短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

小説・文芸
605円 (税込)

3pt

荒木経惟、北村薫、谷川俊太郎、壇蜜、又吉直樹、中江有里、柳家喬太郎……。作家、詩人はもちろん、写真家、女優、タレント、芸人から、出版社社長、編集者、書店員、牧師、小学生まで。様々な職業の五十人から寄せられたお題で、歌人穂村弘と俳人堀本裕樹が真っ向勝負! 気鋭の二人は多彩なお題をどう詠むか。それぞれの短歌と俳句を自由に読み解く愉しみを綴るエッセイを各編に収録。(解説・壇蜜)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 詩集・俳句
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1134476
  • 電子版発売日
    :
    2022年05月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歌人の穂村弘さんと俳人の堀本裕樹さんが、50人の出題者からお題を頂戴して、短歌と俳句の五十番勝負をします。
    50人の出題者は著名人から一般の12歳の少女まで。

    歌や句を説明する文章だけでも、ショートエッセイのようで面白かったです。

    読みながら好きな短歌と俳句のセットになっているもののみに付箋を貼っていったら、あとがき対談という穂村さんと堀本さんの対談で、お二人がお互いにお好きだというお互いの短歌と俳句のセットには、私も付箋を貼っていたところが多く、嬉しく思いました。


    ーーーーーー
    お題 カルピス
    出題者 高橋久美子・作詞家・作家・32歳・女性

    <虫籠にみっしりセミを詰めこんでカルピス凍らせた夏休み>     穂村弘

    <カルピスの氷ぴしぴし鳴り夕立>    堀本裕樹


    お題 黒
    出題者 千田朝子・小学生・12歳・女性

    <水泳の後の授業の光のなかに溶ける文字たち>    穂村弘

    <点描の黒猫の眼の夜寒かな>    堀本裕樹


    お題 ロール
    出題者 寺島さやか・「本屋B&B」店長・30歳・女性

    <青空にエンドロールが流れだす蝉が鳴いているだけだった夏>     穂村弘

    <つやつやのバターロールや秋の湖>    堀本裕樹


    お題 うらはら
    出題者 五戸真理枝・「文学座」劇作・演出・36歳・女性

    <カラスカラスその賢さとうらはらに愛されなくて目を光らせる>     穂村弘

    <花桐や夕ごころとはうらはらの>     堀本裕樹


    お題 共謀者
    出題者 藤田直哉・文芸評論家・34歳・男性

    <友だちがひとりもいない僕の目の中に煌く共謀者よ>    
        穂村弘

    <喰らい合ふ夜食共謀罪めけり>    堀本裕樹

    ※煌くは漢字変換が、私のPCではできず違う字を当てました。

    0
    2024年06月08日

    Posted by ブクログ

    まだ最初の数ページしか読んでいませんが、すでにおもしろいです。穂村弘✖️堀本裕樹の短歌俳句勝負、最後まで楽しみたいと思います!与えられたお題に向き合っている2人の様子が目に浮かび、ふふっと笑みが溢れますよ〜

    0
    2023年03月20日

    Posted by ブクログ

    お題のとらえ方がそれぞれでおもしろかった。
    たとえば「流れ」出題者鏡リュウジ(占星術)

    流れよわが涙、と空が樹が言った警官はもういなかったから   穂村弘

    わが胸へ流れ弾なす金亀虫   堀本裕樹

    短歌の方はもちろんディック「流れよわが涙、と警官は言った」の本説取り。
    俳句の方は、流れを液体でなく銃弾ととらえた意外性。

    などなど読みどころあり。
    五十番勝負の後にはお互いの作品を論じあうコーナー、本著刊行記念のトークイベントの様子なども掲載されている。

    0
    2025年03月02日

    Posted by ブクログ

    穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸らとともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌界を代表する歌人の一人。歌誌「かばん」所属。エッセイスト、絵本の翻訳家等としても活動している。
    堀本裕樹(1974年~)氏は、和歌山市生まれ、國學院大学法学部卒、出版社勤務、コピーライターを経て、角川春樹が主宰する俳句結社「河」に参加し、結社賞の各賞を受賞。3年間編集長を務めた後、2010年に独立。俳句結社「蒼海俳句会」を主宰。創作のほか、句会やイベントを行うなど、老若男女幅広い層へ俳句の楽しさを広げる活動を行っている。
    本書は、作家、タレント、写真家、整体師、牧師、料理店主、幼稚園教諭、大学生、小学生ほか、50人が選んだお題で、穂村氏と堀本氏が一作品ずつを作り、それぞれの歌と句を読み解くショートエッセイを加えたものである。初出は新潮社の文化雑誌「波」の2013~17年の連載で、2018年に出版、2022年に文庫化された。
    私は、数年前に短歌に興味を持ちはじめ、穂村氏ほかの現代歌人の歌集を読むとともに、ときどき新聞歌壇に投稿している。従って、本書についても、基本的に短歌に対する関心から手に取ったが、同時に、短歌よりはるかに字数の少ない俳句で、どのように情景や思いを表現するのかにも大いに興味があった。
    そして、一読してみて、随分違うものだ、というのが率直な感想である。
    短歌は短いとはいえ、31文字あるので、情景や思いがなんとか説明できるのに対して、俳句の17文字ではそれはほぼ不可能である(尤も、短歌作りにおいても、「お話しするな」、「説明するな」というのが鉄則なのだが。。。)。そういう意味では、俳句においては、作り手も読み手も、想像力の優劣が大きな影響を与えると感じた。
    また、短歌の世界では、俵万智や穂村弘らの世代が、それまでの近代短歌とは異なる、現代・口語短歌を作り、広げたが、この変革は短歌だからできたのであって、17文字かつ季語が必須という俳句では難しかったのかもしれない(俳句の世界でも、現代俳句のようなものがあるのか、私は寡聞にして知らないが)。近年若者の間で短歌がブーム化していると言われているが、短歌というものに対し、作り手にとっても読み手にとっても、ハードルが低くなったためであることは間違いないだろう。
    (2024年6月了)

