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奈良の鹿を見習って、他の県でも一種類ずつ動物を放し飼いにしたらどうかと考えてみたり。古本屋で買った『ヤング愛情学』の回答者のテンションの高さに驚いたり。歌人・穂村弘の不思議でファニーな日常へようこそ。名コンビを組むフジモトマサルのイラストも満載。西加奈子が本文・イラストを担当した「偽ょ偽ょっ記」収録。
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Posted by ブクログ
完全に掴まれた、この世界に与していたい。近くに居る人まで素晴らしい正しい生き方をしているとおもうような影響力まである、著者の周りには強烈な磁場が出来ていてぐいぐい引き寄せられる、歌人すごいなー。あまりにも感受性が豊か過ぎてしんどい思いをしてるんじゃないかと勝手に同情してしまうけど以外と本人はケロッと...続きを読むしてるんだろうなー。そのほかのものも読んでみたい。すこしでも影響を受けたい、この世界の住人になりたい。
穂村弘さんのゆる〜いおかしさはツボ! 電車の中で何度ニヤニヤしたことか。 「にょっ記」も読もう。
にょっ記に続き、手元に置きたくて購入した文庫本(*^^*)♪揺るぎない面白さ(*≧∀≦*)偽ょ偽ょっ記も大好き!
日記のような日記でないような、にょっ記に続くにょにょっ記です。 穂村さんは考えます。世間のありとあらゆることについて考えます。考えれば考えるほど、ぐるぐる思考の渦を成していきます。納得できる着地点を見出したら新たな疑問がわき上がり、思考の渦から抜け出せなくなります。それでも穂村さんは考えます。 淡々...続きを読むとしながらもツボを突いた感覚に、読みながらニヤニヤが止まりません。電車の中で読んでいたら、変な人確定です。困ったもんだ。
『テレビで海の番組を観る。 画面一杯に現れた大きな烏賊が真っ黒な墨を大量に吐いている。 ぶわぶわぶわぶわぶわぶわぶわ。 凄いなあ、と思う。 あれでお習字をしてみたい。 なんて書こう。 「いか」かな。 それから、蛸が出てきた。 やっぱり墨を吐いている。 ぶわぶわぶわぶわぶわぶわぶわ。 これも凄いなあ。...続きを読む なんて書こう。 「たこ」。 と、みせかけて「いか」。』 『「うちがわからうちがわから」という呪文を習う。 そう云いながら、ヨーグルトを嘗めると美人になるらしい。』 「声をあげて、泣け。昔、私も数多くの失恋をした。片思いをした。破れるたびに、私はダルマのように、強くなった」 『快適さを追求している筈のホテルの部屋の殆どが、ひどく乾いているのはどうしてなんだろう。 小便小僧を設置すればいいのに。』 「失礼しました。当学院は校舎内での標準語の使用は原則的に禁じられているものですから」 「あ、そうなんですか」 「はい。標準語に頼らない環境をつくることで、生徒さんたちが少しでも早く関西弁に慣れることができるようにという配慮なんです」 「レッスン&リピート、パート1、ちゃうんとちゃうん」 「ちゃうんとちゃうん」 「ちゃうんとちゃうん、ちゃうんとちゃうん」 「ちゃうんとちゃうん、ちゃうんとちゃうん」 「いいですよ。その調子」 『子供が大人になるのは給食のせいだ、と教えてくれたことがあった。 給食のパンを毎日持ち帰って家の金魚にあげてたら、仔猫くらいの大きさになった、というのだ。 ユミコちゃんは声をひそめて云った。 「給食には大きくなる薬が入ってる。だから、みんな大人になるんだよ」』 『二十年ほど前の母に云われて驚いた言葉を思い出す。 「四捨五入ってなーに?」』 『テレビで世界陸上を観る。 実況中継なので、さまざまな種目がくるくると映し出されて、ついていけないことがある。 画面が切り替わった一瞬、これは男子? 女子? と迷う。 迷ったら女子、と唱えながら観る。』 『高松さんからメールが来る。 高松です。 今、高松にいます。 それだけです。』 『若い男の子に言われる。 「西さんは絶対いいお嫁さんになりますよ。」 うるせぇ。』
神保町の古本市で、たまたま立ち寄った店でたまたま見つけ、たまたま知っていた「穂村弘」という名前(永井玲衣さんの本で見かけた)と、たまたま見たことのあるフジモトマサルさんのイラスト(村上春樹さんの本で知った)と、たまたま西加奈子さん(好きな作家の1人)の文も収録されていることもあり手に取った。 穂村...続きを読むさんの「歌人」という肩書きからすると、最初の一冊として読むのは変化球なのかもしれない。蕎麦屋のカレーみたいなものか。でも「この人の話は面白いな」と思うには充分すぎる内容だった。これだから古本探しはやめられない。 本との出会いは人との出会いに似ている。たまたま知り合った人の話がとんでもなく面白かった、なんて最高だと思う。
ゆるくて心ほぐれるものを欲していたら、まさかの出会い。穂村さんの思考回路というか妄想を覗き見させてもらい、思わず笑ってしまった。このくだらなさ最高〜!!前作はにょっ記で、次作はにょにょにょっ記があるのね...読みます!
何かのツボがそこかしこにある→ツッテモナオール/鹿戦争/留守番が必要な理由/タクシー降りるとき「ごちそうさま」/ジュテーム投げ/木綿プリンと絹プリン/麻薬もここにわんわん/眠ってるうちに勝手に刈られちゃってね/生まれつきの「新聞感覚」/ペテロの立ち直り/やうかんがお家にすんでゐたら/新幹線「さそり」...続きを読む/俺のリモコンは凄いよ/えぐみさん/ 「ずずずずっ」と移動する講談社→天然自然なの? おもしろく書こうとしているの? 内容の有効性や論理の正当性や表現の妥当性などとは別に、テンションや心の熱さというものは、それ自体で読み手を惹きつけるようだ。(p.25) モグラって本当はサングラスもシャベルももってないんだよね(p.63) 読んだのは単行本。
最近ラジオのゲストでほむらさんが出ていて聞いていたが、恥ずかしいようなことはまだ書けていないと言うようなことを言っていて、嘘つけ!と思った。にょっ記かにょにょっ記か忘れたが2~3回ほど人の耳を舐める想像をしていたはず。これは別に恥ずかしいとかは無いのか。ほむらさん面白い人だな〜
ほむほむの日記。夢なのか現実なのか、曖昧な感じも文章もあったりクスッと笑えて気軽に読める。シリーズ二作目。
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