【感想・ネタバレ】もうおうちへかえりましょうのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年03月31日

着眼点と不安要素が面白くて、ところどころで声を出して笑いました。
穂村弘さんの本をはじめて読んで、短歌にも興味が湧きました。

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Posted by ブクログ 2021年04月16日

やっぱり好きだ

この謎の親近感と胸の中でふわふわしてる思いだったりをこうやって言葉にしてくれる感じ!

あとがきの永遠の寮、すごくいいな笑

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Posted by ブクログ 2017年09月23日

私じゃないか。と目が点になるくらい行動と考え方が似ていてびっくりします、建物の周りをくるくるくるくるくるくるまわる、情けない、私もいつも思いながら待ち合わせに人の影を感じると後ずさる。何人かに言ってももうーーーん、しないよ。とかしか返ってこず驚き、ほとんどの人はほむらさんの行動をおもしろパンダを見る...続きを読むときの気持ちになってる、なにこれ~へんなのウフフ、かわいい、おもしろい。
でもわかるわかる、自分以外もこんな人いたんだって思ったら私、ほむらさんの仲間です、ようこそ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月15日

 紛れもなく天才だ。ほむほむ(親愛をこめて)は、言葉を操る天才だ。短歌という、マゾヒズムとしか思えないような制約を設けて「表現」をする「歌人」という肩書きを持つ人間というのは、かくも変態でないとなり得ないのか。そうにちがいない。絶対そうだ。
 ボウリングでストライクを出してもガッツポーズできない姿。...続きを読むかっこわるい怒り。おしっこを膀胱から膀胱へ飛ばす(妄想)。まどろっこしいナンパ(妄想)。「お互いに高め合う」恋愛への懐疑。コロンビア・ナリニョ・スプレモを云えたよ。『小太り』な文体。「自分がもしも本当の自分だったらきっとこうなるであろう本棚作り」。嗚呼いとおしすぎる!母性本能がゲラゲラ笑っちゃうくらいくすぐられている!
 本著のおかげで短歌というジャンルに興味の幅が広がり、読みたい本がうんと増えました。ありがとうございます。

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Posted by ブクログ 2014年11月23日

面白い。友達になりたい。

慣れ親しんだ劣等感と生きづらさのなかに、見えていなかったものを発見させてくれて、ああ、あるある、そうそう!と頷きたくなる。

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Posted by ブクログ 2024年03月11日

途中までそうでもないかなと思ってたけど、途中からグッときた
例えばなぜブルーハーツは受け入れられたのか
ヒロトとほぼ同じ世代の人たちにとって、なぜブルーハーツは彼らが時代の中で感じていたモヤモヤを晴らしてくれたのか、みたいなことがわかる。彼らが当時感じていた空気感のようなものが。

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Posted by ブクログ 2024年02月23日

穂村さんのエッセイがとても好きです。やはり歌人は言葉の使い方が上手いし、なんなら楽々操っている気がする。特に初期のエッセイがいい。社会不適合者みたいな自分を晒しながら、結構上手く人生を泳ぎきっている気配を感じる。これは褒め言葉です。

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Posted by ブクログ 2024年02月02日

歌人穂村弘が今から20年くらい前に書いたエッセイ。1章は恥ずかしさや情けなさ、恋愛観や悲壮感、妄想、よく考えるとホラーを感じる瞬間など微妙な感情の機微を深掘りし、2章はカフェやパスタの呼び名の変化、短歌で見るバブル崩壊や金利変動が世間にもたらす空気感の変化、ダイヤル電話からケータイ電話、同棲や婚前交...続きを読む渉に対する価値観の変化、名前の変化などからノスタルジーを味わい、3章は読書や本、古本屋、文体に関するエピソードを語る。20年前くらいのエッセイの中で20年くらい前を語ったりするのをいま読むと、トータルで40年くらいの時代の変化を味わえるので、この本はもはや近代日本の歴史の参考書的な読み方も出来る。全体を通して感じたことは、個人の感性はあまり変わらないけど、世間の価値観は思ったよりも早いスピードで変化しているということ。いったい価値観っていつどんな風に変化してるんだろうと思う。誰かグラフかなんかで価値観の変化を可視化してくれないだろうか?もしそんなものが作れるのならば、政治家や芸能人もスキャンダルを避ける事が出来るのかも知れない。歌人ならではのデリケートな感受性や思考の深掘りの仕方はとても勉強になるし真似してみたくなる。読んで良かった。

