穂村弘のレビュー一覧

  • 野良猫を尊敬した日

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    面白かった〜!出先で読んでいたのですが、マスクの下は満面の笑みになっていました。「鼠の顔」が特に良かったです。これまでの私は、憧れの作家さんを、それこそ「神さま」のように神格化していたのですが、「神様」を読んで考えが変わりました。夢でも奇跡でもなく、いつか創作で世間を認めさせ、現実に穂村さんと対等にお話したいと思っているので。

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    2026年05月30日
  • 短歌ください 反対に回して篇

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    雑誌『ダ・ヴィンチ』の長期連載である短歌投稿コーナー「短歌ください」の書籍化第6弾。
    歌人・穂村弘さんが、テーマを決めて短歌を募集。(自由テーマもあり)
    毎月12〜15首ほどを選出、講評をつける。

    好きな短歌、気になる短歌に、付箋をつけて読んでいたのだが、その付箋が宇宙人の顔型だったために、大量の宇宙人が本の上部から頭を出しているという、ちょっと気持ち悪いことになった。

    でも、読めてしあわせだった。

    ***

    「マロニー」とマロニーちゃんを呼び捨てるきみにはそういうおそろしさがある(水戸蜜柑・女・22歳)

    「さびしそうな海はいつでも好きだ」旅日記の母は妻でさえなく(原田冬・女・50歳)

    冬眠のため高校は休んだの 夜明けは魚肉ソーセージ色(月舘桜夜子・女・59歳)

    プーさんは圧縮袋で閉じられてあらゆる周波数で叫ぶよ(直・女・30歳)

    パパはいつピアス開けたの人はいつ猿をやめたの朝はいつ来るの(来る・16歳)

    珈琲と牛乳の比を逆にして朝をときどきやわらかくする(虫追篤・男・50歳)

    大好きな人の全てを知りたくてカカオの花の色もググった(琵琶リネン・女・34歳)

    バス停でいつまでもいつまでも手を振って母とはいつまでも母(芍薬)

    しばらくは羊はあなたの象徴で羊の出てくる本ばかり読む(ひな)

    ダイエット飲料だとは気付かずに釣り人はまたビンをくわえる(北原直人・30歳)


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    そして、わたしの短歌も収録されています。やったー。

    〈欄干の光が痛い 夕暮れの車中に沈む母と私と(月見だいふく)←筆名〉

    ブク友さんの短歌も載っており、とてもうれしい一冊となりました。

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    先日、山形で穂村弘先生が講師を務められた山形小説家・ライター講座というイベントがあり、オンラインで参加させていただきました。
    この講座は山形在住のブク友さんのまことさんのご紹介でおととしにはじめて知って、そのときは参加できなかったのですが、今年はじめて参加をすることができました。
    2002年のご著書『世界音痴』以来(波はありつつも)ずっとファンだった穂村弘先生に、拙作を講評していただき、質問にも応えていただけるという夢のようなひとときを過ごしました。
    そのときに、まことさんにサイン本を頼んでいたのがこの『短歌ください 反対に回して篇』と、『短歌の話は長くなる』。
    どちらも、筆名入りで、宇宙で一冊だけの宝物となりました。
    ありがとうございます。

    まことさんと、一緒に会場参加された張飛さん、ベルガモットさんとも、おなじ時間を過ごせてしあわせでした。

    再来年の講座はぜひ、会場参加したいです!

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    2026年05月30日
  • 短歌の話は長くなる

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    5月24日の穂村弘さんの講座で購入した本です。

    私が毎月短歌を投稿している『NHK短歌』の「あの人と短歌」という穂村さんが歌人や作家他各界でご活躍中の方々と対談する連載をまとめたものの第二弾。

    私が『NHK短歌』にまだ投稿する前で初めて読んだ対談が11名、既読が9名。

    一人目の冬野きりんさんは『ダヴィンチ』に連載中の穂村さんの投稿コーナー「短歌ください」で、10代にして有名になられた方ですが、今は女子プロレスラーになられたとは全く知らずびっくりしました。

