穂村弘のレビュー一覧

  • 短歌という爆弾 -今すぐ歌人になりたいあなたのために-

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    不安や衝動を歌にして爆弾とするための、方法ときっかけの話。
    方法のところは多彩な歌人の作とともに熱心な解説がよめて初心者にもやさしい。
    きっかけの話となる「終章 世界を覆す呪文を求めて」が一番印象的だった。人は何か熱狂的になるものを探して、そうと気付かずはまり込んで行くものなのかもしれない。いや、そうならいいと思った。

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    2014年12月05日
  • もうおうちへかえりましょう

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    面白い。友達になりたい。

    慣れ親しんだ劣等感と生きづらさのなかに、見えていなかったものを発見させてくれて、ああ、あるある、そうそう!と頷きたくなる。

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    2014年11月23日
  • 短歌ください

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    ぐさぐさ突き刺さる鋭い言葉たちにやられた。穂村氏の評言があらたな読みを提示し、より深いおどろきへと誘われる。

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    2014年10月30日
  • 短歌ください

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    とにかく勉強になる。同時に、打ちのめされてしまって落ち込んでしまう危険性を孕んでいる。というか落ち込んだ。

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    2014年08月02日
  • 異性

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    穂村弘と角田光代が飲み屋で恋愛談義しているような本。
    どちらも好きな作家!

    割と混んでる電車で読んでいたら、目の前にいた女子高生三人が私を見て?笑っている気がする。
    『ちょっとちょっと、あんな本読んでるよー』みたいな眼?
    えー別にそんな本か、タイトルか。
    自意識過剰かな。。


    モテ、非モテ、恋愛カースト
    主電源オフなら何してももてない。
    …etcについて、2人の見解が交互に出てくる。往復書簡のようであり、2人で雑談してるみたい。

    二村ヒトシを混ぜて対談してもらいたい。

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    2014年07月22日
  • 異性

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    わたしが女だからだろうけど、ほむほむの指摘が意外だったり鋭かったりで唸りまくり。雑誌に交代で連載してたのかな、なんかふたりの往復書簡を盗み見てるような感覚もたのしい。

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    2014年06月30日
  • にょにょっ記

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    『テレビで海の番組を観る。
    画面一杯に現れた大きな烏賊が真っ黒な墨を大量に吐いている。
    ぶわぶわぶわぶわぶわぶわぶわ。
    凄いなあ、と思う。
    あれでお習字をしてみたい。
    なんて書こう。
    「いか」かな。
    それから、蛸が出てきた。
    やっぱり墨を吐いている。
    ぶわぶわぶわぶわぶわぶわぶわ。
    これも凄いなあ。
    なんて書こう。
    「たこ」。
    と、みせかけて「いか」。』

    『「うちがわからうちがわから」という呪文を習う。
    そう云いながら、ヨーグルトを嘗めると美人になるらしい。』

    「声をあげて、泣け。昔、私も数多くの失恋をした。片思いをした。破れるたびに、私はダルマのように、強くなった」

    『快適さを追求して

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    2014年06月10日
  • 整形前夜

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    他の著作と比べ穂村さんの硬派な面がなんとか垣間見える(笑)豊崎由美さんの解説も良い。穂村さんにハズレなしを改めて感じた。

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    2014年01月24日
  • 整形前夜

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    講演で穂村さんに会ったとき、この人の人間的豊かさに驚かされたことがある。世界音痴などといいながら、さりげなくこの世界を見事に掌握している人だと思った。なのにそのあとで読んだこれに、また騙されそうな自分がいた。すべてを包み込んで後ろ向きで囁き声の、この人の世界観というか言葉の選び方すべてが好きだ。

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    2013年09月23日
  • 短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門

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    短歌って面白い!作らなくても読んでるだけでも良いんだな。
    女子プロ短歌が面白すぎてズルい!!と言いたくなる。

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    2013年08月21日
  • 整形前夜

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    精度のいい好意のセンサーをわたしも欲しかった。こういう計算のできる男の人はいいんでしょうね。悔しいけれど。

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    2013年07月26日
  • 整形前夜

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    『目先の欲望や安楽に負けるから、そのつけを後で支払うことになるのだ。
    「今」をきっちり生きることができないために、そこから先の未来が次々ち腐ってゆく。』