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Posted by ブクログ 2022年07月13日

「世界音痴」に続く、穂村弘さんの二作目のエッセイ。

元の単行本は2004年発売(かろうじて結婚前)ということで、お姫さまは来ないかもしれないと思い始めた穂村さんが、自力で何とかしようとした、「ボールペンで生まれ変わる」のエピソードに、さっそく爆笑。実際に零時零分零秒ちょうどに、それをしているところ...続きを読むを想像すると・・もうダメだ(笑)
そもそも、何故それで新しい素晴らしい〈私〉に生まれ変わっている筈だと思ったのか、考えなくていいのに、考えれば考える程、余計に面白くなってくる。

前作は、穂村さんのカミングアウト的な、本人にその意図が無くても、自然と笑えるような内容が多かったが(それにしたって、背表紙の『衝撃的なダメッぷり』はひどい)、本書はそれだけではなく、穂村さん独自の視点からみた考察も興味深い。

例えば、八十年代が、『高度に洗練されたイメージと自意識の時代』であった事について、コカコーラのキャッチコピーを一つの例に取っていることに、なるほどと。

当時は全く気にもしなかったが、確かに「アイ・フィール・コーク」って意味不明だし、『意味の明確さとは無関係に支配力を持つところがイメージの怖さ』という、穂村さんの文章にも納得させられるものがあって、感じることにも信頼性のようなものがあるのですね。はたまた、センスの良し悪しを判断するのが困難な時代だったのか。

そんな中に現れた、「ドブネズミみたいに~」で始まる、あの曲の衝撃も共感でき、当時の音楽番組でのMCとの噛み合わない遣り取りは、ある意味、痛快で面白かったなあ。

また今回は、穂村さんの古書好きというか、本好きなエピソードが多く、改めて短歌だけの人ではないことを実感し、またその話のひとつひとつに、想いの深さを感じ取ることができて、他人事ながら、私まで嬉しくなり、読みたくなった本が増えました(特に往年の女性作家の漫画作品)。

それからやはり、素敵で面白いエピソードを拾い上げる、穂村さんの素晴らしさは今回も変わらず、特に、「恐怖的瞬間」の、漫画家、吉野朔実さんの完璧な三点セットや、ストライクが出てしまったらどうしようと心配する「ボウリング砂漠」に、『お砂糖はエネルギーのもとなのよ』とキツネっぽい母親が、子供たちに云っている商店街のポスターに、胸が締め付けられる「壊れた笑顔」は印象的でした。

また、更に印象的だったのが、ナンパをしたことがないことから生まれたような、告白的小品の「林檎」で、最初、くすくす笑いだったのが、次第に切なさを帯びてくる展開に、詩的で素朴な感動を覚えつつも、これを素で書いているのか、狙って書いているのか、分かりづらい感じが、また穂村さんのミステリアスな一面なのかもしれないと思いました。

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購入済み

2022年04月22日

とても面白い文章を書かれる作家さん。唯一の原点ポイントは、他の著作でもでてきた体験や思い出話が頻出することかな。

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Posted by ブクログ 2020年11月09日

色々な雑誌や新聞に書いたエッセイをまとめてあります。私はⅢの本の雑誌に書いたエッセイが一番面白く読めました。本についてのエッセイなので、本好きには共感しやすいかと。

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Posted by ブクログ 2020年04月05日

穂村弘さんの文章に共感できる側の人間はみな友だち。
noteで穂村さんの文章の素敵さについてエッセイを書くくらい穂村弘さんが好きです。「マイナス星人だからこそ生み出せるものがある」という文章が私の仕事、生活、人生を支えています。
作中に出てくるガールフレンドたちと穂村さんのやりとりが私の永遠の理想。...続きを読む自分の中の「これ」ってものに自分と同じ熱量で惹かれている相手とのくらし。想像しただけでクラクラする〜。あこがれ。