    <ペガサスは私にはきっと優しくてあなたのことは殺してくれる>    冬野きりん

    今、『NHK短歌』の#短歌写真部で部長をされているカン・ハンナさんはソウル生まれで2011年に来日され1日20時間日本語を勉強したとおっしゃる大変頭脳明晰で努力された方です。

    <一ページ読み終えるのに一時間ルビだらけになる『日韓関係史』>    カン・ハンナ

    穂村さんと歌人の枡野浩一さんの対談は現在の短歌についてとても興味深く大変面白かったです。

    <好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君>    枡野浩一

    「コトゴトブックス」店主の木村綾子さんとの対談で穂村さんは、太宰の存在について「他の作家として何かが決定的に違う、大好きな作家ですね」とおっしゃられているのは意外な感じがしました。


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    話は変わって今回の「山形小説家・ライター講座」にはブク友ほむほむ短歌会のメンバーの、会長の張飛さんが四国から、ベルガモットさんが九州から会場参加され(張飛さんは一昨年に続き二度目)5552さんもオンラインで参加してくださいました。

    今回はなんと嬉しいことに私を含めた四人ともテキスト(短歌五首)を採用していただけて、穂村弘先生の講評をいただくことができました。

    こんなに嬉しいことが私の場合一生にもう一度あるかどうかわからないので、拙作をここに記させていただきます。


    <タイトル 私の好きな本・映画・曲・友だち>

    ・『ぼくたちの失敗』聴いて思い出す僕らは歳が同じだったと

    ・ミポリンの演技愛しく泣きました『サヨナライツカ』また逢いましょう

    ・二百まで生きたいという若者がまだいなかった成瀬前

    ・青空を探す十二の少年は護国の為の飛行士となる

    ・私たち出会いはネットだったけど二十七年続いてるよね


    以上です。この中の一首目と五首目を私は穂村先生にご講評いただきました。

    ※ちなみに
    『僕たちの失敗』森田童子
    『サヨナライツカ』辻仁成・中山美穂
    「二百まで~」『成瀬シリーズ』
    「青空を~」『幽玄F』佐藤究
    をもとに詠みました。

    他のブク友の皆さんの作品も全部張飛さんのブログに掲載されているのでご覧になりたい方は張飛さんにお問い合わせください。

    懇親会では穂村先生と私たちブク友ほむほむ短歌会のメンバー三人で記念写真を撮っていただき、これも張飛さんのブログに掲載されています。

    本当に有意義で愉しい講座でした。
    穂村弘先生、司会の池上冬樹先生。
    張飛さん、ベルガモットさん、5552さんありがとうございました!

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    2026年05月29日
  • シンジケート[新装版]

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    この本を手に取ってみてほしい。まず本棚に飾りたくなるような美しい装丁に息を呑み、ページをめくれば清々しいほど水平な紙面に感嘆する。

    〈体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ〉

    日常の儚さと一瞬の輝きを紡いだ1990年発表の伝説のデビュー歌集。曇天模様の薄暗い季節には、あの頃に置き忘れてきた青くさい記憶と、僅かな背徳感を醸すノスタルジーに浸れるこの一冊を。

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    2026年05月28日
  • 短歌のガチャポン

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    格式高さとは異なる、自由で空のような短歌がたくさん紹介されていた。
    私がたまたま良いタイミングで短歌と出会ったってだけなのかもしれない。今まで短歌に興味を持てたことがなかった。でも、本はやっぱり私にとって処方箋だ。ピッタリのものを持ってきてくれた。
    素人の方が日常をふと詠んだ歌に名作揃いなのがなんかとても良かった。

    見開きの右ページに短歌が、左ページに穂村氏の寄せた文章が載っている。この文章がまたとても良い。
    最近流行りの「言語化」とはなにか違うような気がした。
    限られた言葉数で表現をする歌人だからだろうか。
    昔の名筆家が書いた、美しくすっきりした随筆のような言葉遣いで、よくわからなかった短歌もいつの間にか入ってきた。

