
  • ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

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    こんな本が出ていたのを全然知らなかったけど、ふと見つけて読んでみた。精神科医の春日武彦氏と歌人穂村弘、おふたり友達同士で「死」について語る、という。
    わたし自身は本当に我ながら異常ではと思うほど「死」というものに対する恐怖が激しく、「死生観」みたいな話も苦手なので、この本を読んだらちょっとはなんとかならないかという思いもあったんだけど、仲のいい友人同士が笑いながらのんびり雑談する感じで、怖くもなく楽しく読めたのはよかったけど、わたしの死への恐怖は別に減りもしないし変らなかった……。でも、こんなふうにいろいろ語り合える友人がいるっていいなあと思った。テーマは死でも、温かいいい雰囲気だったんだよね

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    2023年02月16日
  • 短歌のガチャポン

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    ほんとにガチャポンのように与謝野晶子から朝日歌壇、常連の松田梨子、わこ姉妹までいろんな歌人がでてきて楽しめた。
    ほむほむの短歌の解説もものすごくよくて、いちいち心にしみた。

    「好きだった雨、 雨だったあのころ、 あのころの日々だった君」   枡野浩一

    この歌好きだわ。

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    2023年02月15日
  • シンジケート[新装版]

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    どこかずっとリアルで切ない感じがしていて、何でだろうとあとがきまでしっかり読んで、だからか!とかなり納得しました。

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    2023年02月13日