穂村弘のレビュー一覧

  • にょにょっ記

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    神保町の古本市で、たまたま立ち寄った店でたまたま見つけ、たまたま知っていた「穂村弘」という名前(永井玲衣さんの本で見かけた)と、たまたま見たことのあるフジモトマサルさんのイラスト(村上春樹さんの本で知った)と、たまたま西加奈子さん(好きな作家の1人)の文も収録されていることもあり手に取った。

    穂村さんの「歌人」という肩書きからすると、最初の一冊として読むのは変化球なのかもしれない。蕎麦屋のカレーみたいなものか。でも「この人の話は面白いな」と思うには充分すぎる内容だった。これだから古本探しはやめられない。

    本との出会いは人との出会いに似ている。たまたま知り合った人の話がとんでもなく面白かった

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    2025年11月05日
  • 蛸足ノート

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    ビックリしたのが若い人だと思ってたけど、読み進めて、あれ?60代超えてるの?と思った。文章がおじさんらしくなくスッキリで説教くさくない、おじさん特有の自虐的卑屈さもなくヘヘっと笑ってそうな文章力が魅力的な人。
    それを踏まえて奥様とのやりとりもチャーミングでお互いをよく見ていてよく話を交わして、よくある真実の愛や愛してる心から!なんて愛を語る事はハリボテでこの二人の間にある事こそが、愛というべきものだと思う。
    唐突な話をしてもよく聞いて、見ている世界が違っても受け入れて、謎だとしても謎だなぁとしみじみして、こんなに話をしている二人なのに、ずっと一緒だったのにこんな事知らなかったと新たな相手の側面

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    2025年10月31日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    短歌自体はあまり読まないし詠まないのですが、穂村弘さんの短歌に対する優しいコメントが好きです。
    はじめて穂村さんのエッセイを読んだけど、面白かった。

    穂村さんはけっこうダメ人間な感じで四十代まで来て、「社会の片隅で、役に立たない自分が役に立たないことばかりを考え続けた結果が、現在のものを書く職業につながっているのかもしれません」と書いてある。
    「けれども人間の最終的な目標は生きるのほうのはずです。多くの人が死ぬときに後悔するのは生き延びることに資源を割き過ぎたということなんですね。「もっと純粋に生きることに熱中すれば良かった」と思う。」

    ゆっくりと考えさせられました。

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    2025年11月01日
  • 君がいない夜のごはん

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    言葉あそびがさいこう。逆ソムリエはほんとにキャッチーすぎる。

    解説にあるように、なんか自分下なんですけど、、っていうふりをするのがすごく得意なのずるい。

    穂村弘さんの本たくさん読みたいな。

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    2025年10月24日
  • 短歌のガチャポン、もう一回

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    短歌ってこんなに深いのか面白いのか!と解説によって余計解釈が広がる
    モヤモヤした心にふんわりするものが多かったし、各人の作品をもっと読みたくなる

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    2025年10月22日
  • 迷子手帳

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    歌人・穂村弘のエッセイ

    本作は、北海道新聞で連載中の「迷子手帳」をまとめたものです。

    ・世界がゆがむ
    嘘がもつ暴力性のお話。といっても嘘には物理的な暴力の力はない。嘘が発覚したときのあのぐにゃりと現実がゆがむような気持悪いあの感覚、それは嘘がもつ怖さのひとつ。

    ・恥ずかしい記憶
    誰もがひとつや二つ持ってる忘れたいほど恥ずかしい記憶。特にそれが自我大爆発期の学生時代のものとなると恥ずかしさレベルもグンと上がるというものです。でも、不思議なもので、他人のそうした記憶の話は涙が出るほど笑えるものがあったりあします。穂村さんのそれもなかな面白いお話なので、このエピソードは人前では読まないように。

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    2025年10月22日
  • 短歌ください 海の家でオセロ篇

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    妙に生活感のあるものから、ぶっ飛んだ想像力が迸ってるもの、単語の繋がりの捻れきっているものまで。短歌の懐の深さを感じた。

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    2025年10月19日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    始めのうちは「考えすぎだよ、穂村さん。」と思っていた。読み進めていると、こわさが増幅されてきた。自分の中に穂村さんがいる?こわい、こわい、こわい。文だけでなく、挿絵もこわい。こわすぎる!「原材料という不安」「鹿の上半分」にゾワゾワ。が、なぜかほっこり!

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    2025年10月19日
  • 短歌ください 君の抜け殻篇

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    『ダ・ヴィンチ』誌上で今も連載されている、穂村弘さんが読者から募集した短歌を選び、評する「短歌ください」。人気シリーズ第三弾の文庫化。


    歌人の穂村さんが、読者から寄せられた短歌を評する「短歌ください」の文庫化第三弾です。今回も面白い。
    それぞれの短歌の短い文中にぎゅぎゅっと詰められた、作者さんごとに違う言い回しや世界観。日本語って本当に色々な表現方法があって、軽やかだったり重厚だったり自由で大好き。

    個人的に気に入った歌をいくつか。
    「半ドンの日は掃除機をかけながらママとチャーハンが待っている家」(こずえさん、テーマ「昭和」)
    チャーハンのリアリティ。初夏の日差しの香りもしそう。

    「余

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    2025年10月14日
  • にょっ記

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    上野のバーで初めて読んで即買い、多分一生頭から最後まで通しで読むことはないけど、暇なとき開くとおもろい。拡益亭喜富さん(アナウンサー)の同級生らしい。文化人って繋がるんやなぁ。

