穂村弘のレビュー一覧

  • 求愛瞳孔反射

    Posted by ブクログ

    ほむらさんが失恋したときに作った詩でできた詩集(あとがきより)とのこと。
    この病んだ感じがすごくよかった。そういう苦しいときには、不用意に言葉があふれるのですね。ぐしゃぐしゃでもいいのだ、たぶん。
    うるう秒の携帯電話番号がすてき。

    0
    2013年10月08日
  • 短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門

    Posted by ブクログ

    そうです、私にも短歌があるのです。
    あとがきの、

    恋に、道に迷った友に、柿本人麻呂もこう告げたに違いあるまい。
    「短歌があるじゃないか。」

    が面白かった。
    1500年くらい、生き続けている定型に万歳。

    0
    2013年09月28日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

    Posted by ブクログ

    積読していたのを、きちんと(?)短歌を作るようになってやっと読めた本。評が面白いと思うようになるなんて!
    自分に足りないところがわかった気がして、なるほど今度はこうしようと思え、大変勉強になりました。

    0
    2013年09月25日
  • にょにょっ記

    Posted by ブクログ

    「にょっ記」に続き、やはり現実なのか空想なのか区別のつかない本文。(良い意味で) 実際に起こったことから空想の世界に入り込む箇所もあって、漫画を読んでるときみたいにわくわくと楽しくなって、次は次は、と急いでページをめくったらあっという間に読み終わっていた。休足時間が麻薬を隠すのに使えるんじゃないかという発想、すごい。

    0
    2013年08月29日
  • 結婚失格

    Posted by ブクログ

    一冊を通して、様々な視点から著者の人柄を見つけることの出来る本。
    そのことが本人は意図してなさそうに見えるのも面白い。

    辛辣な解説も見もの。個人的には全面的に感情移入して読んでいたので、なんだか覆されてしまったような読後感。著者を見る目が、ひいては自分自身を見る目が変わることにもなるような印象を受けた。
    それを踏まえてどちら側に立つか、これがこの本を味わうのに必要なことかも知れない。

    0
    2013年06月21日
  • 求愛瞳孔反射

    Posted by ブクログ

    ほんのまくらフェアで紹介されていて気になっていた1冊。あらすじにある通り、「甘美で危険な純愛凍結詩集」と、まさにそのものでした。甘美なものは、こんな風に思われたら幸せだろうなと思う部分も。

    0
    2013年05月31日
  • 整形前夜

    Posted by ブクログ

    ほんのまくらフェアで購入。
    「カップヌードルを食べるときもエレガントにみえるひとに憧れる。」という言葉の選び方が詩人だな、と思った。
    本文中に出てくる、「一見無関係な言葉同士が別次元で響き合う」というのが、詩のみならず穂村弘の美しい文章のポイントなのではないか。
    自意識の高さと世の中の生きにくさをうつくしい言葉で包んで綴られたエッセイ、とても良かったです。

    0
    2013年05月02日
  • 短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門

    Posted by ブクログ

    穂村さんの名前で購入。
    選抜されたものとはいえ、様々で少し疲れる。小説においても読み手にわかる言葉の選び方があるけれど、短歌も同じよう。文字が少なく、普通の文章の書き方ではない分さらに顕著にあらわれている気がする。
    自分が選評を読まないのは全体として流れのあるものでないと疲れるからだとわかった。

    0
    2013年04月27日
  • 求愛瞳孔反射

    Posted by ブクログ

    「しらたき」が好き。

    昨年、上野公園であった「読書のフェス」でご本人が朗読していて、どういう発想でこういうおもしろい詩がかけるのか、と思いました。

    0
    2013年03月31日
  • 整形前夜

    Posted by ブクログ

    本のまくらフェア。これ、アタリ!口溶けよい。【カップヌードルを食べるときもエレガントにみえるひとに憧れる。】

    0
    2013年03月01日
  • 整形前夜

    Posted by ブクログ

    エッセイ。自分と世界とのズレ、違和感、新しいものをキャッチする強力なセンサー、つっこみ力。ユーモアたっぷりの文体。すごい。こういうことを考えている人が世の中にいる、というだけで嬉しくなった。

    0
    2014年10月19日
  • 求愛瞳孔反射

    Posted by ブクログ

    「なかむらむつみ」(仮名)と付き合ってから、そして別れてからの詩集。
    難しくなくて可愛くて好きである。この人の詩は。

    あとがきの「似ているふたりは苦手なことも似ているので、
    現実の苦労を共にするとき、意外にもろい一面がある。」という言葉にひっかかり。

    「国道にて」「かき氷の日」「ナンシーちゃん」

    0
    2013年02月13日
  • 求愛瞳孔反射

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほんのまくらフェアで魅かれて購入。

    普段あまり詩に触れないので新鮮でした。
    穂村さんは海が好きなのかしら
    彼女とよく行ったのかしら

    言葉は甘い凶器であるなあと思いました

    あとがきに、恋愛の時系列で並べなおしてある、とあったので
    もう一度意識して読もうと思います

    0
    2013年02月04日
  • 短歌の友人

    Posted by ブクログ

    平成の歌人をとりあげ、紹介している。

    今橋愛と俵万智と与謝野晶子の比較も興味深い。

    短歌は庶民のもので、詩は宇宙人のものらしい。

    ことばを軽くにぎること、小さな些細なことが創作物に現実感をあたえること。表現の参考になった。

    0
    2013年01月21日
  • 整形前夜

    Posted by ブクログ

    巻末の豊崎さんのあとがきがとても良い。
    穂村さん大好きだけど、ほむほむって呼び方はないなぁー。と思ってしまうのであのあとがきはとても面白かった。
    相変わらず魅力的な文章で今回も気がついたらあっという間に最後まで読んでしまった。
    驚異と共感の話はとても興味深い。

