穂村弘のレビュー一覧

  • 短歌のガチャポン

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    たくさんの歌人の短歌を一度に楽しむのは難しいし、短歌ってかなり好みが分かれる。でもガチャポンだと思えば、どんな短歌と出会えるかは運次第。刺さる短歌も?の短歌もいっぺんに楽しめる。加えて解説つき。その解説の中にもまた関連する別の短歌の紹介ありで、一粒で二度三度おいしい。私にとっては、こんなのありなの?という短歌もあって、短歌の懐の深さは底知れない。

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    2024年01月07日
  • 鳥肌が

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    薦められて、遅まきながらこれが初穂村弘。
    文体と感性が素晴らしいのでスイスイ入ってくるし読みやすく面白い。

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    2024年01月05日
  • こどものころにみた夢

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    文章と絵で綴られた「こどものころに見た夢」をテーマにした短編アンソロジー。夢の世界は辻褄が合わないような不思議な光景、場面展開が見られるけれど、現実とぜんぜん関連がないわけではないですよね?その夢と現実との繋げ方というか絡め方が12人の作家ごとに違うのが面白いです。これは夢の中?と読んでいて戸惑うものもあり。え!これ現実に起きたこと?というものも。ミステリーあり、サスペンスあり、ロマンスあり、回顧録あり、お笑いあり…一つ一つは短いけれど、なかなかに濃い内容でありました。歌人の穂村弘さんのお話が一番印象に残りました(爆笑でした)。

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    2023年12月26日
  • 鳥肌が

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    久しぶりの穂村さん。
    『鳥肌が』。
    本のカバーそのものに鳥肌が立っており、その時点で面白い。(無数の小さな凹凸がある)

    本書はちょっとぞっとしたり、今考えたら怖いかも、というようなことをまとめたエッセイ。
    よくよく考えたら怖い内容の短歌の考察を交えているのが個人的には嬉しい。

    穂村さんの文章を読んでいると、ネガティブなことや、こわがりなこと、なんとなくちょっとダサいことが肯定されているような気がして、安心できる。
    あまりに自身の恥ずかしい体験、格好悪い体験を赤裸々に、おもしろおかしく語るから。
    (どなたかが解説に、その赤裸々さによって女心を掴んでいる、あざとい、と書いているのも読んだ記憶があるけれど。笑)

    P.11
    父の小皿にたけのこの根元私のに穂先を多く母が盛りたる 中山雪

    P.41
    ほんとうはあなたは無呼吸症候群おしえないまま隣でねむる 鈴木美紀子

    P.75
    ずっと以前のこと。電車の中で今までつきあった相手のことをぼんやり思い出していて、彼女たちが全員長女でしかも一人として男兄弟をもっていないことに気づいた時、ぶわっと変な汗が出た。外見のタイプなどはばらばらなんだけど、唯一の共通点が姉妹の姉限定。これって、これって、何を意味しているんだろう。それから数年後にできた恋人に弟がいることを知った時、何故かほっとした。やった、解けたぞ。呪縛。呪縛?いったい何の?

    (私も末っ子しか付き合ったことないな、呪縛かな、と思うなどした)

    P.224
    子供の頃、友達の家に遊びに行くと、玄関のところではっとした。匂いが違うのだ。そう感じるのは、私だけではないらしく、Fくんの家は「ネズミのおしっこの匂い」だと云われていた。
    だが、変な匂いがするのは、Fくんの家だけではなかった。程度の差はあっても、どの家にもそれはあった。それなのに、不思議なことに自分の家には感じない。慣れちゃったのかな。でも、たぶん、友達は感じてるんだろうかな。そう思って不安になった。僕んちはどんな匂いがしてるんだろう。

    P.245
    昔からこわがりだった。初めてのことやよく知らないことに対して、わくわくする、という気持ちより、こわい、という気持ちが先立ってしまう。海外旅行や習い事や同窓会はもちろん、飲み会なども苦手だ。素面の時とは場のテンションが変わるから。それが楽しい、というのはわかるけど、私には不安の方が大きい。

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    2023年12月24日
  • 短歌のガチャポン

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    様々な年代や年齢、立場の人の詩があり、どんな人でも書けるという事を改めて感じ取ると同時に、最初に抱いた印象が解説を読んだ後には変わるところが面白いと思った。

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    2023年12月16日
  • 短歌ください

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    短歌には疎いものの、穂村さんのコメントがわかりやすく面白い。
    以前、世田谷文学館で講義を聴いて著者のファンになった(もちろん今までに何冊か読んでいたから講義に参加したのだけれども)。
    その講義で本書に登場するユニコーンの短歌を詠んだ「冬野きりん」と最近対談したそうだ(彼女は現在、女子プロレスラー)。
    最初、あまりにも字余りな句が多く気持ち悪さを覚えていたら、穂村さんが「もうちょっと(定型を)意識しようね」みたいな指摘をされていて、にんまりした。

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    2023年11月01日
  • ラインマーカーズ ~The Best of Homura Hiroshi~

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    景色や持ち物や、時さえもくるくると変わっていく感じが新鮮で良かった。
    穂村弘も短歌も何も知らないまま、事前情報はほんタメのみで読んだ。
    なんかほんとうに、すごい。短歌も穂村弘も。
    ビュッフェで好きなものを選んでるつもりが、どんどん満腹になって苦しむみたいな感じ。
    今回はざーっと流し読みした感じだけど、タイトル通りマーキングしたらもっと楽しいんだろうなって思った。
    感じてるものがくるくる変わっていくから、どんどん頭がパズルの形式でぎゅうぎゅうに埋まっていく苦しみと楽しさが同時にくるの、新鮮だなあ。
    いつかこの本をどこかで読み返す。そのときはラインマーカーを持って

