穂村弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ歌人穂村弘による短歌の創作論集。実作演習など詩や小説を書く時にも役立つ要素がいっぱいある。
<印象的な箇所のまとめ>
・愛情や善意だけでは、詩として見た時、物足りない。世界には明らかにもう半分があって、そこには不吉な暗いものが充ちているんだっていうことを同時に感じさせる詩がやはり本物。
・オートマティックからの離脱が必要。オートマティックというのは、自分で書いているつもりで実は何かに書かされてる言葉なのでよくない、ということ。
・短歌においては時に意味以上に韻律感(リズム)が重要。
・普通の文章なら説明する。短歌の場合は説明してしまうことで詩的インパクトが弱まってしまうことがある。
・共感と -
Posted by ブクログ
ネタバレ紛れもなく天才だ。ほむほむ(親愛をこめて)は、言葉を操る天才だ。短歌という、マゾヒズムとしか思えないような制約を設けて「表現」をする「歌人」という肩書きを持つ人間というのは、かくも変態でないとなり得ないのか。そうにちがいない。絶対そうだ。
ボウリングでストライクを出してもガッツポーズできない姿。かっこわるい怒り。おしっこを膀胱から膀胱へ飛ばす(妄想)。まどろっこしいナンパ(妄想)。「お互いに高め合う」恋愛への懐疑。コロンビア・ナリニョ・スプレモを云えたよ。『小太り』な文体。「自分がもしも本当の自分だったらきっとこうなるであろう本棚作り」。嗚呼いとおしすぎる!母性本能がゲラゲラ笑っちゃうくら -
Posted by ブクログ
卵産む海亀の背に飛び乗って手榴弾のピン抜けば朝焼け 穂村弘
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ 若山牧水
その川の赤や青その川の既視感そのことを考えていて死にそこなった 早坂類
うつくしい午前五時半ころころと小石のように散歩をします 〃
さみだれにみだるるみどり原子力発電所は首都の中心に置け 塚本邦雄
廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て 東直子
なにゆゑに室は四角でならぬかときちがひのやうに室を見まはす 前川佐美雄
イヌネコと蔑して言ふがイヌネコは一切無所有の生を完うす 奥村晃作
枕木の数ほどの日を生きてきて愛する人に出会わぬ不思議 大村陽子
面白い、