穂村弘のレビュー一覧

  • 短歌のガチャポン

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    時代作者問わず、色々と一気に読めるのが良かった、まず読んで、次に解説で作者の背景を読むと、印象が変わるから面白い

    文字数が少なくて想像が主の短歌ならではの楽しみ方だと思う

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    2023年04月18日
  • 君がいない夜のごはん

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    穂村弘さんの食べ物エッセイ。穂村さんの書くエッセイは気取りが無いので読んでいてホッとする。麦茶に砂糖とか懐かしいな。子供の頃は家に子供用砂糖入り麦茶と大人用普通の麦茶が冷蔵庫にあったのを覚えている。

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    2023年04月14日
  • 短歌ください 海の家でオセロ篇

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    たくさんの人が投稿した短歌を穂村さんが一言添えて紹介していく方式。その一言で理解が深まったり、自分と全然違う解釈で驚いたり、穂村さんと一緒に鑑賞しているような気分で読める。

    短歌は、良いことも悪いことも区別なく、一瞬をピックアップして切り取る。短歌の目線を持ってあらためて見てみると、世界は色とりどりだ。同時に、あまりにも儚くてさみしくなる。大きなイベントも心に残るけど、日常の小さなできごとだって負けないくらい大きくて、かけがえのない思い出になるんだなと実感する。
    やっぱり、自分で見て聞いて触れたものが自分の世界のすべてなのかな。そう思うと、これまでの人生何も成し遂げていないけれど、毎日感情を

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    2023年04月11日
  • ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

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    ネタバレ

    なんかコロナを抜けた今だと彼らの対談は結構違ったものになってそうな気もする。全く変わらないのかもしれない。どっといだろう。挿絵が結構好き。医者も詩人も大変だなあ。

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    2023年03月26日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    穂村弘は、雑誌ダ・ヴィンチの「短歌ください」コーナーに応募をしていた時期もあり知っていた。数年前に「短歌の友人」を読み、短歌だけでなく文才があることも知っていた。
    今回「鳥肌が」を読んで、さらに彼の性格を知ることができた。小心者で、いつも何かにビクビクして怖がっている、そのくせ長生きしたい、美しいものに出会いたいという好奇心も持ち合わせている。面白い人だなぁ。

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    2023年03月12日
  • 短歌のガチャポン

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    ネタバレ

    あとがきに「ふと思いだして嬉しくなったり、たまたま目に飛び込んできて「いいな」と思った歌を集めてみました。」とある。

    巻頭にはいくつかの短歌がドローイングと共に紹介されていて眼にも楽しい。
    かっちりした解説や鑑賞ではなく、感想に近い感じの説明が書かれている。わからないなりに、なんだか心に引っかかる歌が多い。

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    2023年03月07日
  • 短歌のガチャポン

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    「舞い上がれ」のたかしくんの短歌を聞いて、短歌いいなあって思った。ちょっと興味が。
    朝日歌壇などで、見かけた松田梨子さん、松田わこさんの短歌が載っていて、わぁって。

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    2023年03月06日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    短歌や俳句に明るくない人にも楽しめる一冊だと思う。それぞれの句に書かれたエッセイのような解説もとても面白い。日本語って、奥深いなあ、素晴らしい言葉だなあ、と改めて思わされる。この共著の二人の他の作品ももっと読んでみたいと思う。そして、願わくばこのお二人のような句を私も詠めたらなあ…
    日常のなんでもない風景を、ただ見過ごすのではなく、その時々、大切にする。その時の自分の感情を忘れないようにする。それだけで日々がもっと豊かになると思う。

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    2023年02月26日
  • きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記

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    ネタバレ

    読書日記やガイドブックや書評本を読む時、まず目次からわくわくする。
    どんな本を読んでいるのかな?
    私が読んだ本はどう紹介されているかな?
    今回、目次を見て、あまりの既読本の少なさに驚愕した。

    歌人である彼が歌集とか句集とか詩集を紹介するのは当然で、この辺は想定内。
    日本の近代文学もほぼ読んでいないので、ここも想定内。

    だけど、ニアミスに愕然としてしまったのだ。
    「そっちか…」
    例えば花輪和一だとしたら、普通は『刑務所の中』だろう。
    もちろん私もこちらは読んだ。
    だけど、穂村弘が紹介するのは『刑務所の前』の方なのだ。
    あづまひでおの『失踪日記』(読んだ)ではなく、『失踪日記2』の方なのだ。

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    2023年02月26日
  • ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

