穂村弘のレビュー一覧

  • にょにょっ記

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    再読。

    要所要所で「ニヤリ」となる穂村弘さんのネガティブさ。でも、「にょっ記」ほどのインパクトはないんだよなー。

    友人の母親の「タカオって誰?」に、また電車で読んでたので盛大に吹きそうになった。

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    2025年10月07日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    穂村弘のエッセイが好きで。
    この本はエッセイではなく、語りを編集者がまとめたものと、医師との対談。
    エッセイのような洒落や落ちはないが、語りからはそういうものを削ぎ落とした芯のようなものが垣間見えて面白かった。
    怖がりで臆病で鈍感、を自認する穂村弘の、家で過ごす普段の姿というか。それを見せる強さや励ましへの優しさも。

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    2025年09月20日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    『まず巨大な不定形の死があり、それをひと切れちぎってできたものが生というイメージがあります。その間にのみ一時的に生の個別性が発生して、またそれが不定形の死の中に戻っていく』
    この一文が良かった

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    2025年09月02日
  • 短歌ください

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    みなさん、いきなりレベルが高くてびっくり!
    ここから飛び立っていった方も多いと聞く。

    この歌よかった。ずっと起きていた人と、寝て起きた人の時間は同じようでちょっとずれていて面白い。

    午後28時の人と隣り合い電車に揺られている午前4時

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    2025年08月31日
  • 整形前夜

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    エッセイ集。
    タイトルに惹かれて読んでみた。
    ちょっと笑えるもの、共感できるものもあるし、よくわからないのもあった。

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    2025年08月25日
  • にょっ記

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    現実と空想の境がだんだんとわからなくなっていく。どうでもいいようなことが淡々と書かれていて、読んでいてすごく楽しい。岸本佐知子のエッセイを読んでいるときと似た、でも別の感覚。

    ↓一番のツボ

    10月13日 女言葉
    眠る前に布団のなかで女言葉の練習をする。

     隠してたのね。
     ムーミンが本当は小さい(約30cm)ってことを。

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    2025年08月21日
  • もしもし、運命の人ですか。

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    私もよくよく脳内で恋愛に関することを考えてるけど、他の人もそうなんだって安心した。
    男って、とほほ。って感じもしたけど面白いよ。

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    2025年08月13日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    緑内障によくないこと
     息を止めるのと重いものを持ち上げるのを同時に
     戦闘機に乗ること
    緑内障になり、41歳で結婚を提案され、会社勤めをやめる

    目薬の処方
     料理に似ている 薬の組み合わせと相性
     医師にとって困る患者=治療方針に合意しない 副作用がいやで薬を勝手にやめる 

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    2025年08月06日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    自分は穂村弘が「書いた」ものが好きなんだなと改めて思った。対談はどちらもよかった。
    自分も近視が強いのでかかりつけ眼科の勧めで年一回視野検査を受けていて、今のところは視野には変わりなしで毎回「今年も逃げ切った……」みたいな気持ちでいる。そういう意味では将来への心構えになるというか、実用的な本でもあった。

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    2025年07月28日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    これまでエッセイなどで断片的に知っていた著者の生い立ち、結婚、不治の病を得ての死生観までを体系的に読めたのは良かった。
    短歌と将棋が似ている説、すごく納得したけど、これまで誰も言っていないのが不思議。

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    2025年07月23日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    2025.07.13

    積読歴5年ほど経て
    やっと波がきて読み終えました

    初めての穂村弘さん、
    言葉が穏やかで心地のいい読書時間。

    こわいと思うものへの感覚もすごく似ていて
    仲間を見つけた気持ちになりました

    次は何を読もうかな〜

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    2025年07月14日
  • ラインマーカーズ ~The Best of Homura Hiroshi~

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    これまで穂村弘を読むことを避けてきたのは、学生時代ほむほむに夢中だった学科の友人のことが苦手だったから。しかし短歌に興味をもってしまっては、避けては通れない、と自選集を読むことにした。

    手紙屋まみの後半あたりがいい。言葉が軽んじられているようで反発がひどく、異端児と扱われていたと思うけど、いまではすっかりそのくらいがスタンダードになってしまった。そのポップネスを確かに受け取った。

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    2025年06月15日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    様々な年代・職業の方々50人からお題をいただき、穂村さんが短歌で、堀本さんが俳句で、それに答えてゆく。
    それぞれの短歌と俳句にはエッセイも添えられているという楽しい企画。

    なんだけど、実はあまり面白くなかった。
    どうしてなのかは自分でもよく分からない。
    堀本さんの文章の中に「この2015年の…」とある。
    そうか、この作品たちは大体十年前のものなのだね。
    このところ益々熱を帯びてきている短歌界隈、流行り廃りの流れもあるだろうし、十年前の作品たちを、どこか古く感じてしまったのだろうか。
    出されたお題に対しての歌や句に、あまりぶっ飛んだものがなくて正直少し退屈に感じてしまったのもある。

