穂村弘のレビュー一覧

  • はじめての短歌

    Posted by ブクログ

    座右の書としたい。
    ほんわかと笑わせてくれるが、とても示唆に富む本であった。
    社会的価値を意識して生き伸びる人に良い短歌は書けない。生きる人にこそ惹きつけられる短歌が書ける。
    自分は生き伸びようとしてる人になりがちだなぁと気付かされ、なんだ生きる人で良いんだと励まされ!?人生楽しくさせてくれる。

    0
    2025年06月21日
  • 蚊がいる

    Posted by ブクログ

    自分も自意識過剰で考えすぎなところがあるから共感したり、ほぇーこんなことまで考えるんだなぁと驚いたり。

    日常の中で感じるちょっとした違和感だったりをこんな風に切り取って、こんなにうまく面白くまとめるなんて、すごいなぁ。

    とにかく面白くて、何度もぷっと吹き出してしまった。
    穂村さんのエッセイ、たくさん読みたい!

    0
    2025年06月11日
  • 短歌ください 君の抜け殻篇

    Posted by ブクログ

    ダ・ヴィンチのご長寿連載『短歌ください』第三弾の単行本の文庫化。

    単行本が2016年刊行、今回の文庫化が2025年と、9年も間が空いてるのは、『短歌ください』が輩出した綺羅星のようなプロ歌人たちの短歌の著作権とか版権とかがいろいろややこしくて大変だったのだろう、と邪推しているが、真相はわからない。

    この『君の抜け殻編』は、単行本のほうを何年か前に読んでいるので、うっすら覚えのある短歌もあったが、好きな短歌は、何度読んでも新鮮な驚きをもたらしてくれる。
    今回、思ったのは、『短歌ください』の短歌って、何も思わず通り過ぎた「一瞬」を、他者の目になって、またその「一瞬」を生き直してるような気分にな

    0
    2025年05月31日
  • ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと

    Posted by ブクログ

    ゆるく死を語る本。
    ある程度大人が読むとしっくりくると思われるが、読書のための教養的な面もあるので幅広い人にオススメしたい。
    ミーム感のあるタイトル、カバーを外した表紙の良さ(河鍋暁斎)なども良いアクセントで、所有する楽しさもある。

    0
    2025年05月29日
  • 迷子手帳

    Posted by ブクログ

    単行本の装丁に一目惚れし、久々の穂村弘。

    軽く読めるのに、誰も傷つかない文章で、くすくす笑えて、素敵で、最高に好きだ。

    「子どもの夢、大人の夢」の章に関しては、一生忘れないと思う。この章をきっかけにプチバズりした。

    穂村さんの文章に埋もれたくなった。追加で穂村本を購入した。

    0
    2025年05月29日
  • 迷子手帳

    Posted by ブクログ

    鳥肌がを読んで最新刊も読みたくなりました。穂村さんは感性が若くて良いなと思います。穂村さんくらいの年齢になって、自分の弱さを曝け出せる人って中々居ないよなと関心しました。

    0
    2025年05月26日
  • 野良猫を尊敬した日

    Posted by ブクログ

    癒しのほむほむタイム
    たまにほむほむはさまないと落ち着かないのです
    安定のおもしろ話 !

    「銀行強盗とか密輸とか複雑な詐欺とかのニュースをきくたびに、凄いなあ、と思う。
    なんて計画性と行動力があるんだろう。そんなに頑張れるなら犯罪に手を染めなくても、普通の仕事だって充分できるだろうに」

    なんて感じで日頃思っていることを的確に文章にしてくれる
    ほっと一息ついてまた明日から頑張れる!

    0
    2025年04月11日
  • 蛸足ノート

    Posted by ブクログ

    歌人・穂村弘さんのエッセイ

    タイトルは蛸の足のようにあちこちに言葉が伸びてゆくイメージだそうです



    すぐに読めちゃう短いエピソードはどれも絶妙に面白く、思わずクスッと笑ってしまう。

    奥様がよく登場するのだけど、とてもユニークな方ですね。
    すっかりファンになってしまいました。
    きっとご本人は面白いとは思っておられないでしょうが、それがまた良いのです。
    きっと可愛らしい方と想像します。


    繰り返される日常も、こうしてスポットライトを当てれば意外と彩り豊かなんだと気付かされました。
    ちょっとヘコむ出来事も、言葉にしてみたら笑いに変わったり出来そうだなと。
    なんだか一日一日が愛おしく感じます

    0
    2025年03月27日
  • もしもし、運命の人ですか。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これを借りたつもりが、埼玉福祉会が出してるこれのでかい版だった。予約棚から取った時、でか!とびっくりしたけど、これでよかった。めがねなくても読みやすかった!