    おふとんでママとしていたしりとりに夜が入ってきてねむくなる

    ラジオ体操の帰りにけんかしてけんかし終えてまだ8時半

    ばあちゃんがタオルケットをつぎつぎと今日ぼくの寝る部屋にあつめる

    いなかから「ストロベリーを送ります」じいちゃんいいよいちごでいいよ

    花もてる夏樹の上をああ「時」がじいんじいんと過ぎてゆくなり

    永遠は三角耳をふるわせて光に乗って走りつづける

    わが仕事この酔ひし人を安全に送り届けて忘れられること

    鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼(しゃかむに)は美男におはす夏木立かな

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    2026年05月16日
  • 手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)

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    穂村弘という才能の星と、「まみ」という才能の星が激突して、その欠片がきらきらと言葉として降ってくるかのような歌集。

    ちなみに「手紙魔まみ」のモデルとなった少女はのちに「たんぽるぽる」という伝説的歌集を著す「雪舟えま」となる。

    読んでいるとむねがきゅっとなるような、そんな言葉の連なり、イメージ。

    ***

    目覚めたら息まっしろで、これはもう、ほんかくてきよ、ほんかくてき

    明け方に雪そっくりな虫が降り誰にも区別がつかないので

    ハロー 夜。ハロー 静かな霜柱。 ハロー カップヌードルの海老たち。

    夢の中では、光ることと喋ることとはおなじこと。お会いしましょう


    ***

    お替わりの水をグラスに注ぎつつ、あなたはほむらひろしになる、と

    札幌局ラジオバイトの辻くんを映し続ける銀盆を抱く

    終盤に並ぶこの二首。意味深。
    ちなみに穂村弘さんの本名は辻一郎である。

    ***

    どうでもいいけど、以前詠んだ短歌が、知らず知らず穂村さんから影響を受けてて、冷汗かいた。

    ホームルーム! ホームルーム! とシマウマの鳴き声がする夜の草原/穂村弘

    カムホーム!カムホーム!って叫んでる廃公園にたたずむきりん/5552

    この歌集、はじめて読んだんじゃないのか?おぼえてないな。
    草ぼうぼうの、公園のきりんの遊具を見て思いついた短歌なんだけど、知らず知らずのうちにその風景に穂村さんのこの短歌がオーバーラップしたのかもしれない。あせったー。

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    2026年05月12日
  • 短歌ください 海の家でオセロ篇

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    テーマごとに、読者から寄せられた短歌がたっぷり!寝る前に、テーマごとに少しずつ読んでいって、楽しかったです。短歌の魅力をたくさん、いただきました。皆さん個性的で、発想に目を見張るものがあり素晴らしかったです。短歌そのものもいいのですが、穂村弘さんのコメントが、これまた良くて、学びがいっぱいでした。

    【印象に残った短歌】

    蟻社会では幼い頃の私が指名手配されています
               (しろいくま・女・19歳)

    ※私も子供の頃、遊びで色々やってたから“指名手配”の写真が貼られているだろうなあ。

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    2026年05月06日
  • はじめての短歌

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    穂村さんの書籍は初めて読んだけど、その人となりや考え方が好きになった。なぜ今、社会人は短歌と向き合うべきなのか?それは日常で、生き残るために便利な言葉や行動に囲まれていて、生きるためのそれは矯正され排除されてしまっている。排除されているものをすくって表現したものが短歌。その排除された世界の方が人が幸せに生きるためには必要なんじゃないか?そういった視点を持つことが社会や世界を理解するために大切なんじゃないか?と感じさせられた。

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    2026年05月04日
  • 蛸足ノート

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    はあああ、よかった、、!


    まず、装丁がとてもすてき。電子でも本を読める中、やっぱり穂村弘の本はぜったいに紙で買いたいと思う。最近、『もしもし、運命の人ですか。』を読んだこともあって、おくさんは運命の人だったんだろうなぁと思った。

    あ〜、すきだなぁ。

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    2026年04月25日
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇

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    読んでて超楽しい…!
    一首ごとに添えられたコメント、その歌のどこがどうして素晴らしいかの言語化がすごい(言語化力の欠如)

