穂村弘のレビュー一覧
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たった三十一文字のこと、話せばこんなにも長くなる。
「NHK短歌」テキストの人気連載、待望の書籍化第2弾!
歌人・穂村弘がゲストに迎えるのは、女子プロレスラー、俳優、作家、お笑い芸人、漫画家、映画監督など、各界で活躍する短歌好き、そして同時代を生きる歌人たち。
合計70時間超の濃密でスリリングな短歌談義を通して浮かび上がる、短歌の魔力、ことばの引力。
<対談ゲスト>
ハイパーミサヲ(女子プロレスラー)
美村里江(俳優・エッセイスト)
カン・ハンナ(タレント・歌人)
石山蓮華(電線愛好家・文筆家・俳優)
高橋源一郎(作家)
枡野浩一(歌人・お笑い芸人)
馬場あき子(歌人)
永井玲衣(哲学者・作 -
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「短歌の世界の人たちには、『究極の短歌』のイメージがあるのです。千年以上かけて、無数の人間たちが神に向けて作り続けていながら、いまだに誰も作ることに成功していない究極の歌―いわば『神の短歌』があると考えている。端的なことを言えば、誰かがその究極の歌を詠んだら世界平和が訪れて、もう短歌を作らなくてもよい世界になるわけです。」
穂村さんの、この認識に大変驚く。そもそも「まず韻文は、神様に向けて書くということが前提となっていた」ことすら知らなかった。
作品は読者などの鑑賞する対象に宛てられたもので、その作品の舞台や世界だけではなく、内的な世界において違うステージへ、受け手を誘うものだと思っていた。し -
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食べ物や食事にまつわるエッセイだが、著者の穂村弘はとくにグルメというわけではない。それどころか食べ物全般に対して雑でさえある。食べ物に対する穂村のスタンスは「よくわからない」が基本。だいたい穂村は菓子パンばっかり食べているらしいし、そんな人間にグルメな文章を期待するひとはいないだろう。
短歌は儲からない。らしい。穂村弘はいまの歌人のなかではトップクラスに本が出ているほうだと思う。もしかしたら1位かもしれない。それでも短歌以外の仕事を長いあいだ勤めていた。らしい。
しかし、働いていようがいまいが、そもそも穂村弘は無職っぽいのである。そういう雰囲気がある。歌人としては正しい雰囲気の持ち様なのか -
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ネタバレいろんな鳥肌が立った瞬間をまとめたエッセイ。
怪談的なゾッとするとか、身の危険が生じてゾッとするだけではなく、コミュニケーションにおける鳥肌が面白い。(鳥肌がたつわけではないが)あの時こう伝えていたら今頃こうだったよなとか思うことはある。
他人に声をかける
穂村さんの奥さんが、旅先で出会った人に「ジャパニーズ・ツル・フォー・ユー」と声をかけて突然プレゼントを渡す行動力。
ヤゴと電卓
打ち上げの宴席で若い女性が言った感想。
*〜〜淋しい。記念にみんなの鉛筆のキャップをひとつずつ貰って帰りたいと思います
よそんち
他の家の文化・ルールの違いにショックを受ける、という話。 -
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短歌を紹介し、改悪例を示して元の歌の素晴らしポイントについて説明していくスタイルの本。
読みやすいし分かりやすくて面白かった。短歌を作る上でのポイントもなんとなく分かった気になれる。
ただ、短歌って難しいなとも思った。この本は穂村さんが解説してくれるから面白いけど、短歌だけでは全く理解できないものが何個かあった。独特の言い回し+旧仮名遣いとかされるとちんぷんかんぷんで、解説を読んで初めて「あぁ!ここで切れてこう読むのね!ひ じゃなくて い ね!!」みたいな、脳トレのスカッと現象みたいな状態になる。
短歌を楽しむ人はこれ普通に読めるんだよねぇ?たくさん読めば分かるようになるのかなぁ。 -
Posted by ブクログ
39歳、独身、ひとりっこ、親と同居している著者。
YouTubeでピースの又吉が本作のタイトルを褒めていて気になっていました。
たまたま書店で見かけ、状態もそこまで悪くなかったため購入。
(書店だと新刊以外はあまり状態が良くないものも売ってる気がします苦笑)
私自身が仕事で初めてのことが多く、
気持ち的に忙しい状態だったからか、
途中までは「しっかり!」と薄目で睨みながら
読んでました。笑
私も40なので、同じ目線で厳しくなっていたのかも。苦笑
そのため、読み進める手が鈍かったのですが、
表題作の「世界音痴」あたりから、
なんかわかるかも…という気持ちが芽生え、
どんどん格好悪いけど(す -
Posted by ブクログ
「全集版あとがき」によれば「責任編集者の池澤夏樹氏(一九四五年生まれ)よりも前に生まれた人、ただし物故者の場合は以降の生まれでも可」というのが全集の統一ルールであったとのこと(3冊目にして初めて知った)。現代短歌ならば最早避けて通れない、「サラダ記念日」の俵万智や、本書選者の穂村弘が不掲載であるのは不自然に見えるものの、統一ルールなら仕方ない。
収録された歌人のうち、私が今までよく知らなかった歌人(結構いるのだが…)の中では、奥村晃作を知ることが出来たのが収穫。昨年読んだ「はじめての近現代短歌史」(髙良真実/草思社/2024)でも1首挙げられていたのだったが、本書で5首をまとめて読むと、その