鳥肌が(PHP文芸文庫)

鳥肌が(PHP文芸文庫)

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

日常のなかでふと覚える違和感。恐怖と笑いが紙一重で同居するエッセイ集。小さな子供と大きな犬が遊んでいるのを見るのがこわい。自分以外の全員は実は……という状況がこわい。「よそんち」の不思議なルールがこわい。赤ちゃんを手渡されると、何をするかわからない自分がこわい……。ユーモア満載で可笑しいのに、笑った後でその可笑しさの意味に気がついたとき、ふと背筋が寒くなる。そんな42の瞬間を集めた、エッセイ集。第33回講談社エッセイ賞受賞作。解説:福澤徹三

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鳥肌が(PHP文芸文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    穂村弘さんのエッセイも好きすぎる。解説で作家の福澤徹三さんが「怖さとは想像力である」と書かれていたのですが、私も同意見です。穂村弘さんの感性でないと、鋭くて不思議な短歌は生まれなかったと思うので。私も怖がりなので、本書をお守りとして大切にしよう、と思います。

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    大好きなエッセイ
    ほむほむこと、穂村弘さん
    まず装丁がたまらない
    『鳥肌か』という題名だけに
    指先で表面を撫でると
    ボツボツと細かな突起物がある
    まさに鳥肌
    なかなかこんな本には
    お目にかかれない
    内容も今回はちょっと
    ぞわぞわするものがおおい

    ほむほむだけに
    何冊エッセイを読んでも
    まったく飽きない
    毎回笑えるし、感動する
    まだまだ読んでないエッセイ
    積んである
    早く読まなければ‥

    0
    2026年04月08日

    Posted by ブクログ

    ゾゾゾっと来る本。穂村さん、わかるよ!その感じ!!日常に潜む恐怖。わかる人しかわからないこの感覚。私も日常生活する中で「危ない!」とか「あれ今のって…」いうことがよくあります。あと世の中で一番怖いのは『人』だと思っているので、鉛筆のキャップの話はものすごく怖かった。あと「西瓜に塩」も共感できる恐怖。幼い子供に見つかって、襟首掴んで口塞ぐのは笑っちゃっとけどね。小さな砂時計の話は将来不安な気持ちの中で、「世界が少しだけ綺麗に見えているはずだ。」とロマンチックに締めるあたりは穂村さんの素敵なところだ。

    0
    2026年01月06日

    Posted by ブクログ

    穂村さんのエッセイ初めて読んだけどかなり文章の感じがすき、くどうれいんさんとなんとなく似通ったやさしさとユーモアがあってとっても好きかも
    短歌書く方の文章の作り方がすきなのかもしれない。

    ぞわっとしたりこれは恐ろしい回避しておこうの感覚がわかるもの多くて面白かった。
    「あなた」がこわい、と、しまったしまったしまった、の回、ケジャンにやられるところがおきにいり

    穂村さんのユーモアでおもしろく読めてるけど、冗談と思っていた話がそうではなくなる話とか本当に寒気する

    なんも決めないで本屋に行った時に好きな本選べる第六感みたいのはやたらと良いぞわたし、神楽坂かもめブックスでたまたま手に取った良い1冊でした。
    表紙の鳥肌ぷつぷつの装丁もすごくいい

    0
    2024年09月07日

    Posted by ブクログ

    ふとした日常で思うこと。穂村さんの考えと重なる部分も多々あり、自分を理解してくれているのでは?と錯覚に陥ってしまった。
    「出会いたかった本がここにある」と帯に書かれていましたが、まさに!平積みしていた書店に感謝です。出逢えて良かった!これから何度も読み返します。