    数百首が並べられた中には、スッと情景が浮かぶような、すでに知っている感覚を追体験するような歌がある。確かに怖い歌は良い歌です。

    「わかる感覚」のお気に入りを書き残す

    ○正しさが欲しかったから25時赤信号にひとり従う (都季・女・23歳)

    ○針に糸通せぬ父もメトロでは目を閉じたまま東京を縫う (木下龍也・男・23歳)

    ○旅先の乗換駅にもNOVAがある神さま意外と丁寧ですね (山本まとも・男・25歳)

    ○コンビニのおでん仕込まれ幾千の大根しみる列島の朝 (西口ひろ子・女・45歳)

    ○パトカーは僕の容疑を決めかねてたぶん真横を通っていった (ななはる・男・30歳)

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    2026年04月18日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    大好きなエッセイ
    ほむほむこと、穂村弘さん
    まず装丁がたまらない
    『鳥肌か』という題名だけに
    指先で表面を撫でると
    ボツボツと細かな突起物がある
    まさに鳥肌
    なかなかこんな本には
    お目にかかれない
    内容も今回はちょっと
    ぞわぞわするものがおおい

    ほむほむだけに
    何冊エッセイを読んでも
    まったく飽きない
    毎回笑えるし、感動する
    まだまだ読んでないエッセイ
    積んである
    早く読まなければ‥

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    2026年04月08日
  • 蛸足ノート

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    ネタバレ

    分かる!っていう感じじゃなくて
    分かるわ〜ってじんわりくるのが新しい。

    40代で初めて海外旅行、60代で初めての猫。
    ゆっくりと進んでいく穂村さんの日常が身近に感じられた。

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    2026年03月15日
  • 短歌のガチャポン、もう一回

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    歌人の穂村弘さんの編まれたアンソロジー。
    掲載されているのは古くは石川啄木から昭和の歌人を経て、穂村さんが選者を務める日経歌壇、短歌くださいの投稿歌まで。
    初心者にもわかりやすい穂村さんの解説付き。
    イラストはメリンダ・パイノ。

    以下気になった歌にひとことコメントを。

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    <これごっほ ごっほのみみよ これごっほ ごっほのみみよ ががのごっほの>    笹井宏之『てんとろり』

    収録歌集の『てんとろり』は読んでいるのですが気づきませんでした。あまりに素敵な歌が多すぎて。

    <山一つ隔てて育ち妻と俺と同じ日の雪に遊んだわけだ>    柴善之助『揚げる』

    解説によると、この歌人の妻は特養老人ホームに眠っているらしいです。何か心がほわっと温まる歌。

    <あーと言うだけで「アルト」と告げられたあの日の風のめぐりくる頬>    海老原愛子「日経歌壇」

    私はいつもソプラノ。中学の時はピアノ伴奏者でした。

    <愛があるから大丈夫なのと歌うから若いと誰もが心配をする>    住友秀夫「第19回NHK全国短歌大会特選」

    小柳ルミ子さんの歌の本歌取りです。私もやってみたいです。

    <全身の濡るる遅刻の少年が理由の欄に「濃霧」と書きぬ>    小澤繁雄『第9回NHK全国短歌大会大賞』

    よくわからないのですが、こういう歌が大賞なんですね。

    <もみの木にちぎって載せた雪白し母の針箱から真綿をもらひ>    松本典子『せかいの影絵』

    松本典子さんの歌集をレビューしたらXでコメントをくださり、相互フォローしてくださったとても人柄の素敵な方です。美しい歌ですね。

    <夏木立ひかりちらしてかがやける青葉の中にわが青葉あり>    荻原裕幸『青年霊歌』

    「ひかりちらしてかがやける」の平仮名遣いが、きらきらした「青葉」の感覚を伝えていると穂村さんがおっしゃっています。

    <ゆうべ夢でおまえに会ったと聞かせればあたしもという顔をする猫>    風花雫『日経歌壇』

    なんて可愛い歌。

    <ブティックのたくさんの服はひらかれてそしてたたまれましたおやすみ>   陣崎草子『春戦争』

    同じ歌集に収録されているという歌もどれも好きでした。

    <きみの家にきみを帰してレンタカーをレンタカー屋に返して 夏は>    榊原紘『koro』

    青春です。

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    2026年03月11日
  • はじめての短歌

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    なんとなくで短歌を味わってきましたが、なぜいいと思うのか、その仕組みはということを知ることができました。