    0
    2012年12月23日
  • 整形前夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「はじめての本」「絶体絶命」「絶体絶命・その2」「いちばん恥ずかしかったこと」「自意識トンネル」
    これら前半の、自意識過剰でむやみに記憶力がよかったために怖れ立ちすくむひとの話が、我が身に痛すぎて居たたまれない。そうだ、そうなのよ、ほむほむ!わかるよ!馬鹿みたいだとわかっていても、やむなく反芻して身悶える感じ。かさぶたを恐る恐る剥がして学習しない。
    それとは別に、「共感と驚異」の真面目な詩歌・小説論の欠片が面白かった。「驚異」を受け止められるようでいたい。

    當方は二十五、
    銃器ブローカー、
    秘書求む。
    桃色の踵の
    塚本邦雄

    0
    2012年11月28日
  • 短歌の友人

    Posted by ブクログ

    穂村弘の短歌評論。
    目からウロコがボロボロ落ちる、そして理由はわからないけどぐっとくるのである。

    後半は少々小難しい印象だったが、内容として抜群。
    最初から最後まで短歌の話だけれど、表現すること、伝えること、感じること、生きること、あらゆる要素が詰まっている。
    心を豊かにしてくれる一冊である。
    生の一回性というのがこの本に限らず、貫くキーワードな気がした。

    やっぱりほむほむ天才。

    0
    2012年11月27日
  • 短歌の友人

    Posted by ブクログ

    穂村さんの短歌の評論をまとめたもの。つまりは短歌の評論集なのであるが、現代における「創作」の表現評論として読んでもとても面白かった。
    「一人称の文芸」である短歌の特異さ、およびその<詠み>と<読み>について、穂村さんはじっくりと、しかし鋭く評論を重ねていく。

    特に、現代の若い世代=現時点で30代以下? くらいの歌人の歌への評論は、その身体感覚……というか、世界認識感覚、を見事に言い表していると感じた。

    私は現在24歳である。つまりはこの本で言われる現代の若い世代と同年代だ。しかし、この評論集に引用された「棒立ちの感情」の歌たちを読むと、そのあまりの絶望感に、私もぞっとしてしまった。

    あの青い電車にもしもぶつかればはね飛ばされたりするんだろうな   永井祐
    たすけて枝毛姉さんたすけて西川毛布のタグたすけて夜中になで回す顔   飯田有子
    牛乳のパックの口を開けたもう死んでもいいというくらい完璧に   中澤系

    どうしてこんなにさびしいのだろう。それに増して、どうしてこれらの歌をこんなにも「怖い」と思うのだろう。

    これらの歌に共通する感覚を、穂村さんは
    「「うた」としての過剰な棒立ち感」
    「自己意識そのもののフラット化」
    「「今」を生き延びるための武装解除」
    などと言った言葉で読み解いていく。ああ、そうなのかぁ、というよりは、ああ、そうなんですそうなんです、と思ったあたり、私も「彼ら」と同じなのかなぁ、とも思う。

    そしてこの評論集を読んでもう一つ強く感じたことは、短歌という文芸における「戦後」というものの大きさ、である。
    短歌を読む際、私はいわゆる戦争(あるいは「戦後」)を読んだ「戦争短歌」について全く感想が書けず、むしろ書きたくないとさえ思ってしまうことにひどい戸惑いを覚えていた。それはさらに短歌や短歌の評論集を読むうちに、短歌が持つ文芸としての特異性(「一人称の文芸」というのはとてもしっくりきた)に関係があるからなのか、な? という考えがけっこう納得できたので、ちょっと落ち着いたのだが、それだけではないみたいだな、と穂村さんの評を読んで思った。
    それは<背景>なのかな、と私は思っていたのだ。つまり、短歌とそれを読む歌人にとって、戦争(あるいは戦後)というのは、その人のバックボーンになっているものなのかな、と。
    しかしどうも、違ったようだ、と私は思ったのである。どうやら戦争というのは、そして戦後というのは、<時間>のことらしいのである。

    その時代を生きた、のではなく、その<時間>を生きた、ということが、私にはわからない。それが個人にとって、その時のその人そのものであったということが、わからない。その重さが、真実味が、わからない。
    だから私はこれからも、戦争および戦後短歌に、戸惑い続けるんだろうなぁ、と思う。

    0
    2012年11月18日
  • 求愛瞳孔反射

    Posted by ブクログ

    そうかなって思ってたら、あとがき読んで納得のシチュエーションで書かれた詩たち。
    『それはよく晴れた真夏の』が好きです。

    0
    2012年11月11日
  • もうおうちへかえりましょう

    Posted by ブクログ

    誰にでも訪れる極々ありふれた光景を描いてるのだけれど、文体がキレイで面白かった。
    本について書かれた三章は共感すること多々あり。
    これからたびたび再読すると思います。

    0
    2012年09月30日