穂村弘のレビュー一覧

  • 鳥肌が

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    装丁も挿絵もしおりも素敵。
    くすっと笑ってしまうレベルからぞくっとしてしまう怖さまでいろいろ。
    よそんちのこわさとか。
    絶妙なタイミングで短歌紹介がなされていたり。
    打ち上げの飲み会どうなったか知りたい。

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    2018年05月26日
  • にょにょっ記

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    完全に掴まれた、この世界に与していたい。近くに居る人まで素晴らしい正しい生き方をしているとおもうような影響力まである、著者の周りには強烈な磁場が出来ていてぐいぐい引き寄せられる、歌人すごいなー。あまりにも感受性が豊か過ぎてしんどい思いをしてるんじゃないかと勝手に同情してしまうけど以外と本人はケロッとしてるんだろうなー。そのほかのものも読んでみたい。すこしでも影響を受けたい、この世界の住人になりたい。

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    2018年05月14日
  • にょにょっ記

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    穂村弘さんのゆる〜いおかしさはツボ!
    電車の中で何度ニヤニヤしたことか。

    「にょっ記」も読もう。

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    2018年01月11日
  • もうおうちへかえりましょう

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    私じゃないか。と目が点になるくらい行動と考え方が似ていてびっくりします、建物の周りをくるくるくるくるくるくるまわる、情けない、私もいつも思いながら待ち合わせに人の影を感じると後ずさる。何人かに言ってももうーーーん、しないよ。とかしか返ってこず驚き、ほとんどの人はほむらさんの行動をおもしろパンダを見るときの気持ちになってる、なにこれ~へんなのウフフ、かわいい、おもしろい。
    でもわかるわかる、自分以外もこんな人いたんだって思ったら私、ほむらさんの仲間です、ようこそ。

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    2017年09月23日
  • 蚊がいる

    購入済み

    不器用さの果てに

    穂村弘さんは、常に社会における「まともさ」「当たり前」「こうあるべき」などと戦っている。そして、穂村さん的には、大抵「負けている」。
    私は穂村弘さんのファンで、エッセイはほぼ読んでいるが、最近の穂村さんは、社会に負けつつも、小さな小さな勝利を自分なりに見出してきたのではないだろうか。
    それは社会にうまく馴染めない同志達を強くする。独りで戦って、ボロボロになりながら、「それ、おかしくないか、、?」と、ボソボソと負けを負けとして終わらせない精神力で、私達の道を切り開いてくれるような。
    生き方が下手。社会に認められなくて辛い。人間関係がうまく掴めない。そんな私達でも大丈夫。そんな気にさせてくれる

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    2017年08月31日
  • 鳥肌が

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    ネタバレ

    「他人という存在の扉を叩く行為は本質的には常に恐ろしい。何故なら、他人とは、自分とは異なる命の塊だから。そこには眩しいほどの未知性が詰まっている。それこそが恐怖の源であり、同時に喜びの源でもあるのだろう。」(他人に声をかける p.27)

    「蜻蛉を喰いたいと蛙が云うのだ。おたまじゃくしの仇を討つと(中村みゆき)」(ヤゴと電卓 p.68)

    「飲みこみて残らぬことの多しといふ血のつきたる猫の乳歯拾ひつ(横山未来子)」(落ちている p.107)

    「だから、わたしは過去に遡って「これ以外の今」に辿り着く可能性を探さずにいられなかった。ドミノ倒しが別の道に向ってゆくような運命の分岐点を探していたのだ

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    2017年07月14日
  • にょにょっ記

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    にょっ記に続き、手元に置きたくて購入した文庫本(*^^*)♪揺るぎない面白さ(*≧∀≦*)偽ょ偽ょっ記も大好き!

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    2017年02月14日
  • 短歌という爆弾 -今すぐ歌人になりたいあなたのために-

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    ネタバレ

    歌人穂村弘による短歌の創作論集。実作演習など詩や小説を書く時にも役立つ要素がいっぱいある。

    <印象的な箇所のまとめ>
    ・愛情や善意だけでは、詩として見た時、物足りない。世界には明らかにもう半分があって、そこには不吉な暗いものが充ちているんだっていうことを同時に感じさせる詩がやはり本物。
    ・オートマティックからの離脱が必要。オートマティックというのは、自分で書いているつもりで実は何かに書かされてる言葉なのでよくない、ということ。
    ・短歌においては時に意味以上に韻律感(リズム)が重要。
    ・普通の文章なら説明する。短歌の場合は説明してしまうことで詩的インパクトが弱まってしまうことがある。
    ・共感と

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    2017年02月05日
  • 近現代詩歌

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    網羅性がとても高いという点で、私のような詩歌初心者にぴったりの内容。勿論「汚れちまった悲しみ」なんかもあります。
    自由律俳句も収録されているが、大好きな尾崎放哉が入っていないのが残念。

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    2016年11月05日
  • もうおうちへかえりましょう