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    2023年10月27日
  • 異性

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    男と女って切り口は結構乱暴なところはあるのだけど、なんとなくわかる、の積み重ねで、うーんそれは違うなぁ、とか、いやーそれはわかる!確かに!がちょいちょい混じってきて、結果それなりに共感ができる、って言うのが実は作家の力なんだろうな、と思う。自分の考えのようで自分を小出しにしかしない、というところが上手い

    2023.10.17
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    2023年10月18日
  • 野良猫を尊敬した日

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    エッセイ書きたくなる。
    元々noteでちらほらと文章は書いてるけど、こんな風なエッセイも書いてみたいと思ってる。

    エッセイみたいな人生じゃなくて、人生をどうエッセイにするか。

    ちょっとそんな目線で生きてみようかと。

    面白く、何だか示唆に富んだ、深いけど、力を抜いて読める。
    良い一冊でした。
    意外と穂村さんの本って読んで無い気が。
    また読もうかな。

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    2023年10月15日
  • 彗星交叉点

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    見逃してる日常が多すぎるのでは?と思うほど、穂村さんが過ごしてる日常の世界線が違う気がした。
    日常ってこんなに詞に富んでるの?
    即答断言ガールズが好き。
    私だったらそれまでポイントになってる判断材料に引っ張られるだろうけど、全く違う角度で判断して、それが確かに...おぉ...!ってなったら、惚れてしまうよね。

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    2023年10月07日
  • にょにょっ記

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    ほむほむの日記。夢なのか現実なのか、曖昧な感じも文章もあったりクスッと笑えて気軽に読める。シリーズ二作目。

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    2023年10月04日
  • 彗星交叉点

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    エッセイが読みたくて初めて手に取った本!

    穂村さん、ほんとにおじさん?

    「しかし、ビールで」ー 日常の中でハッとする言葉や出来事に出会った瞬間を、丁寧に面白く伝えてくれる本。何気ない日々も、考え方次第でおもしろくなるんだなぁ☁️✨この本から穂村さんが気になり、短歌にも興味が出ました。

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    2023年09月26日
  • 君がいない夜のごはん

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    え、、と思う事もあったり共感したり。
    とにかく文章が面白い。病院の待合室で笑いに耐え肩を震わせてにやにやしながら読みました。

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    2023年08月12日
  • 彗星交叉点

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    穂村さんの本を読むとそういうこと思っていいんだよなといつも安心する。
    仮面ライダーとウルトラマンの話が好き。

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    2023年08月06日
  • 短歌のガチャポン

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    一首ごとにプロとしての評価が書かれていて、一見意味がわからない歌も「ああ、こうやって読むんだ。こんな意味があるんだ」とわかって良かったです。
    いろんな人の歌があるからこそ、自分の好みもわかって面白かったです。

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    2023年07月27日
  • 彗星交叉点

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    ちょっとエッセイが読みたくなって積んでた本の中から抜き取ってみた。
    穂村弘、教員時代は大変お世話になった気がします。

    まだ前半だけど、等身大で柔らかくてチャーミング。日常の中の些細な出来事をこんなに魅力的かつコンパクトに伝える力に嫉妬。
    1つ目のエッセイ、「忘れ得ぬ言葉」からしてもう最高。
    わかるなぁ。って感じ。

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    2023年07月22日
  • シンジケート[新装版]

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    最近ちょっと短歌に興味があって。でもこれは半分以上ジャケ買いという感じ。とにかく美しい装丁。短歌のことはこれから勉強します。

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    2023年07月09日
  • 野良猫を尊敬した日

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     たぶん、私は心の深いところで自分に自信が持てていないのだろう。こうありたいと願う自分と、現実の自分の間のズレがあまりにも大きく、しかも折り合いをつけるスキルが低い。 ー「痛いところ」ー

     主に北海道新聞に掲載された、ここ10年以内の穂村さん。自意識過剰なのはそのままだけれど、そんな自分の行動や感情を眺めて、考えているように思った。眼のこと、お母さんのこと、大変な思いがいろいろあったことだろう。

     穂村さんの奥さん、というと、しっかりした母親みたいな感じの方を想像していたけれど、谷川俊太郎さんに無言のまま触ろうとしたり、お菓子の思い出を語ったりと、何だか同志という感じがした。

     穂村さんの短歌が中学校の国語の教科書に載っているのを、ごく最近知った。17年間の会社勤めを経て、今はとっぷり「天職の世界」にいるじゃないですか~。
     

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    2023年07月09日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    同人のノリに始めはついていけないような冷ややかな空気があるのだが、だんだんに同人たちが短歌を本質的に求めるようになり、読み手は同人たちを知っていく。どちらも歩み寄りつつ同じ方向を向いて終わる感じが良い。

    穂村弘と東直子の感覚の違いなども見ていて面白い。

    穂村弘が理詰めで表現を探していることがわかる。

    日常の記憶を留めるために変更させたくない部分を残しつつどのように短歌に昇華させうるか。言葉として感動を閉じ込めなくば、その記憶さえ残らないのではという切実さが新鮮だった。

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    2023年07月08日
  • 短歌の友人

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    短歌の読み方(理解の仕方)が丁寧に解説されている。歌人と歌人以外の歌の違いについての話が、心に残っている。。

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    2023年06月30日