あらすじ
もう、“にょ”は増えない……。
惜しくもイラストレーターのフジモトマサルさんの逝去によって終了した『別冊文藝春秋』人気長寿連載の第三弾にして、シリーズ最終巻。
夜中の通販番組の「キュッパ」に腹を立て、「ゴリラ脱毛」について考え、そして、今はなきロンロン口での待ち合わせ……。
妄想と詩想の間を往来する歌人・穂村弘の文章と、奇才・フジモトマサルのシュールなイラストイラストの奇跡のコラボ。単行本未収録分も増補!
気がつくと、あなたは日常の裏側を散歩しているかもしれません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
古本屋のおじさんにおすすめされた1冊
『にょにょにょっ記』
2月末に職場を退職
最近は精神科通いの日々
その旨を軽く古本屋のおじさんに伝えると
「とりあえずこれ、読んでみて
バカバカしくておもしろいよ」とのこと
いざ読んでみると本当に面白かった
テレビとかYouTubeを観ても笑っていないのに
笑っていないというか笑えなかった
でもこの本1冊でゲラゲラ笑った
久しぶりに声出して笑った
大袈裟に聞こえるかもしれないが世界が少し明るくなりました
他の本も読んでみます
古本屋のおじさん、ありがとう
Posted by ブクログ
安定の面白さ!
今回もしっかり笑わせてもらいました。
いいなぁ、こういう本。
フジモトマサルさんのイラストにも癒されます。
“佳代へ”が無かったのと、前2作に比べて天使の出番が少なかった気がするけど何故?
みょんみょんパンツでニタニタ笑い、
はらぺこあおむしで爆笑!
Posted by ブクログ
「にょっ記」シリーズのことはネットサーフィン中にどなたかのブログで知りました。とても面白そうだったので日本の家族に頼んで探してもらった。1作目の「にょっ記」、2作目の「にょにょっ記」は本屋さんの店頭に無かったとのことで、シリーズ最終作のこの「にょにょにょっ記」を送ってもらいました。
なんともシュールな短文日記。ふふふと笑いながら「そうだよねぇ、そう思うよねぇ」と呟きそうになる。著者の穂村弘さんの書く文章大好きです。にょっ記もにょにょっ記も来年の 帰省時に絶対に手にいれたい。気合を入れなくても読めるひょうひょうとした本は心を軽くさせてくれる。
そして挿絵もこの本の魅力。イラストレーターのフジモトマサル氏の絵がたまらなく好き。この本のイラストを描けるのってフジモト氏以外には想像出来ません。今はこの世にいらっしゃらないのですね。寂しい。
Posted by ブクログ
日常の些細なことを掴まえて言語化する才能はさすが。ふふっと笑いながら読み終わった。大好きなフジモトマサルさんのイラストとのコラボもこれが最後。それが残念でならない。奇跡的な組み合わせで、思い付いた人は天才かと思う。
Posted by ブクログ
シリーズもので3作目だったとは…!
どこまでが事実でどこまでが空想なのか。でも、考えたことを記すのが日記だとすれば、全て本当。穂村ワールドに飲み込まれて、あっという間に読み終えてしまいました。もちろん、即本屋に駆け込んで1・2作目もゲット。
言葉の選び方、オチのつけ方、どれをとっても好みです。
みょんみょんのパンツなんて、そんなの思いつかないのに、言われたらみょんみょんとしか言えない。かわいい、みょんみょん。
以下、特に好きだったり気になったりしたもの。
元気さの単位、1ハイジ=10クララ
眼鏡の話。一回ごとに顔を撫でずにはいられない。見える!ある!
ロンロン!懐かしい…。ロンロンロ。ロンロン口。
ラクロス肩。その発想、他にも応用したい。
ランドセル効果。
Posted by ブクログ
3冊連続読みして、あっというまに終わってしまったぁ~。
せっかく良いワールドを見つけ、これから楽しめるぞ~と思ったのに。残念。
やっぱり、この挿絵あっての「にょ」なのだな。
にょにょにょ~(涙)。
Posted by ブクログ
いろいろあってクサクサしているとき、あんまり長い話や重い話を読めそうになくて、またもやすがりたくなる穂村さん。今回は解説代わりのほかの人のにょっ記がないのが残念だけど、のっけからやっぱり笑ってしまう。改行による見事なオチ。凄いセンスだなぁ。なんでこんなにオモロイんだろう。国語のテストよりもあなたのほうがよほどシュール。森見さんを読むときにも思うことですが、「しゅぱっと」とか「みょんみょん」とかの擬態語に私は弱すぎる。好きすぎて、ニヤけた顔が元に戻らない。100ハイジぐらいの元気、いただきました。ありがとう。
Posted by ブクログ
穂村さんの文章に感情が引っかからない時、あるいは軽くすっ飛ばして読んでしまう時は、あまり良くない精神状態だと思うからその日の予定をキャンセルしてぷらっと遠出でもしよう。自分にとってちゃんと生き延びるではなく生きているかどうかを判断するリトマス試験紙でありバイブルだ。
Posted by ブクログ
一度読んではいるが、やっぱり3冊までくるとネガティブさがくどくなりつつある。続けて読むものではない。
自分がネガティブになりがちな時に読んで、「もっとネガティブな人がいる」とか思って安心する、、、悪いことかな?
それでも、要所要所にニヤッとするポイントが散りばめられ、楽しく読める。
Posted by ブクログ
クスッと感じる短編日記風の作品でした。以下抜粋。
①自動車の無人化が進んでいるが、今の自動車は人力車に比べれば確かに自動。ただ全自動ではないから半自動車。
②ウルトラマンタロウは、1人だけ日本人の名前。
③リカちゃんの彼氏レンくん。過去にはワタルくん、マサトくん、イサムくん、カケルくんといるらしい。元彼カテゴリーが必要とな。
④吉祥寺駅の出口。昔はロンロン口(ぐち)、今はアトレ口。昔は読みにくい。
Posted by ブクログ
「モグラって本当はサングラスもシャベルももってないんだよね」
11月23日追記。
……。実は「にょにょっ記」のレビューを間違えて本書のレビューとして書いてしまったのだった。
本書でシリーズ終了だとか。恋人だか妻だかを天使と呼ぶおのろけ満載のシリーズだった。
「安室奈美恵」の横棒を大発見!