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    2025年10月09日
  • 短歌のガチャポン

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    短歌を読むこと、特に歌集が、あまり得意ではないのです。好きではあるはずなんだけど。

    1ページに何首も並んでるのを見ると、ペース配分に困ります。いいねーステキ、これ好き、わあすごい!ぜんぜんわからん、はいまたステキ、では次、と行き過ぎちゃう。
    読み方が雑すぎる!と反省してじっくり感じ入って読もうとすると、今度は振り回されて疲れちゃう。
    ふいに心を刺されて泣けるかと思えば、全然わからなくて疎外感しかないのもある。この乱高下から適切な距離感を見いだすにはどうすればいいの…

    そんな私にとって、とてもありがたい本でした。

    本の流れに視線を任せるだけで、読むことに焦らなくてすむのがうれしい。
    まず口

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    2025年09月26日
  • 迷子手帳

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    ほんのり妄想ちっくなところもあって、やっぱりそこが面白い。

    今回のエッセイも、とても好みなものでした♪

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    2025年09月23日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    親友が緑内障で、少しづつ進行しているので心配していたところ。
    本を勧めるよりは、読んだことを伝えようという使命感も相まって。
    穂村さんは、明らかな症状がでていないご様子であったが、遺伝性であり家族の状態を知っていることもあり、ここに綴られた想いや不安はいかほどかと察する。

    第4章「満月が欠けている—瞳を巡る短歌—」
    それぞれが心に沁みます。

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    2025年09月08日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    緑内障になったと同時に自身の弱さを吐き出し
    不安なこと、いまの思いを正直に書き
    読者に届けてくれた。

    眼科医の後藤先生、精神科医の春日先生との対談は
    わかりやすく、読者が疑問に感じていることを
    種村さんが代わりに問いかけて安心感を与えてくれる。

    P.078
    〈究極的には『どうせ死ぬんだから何でもやればいいんだ』
    という話になりますが、
    そうは言ってもなかなか踏ん切りがつかないものです。
    『恥をかいたら嫌だ』という気持ちも絶対あるわけですから〉

    その一歩が踏み出せない。
    そういうことは多々あるけれど
    エッセイを読み、少しだけ勇気をもらいました。

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    2025年09月05日
  • 君がいない夜のごはん

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    書名や表紙のデザインを見て、なにか事件が起こりそうな穏やかでない気持ちになってしまったのだが、中身を読むと全くそんなことはなく、むしろ穏やかなエッセイ集だった。

    全てが食にまつわるエッセイなのだが、著者の食へのこだわりが...みたいな強い主張はなく、なんともゆるい。ゆるゆるである。1編がとても短いし、のんびりしたい時に、気楽に読むのに最適。

    自分も含めて、普段はこういうしょうもない(失礼)ことを考えているオジサンは多い気がするんだけど、それをこうやってサラリと可愛らしく語れてしまうのが、やはり歌人のなせる業なんだろうな。

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    2025年08月25日
  • 迷子手帳

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    「夫婦の会話」が一番好きだったな。あと猫ちゃんのお話が多いところと、紹介される短歌も良かった!穂村さんの文章も好きだけど、奥さんのエピソードも好き。

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    2025年08月21日
  • にょにょっ記

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    ゆるくて心ほぐれるものを欲していたら、まさかの出会い。穂村さんの思考回路というか妄想を覗き見させてもらい、思わず笑ってしまった。このくだらなさ最高〜!!前作はにょっ記で、次作はにょにょにょっ記があるのね...読みます!

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    2025年08月18日
  • 蛸足ノート

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    久しぶりの穂村弘さん。
    一時期よく穂村さんのエッセイを読んでいたのを思い出して、調べたらあれからまた数冊出ていることを知り、読んでみることに。

    今回は見開き1ページがひとつの話になっているのでサクッと読めたけど、あと半ページくらい長くてもいいのにな、と少し物足りない気もした。

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    2025年08月17日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    歌人・穂村弘さんが、自身の緑内障や家族、これまでの半生のことについて語った本書。
    著作をコンプリートしていない穂村ファンとしては、穂村さんの上半身が(エッセイのなよなよしている印象とは裏腹に)しっかりされている理由がわかって嬉しかった。
    そうか、若い頃のベンチプレス!
    「シンパシー/ワンダー」、「生きる/生きのびる」のおはなしも改めて聞かせていただき、再確認した。
    緑内障の主治医の後藤克博先生、長年のご友人で共著も出されている春日武彦先生との対談も興味深かった。
    調べると、後藤先生は短歌好きで、歌集も出されているようだ。読んでみたい。

    瞳を巡る短歌、という、瞳に特化した他の歌人の短歌の短い紹

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    2025年08月16日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    面白かった。
    鳥肌が立つのって確かに、自分の目の前に溶け込んでいる風景が、実はかなり異質なものだったことに気づいてしまった時のような、実は○○な事実に静かに気づくような時かも。
    可愛くまとめてる回と真面目なことを言ってる回とのバランスがとても上手だった。世の中の真髄みたいな部分があることで、不器用エピソードが有意味に見えてくる。

    世界音痴なはずである憎めないような著者が、めちゃくちゃ世間との距離をわかっていてバランス感覚抜群なの、後で気づくと鳥肌が。

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    2025年08月03日