    『日常的に私がしていることで、女性たちが未体験とか、踏み込めないとか、想像できない習慣や文化って何かあるだろうか。
    ズボンは殆どの女性が穿いたことがあるだろう。
    化粧をしていない感覚も知っている。
    髭剃りはどうか。
    産毛は普通に剃っているだろう。
    ネクタイと云いたいが、会社員をやめてからは私もしていない。
    褌も締めたことがない。
    なのに最近では女性用もあるらしい。
    うーん、私が知っていて彼女たちが知らないことは、ひとつもないじゃないか。

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    2013年07月15日
  • 整形前夜

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    当人曰く「ぴんとこない戦いの連続」という日常や、言葉や文学に関することごとの集積。
    前者などはうっかり電車内で読んでいると口元が緩んで危ない。
    でも、今回特に惹かれたのは後者のほうだ。
    太宰治やレイモンド・チャンドラーからの引用、考察にはほとんど感動した。

    ほむほむ、かっこいい。

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    2013年05月31日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    ネタバレ

    ダヴィンチに「短歌ください」を連載している穂村弘らによる短歌本。現代短歌の一つの流れに身を投じるのによい。短歌を作ったことがなければ始めるきっかけになるかも。現代短歌の一つの流れを理解するのによい。多くの短歌会が高齢化で縮小を余儀なくされている中、新しい短歌の流れを作るきっかけになるかも。

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    2013年05月03日
  • 短歌の友人

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    短歌論。与謝野晶子、斎藤茂吉の時代から現代に至るまで、様々な時代の短歌が取り上げられている。これまで短歌に触れた経験がなかったので、一つ一つの作品が新鮮で面白かった。短歌は言葉遊びやパズルの印象が強かったけど、作者の世界を見る視点、観察眼を垣間見る楽しみもあることを知った。

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    2016年08月15日
  • 整形前夜

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    ほむほむの文庫化したものはかなり読んでいるが、今回にしてようやく中島らもを思い出した。
    ポップでメロウで唾棄すべき人間への愛と金言に満ちている言葉たち。

    ・好きという気持ちを確認できればセックスなど必要ない。でも確認するにはそれしかない。
    ・逸脱するものこそ本当に生きようとしているのではないか。
    ・フィリップ・マーロウのピンクの虫のエピソード。
    ★「共感(シンパシー)」と「驚異(ワンダー)」。
    ・言葉(以前のエネルギー)が勝手に跳ねまわる度合い。詩歌>純文学>エンターテインメント小説。
    ・我々の生に「変」の可能性が含まれていることが文学を生みだしたのでは。
    ・次の一瞬にまったく無根拠に生を奪

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    2013年01月27日
  • 整形前夜

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    良いタイトル。

    なんだかんだ言って、まともな一人の大人である。

    思春期の心細さを、持ったままきてしまっただけで。

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    2012年10月11日
  • 整形前夜

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    ネタバレ

    読み終えた瞬間わたしもほむほむ経。

    誰もが当たり前のようにしていることや、ほとんどの人が経験していることを前に、いちいち驚いたり怯えたりするする著者。そこを笑いや愛嬌の糖衣をかぶせてくる。

    完璧な世界を求めながらも、平凡な日常の暴走に翻弄される生ぬるくも愛らしい記録集。

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    2012年09月24日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    う~ん、やっぱり面白いっ!
    私はこのシリーズ(『短歌はじめました。』『短歌があるじゃないか。』。執筆者はこの本と同じ)で短歌を読み始めた人間なので、その続編にあたる本作が出たときは「また『短歌~』シリーズが出たんだ! やったーーー!」と心の中で一人歓声を上げたくらいなのである。
    (この本に収録されているものと『短歌があるじゃないか。』で収録されている内容が、半分ほど被っていると知ったのは、もう少し後のこと)

    短歌同人・「猫又」メンバーの提出作品を、主催の沢田さんを進行役に、穂村・東の両氏が批評するという体制のこの本。
    相変わらず、よく言えば肩の力が抜けた、悪く言えば脇が空きすぎな短歌たちが、

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    2012年08月29日
  • 短歌の友人

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    ネタバレ

    エッセイしか読んでなかった人が読むと衝撃。
    穂村さんのすごさが分かる。
    短歌ってこんなに面白い。

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    2012年03月27日