穂村弘のレビュー一覧

  • 整形前夜

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    当人曰く「ぴんとこない戦いの連続」という日常や、言葉や文学に関することごとの集積。
    前者などはうっかり電車内で読んでいると口元が緩んで危ない。
    でも、今回特に惹かれたのは後者のほうだ。
    太宰治やレイモンド・チャンドラーからの引用、考察にはほとんど感動した。

    ほむほむ、かっこいい。

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    2013年05月31日
  • 短歌の友人

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    短歌論。与謝野晶子、斎藤茂吉の時代から現代に至るまで、様々な時代の短歌が取り上げられている。これまで短歌に触れた経験がなかったので、一つ一つの作品が新鮮で面白かった。短歌は言葉遊びやパズルの印象が強かったけど、作者の世界を見る視点、観察眼を垣間見る楽しみもあることを知った。

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    2016年08月15日
  • 整形前夜

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    ほむほむの文庫化したものはかなり読んでいるが、今回にしてようやく中島らもを思い出した。
    ポップでメロウで唾棄すべき人間への愛と金言に満ちている言葉たち。

    ・好きという気持ちを確認できればセックスなど必要ない。でも確認するにはそれしかない。
    ・逸脱するものこそ本当に生きようとしているのではないか。
    ・フィリップ・マーロウのピンクの虫のエピソード。
    ★「共感(シンパシー)」と「驚異(ワンダー)」。
    ・言葉(以前のエネルギー)が勝手に跳ねまわる度合い。詩歌>純文学>エンターテインメント小説。
    ・我々の生に「変」の可能性が含まれていることが文学を生みだしたのでは。
    ・次の一瞬にまったく無根拠に生を奪

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    2013年01月27日
  • 整形前夜

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    良いタイトル。

    なんだかんだ言って、まともな一人の大人である。

    思春期の心細さを、持ったままきてしまっただけで。

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    2012年10月11日
  • 整形前夜

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    ネタバレ

    読み終えた瞬間わたしもほむほむ経。

    誰もが当たり前のようにしていることや、ほとんどの人が経験していることを前に、いちいち驚いたり怯えたりするする著者。そこを笑いや愛嬌の糖衣をかぶせてくる。

    完璧な世界を求めながらも、平凡な日常の暴走に翻弄される生ぬるくも愛らしい記録集。

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    2012年09月24日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    う~ん、やっぱり面白いっ!
    私はこのシリーズ(『短歌はじめました。』『短歌があるじゃないか。』。執筆者はこの本と同じ)で短歌を読み始めた人間なので、その続編にあたる本作が出たときは「また『短歌~』シリーズが出たんだ! やったーーー!」と心の中で一人歓声を上げたくらいなのである。
    (この本に収録されているものと『短歌があるじゃないか。』で収録されている内容が、半分ほど被っていると知ったのは、もう少し後のこと)

    短歌同人・「猫又」メンバーの提出作品を、主催の沢田さんを進行役に、穂村・東の両氏が批評するという体制のこの本。
    相変わらず、よく言えば肩の力が抜けた、悪く言えば脇が空きすぎな短歌たちが、

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    2012年08月29日
  • 短歌の友人

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    ネタバレ

    エッセイしか読んでなかった人が読むと衝撃。
    穂村さんのすごさが分かる。
    短歌ってこんなに面白い。

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    2012年03月27日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    え、短歌って自分にもできるんじゃ? って思わせてくれるようなかるーいタッチが魅力的。読みやすいし、なぜか有名人のイラスト付きだし、のほほんとしながらうまくなれそうな気がします。

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    2012年02月21日
  • 短歌の友人

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    歌論というものを初めて読む。この人にとって、あるいは歌人にとって、歌というものはそうゆうものなのか。「ひとつのものがかたちをかえてるだけ」。個人的に色々示唆されるものが多い。引用されてる歌集を読んでみたくなった。

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    2012年02月18日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    沢田康彦氏主宰の短歌同人「猫又」投稿作品の数々を、穂村弘・東直子両氏とともにコメントしていくという対談形式の短歌入門書。の第二弾。の文庫化。こっそり意外な著名人の歌もあってうれしい。そこのあなた、短歌って古くさいものだと思っているなら本書をご一読あれ。日々のくらしの中で、言葉はこんなにも、軽やかで、楽しい。

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    2012年01月29日
  • 求愛瞳孔反射

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    はじめて、息がとまるかとおもった詩集。
    粘膜の感触や汗に濡れた背中の熱い体温、「喧騒の中で世界にふたりきり」な感覚、時が静止して永遠にすら思えるような一瞬、そういうのがぐぐぐっと立ち上がってきて、眼の裏が灼けるよう。
    キッチュで幼くてしかしものすごくえろい。乱雑で清らか。
    言葉が完璧なリズムで暴力的に美しく迫ってきて、
    この世界に恋してしまう。
    うっとり。