    0
    2024年06月11日

    Posted by ブクログ

    短歌や俳句に明るくない人にも楽しめる一冊だと思う。それぞれの句に書かれたエッセイのような解説もとても面白い。日本語って、奥深いなあ、素晴らしい言葉だなあ、と改めて思わされる。この共著の二人の他の作品ももっと読んでみたいと思う。そして、願わくばこのお二人のような句を私も詠めたらなあ…
    日常のなんでもない風景を、ただ見過ごすのではなく、その時々、大切にする。その時の自分の感情を忘れないようにする。それだけで日々がもっと豊かになると思う。

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    お題を出す人の人選と、その人がどんなお題を出すのかも見どころ。
    壇蜜の安普請とかアラーキーの挿入とか…

    0
    2022年07月22日

    Posted by ブクログ

    短歌と俳句の対決ということになっているが、エッセイの要素が多い。というか、エッセイありきで詠まれている感じ。

    お二人がどういうことを考えながら短歌や俳句を詠まれているのかが分かって興味深い。

    一方で、巻末の対談は専門的な話が多く、短歌や俳句も詳しくないとついていけないところもあった。

    0
    2026年01月02日

    Posted by ブクログ

    様々な年代・職業の方々50人からお題をいただき、穂村さんが短歌で、堀本さんが俳句で、それに答えてゆく。
    それぞれの短歌と俳句にはエッセイも添えられているという楽しい企画。

    なんだけど、実はあまり面白くなかった。
    どうしてなのかは自分でもよく分からない。
    堀本さんの文章の中に「この2015年の…」とある。
    そうか、この作品たちは大体十年前のものなのだね。
    このところ益々熱を帯びてきている短歌界隈、流行り廃りの流れもあるだろうし、十年前の作品たちを、どこか古く感じてしまったのだろうか。
    出されたお題に対しての歌や句に、あまりぶっ飛んだものがなくて正直少し退屈に感じてしまったのもある。

    勿論、いいなと思うものはあった。

    ●穂村弘さん
    どろどろのバナナの皮を抱きしめて猿が謀反の夢をみている 

    青空にエンドロールが流れだす蝉が鳴いてるだけだった夏

    やわらかいひかりに頬を照らされて ポカリスエットだけの自販機

    火星移民選抜適正検査プログラム「杜子春」及び「犍陀多」

    ●堀本裕樹さん
    炎天の校区飛び出す謀反かな 

    夕焼に塗り込められてゆくこころ

    切り口の楕円うつくし胡瓜漬


    ところが私が一番好きだと思ったものは今作のために作られた作品ではなく、エッセイ部分に紹介されていたものだった。

    ジャムパンにストロー刺して吸い合った七月は熱い涙のような 穂村弘

    これこれ!
    こういう短歌好きだ!
    この鋭角にぶっ飛んだ感じにキュンとしてしまう。
    そして何故か切なさも感じる。
    ムチャクチャやった夏も、もう戻ってこないな…みたいな。

    そして俳句は堀本さんのものではなく、堀本さんのエッセイで紹介されていた高浜虚子。

    先生が瓜盗人でおはせしか 高浜虚子

    あの先生が瓜を盗んでいたなんてという驚きと悲しみ。
    「おはせしか」という敬語が余計に切なさを呼びながらも、どうしても漂ってくるおかしみ。


    お二人のあとがき対談もついていたけれど、それよりも良かったのは壇蜜さんによる解説。
    壇蜜さんの文章、結構好き。
    面白かった。


    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    異化とリアリティ。31文字という長さが異化を許容するのか。17文字だと現実にチューニングするしかないか。

    0
    2023年11月07日

    Posted by ブクログ

    なんか、掲載順が
    短歌→俳句
    なのって、不公平ではないのだろうか。

    同じお題なんだから、文字数少なくて制約条件がきつい
    短歌
    を先に持ってきてあげるべきなのでは?

    0
    2023年09月20日

短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 詩集・俳句
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1134476
  • 電子版発売日
    :
    2022年05月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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