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Posted by ブクログ 2019年02月25日

あいかわらず かっこわるかわいい
面白かったー
特に、煉獄、あるいはツナサンドイーター
とか

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Posted by ブクログ 2019年01月17日

あるあるが止まらない本。自分のことを深掘ったらこういうことを思うんじゃないかと、自分のあり得た人格のひとつが筆者なんじゃないかと思わせてくれるほど、言語化できなかった何かを、言葉にしてくれ、ユーモアをもって書いてくれいて、なんだか救われる本でした。

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Posted by ブクログ 2015年12月31日

どのエッセイでも、文学論、時代論…みたいなものや、古本愛は読んでいて楽しい。
言葉のプロは凄い。こんな自意識で会社員時代はさぞ苦しかったろうなあと感じる(褒めてる)。さらりと生きてる風に見えそうだけど。リア充に見えるけど。
初期はなんだろう、幸せな感じがあるのも好きだ。

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Posted by ブクログ 2015年08月01日

結構昔めの穂村弘のエッセイ。穂村弘の適度なダメ人間感は読む人を安心させるわ。でもなぁ、この人結婚してるし、恋人いるし、実は結構友達もいるし、私のほうが全然ダメ人間じゃないか…?あれ??


古本屋を見るとそこに良いものが待っているような気がしてソワソワすることや、松任谷由実が「お互いを高め合う恋愛」...続きを読むの教祖であることや、ボウリング場で素直にはしゃげないことなんかが、私の琴線を刺激する。ビンビン刺激する。

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Posted by ブクログ 2014年01月27日

さりげないが美味しい文章。世界に対する憧憬と疎外感。露悪的でさえある、みっともない私生活をじっと見つめて何か捧げるように書ききれば美しくなるんだ。そう言う意味では島崎藤村と通じるように感じる。後、言葉が好き、妄想好き、本好きなのが、どうしようもないくらいのシンパシー。

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Posted by ブクログ 2014年01月12日

嫉妬する。嫉妬するわたしには到底叶わない夢だけども、今一番幸福の象徴として現れるのは、恋人と大好きな小説の一文を、ベッドで合唱することだ。恋人はいない。

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Posted by ブクログ 2012年09月30日

誰にでも訪れる極々ありふれた光景を描いてるのだけれど、文体がキレイで面白かった。
本について書かれた三章は共感すること多々あり。
これからたびたび再読すると思います。

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Posted by ブクログ 2012年09月03日

「記憶」として残るエッセイです。
共感する部分があるからなんだろうな。
下記は2ヶ月前の記憶を頼り書いているので正確な文章ではありません。


•我慢すればいいのに、エスカレーター降りる前に食べてしまうあんぱん。(大福だっけな)

•友達に「なんかこもってるな」と、家の窓を開けられたときの衝撃。何年...続きを読むも家に住んでるのに「窓を開ける」という行為を思いつかなかった。

•彼女が僕に無言でハイローズの映像を見せた、「生きててもいいんだ」と涙が出た。

•人に会うと「意外と細いんですね」「意外と背が高いんですね」とよく言われる。「小太り」で「チビ」な文章らしい。嫌だな。でも、背が高くてかっこいい文章もなんだか違うので、このままでいいかなと思う。

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Posted by ブクログ 2012年07月05日

穂村祭はとりあえずこれにて終了。しかし、どれも期待を裏切らなかったよ。少しおいて、今度は「きみがいない夜のごはん」だっけ? かを読もうかと思います。
優れたエッセイストというのは、物事の見方、感じ方が、一般の人とある程度リンクしていながら、ある部分が独特なんだよね。
山崎ナオコーラのあとがき、あれは...続きを読むひどいな。

