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人気歌人穂村弘、衝撃のダメエッセイ第二弾!
正義の味方はもういない。金利はまったくゼロに近い。高度成長期に育ち、バブル期に青春時代を過ごした40代独身男は、デフレとスタバとケータイに囲まれて、ぼろぼろの21世紀を生きている。永遠の女性は、きらきらした「今」は、いつ目の前に現れるのか? 故郷も、家族も、夢も、希望も、志も、野望も、立身出世も、革命も、維新も、なにもなくなってしまった「今」という時代。白馬に乗ったお姫様がいつか現れて、僕を幸せにしてくれるはず、なのに。
衝撃のダメエッセイ『世界音痴』に続く、人気歌人「ほむほむ」こと穂村弘のエッセイ集第二弾。
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Posted by ブクログ
歌人穂村弘が今から20年くらい前に書いたエッセイ。1章は恥ずかしさや情けなさ、恋愛観や悲壮感、妄想、よく考えるとホラーを感じる瞬間など微妙な感情の機微を深掘りし、2章はカフェやパスタの呼び名の変化、短歌で見るバブル崩壊や金利変動が世間にもたらす空気感の変化、ダイヤル電話からケータイ電話、同棲や婚前交渉に対する価値観の変化、名前の変化などからノスタルジーを味わい、3章は読書や本、古本屋、文体に関するエピソードを語る。20年前くらいのエッセイの中で20年くらい前を語ったりするのをいま読むと、トータルで40年くらいの時代の変化を味わえるので、この本はもはや近代日本の歴史の参考書的な読み方も出来る。全体を通して感じたことは、個人の感性はあまり変わらないけど、世間の価値観は思ったよりも早いスピードで変化しているということ。いったい価値観っていつどんな風に変化してるんだろうと思う。誰かグラフかなんかで価値観の変化を可視化してくれないだろうか?もしそんなものが作れるのならば、政治家や芸能人もスキャンダルを避ける事が出来るのかも知れない。歌人ならではのデリケートな感受性や思考の深掘りの仕方はとても勉強になるし真似してみたくなる。読んで良かった。
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