穂村弘のレビュー一覧
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穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸等とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイスト、絵本の翻訳家等としても活動している。
本書は、月刊の「NHK短歌」テキストの連載「穂村弘、対して談じる」で、穂村弘が短歌好き16人と対談した内容(2016年7月号~2020年6月号掲載分)を、加筆修正の上まとめたものである。対談者は、歌人、小説家、エッセイスト、漫画家、翻訳家、詩人、俳人、女優、ノンフィクション作家、翻訳 -
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ネタバレこの間の"家ついて行っていいですか"に出てた東大生が短歌勉強し始めようとしてて、読み返そ〜ってなった作品。(去年、昼休みに何度か読んでた^_^)
怖い歌はいい歌、なんですよね本当に!
私が好きな短歌を少しだけ↓
(といいつつたくさんありすぎて絞りきれず)
“カーナビが「目的地です」というたびに僕らは笑った涙が出るほど”
“台所座り込んでは頬寄せた泣いてくれるの冷たい器械”
“蝉が死んでもあなたを待っていますバニラアイスの木べらを嚙んで”
“名も持たぬ流星すべり落ちてゆく 海よかれらの自慰をみていて”
“こんにちは私の名前は嚙ませ犬 愛読書の名は「空気」です”
“君が今二 -
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ネタバレ*現代を代表する人気歌人であり幅広い分野で活躍する著者による最新エッセイ集。無邪気になれなかった子供時代、何もなかった青春、そして大人になっても未だ世界とうまく折り合えない日常。人生、そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?自分らしく生きていい。ユーモアを織り交ぜて描く、ちょっと変で愛しい、魅力のエッセイ62篇*
安定の穂村節。
子供の穂村さんとの仮想対話が笑える「未来人」
世代間の衝撃「ババロア」
とにかく目先の面倒くささが優先の「できない人」
自分自身の更新が止まる「それぞれの世界の限界」
が特に共感。
ふふふと笑えるけど、実は深いんだよな。
そのせいか、面白いだけではなくて、ちょっぴり哀 -
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とても好きな句を。
「酔ってるの?あたしが誰かわかってる?」「ブーフーウーのウーじゃないかな」
愚かなかみなりみたいに愛してやるよジンジャーエールに痺れた舌で
パレットの穴から出てる親指に触りたいのと風の岸辺で
眠れない夜はバケツ持ってオレンジのブルドーザーを洗いにゆこう
「まだ好き?」とふいに尋ねる滑り台につもった雪の色をみつめて
「おじさん人形相手にどもっているようじゃパパにはとても会わせられない」
カーネルサンダース
「鮫のはオルガンの音が好きなの知っていた?」五時間泣いた後におまえは
「キバ」「キバ」とふたり八重歯をむき出せば花降りかかる髪に背中に
シンジケート[新