穂村弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
様々な年代・職業の方々50人からお題をいただき、穂村さんが短歌で、堀本さんが俳句で、それに答えてゆく。
それぞれの短歌と俳句にはエッセイも添えられているという楽しい企画。
なんだけど、実はあまり面白くなかった。
どうしてなのかは自分でもよく分からない。
堀本さんの文章の中に「この2015年の…」とある。
そうか、この作品たちは大体十年前のものなのだね。
このところ益々熱を帯びてきている短歌界隈、流行り廃りの流れもあるだろうし、十年前の作品たちを、どこか古く感じてしまったのだろうか。
出されたお題に対しての歌や句に、あまりぶっ飛んだものがなくて正直少し退屈に感じてしまったのもある。
勿論、い -
Posted by ブクログ
失礼ながらこの方を存じ上げておりませんでした。この本にたどり着いたのはイラストレーターのフジモトマサル氏つながりだし。パラパラと見てみる。『キャンディ・キャンディ』の四巻だけ何故厚いのか、だと。こんなネタに釣り上げられてしまい読んでしまいました。
ところで『キャンディ・キャンディ』の四巻だけ厚いことを知ってる人はどれだけいるだろうか。のちに文庫サイズでも出てるけど、それを知ってる人は相応の年齢だよね。『キャンディ・キャンディ』が世に出なくなってしまったのは残念だ。この作品はNHKの連ドラ『おしん』に匹敵する名作だというのに、世界的な漫画ブームにこれが乗らないのは悔しすぎる。原作だけ使って実写ド -
Posted by ブクログ
恋愛についての穂村さんのエッセイ。恋愛だけがテーマだったので、より濃い穂村さんワールドで少し疲れたくらいです笑
日常に運命の人になる要素が散りばめられていて、人がときめいたり、引っかかる部分がそれぞれたくさんあるんだなと思ったら、人のことをもっとよく見てみようという気になりました!
瀧並さんが解説で言っていた「一応最後までなんとか読んだけど、おしなべて穂村弘がきもちわるくてつらかった」なんて思う女性はいない(多分)という部分が私はぎりぎりずっとあって、穂村さんのあざとさによってなんとか最後は穂村さんを肯定できた感じでした。初めて穂村さんのエッセイを読む人向けではないなとちょっと思いました笑。