穂村弘のレビュー一覧
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穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸等とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイスト、絵本の翻訳家等としても活動している。
私は50代の会社員で、最近短歌に興味を持ち始め、これまで俵万智、穂村弘、東直子、枡野浩一、木下龍也等の歌集や短歌入門書、また、現代短歌のアンソロジーである、山田航の『桜前線開架宣言』、瀬戸夏子の『はつなつみずうみ分光器』、東直子/佐藤弓生/千葉聡の『短歌タイムカプセル』等を読み、半年 -
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穂村弘さんによる食まわりのエッセイ。
夜中に布団かぶってもそもそ菓子パンを頬張ることに喜びを感じるような彼が書く食エッセイとは……?と訝しんでしまったが、その期待(?)を裏切らない面白さでした。
あまり食に興味が持てず、食事未満のぐだぐだ食ばかりを好んで口にしている側の人間としては共感できるところも多かった。脳内に住む”逆ソムリエ”、私もいる!!あれはなんなんだろうなぁ。
そして自分の味覚に確信が持てないのも同じ。だから美味しいと思っても人に薦められないし、得意料理だとしてもよそさまに振る舞いたくない。
読みながら共通点に笑ったりしたけど、うーん、このままじゃまずい気がしてきた。 -
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歌人である穂村弘さんによる「食」をテーマにした53のエッセイ。
穂村さんが身近にいたら(職場の同僚とか)、このエッセイにあるようなことを話題に、ごく少人数で、穂村さんを囲む会を催してみたいと思った。きっと「もー、穂村さん、なに考えてるの。」とか笑いながらも、自分にも同じようなエピソードがあることをそれぞれが話し出すのだ。私も、近所のとんかつ屋さんの看板に書かれているニコニコ顔の豚のこととか、賞味期限切れに気づいたとたんに腹痛がしてくることとか、話したいことがたくさんある。その後、パスタという括りに入っているものの名前を順に言っていくゲームや、みんなで生ハムメロンを食べに行く会も企画したらど -
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お気に入りは「長友」と「レの字」
「長友」は、バレンタインの日の高校生カップルの会話を、喫茶店で盗み聞いている話。
彼氏がチョコのひとつを、箱に置かれていた位置から「長友」(サッカー選手のあの長友)と名付けた。そんな男っぽい冗談は彼女には通じないだろう、って穂村弘が思っていると、、、、って話。
彼氏と彼女の会話の、絶妙な「間」が感じられて、穂村弘と一緒に読んでいるこっちまで嬉しくなる。そして彼女の妙に負ける。
「レの字」は穂村弘と妻の食事中の会話。
「喫茶店のマスターとお客さんがオセロをやってた。黒がレの字になってたよ。」という妻の報告から始まる。
その「見たまんま」っぷりに感銘 -
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ネタバレ「あるある」や「新発見」を通り越してギョッとさせられるような短歌の群れを楽しんだ。というかおののいた。
60のママ、これ以上生きないで 死に近づいていくのがこわい
その傷がまぶたとなってひらいたらおそろしいからガーゼを当てる
声優を声優さんと呼んでいるあの子に呼び捨てされていた日々
聞いたことない花の名をあたしの名よりもはっきり言い切った母
「かぎかっこ、僕がつかうからとっといて」(だったら私はかっこでいいや)
愛ん家で見たエロ本と脱衣所のない風呂たぶん愛は美しい
だしぬけに葡萄の種を吐き出せば葡萄の種の影が遅れる
柔らかい笑顔するのね下半身は暴力的に動いているのに
飲みなが -
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日本の現代詩のだいたいのところを読んでみようと思って、これが手っ取り早いかなと思って読んでみた。
明治から平成までの詩を池澤夏樹、短歌を穂村弘、俳句を小澤實という人たちがそれぞれ選んでいる。
短歌と俳句は関心がないのでナナメ読み。
詩は島崎藤村から入沢康夫まで41人。
一人につき1つか2の詩。
金子光晴と中野重治しか印象に残らなかった。
現代詩は、田村隆一、谷川雁、大岡信、荒川洋治、谷川俊太郎 とか、名前を聞いたことがある人たちの詩をたぶんはじめて読んだけれども、よくわからなかった。
といってあわてる必要もない。
そのうちわかるようになるかも。