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    2026年02月24日
  • もしもし、運命の人ですか。

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    穂村さん、面白すぎる。まじで?!えー?!うそん!おもろ。ってじわじわニヤニヤしながら読んだ。「比較」と「交換」の章がお気に入り。「駒」なんてこの世の中に溢れてるから、どこで決めるか。「比較」「交換」地獄に陥ったときの解決策は、思い出かぁ、そうだよなぁ。

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    2026年02月23日
  • はじめての短歌

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    赤い目薬なんですビタミン入りじゃなくて。生きのびるより、社会化の外にある生きることが、短歌の感覚なんだ。私のお気に入りはおじいちゃんのことを名前で呼ぶ中学生の短歌です。

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    2026年02月21日
  • 短歌のガチャポン、もう一回

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    今回もあった数式短歌(*゚∀゚)しかも進化(?)してる!凄いな〜( •̀ㅁ•́;)偶然短歌も好きだけれど、一番好きなのは飯田有子さんの「こわれないものはつくっちゃいけないの。こわれないものはほかをこわすの。」

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    2026年02月17日
  • ラインマーカーズ ~The Best of Homura Hiroshi~

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    ネタバレ

    お気に入りTBS Podcast「ペーパードライブ」より。
    最近詩歌に興味があり、穂村弘ベストであるということと出演者の和気あいあいとしたベスト3紹介で引き込まれる。

    作品とはどこまで作者のリアルを織り込むものなのだろう。和歌って文学作品のなかでは現実を反映するものだという感覚があるけど、穂村弘はリアルとファンタジーの融合がすさまじい。何気ない日常の尊い瞬間を切り抜くとか、もやっとかうふっとかの感情機微を鋭利に言語化ということにとどまらない、どこか遠くの異世界へ飛ばされるような浮遊感。一読ではなんのことだかさっぱりという、ある種の心の中で抵抗が生まれるのが良いよね。では、個人的珠玉編です。

    ・桟橋で愛し合ってもかまわないがんこな汚れにザブがあるから

    ・自転車の車輪にまわる黄のテニスボール 初恋以前の夏よ

    ・わからない比べられないでもたぶんすごく寒くて死ぬ人みたい

    多くを語ると野暮であるのですが、青春の煌めきと永遠に解明できない死への接近というところで選んでいます。人によってどの作品に心揺さぶられるか、多種多様なラインナップであるから興味深い。少しづつ詩歌の世界へ足を踏みいれてみようか、おそるおそる。

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    2026年01月26日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    ゾゾゾっと来る本。穂村さん、わかるよ!その感じ!!日常に潜む恐怖。わかる人しかわからないこの感覚。私も日常生活する中で「危ない!」とか「あれ今のって…」いうことがよくあります。あと世の中で一番怖いのは『人』だと思っているので、鉛筆のキャップの話はものすごく怖かった。あと「西瓜に塩」も共感できる恐怖。幼い子供に見つかって、襟首掴んで口塞ぐのは笑っちゃっとけどね。小さな砂時計の話は将来不安な気持ちの中で、「世界が少しだけ綺麗に見えているはずだ。」とロマンチックに締めるあたりは穂村さんの素敵なところだ。

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    2026年01月06日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    穂村弘さんってやわらかい哲学者だ。
    地面に這いつくばっていると、お巡りさんがやってきて「どうしたんですか」と聞かれ「コンタクト落としたんです」と答えると、一緒に探してくれる。
    ところが「アリの行列見てます」と答えるとNGで、見ている理由を尋ねられても答えることが出来ないかも知れない。
    前者が「生き延びる」に値し、後者が「生きる」に相当する。人生の最終目的は「生きる」ことであるはず。生き延びるために生きるのではなく、生きるために生きていきたい。
    穂村弘さんご自身の緑内障の話を基軸に弱さをさらけ出し、やさしく展開していく哲学書みたいな本だった。

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    2025年12月28日