穂村弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人気著作も数多い作家の角田光代さんと、歌人の穂村弘さんが、同じテーマ…主として恋愛について自分の考えをや意見を述べたちょっと風変わりなエッセイでした。
「1.好きというハードル」「2.内面か外面か」「3.おごられ女、割り勘女」
・・・・・・・「17.男の勲章、女の勲章」「18.錯覚と致命傷」
「21.ファッションがアピールするもの」・・・・・etc
全部で「24」あるテーマについて、それぞれのエッセイが対比されるように書かれているのですが、こんなにも男女の間で考えが違うのかと、興味深く読めました。
一つ例にとるなら「おごられ女、割り勘女」。
女性の角田さんの文章を読んで穂村さんは驚いたと -
Posted by ブクログ
「短歌はじめました」「短歌があるじゃないか」は既読。
時系列からいうと「短歌はプロに聞け」がその間に入る作品。本屋で見付けられなかった、その本が文庫になった。
編集者の沢田康彦さんが主宰する短歌同人、猫又の歌をプロの穂村氏、東氏が読み方を教えてくれる。
本の雑誌でお馴染みの吉野朔美さんなど、素人とは言えなかなかの詠み手の同人達の作品。正直、意味が判らない歌もあり、解説でそういうことかと思う。あ~。歌道に暗いなあ。
同人の皆に作風があって、その人となりが、薄らほの見える。
だけど、見えすぎるのもどうなんだろ。
皆さん、巧いなと思うけど、「短歌はじめました」の千葉すずさんのような破壊力のある作 -
Posted by ブクログ
あとがきこそ本編の、リアル離婚調停自伝小説。
もともと南Q太が好きで、元旦那の視点を読んでみたくなり
手に取ったのだが、本書は思った以上に主観だらけで根っこの部分がよくわからなかった
他人がわかる必要がないのか?とも思うが読む限りはもう少し、わかりたかった。
著者の枡野さんは、よくもわるくも自分に正直なんですね。
離婚は、だれが悪いとか、明確にする必要はないんだと思う。
ただ、お互い全く違う人間なので
わかりあえなくなったら
わかりあえていたことが夢か幻のようになってしまうんだなあ
その原因は すくなくとも 片方ではない。
町山さんの解説は、ほんとうに「解説」です -
Posted by ブクログ
枡野さんの描く小説が好きで、
短歌は、買って読もうと思う自分ではないので読まないだけで、
何かの拍子に目にするものはおもしろいな、と思っていて、
そういうわけで枡野さんの本を漁っていたときにこの本の存在を知った。
うわ、そんなこと書いちゃうんだーと、読んでみたくなったのは、興味本位というか、噂好きのおばちゃんの域を出ない感じだった。
短歌はもともと感情をストレートに表すものだけれど、
書評部分と言い、解説といい、興味本位で覗いちゃいかん世界だった。濃いいです。
いや読んでみて良かったよ、でも。
そこに人が居る、という感じがした。
男の人と、女の人では、感想が違いそう。