    0
    2022年10月19日

    Posted by ブクログ

    穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイも多数執筆している。
    本書は、2016年に出版され、2017年の講談社エッセイ賞を受賞、2019年に文庫化された。
    私はこれまで、著者の『はじめての短歌』、歌集『ラインマーカーズ』、エッセイ集『蚊がいる』を読んできたが、その歌もエッセイも、著者の鋭敏かつ独特の感性と、それを文字にする表現力があっての作品であるが、本書も、それらが遺憾なく発揮されたエッセイ44篇が収められている。
    解説で、作家の福澤徹三は次のように書いている。「怖さとは想像力である。まだ起きていいないなにかに思いをめぐらせることで怖さは生じる。すでに恐怖の渦中にいてもそれはおなじで、これからを想像するから怖さは増す。つまり想像力が豊かであるほど、恐怖に対する感覚は鋭敏になる。そういう意味でいえば、名だたる歌人でありエッセイストでもある穂村弘さんに怖いものが多いのは当然だろう。本書『鳥肌が』は、穂村さんが怖いと感じる-すなわち鳥肌が立つ事柄について記したエッセイ集である。」
    著者が「鳥肌が立つ」事柄とはどんなことか。。。それは、「娘が死ぬのを見届けてからじゃないと死ねない」という母親、夫が無呼吸症候群であることを教えずに毎晩隣で眠る妻、哺乳瓶からミルクを飲むヤギの赤ちゃんの目、外国で起きた連続殺人事件の被害者が皆青目金髪ロングヘア―真ん中分けだったこと、自分が連載していた日記でわずか1ヶ月の間に無意識に同じエピソードを2度書いていたこと、几帳面で仕事もできる男性が自分の年齢を妻に指摘されるまで間違っていたこと、まだ元気だと思っていた自分の母親に「今は昼かい?夜かい?」と聞かれたこと、また、自分と他人の感覚のズレから生じる様々な事柄、未知の自分や将来に対する様々な事柄、等々である。多くは、我々が見聞きしたとしても、一瞬「?。。。」と思いつつ、次の瞬間には流してしまいそうな事柄なのだが、著者はそれを一々留保し、他の類似した事柄や一般的な法則のようなものに敷衍していく。
    そして、それらを読んでいると、我々も、日常に埋もれがちなそうした事項が、実は怖いことなのだと改めて気付かされるのだ。
    我々の日常に埋没した怖さを軽妙な筆致で描いた、著者の代表的エッセイ集である。
    (2021年3月了)

    0
    2021年03月05日

    Posted by ブクログ

    やはり著者のエッセイは面白いしとても共感できる。しかし一方で著者は家庭を築き友人知人に囲まれさらに人並外れたクリエイティブな才能があるなどの点でわたしたちとは全く別の人間、言い換えれば強者である。そんな著者が弱者ポジションであれこれ共感できそうなことを書けば受けると思って書いているのかなと穿った見方をしてしまうくらいにわたしは良くない歳の取り方をしてしまったようだ。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    穂村弘さんは日常に瞬間風速的に起こる違和感(のようなもの)を切り取り、それを平易な文章で読者に届けることが出来る文体を持った作家さんです。
    クスッと笑えるエピソードや流石の視点からの表現力などは穂村弘さんの強みである事は間違いです。
    エッセイストとしても良い味出してます。
    あと余談ですが、所々にある挿し絵怖すぎです!笑

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ


    始めのうちは「考えすぎだよ、穂村さん。」と思っていた。読み進めていると、こわさが増幅されてきた。自分の中に穂村さんがいる?こわい、こわい、こわい。文だけでなく、挿絵もこわい。こわすぎる!「原材料という不安」「鹿の上半分」にゾワゾワ。が、なぜかほっこり!

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    鳥肌が立つのって確かに、自分の目の前に溶け込んでいる風景が、実はかなり異質なものだったことに気づいてしまった時のような、実は○○な事実に静かに気づくような時かも。
    可愛くまとめてる回と真面目なことを言ってる回とのバランスがとても上手だった。世の中の真髄みたいな部分があることで、不器用エピソードが有意味に見えてくる。

    世界音痴なはずである憎めないような著者が、めちゃくちゃ世間との距離をわかっていてバランス感覚抜群なの、後で気づくと鳥肌が。

    0
    2025年08月03日

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