鳥肌が(PHP文芸文庫)

鳥肌が(PHP文芸文庫)

660円 (税込)

3pt

日常のなかでふと覚える違和感。恐怖と笑いが紙一重で同居するエッセイ集。小さな子供と大きな犬が遊んでいるのを見るのがこわい。自分以外の全員は実は……という状況がこわい。「よそんち」の不思議なルールがこわい。赤ちゃんを手渡されると、何をするかわからない自分がこわい……。ユーモア満載で可笑しいのに、笑った後でその可笑しさの意味に気がついたとき、ふと背筋が寒くなる。そんな42の瞬間を集めた、エッセイ集。第33回講談社エッセイ賞受賞作。解説:福澤徹三

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鳥肌が(PHP文芸文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    読む前はこわいと感じていないようなことでも、読んだ後は確かにその状況はこわいよなと思わせる説得力がある本。

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    Posted by ブクログ 2022年10月19日

    ふとした日常で思うこと。穂村さんの考えと重なる部分も多々あり、自分を理解してくれているのでは?と錯覚に陥ってしまった。
    「出会いたかった本がここにある」と帯に書かれていましたが、まさに!平積みしていた書店に感謝です。出逢えて良かった!これから何度も読み返します。

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    Posted by ブクログ 2021年03月05日

    穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイも多数執筆している。
    本書は、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月19日

    怖いもの見たさで、手にした本。大正解!、すごく怖かった 笑。特に怖かったのは「ヤゴと電卓」、怖過ぎて、大きな声を出して笑ってしまった!って、どうして笑ってしまったのかというと、著者の穂村さんの心の葛藤が余りにも臨場感にあふれていたので。
    ・・・・・・・
    「彼女は真顔である。突っ込みを入れたくなった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月12日

    穂村弘は、雑誌ダ・ヴィンチの「短歌ください」コーナーに応募をしていた時期もあり知っていた。数年前に「短歌の友人」を読み、短歌だけでなく文才があることも知っていた。
    今回「鳥肌が」を読んで、さらに彼の性格を知ることができた。小心者で、いつも何かにビクビクして怖がっている、そのくせ長生きしたい、美しいも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月20日

    何気なくて細かいけれど決定的な違和感が、みたいなのをこころに留めて文章にするのがとても上手いなぁと思った。
    本編にプラスして解説を読んだことで、おこがましくも、穂村さんの感覚というか精神的なキャパシティに似てる部分が自分にもあるというのを感じて、だから余計にそれを絶妙なバランスでするする読める文章に...続きを読む

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    購入済み

    2022年04月22日

    こんな風に自分の中のなかなか言語化しにくい恐怖をすらすらとかけるようになりたいなー。
    面白くて、買ってよかったです。

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    Posted by ブクログ 2021年11月22日

    穂村弘のエッセイは、面白いのは確実。今回は、微妙な恐怖感という穂村さん独特の感性で日常の本当にちょっとした恐怖につながるものがいっぱい。そう言われればそうだよね。と感じるものも多いと思います。

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    Posted by ブクログ 2020年09月17日

    ”怖い”出来事、物事についてのエッセイ。作者以外には、そんなこと怖い?ってものもあり、ひたすらゾッとする話もあり。普段なら聞き流してしまうような、ちょっとしたことからも怖さを見出すその鋭敏な感覚と、表現がスゴイ。私も基本ビビリなので、共感できることも度々。

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    Posted by ブクログ 2020年08月16日

    表紙のカッコよさに惚れて購入

    日常に潜む恐怖を見つけてしまい、鳥肌が立つ思いをするエピソードたち。
    文体も柔らかく読みやすい、が、振り返ると楽しみながら読んでいた訳ではなかったと思う。

    優しいおじいちゃん(白髪、背が高い、メガネ、痩せ型)が、抑揚少なめ落ち着いた口調で「こないださ…」と、トークし...続きを読む

    0

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