    そう、ここから穂村弘に取り憑かれたのでした。

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    2011年08月26日
  • 求愛瞳孔反射

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    詩集を買ったのは初めてです!
    文芸部の先輩に勧められて読んでみました。

    全身全霊で恋をした人なんだなあと。
    ほどよくえろで、でもそれが全然不快じゃない。

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    2013年01月06日
  • 蛸足ノート

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    穂村さんの日常が本当に面白い。というか、何気ないことにあれこれ思う穂村さんの考え方が面白い。そして奥さんもすごく個性的で素敵。
    見開き1ページで1つのお話なので気軽に読める。昼休みの10分で何個か話を読む感じで長期間に渡って読んだ。
    好きだったのは、「鉄火巻とさきいか」「時をかける妻」「凄い遊び」「二つのやばい記憶」「『長生きするお水』をもらった」「『昔』の話」

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    2026年01月30日
  • 世界音痴

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    安心感をくれるエッセイで、エッセイの例に漏れず読みやすい。私は1日3食規則正しく食事を摂ることがまずない。朝食は抜くし、昼は丸めた米(見た目的にはおにぎりなのだが、中身はないし塩もふっていないのでおにぎりのおいしさはない)、夜は裂けるチーズスモーク味で済ませてしまう。そんななので、著者の生活に共感を覚えて手に取った次第。著者はベッドで眠りながら菓子パンやチョコバーを貪るそうだ。私もまだまだ、自分可愛さを突き詰められると思う。

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    2026年01月11日
  • 世界音痴

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    不器用な人だ。
    この一つ前に読んでたのが松尾スズキさんのエッセイだったんだけど、続きものかと思うくらい2人とも不器用!笑

    そんな生き方が時に繊細かつ笑えるお話が出来上がるんだろう。
    気を使いすぎて考えすぎてしまうのか、心を読みすぎてしまうのか、シャイなだけなのか。
    けど一言では表せない繊細さがどこか憎めず愛しく思えるポイントなんだろうな。

    残念ながらわたしが大雑把な性格なので共感できる部分は少なかったけど、自虐的かつセンスの良い感性はさすが「世界音痴」と名づけるだけある歌人ほむほむでした。

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    2025年12月24日
  • よくわからないけど、あきらかにすごい人【毎日文庫】

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    対談の相手はタイトル通り。彼らがどのように創作しているのかを、穂村自身のあり方と響かせながら紐解いていく。

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    2025年12月23日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    一つ一つが短く読みやすい語りだった。
    疾患を持つ当事者の目線で、
    病に対する恐怖や受け止めが語られていて
    医療従事者として興味深かった。多分明日からの仕事に生きていくと思う。
    また、生とか何か、と思いを巡らせるいい機会にもなった。

    穂村さんの感受性と温かな語りが心地よかった

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    2025年12月14日
  • 短歌ください 双子でも片方は泣く夜もある篇

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    「ダ・ヴィンチ」連載の短歌投稿企画。穂村弘が選者なので、本人の短歌はないのだけれど、講評だけでも十分、楽しめる。

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    2025年11月17日
  • よくわからないけど、あきらかにすごい人【毎日文庫】

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    穂村弘さんと彼の憧れの方々との対談集(2014~2015に連載の内容)。お相手は谷川俊太郎、宇野亞喜良、横尾忠則、荒木経惟、萩尾望都、佐藤雅彦、高野文子、甲本ヒロト、吉田戦車という錚々たる方々である。

    穂村さんは自分より10歳近く年上だが、同じ時代を追いかけてきたという感覚はあり、いずれの対談も共感するところが多かった。驚いたのは、佐藤雅彦さんが穂村さんの文章を写経していたという話。他にも、萩尾望都さんの「11人いる!」の続編のネタバレとか。

    また、期せずして、YouTubeチャンネル「三宅書店」で高野文子さんの『るきさん』が紹介されていたのを観て、共時性を感じた。読んでみようと思う。

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    2025年11月16日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    穂村さんが眼の病で悩んでおられたとは知りませんでした。小さな頃からメガネ生活で、ご親族も失明を経験された方がいらっしゃるそうです。目に関する歌(ほむらさん以外の詠み手も)や主治医との対談など、盛りだくさん。いつもの軽やかなほむほむさんとはまた違う一面を知って、ますます詠まれる歌にも深みを感じます。

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    2025年11月08日