ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

俺たちはどう死ぬのか? 数えきれぬ患者を診察した元・産婦人科医の精神科医と、数えきれぬ短歌を日々読み続ける歌人。万巻の書物を読んだ二人が、大きなモニターとソファのある精神科医の自宅で、猫を相手に語り尽くす、今考えられるもっとも考えなければならない死と生についてのすべてのこと。

【目次】
序 章 俺たちはどう死ぬのか?
第1章 俺たちは死をどのように経験するのか?
第2章 俺たちは「死に方」に何を見るのか?
第3章 俺たちは「自殺」に何を見るのか?
第4章 俺たちは死を前に後悔するのか?
第5章 俺たちは死にどう備えるのか?
第6章 俺たちは「晩節」を汚すのか?
第7章 俺たちは「変化」を恐れずに死ねるのか?
第8章 俺たちは死を前に「わだかまり」から逃げられるのか?
第9章 俺たちは「死後の世界」に何を見るのか?
第10章 俺たちにとって死は「救い」になるのか?
第11章 俺たちは「他人の死」に何を見るのか?
第12章 俺たちは「動物の死」に何を見るのか?
第13章 俺たちは一生の大半を費やすことになる「仕事」に何を見るか?
終 章 俺たちは、死にどんな「幸福」の形を見るか?

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ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ゆるく死を語る本。
    ある程度大人が読むとしっくりくると思われるが、読書のための教養的な面もあるので幅広い人にオススメしたい。
    ミーム感のあるタイトル、カバーを外した表紙の良さ(河鍋暁斎)なども良いアクセントで、所有する楽しさもある。

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    死に関する小説や著名人の死の間際の発言、詠んだ歌などを挙げながら、自分なりの「幸福」を想定できれば、「幸福な死」への第一歩になり得るのではないか、という展開が広がる本

    印象的なフレーズ
    「気がついたら、今週は 1回も信号で引っかかっていない」みたいな短歌を見たことがあってさ 。(中略)「この都合が

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    文学に通じた精神科医 春日武彦と、ひとの死に縁のない歌人 穂村弘による対談

    死について話し、その時々のテーマに纏わる小説や短歌を紹介し合うスタイルがとても良かった

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    この二人でこのタイトル!そりゃ読むでしょと思い手に取った。まとまりすぎていない友人同士のだらだら飲みのような感じが死というテーマにむしろ合っている。

    ただ猫死するほどネコ好きの読者が手にするには漫画のネコの”ねごとちゃん”が擬人化されててあんまりかわいくないのがいまいちで、思い切りネコらしく描いて

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    こんな本が出ていたのを全然知らなかったけど、ふと見つけて読んでみた。精神科医の春日武彦氏と歌人穂村弘、おふたり友達同士で「死」について語る、という。
    わたし自身は本当に我ながら異常ではと思うほど「死」というものに対する恐怖が激しく、「死生観」みたいな話も苦手なので、この本を読んだらちょっとはなんとか

    0
    2023年02月16日

    Posted by ブクログ

     個人的な考えである「死」について、正解はないのだけれど、春日、穂村両氏の考え、対談中に紹介される人物の言葉や書籍から、自分にとって「死」をどう捉えているか、を改めて考えた。
     0(生)→100(死)といきなり飛んでしまうイメージや、一発逆転の賭けよりも、家でどら焼き食べている生活がいいという考えに

    0
    2023年11月28日

    Posted by ブクログ

    なんだか説得力のあるタイトルは表紙の通り元ネタあり。本文中にもあるけど、春日先生と話してたら自然にカウンセリングになっちゃいそう。でも患者さんに言うことは別物らしい。お医者さんていろんな意味で特殊な職業だと思う。

    0
    2021年09月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    そろそろ自分の親とお別れする時期も近づいているのでは…そんな時に私は耐えられるのだろうか、と思い、死について考える本を手に取ってみたけど、悲壮感のなくユルい対談本。
    結局、『死ってこうだったらいいのにね』というところで落ち着いてしまうけれど、まあそうだよね…
    春日先生、穂村さんとても読書家でいらっし

    0
    2025年05月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんかコロナを抜けた今だと彼らの対談は結構違ったものになってそうな気もする。全く変わらないのかもしれない。どっといだろう。挿絵が結構好き。医者も詩人も大変だなあ。

    0
    2023年03月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初読みの対談集
    ゆるい感じで進んでいき、時々クスッと笑えます
    死に方について、苦しいのは嫌だっていう気持ちはすごく理解できるけど、猫が可愛すぎて死ぬ、って云うのには笑いました
    死因、猫死
    この絵が抜群です

    0
    2023年10月04日

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