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Posted by ブクログ 2012年05月21日

久しぶりに再読。
「本当の本棚」に特に共感。
何回 本棚を並べ変えても納得行く配置にならない私も、
いつか 「本当の本棚」を完成させたいと思う。
まっ 難しいけど・・・

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Posted by ブクログ 2012年03月27日

穂村さんのエッセイの中ではちょっとせつなめというかやるせない感が多めな印象。
声出して笑うなら他のエッセイがおすすめ。

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Posted by ブクログ 2012年10月19日

又吉sanのお薦め文庫シリーズ第一弾☆元々ホムラsan作品は集めてたので、迷わず購入。やっぱり好きなワールドです。お気に入りは、『ボーリング砂漠』。気持ちわかります◎

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Posted by ブクログ 2023年01月02日

自分の生き別れの兄かと思うくらい、ちょっと違う生き方をした別のわたしの人格みたいな、ちょっとだけ恥ずかしくなるくらいに共感してしまう文章だった。
春樹からブルーハーツの流れがとても好きだった。
今のわたしは短歌がまったく分からないので、何年か経って読み返した時は改めて更に楽しめそう。

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Posted by ブクログ 2022年08月21日

分かる!分かるよ穂村くん!と、勝手に心の友達になって肩を組みたくなる。
特に、次の日の仕事が辛いあまりお休みの前から憂鬱な気分になってしまうところとか、リアクションが上手くできるか心配でボーリングでストライク出したくないところとか!
非常に分かりみが深いエッセイ集です。

素朴な疑問なんだけど、この...続きを読むエッセイは誰の心にもこんなに響くんだろうか。
もしかして、私が陰キャの塊みたいなヤツだから震えるほど共感してしまうのか。

例えば陽キャの塊みたいなヤツが読んだら、「きも…」で終わるのかな。
そうだったら少し寂しい。

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Posted by ブクログ 2020年09月02日

穂村弘って、ほむほむって愛称なんだ、、。笑

歌人や詩人のエッセイを最近読んでいて、歌って自分が思っていたよりずっと自由なんだ、と感じる。それは言葉が自由だということ。言語化することで考えはすっきりするけれど、枠にはまった言葉にすることで自分の気持ちも枠にはめてしまっていないかと考えてしまう。


...続きを読む大島弓子の漫画が読みたくなった。

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Posted by ブクログ 2020年06月14日

Ⅱの短歌がいっぱいでてくるところで疲れてしまって読むのやめようかなと思ったけど
Ⅲは本がテーマだったので、気になって読破できた。

老夫婦の爺婆を、それぞれの生命残量で現す部分が笑えた。

山崎ナオコーラさんの解説部分、エッセイは最初の一文にドアがある。ってところ。
確かに!頷けた。読もうかやめよう...続きを読むか、そこで判断する自分がいたから。

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Posted by ブクログ 2013年08月02日

初めて穂村さんのエッセイを読みました。この作品は穂村さんがまだ会社員を続けていたころのエッセイが多いのですが、男性にしてはなかなか不要なプライドを捨てて、純粋で笑える自虐エッセイもあり、読書家としての深い知識もあり、読み応えがある本でした。

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Posted by ブクログ 2013年05月29日

「もしもし。運命の人ですか」や「現実入門」に比べると、面白さの点では落ちる。でも、文庫で3ページくらいしかない短さを、きれいにまとめられるのは、かなりスゴイことに思う。

ガールフレンドの部屋で彼女所蔵の漫画を読んでいて、「これ、ここ、もの凄い」と筆者が感動するさまに、彼女も「でしょうでしょうでしょ...続きを読むう」と感動を分かち合うという話、真っ暗なホテルのベッドで大島弓子の作品のネームを暗誦したら、彼女がそれに続けてきて、夢中で二人で合唱したというエピソード。そんな相手と巡り合える確率って…とうらやましく思う。

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Posted by ブクログ 2012年08月07日

キモイけど、これはかわいいんだろうな、ある種の女の人にとっては。そして、たぶん、ほむほむは本能的にそういうのをわかっている。し、それしか、できない。(12/6/3)

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