穂村弘のレビュー一覧

  • きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記

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    面白い。
    どこからでも、いつでも、どんなテンションの時も楽しく読めるブックガイド。
    取り上げられている本の半分くらいしか読んだ事がなかったから、これから読もうと思います。

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    2021年06月06日
  • きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記

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    これはかなりいいブックガイドブック。
    いつもの短歌引用スタイルを読書日記にも。
    ミステリを楽しんでいるのが嬉しい。
    あらゆる本からポエジーを吸い上げて。
    半分くらいは興味がある本、10分の1くらいは既読で、穂村弘の読みが読めるのも。

    吉原幸子「初恋」の一部
    ほほゑみだけは ゆるせなかった
    おとなになるなんて つまらないこと

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    2021年06月05日
  • シンジケート[新装版]

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    ネタバレ

    そうか、31年前の歌集なんだ!そんなに前の歌集なのにちっとも昔な感じがしない。
    瑞々しくて可愛らしいことばで哀しみやおかしみを表現している。穂村さんってこんな歌を作る人だったんだ。
    わたしの頭のなかでは松本大洋さんの絵になって情景が浮かんでいる。そんなイメージ。

    好きな歌5首。

    ・体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ

    ・「キバ」「キバ」とふたり八重歯をむき出せば花降りかかる髪に背中に

    ・「自転車のサドルを高く上げるのが夏をむかえる準備のすべて」

    ・許せない自分に気づく手に受けたリキッドソープのうすみどりみて

    ・子供よりシンジケートをつくろうよ「壁に向かって手をあげ

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    2021年06月05日
  • シンジケート[新装版]

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    穂村弘さんのデビュー歌集。31年前に自費出版されたというこの歌集が、ヒグチユウコさんの装画、名久井直子さんの装丁で、新装版となって生まれ変わった。
    お三方のサインが入ると聞きボリス雑貨店まで行って購入してきました!手に持ったときの幸福感がすんごい。
    繊細な糸綴じで、こういうのコデックス装というんですね。好き……。
    一首ごとに放たれるきらめきは目が眩むほどで、一瞬の永遠、永遠の一瞬が見事にとじこめられている。定型の色気。私とあなたで世界を睨みつけたり、終焉を二人やわらかな毛布にくるまれて眺める、そういう感じがほんとうに甘やかでいいんです。

    〈ゼラチンの菓子をすくえばいま満ちる雨の匂いに包まれて

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    2021年05月31日
  • あの人と短歌

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    私もレビューを拝見して読み始めました。
    毎晩一人ずつの対談を読むのが楽しく、第2弾があると良いのに!と思ったほどです。それほど穂村さんのホストぶり(?)お話の引き出し具合が素晴らしかった。

    16人の気になる人と歌人穂村弘さんが短歌談義を繰り広げています。
    作家の北村薫さんを始め、マンガ家の里中満智子さん、翻訳家の金原瑞人さんなどなど。三浦しをんさんも短歌されるんだ、と驚きました。

    気になった人は、圧倒的に歌人の鳥居さん!それと小説家の高原英理さん。
    壮絶な生い立ちから短歌に出会い救われ歌人になった彼女の歌は、はっきりした輪郭があってカッコいい。歌集読みたいなと。
    高原英理さんは澁澤龍彦さん

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    2021年05月30日
  • あの人と短歌

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    本当に勉強になります。
    穂村弘ファンはもちろん必読ですが、他の歌人-たとえば昭和天皇!-の歌の解説などもあり、読みごたえがありました。
    万葉集についての対談もあるので、歴史好きな方にもぜひ読んで欲しいです。

    函館在住の身としては、石川啄木について「そうなんだ!」と知ったことも多くあり。
    石川啄木だったら、戦時中に愛国心を煽るような歌はきっと作らなかっただろう…という考察が載せられていました。
    歌人は歌から作者の性格までよみとるんですね。
    こういう詠み方を国語の時間に教えて欲しかったなー。

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    2021年04月29日
  • 短歌の友人

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    著者らしくなく(失礼)短歌の分析、解析に真剣に取り組まれた超力作。短歌の流れを近代・戦後・現代に見立て、近代から"私"の発見から、"私"の肥大まで、他のサブカルチャーなどでも起こっていた現象が短歌の世界でも確実に起きていたということが理解できました。
    穂村さんがあちこちの媒体で書かれた文章をまとめたものなので、当然ながら全体としての一体感にはかけますが、各章とても読みごたえがあります。

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    2021年04月22日
  • 野良猫を尊敬した日

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    日常の幸せ云々を謳った帯がついていたので癒されたくて読んだけど、なんだか悲しくなってしまうエピソードが多かった…
    不器用さやちょっとしたぽんこつ具合に共感しつつにっこりできるかと思ったらなんだか少し落ち込んでしまったな。私自身のせいかしら。

    穂村さんのことは相変わらず好きだ。
    等身大の自分を見せられてかっこいい。ファンにナメられているのがなんか辛いが…

    ずっとエッセイばかり読んできたけど、紹介されていた短歌があまりに素晴らしく、そっちにも興味が出てきた。
    出版されるまでのエピソードも相まって魅力が増した。(自費出版して、新聞で褒められて、でも会社はずっとやめられず、とかリアルだけど夢がある

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    2021年04月22日
  • 図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記

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    困るんだってー。穂村さんがお勧めする本、みんな読みたくなっちゃうから困るんだってー。その上、題名も装丁までも美しいんですよ。また積読が増えちゃうから☆マイナス1です(ひどい)