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    こんな本が出ていたのを全然知らなかったけど、ふと見つけて読んでみた。精神科医の春日武彦氏と歌人穂村弘、おふたり友達同士で「死」について語る、という。
    わたし自身は本当に我ながら異常ではと思うほど「死」というものに対する恐怖が激しく、「死生観」みたいな話も苦手なので、この本を読んだらちょっとはなんとかならないかという思いもあったんだけど、仲のいい友人同士が笑いながらのんびり雑談する感じで、怖くもなく楽しく読めたのはよかったけど、わたしの死への恐怖は別に減りもしないし変らなかった……。でも、こんなふうにいろいろ語り合える友人がいるっていいなあと思った。テーマは死でも、温かいいい雰囲気だったんだよね

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    2023年02月16日
  • 短歌のガチャポン

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    ほんとにガチャポンのように与謝野晶子から朝日歌壇、常連の松田梨子、わこ姉妹までいろんな歌人がでてきて楽しめた。
    ほむほむの短歌の解説もものすごくよくて、いちいち心にしみた。

    「好きだった雨、 雨だったあのころ、 あのころの日々だった君」   枡野浩一

    この歌好きだわ。

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    2023年02月15日
  • シンジケート[新装版]

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    どこかずっとリアルで切ない感じがしていて、何でだろうとあとがきまでしっかり読んで、だからか!とかなり納得しました。

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    2023年02月13日
  • ぼくの短歌ノート

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    タイトルのゆるさや短歌へのイメージと反して引用歌の技巧や選ばれた単語の必然性を細かに解説されている内容に驚いた。詩や短歌は感性の世界だと思っていたが、その感性が言語化されているのがとても新鮮で興味深かった。

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    2023年02月08日
  • はじめての短歌

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    めっちゃ面白かった。
    早く知りたかったこの本。
    生きのびるだけだと息苦しくなるから、生きるために世界をズラす訓練としての短歌。立ち止まるための短歌。やってみたくなる。

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    2023年02月01日
  • 世界音痴

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    穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸等とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイスト、絵本の翻訳家等としても活動している。
    私は50代の会社員で、近年短歌に興味を持ち始め、これまで俵万智、穂村弘、東直子、枡野浩一、木下龍也等の歌集や短歌入門書、また、いくつかの現代短歌のアンソロジーを読み、1年ほど前から新聞短歌に投稿しており、穂村氏にも数首選んでいただいている。
    また、穂村氏の作品では、歌集のほか、入門書

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    2023年01月23日
  • 世界音痴

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    「世界音痴」 タイトルにやられた〜という感じ。
    飲み会が苦手 「自然に」楽しむことが苦手な作者。
    場が盛り上がって来たときに、皆自然に席を移動し始めるが、それが出来ない。トイレから戻って来たときに、どこに座って良いか分からない。
    寿司やのカウンターで、後からダミ声でオーダーした酔っ払いの注文の前に、自分の注文は雨散霧消していまう。
    聞けば作者は、ひとりっ子とのこと。自分との共通点に、そうかそうかと合点がいった。




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    2023年01月22日
  • 世界音痴

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    この人私やん!って思う瞬間が何回もあった。
    自分の事を何より愛していて大切で、でもそんな自分が恥ずかしくて嫌いで、うわぁって情けなくて叫んじゃうような寂しさがある。
    あまりにも自分すぎて後ろめたさしかなかったけど、こんな人でも側からみたら愛おしいのかな?そうだったら救われる。

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    2023年01月16日
  • こどものころにみた夢

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    怖い夢、儚い夢、おもらしの夢…? 角田光代、石田衣良、島本理生、市川拓司、長野まゆみといった豪華作家らが美しい絵と共に綴る「夢物語」。『小説現代』連載に書き下ろしを加えて書籍化。

    実際に読んだのは文庫本ではなく古いほう。

    石田衣良や穂村弘のお話が印象的でした。そんな私は永遠の肛門期…。

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    2023年01月13日
  • 短歌ください

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    本の情報誌、『ダ・ヴィンチ』の読者投稿企画の連載「短歌ください」を文庫化した一冊。読者から寄せられた短歌の中から、歌人の穂村弘さんが選出し、講評が添えられています。

    読者からの投稿とはいえ、どれも日常を鮮やかに切りとった傑作ぞろい。思いもよらない視点、考えたことのない世界を見せてくれます。
    穂村さんの講評がまた良くて、短いながらも歌の本質に触れるような優しい誉め方が印象的です。こんな講評を頂けるなら、短歌を投稿してみたい! という気持ちになりそう。

    読み進めるにつれ、「常連さん」の名前を憶えてきて、推し歌人みたいなのが出来てくるのも楽しいです。
    私は現代歌人に詳しくないのでわからなかったの

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    2023年01月03日
  • 世界音痴

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    エッセイはそれぞれ短いが個人的には当たり外れが激しく、また穂村弘独特の自意識に基づく自虐は続けて読むとあまり気分の良いものではなかった(これは同族嫌悪もあるのだと思う)。
    星3かなと思いながら読んでいたが、最後の『アイパッチ』がかなりの名文だったので星4つ。

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    2023年01月03日