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    ネタバレ

     紛れもなく天才だ。ほむほむ(親愛をこめて)は、言葉を操る天才だ。短歌という、マゾヒズムとしか思えないような制約を設けて「表現」をする「歌人」という肩書きを持つ人間というのは、かくも変態でないとなり得ないのか。そうにちがいない。絶対そうだ。
     ボウリングでストライクを出してもガッツポーズできない姿。かっこわるい怒り。おしっこを膀胱から膀胱へ飛ばす(妄想)。まどろっこしいナンパ(妄想)。「お互いに高め合う」恋愛への懐疑。コロンビア・ナリニョ・スプレモを云えたよ。『小太り』な文体。「自分がもしも本当の自分だったらきっとこうなるであろう本棚作り」。嗚呼いとおしすぎる!母性本能がゲラゲラ笑っちゃうくら

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    2016年10月15日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    短歌を始めたい人のための本です。
    いろいろな短歌を勉強させてもらいました。
    プロに見ていただける幸せがあふれています。
    私もこれで短歌の面白さを知りました。

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    2016年04月22日
  • 短歌ください

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    『ダ・ヴィンチ』の人気コーナーの作品集です。
    どの歌も心惹かれて、ドキドキしながら読みました。
    5・7・5・7・7だけど読み方は自由なのもよかったです。
    短歌を習いたくなります。

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    2016年04月19日
  • 秘密と友情

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    辞書的に一つの言葉をテーマとして章立てし語り合うスタイルの、変わり者同士の対談です。
    ただの変わり者ではなく相当、と言うか生粋の(笑)変わり者対談です。好き嫌いはあるでしょうが、お二人を知っている人ならゲラゲラやニヤニヤが止まらないこと必至です。

    乗り物の中とか飲食店などの人の多いところで読むには注意が必要です。笑いをこらえて涙がにじむ程でした。

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    2016年03月09日
  • 短歌ください

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    知らない人のセンスにやられ続ける255ページ 穂村さんの優しいコメントがまたいい、わたしのゼミの教授みたい

    死にました。当分君に会えません そう思いこむ生きてゆくため(p180)
    あなたの目をずっと見ながら話すのは、瞳孔の大きさを測るため(p108)

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    2016年03月01日
  • 短歌ください

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    ごめんなさい。絶対告白しないから、どうか近くに置いて下さい
    君というあなたが呼んだ何者か わたしはそれになりたかった
    死にました。当分君に会えません そう思いこむ生きていくため
    「乳首」の意味が激変
    幸せが凶器になるのここにあった白目の白さ黒目の黒さ

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    2015年12月23日
  • 異性

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     穂村さんと角田さんの往復書簡形式で進む恋愛エッセイ。読んでいると男女どちらの言い分も共感できる。
     特に「好きな人」「まあまあ」「眼中にない人」の区分けは初対面の最初数秒で決まる女の残酷さ、すごくよく分かる。しかも一度区分けされるとそこからの転換はほぼないのだから怖いし、逆に考えると最初の判断ミスで実はものすごく相性のいい人を弾いてしまっている可能性もあるのだけど。
     あと、モテとは美醜や内面じゃなく心のスペースであるということ、分かってはいるけど耳が痛い…。

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    2015年11月29日
  • にょにょっ記

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    日記のような日記でないような、にょっ記に続くにょにょっ記です。
    穂村さんは考えます。世間のありとあらゆることについて考えます。考えれば考えるほど、ぐるぐる思考の渦を成していきます。納得できる着地点を見出したら新たな疑問がわき上がり、思考の渦から抜け出せなくなります。それでも穂村さんは考えます。
    淡々としながらもツボを突いた感覚に、読みながらニヤニヤが止まりません。電車の中で読んでいたら、変な人確定です。困ったもんだ。

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    2015年04月27日
  • 異性

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    対談形式よりもずっと読みやすい。
    私的すぎて閉口する場面もなくはなかったが、そこも含めて。
    すべての男性、女性の意見とは言わないけれども、性差を見事に言葉で表している。正しくは性差からくる個人の差異、かな。

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    2015年03月31日
  • 短歌ください

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    2015.02.18

    おいおいとても面白いじゃないか
    素人?すごい、すごいよ。
    自分よりも年下の人がいると、ちょっと嫉妬する。
    どんなに可愛い人よりもどんなにお金持ちの人よりも、こういう感性を持っている人にわたしは嫉妬する!!!

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    2015年02月18日
  • 短歌という爆弾 -今すぐ歌人になりたいあなたのために-

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    卵産む海亀の背に飛び乗って手榴弾のピン抜けば朝焼け 穂村弘 
    白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ 若山牧水 
    その川の赤や青その川の既視感そのことを考えていて死にそこなった 早坂類
    うつくしい午前五時半ころころと小石のように散歩をします 〃
    さみだれにみだるるみどり原子力発電所は首都の中心に置け 塚本邦雄
    廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て 東直子
    なにゆゑに室は四角でならぬかときちがひのやうに室を見まはす 前川佐美雄
    イヌネコと蔑して言ふがイヌネコは一切無所有の生を完うす 奥村晃作
    枕木の数ほどの日を生きてきて愛する人に出会わぬ不思議 大村陽子

    面白い、

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    2015年11月22日