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    2021年04月17日
  • 短歌ください

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    怖い歌はいい歌です。


    それから世界を見る目が変わった
    一気には読みきれないけど、ふらふら電車の間とか歯磨き中とかちょっとした時に読んでずしんとくる

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    2021年03月19日
  • 図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記

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    本が素敵。
    もちろん装丁や紙質、そして著者の空気感。

    大事に少しずつ読もうと思ったのに、なんだか楽しくて止まらなくなってあっという間に読んでしまった。

    さて、ここに紹介されていた本、なにから読もうかな。
    今から楽しみ。

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    2021年03月18日
  • 野良猫を尊敬した日

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    雑誌に載ってるようなコラム集なのかな?
    作者の独特の感覚が意外と共感できて、わかるわかる!と言いながら読んだ。
    気楽に読めてとても面白かった。

    エッセイ以外の本も読んでみたい。

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    2021年03月05日
  • 図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記

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    タイトル通り、書評ではなく感想が綴られていて、すいすいと読んでいける。それでも穂村さんなので、ところどころで、お、と思う。

    ・松浦理恵子「最愛の子ども」について、「社会的にはほとんど価値を持たない小さな感情の襞が丁寧に描かれていて、少女たちの心をこの上なく大切に扱おうとする書き手の意識を感じる。」とあるが、これに続く一文に、はっとした。「我々の未来を変える価値観は現在の他愛なさの中にあると思う。」きっとそうなんだろう。それが何かは今見えないけれど。

    ・つげ義春について色々述べられている。
    「この『旅年譜』には『秘境』という言葉が何度も出てくるのだが、旅情を求めるという次元を突き抜けて、もは

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    2021年03月02日
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇

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    極個人的な感覚だと思っていたものが、他の人によって鮮やかに言語化され、共有される驚きだったり、思いもよらない角度からのものの見方におお!となったり、かつて感じたことのある心の揺れがアルバムのように並んでいたり、31文字、季語がなくてOKな現代短歌の世界はとてもユニークで豊かでした。
    このシリーズの他の本も、読んでみようと思います。

    気になった短歌をいくつか

    さかあがり靴を飛ばして落下するもう懐かしい地上ただいま

    明日からも生きようとする者だけが集う夕べのスーパーマーケット

    戦争はもうなかったよ 飴を噛む六歳にとって私はおとな

    煮え切らぬきみに別れを告げている細胞たちの多数決として

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    2021年02月20日
  • あの人と短歌

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    実に多彩な方々との対談集。どなただったか「学生に『穂村弘って知ってる?』と尋ねたら、『ああエッセイストの』と返ってきた」という話をされていたが、これはよくわかる。私も穂村さんのエッセイや書評、短歌の手引き的なものはとても好きで愛読しているが、歌集は手に取ったことがない。穂村さんの短歌って、一読、むむぅと困惑させられる感じで、うーん、これが今の鋭い短歌なのかと唸るばかり。短歌評なんかだといたってわかりやすくて、短歌を作りたくなってきたりするんだけどな…。

    短歌って散文にはない制約があるけれど、俳句ほど切り詰めた表現ではなく、人の喜怒哀楽、人生の様々な場面に寄りそいやすい。また、五七五というリズ

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    2021年02月14日
  • 図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記

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    本、いっぱい読みたくなった本
    ただぼんやり読んでるだけの自分には
    たどりつけない境地
    装丁もカッコイイ

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    2021年02月10日
  • 君がいない夜のごはん

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    全ての作家はその人の世界を持っていて、読者はそこを訪れて楽しんだり感動したり勇気づけられたりする。ほむほむさんの世界は何となくのんびりできて、笑っちゃうけれど、人間っていいなぁと思わせる世界である。歌人だけあって言葉の扱いは巧みだが、さりげなくて嫌味がない。食に関するエッセイは山ほどあるが、やはり好き嫌いがはっきり分かれる。自意識過剰バンザイ、妄想癖バンザイと思えるのは著者によりけりなのだ。退屈な食エッセイとは一線を画す、いい本です。「熱い犬という不思議な食べ物から赤と黄色があふれだす夏」。

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    2021年02月07日
  • あの人と短歌

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    ネタバレ

    危険。これを読むと、対談の中で紹介されている本を読みたくなる確率高し。読んだことのない本はもとより、既読の本も再読したくなる危険度高し。

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    2021年01月30日
  • 君がいない夜のごはん

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    ほむほむラブ歴の浅い私でもこれまでに読んだなー、というエピソードがいくつかあったが、また新しい視点で文章が組み立てられていたから全然飽きなかったし信じられないくらい面白かった。本を読みながら声を出して笑ったのは何年ぶりだろう?
    疲れてるとき気力がないとき、自分の心の行き先を本の中に求めるときに穂村さんの本を読むとじわっと染みる。そして読み終えた後、まあいっか、といろんなことが取るに足らないことのように思えてくる。そのくらい穂村さんの思考や行動は奇想天外。それでいて毎回わ、わかる…ってなるから特別なんだよな。

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    2021年01月13日
  • 整形前夜

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    加齢とともに驚異を驚異のまま受け止められなくなり、また驚異エネルギーを抑える「私」の支配力は強まっていくので、驚異を共感性に変換するということが起こる。だから詩や短歌から小説へ移る書き手は沢山いるのに、その逆は皆無だそう。なるほど。。。
    3分の2くらいは言語表現者である穂村弘の、残り3分の1は43歳にして初めての海外旅行(グアム)へ行きアタフタしているほむほむのエッセイです。
    私はどちらの側面も好きです。

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    2021年01月09日