    勿論、いいなと思うものはあった。

    ●穂村弘さん
    どろどろのバナナの皮を抱きしめて猿が謀反の夢をみている 

    青空にエンドロールが流れだす蝉が鳴いてるだけだった夏

    やわらかいひかりに頬を照らされて ポカリスエットだけの自販機

    火星移民選抜適正検査プログラム「杜子春」及び「犍陀多」

    ●堀本裕樹さん
    炎天の校区飛び出す謀反かな 

    夕焼に塗り込められてゆくこころ

    切り口の楕円うつくし胡瓜漬


    ところが私が一番好きだと思ったものは今作のために作られた作品ではなく、エッセイ部分に紹介されていたものだった。

    ジャムパンにストロー刺して吸い合った七月は熱い涙のような 穂村弘

    これこれ!
    こういう短歌好きだ!
    この鋭角にぶっ飛んだ感じにキュンとしてしまう。
    そして何故か切なさも感じる。
    ムチャクチャやった夏も、もう戻ってこないな…みたいな。

    そして俳句は堀本さんのものではなく、堀本さんのエッセイで紹介されていた高浜虚子。

    先生が瓜盗人でおはせしか 高浜虚子

    あの先生が瓜を盗んでいたなんてという驚きと悲しみ。
    「おはせしか」という敬語が余計に切なさを呼びながらも、どうしても漂ってくるおかしみ。


    お二人のあとがき対談もついていたけれど、それよりも良かったのは壇蜜さんによる解説。
    壇蜜さんの文章、結構好き。
    面白かった。


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    2025年06月12日
  • はじめての短歌

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    筆者は「生きる」と「生きのびる」の違いを繰り返し述べる。短歌は「生きる」であり、社会性や経済活動は「生きのびる」である。
    これはこう言い換えられるのではないか。
    生きるは「いま、このとき」。而今。
    生きのびるは「これから、未来」。

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    2025年06月08日
  • にょっ記

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    失礼ながらこの方を存じ上げておりませんでした。この本にたどり着いたのはイラストレーターのフジモトマサル氏つながりだし。パラパラと見てみる。『キャンディ・キャンディ』の四巻だけ何故厚いのか、だと。こんなネタに釣り上げられてしまい読んでしまいました。
    ところで『キャンディ・キャンディ』の四巻だけ厚いことを知ってる人はどれだけいるだろうか。のちに文庫サイズでも出てるけど、それを知ってる人は相応の年齢だよね。『キャンディ・キャンディ』が世に出なくなってしまったのは残念だ。この作品はNHKの連ドラ『おしん』に匹敵する名作だというのに、世界的な漫画ブームにこれが乗らないのは悔しすぎる。原作だけ使って実写ドラマにしてくれたらいいのにと思ってるのは私だけだろうか。この作品は漫画家の影響力が強すぎて、原作の著作だけでは無理なのか。ミッキーマウスは著作権が切れたが、『キャンディ・キャンディ』もいつかそうなって陽の目を見ることがあるんだろうか。
    えーとこの本について。星の数は、まぁその程度でしょうということで。著者が何者なのか、改めて見てみる。歌人ですと?やっぱり私の視界には入って来ない人ですな。

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    2025年06月07日
  • 短歌ください 君の抜け殻篇

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    念のため林檎も鞄に入れている果物ナイフ持ち歩くとき   岡野大嗣

    火葬場に靴靴靴が集合しひとり裸足で来た祖父がいる   木下龍也

    バスのなかわたしの好きな馬場さんが撃たれたようにうつくしく寝る   柳本々々

    など好み。
    著者の好みで選歌しているため偏りはあるけど、素人ゆえのキラキラもある。

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    2025年05月24日
  • もしもし、運命の人ですか。

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    恋愛についての穂村さんのエッセイ。恋愛だけがテーマだったので、より濃い穂村さんワールドで少し疲れたくらいです笑
    日常に運命の人になる要素が散りばめられていて、人がときめいたり、引っかかる部分がそれぞれたくさんあるんだなと思ったら、人のことをもっとよく見てみようという気になりました!

    瀧並さんが解説で言っていた「一応最後までなんとか読んだけど、おしなべて穂村弘がきもちわるくてつらかった」なんて思う女性はいない(多分)という部分が私はぎりぎりずっとあって、穂村さんのあざとさによってなんとか最後は穂村さんを肯定できた感じでした。初めて穂村さんのエッセイを読む人向けではないなとちょっと思いました笑。穂村ワールドが強すぎる!「蚊がいる」とかで穂村さんの人柄を知った上で読まないとぎりぎり気持ち悪いに傾く人もいるような気がしました
    それも穂村さんの魅力なのかもしれません!

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    2025年05月08日
  • 蛸足ノート

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    日常のゆるゆるエッセイだった。
    奥さんとのやりとりを見て、結婚って何気ない会話の連続なんだろうなってなった。

    お棺に入れる物なんだろうなぁ。

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    2025年04月29日
  • はじめての短歌

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    解釈のブレなく、言いたいことを端的に伝えることが好まれる現代において、短歌的な自由な表現とは何かを伝えてくれる本。現代人が忘れがちな価値観や表現の仕方をうまく言語化してくれていて分かりやすい。

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    2025年04月24日
  • 世界音痴

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    エッセイは好きな人からしか買ったことなかったけど、表紙のビジュアルとタイトルに惹かれて購入
    最後の解説にあった通りで、どうしようもねえな!と笑いながら見ていたのに、自分を見ているかのように共感できる部分もある
    世界音痴という言葉のおかげでそんな自分も受け入れられる

    「自分をぞんざいに扱えることに憧れを持っている」のに、「青汁飲んだりサプリ飲んだりと健康オタクな理由は、自分が可愛くてしょうがないから」っていうところが心当たりありすぎて、読んでてむしろ気持ちが良かった

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    2025年04月13日