    かわいいほむほむ(平野紗希子から借りちゃう呼び方)対恋愛がメインのエッセイ集

    「冷蔵庫が息づく夜にお互いの本のページがめくられる音」(穂村弘)
    が とーーーってもすき。
    インスタのリールをスクロールする人の膝の上にごろんとして、「寝ながら学べる構造主義」をめくるわたしと、その時間をやけに愛おしく思っていたわたしを思い出した。
    自分の経験とリンクする文章や作品にはとくに弱い。

    0
    2025年03月26日
  • シンジケート[新装版]

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    気分で、いや確実に平野紗希子のポッドキャストのおかげで、穂村弘の歌集を朝の電車内で予約し、帰りの電車で読むという一連をしてほんとによかった。なぜかやけに疲れた気がした今日だったけど、オフィス出たときより目が開いてるし気持ちも明るい。
    穂村弘さんの目線が好き。一緒にいた女の人ん(リスペクトして女とよぶ)もすき。なんで歌人はえっち?
    あと、葡萄の肉の色の空(形容してるもの違ったかも…)と言われたとき、やられた〜というかかっこよすぎ〜というか、参ったわ〜と思った。いろんな物事のビジュアルも手触りもそれによって引き起こされる感情もていねいに心にとっておいて、バチっとはまるときに出せる人になりたい。

    0
    2025年03月03日
  • 君がいない夜のごはん

    Posted by ブクログ

    ほむほむワールド全開!
    常に大好き穂村さん。

    穂村さんの感性や発想力も好きだけど、歌人ならではの言葉選びの可愛さ・素晴らしさがとても好き。

    えっ?
    そんなこと考えてたの!?
    って思わず笑わずにいられない。
    脳みそ空っぽにしたい時にオススメのゆるゆるエッセイ本。

    私もカロリーに会いたいな。


    0
    2025年02月23日
  • もうおうちへかえりましょう

    Posted by ブクログ

    ほむほむのエッセイを読んでいると
    おくがましいが、まさに自分のことを言われている感がある
    わたくしもマイナス星人だから

    飲み会や、食事会で誰とも会話できず
    一人取り残される経験はよくある
    ものすごくせつない、かなしい
    世の中のすべての人に無視された感が‥

    いや、ほむほむはけしてそんなことはないはず
    だけど、ちょっと安心してみたりする
    だけど、やっぱりわたくしとは違う
    そーよレベルが違う

    今日も同窓会の欠席に⭕️をする

    0
    2025年02月19日
  • はじめての短歌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短歌の入門書としてももちろん、読み物として面白くて入り込んでしまった。久しぶりに「これは隙間時間ではなくちゃんと環境が整った時に読もう」と思えた本。とてもよかった。

    「生きのびる」と「生きる」の違いについて、1冊かけて丁寧に解説されていて、自分の中に入ってきた感覚がある。

    選ばれた短歌から改悪例を出してくれていることで、一般的な添削よりも分かりやすい。
    自分は余白を持たせるためと思って単語を標準化してしまっていたけれど、これはまさに改悪例として載っているもので、唯一無二でなくなってしまっていたということだ。

    ------------

    「この本はただの短歌入門書ではない。短歌入門書の仮面

    0
    2025年02月16日
  • 蚊がいる

    Posted by ブクログ

    今回のエッセイはちょっと小難しい感じがしたのもあった気がしますが、やはりちょいちょい笑わせてくれます。面白かったです。

    0
    2025年02月13日
  • 野良猫を尊敬した日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。なんでもないような日常の中で何かに着目し、それを言葉にして文章にまとめるのはすごいなぁと思います。

    0
    2025年02月09日
  • シンジケート[新装版]

    Posted by ブクログ

    良すぎる
    フランダースの犬か穂村か。の一節が一日中頭を離れなかった
    帯が大島弓子さんと知って納得 嬉しい

    0
    2025年01月31日
  • もしもし、運命の人ですか。

    Posted by ブクログ

    ほむほむと呼んでいいですか?
    そう言いたくなる一冊
    ほむほむの恋愛話しは時に
    キュンとして、ドキンとして、ズキュンとする
    要するに大好きになってしまう
    と言うより守ってあげなくてはと
    母性本能をくすぐる
    やっぱり好きだなあ
    「冷蔵庫が息づく夜にお互いの本の
          ページがめくられる音」
    これですよ!

    0
    2025年01月30日
  • 短歌のガチャポン

    Posted by ブクログ

    著者の穂村弘が「ふと思い出して嬉しくなったり、たまたま目に飛びこんできて「いいな」と思った歌」を集めた本。

    右のページに短歌が1首掲載されていて、左のページに著者の解説などが、書かれている。

    通常のアンソロジーと違う点は、プロの歌人だけでなく一般の人が新聞の短歌投稿欄に送った短歌なども紹介されている点だ。


    本書で掲載されている短歌をいくつか紹介したい。

    結婚はタイミングだと言われた日 独りの部屋でおなら出し切る カン・ハンナ『まだまだです』

    この短歌の解説には、「表現への踏み込みに作者の気迫を感じる」とあり。

    前科八犯この赤い血が人助けするのだらうか輸血針刺す 金子大二郎「日経歌

    0
    2025年01月26日
  • 迷子手帳

    Posted by ブクログ

    穂村弘さんのエッセイが好きで色々読んでいます。今回もとても面白かったです。パイナポーには、不謹慎にも笑ってしまいました。

    0
    2025年01月22日
  • もしもし、運命の人ですか。

    Posted by ブクログ

    2007年の本なのに、とても今っぽいなー。
    “ときめきがやすらぎに変わるなら”っていうフレーズ、すごくグッときたなー。
    “職業選択の自由が自己実現へのプレッシャーを逆に高めたように”っていう言い当てドキッとしたなー。
    “目の前の出来事を主体的に引き受けてひとつひとつ片づけてゆく人間と、そこから逃げ続ける人間の能力差は歳を経るごとに大きくなってゆく”って文章に早く出会えてたらなー。
    ひらがなで綴るフレーズの小気味よさ、多様性を叫ぶようなったその弊害、ゆとりとさとりの価値観を串刺しにするような戒め、ソフトに笑える“ふてほど”感(時代錯誤感)もあったりするけど、とにかく今を表現してるのではと思わせる

    0
    2025年01月17日