穂村弘のレビュー一覧

  • 短歌という爆弾 -今すぐ歌人になりたいあなたのために-

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    「何かをみつけるの何かって、いったいなんだ。これだというものって、いったいどれだ。今すぐにそれをやり始めて、世界と自分を決定的に変えられるような何かはどこに隠れているんだろう。
    経験的に私が示せる答えがひとつある。それは短歌を作ってみることだ。案外そんなところに、「何か」は隠れているものではないか。
    (中略)
    その時々の景色や感情を封じこめるという点で、短歌は写真みたいなものであり、生き生きと想いを伝えられるという点で、手紙みたいなものでもありますね。
    そしてぼくたちが大昔の歌に感動できたり、逆に未来の読者を夢見たりできるという点で一種のタイムマシンでもある。あと言っておきたいのは、今しか作れ

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    2023年02月05日
  • きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記

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    穂村さんと同じ本を読んでも違うことが思い浮かぶのだなと当たり前のことをとてもおもしろく感じながら読む。

    そして本好きな人の話はおもしろい。

    ちょうどこの本を読んでいるときに、大昔、イベントに来ていただいた時に作って、もらって下さった似顔絵の消しゴムハンコを今もたまに使ってくださっているらしいという話がもたらされる。懐かしく嬉しい。

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    2023年01月29日
  • 君がいない夜のごはん

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    初めて読んだ穂村さんの本がこちらでした。タイトルと同じく夜に読んだのですが、ぴったり!
    読んでいるというよりなんだか言葉を食べているという不思議な感覚になったことを覚えています。とっても味わい深かったです。
    講演会の際にご本人からメッセージを書き込んでいただいた思い出深い作品です。

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    2023年01月28日
  • 君がいない夜のごはん

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    うん、やっぱりほむほむはエッセイだよね。
    トップスインに逆ソムリエ。ハングリーウルフ。しかし、ほむほむが私より一回り以上年上だったんなんて。ひとまわりぐらい年下だとおもっていたよ。

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    2023年01月25日
  • もしもし、運命の人ですか。

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    大人になっても学生みたいなピュアな恋愛観を心に持っていてすごく面白かった。
    後書きの瀧波ユカリさんも言ってるけどこういう人好きだ。

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    2022年12月26日
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇

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    一般の方から募集した短歌と、穂村さんによる選評。
    日常生活のささやかなことやディテールを通して普遍的なことが浮かび上がっていたりと、面白い作品が多くて、どんどん読んだ。選評があることで、その作品の面白さが引き立ったり、短歌の味わい方が掴めてきたりするのもいい。

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    2022年12月03日
  • シンジケート[新装版]

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    むずかしいのいっぱいあった、わたしの想像力不足を思い知らされた!燃えるぜ 半年後また読んでみます。ファイヤー!

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    2022年11月30日
  • もしもし、運命の人ですか。

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    急げ。
    うすのろ。
    今ここで愛を告げろ。

    それが出来ない男の心のつぶやきと叫び。
    穂村さん、好きだわぁ。

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    2022年10月20日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    ふとした日常で思うこと。穂村さんの考えと重なる部分も多々あり、自分を理解してくれているのでは?と錯覚に陥ってしまった。
    「出会いたかった本がここにある」と帯に書かれていましたが、まさに!平積みしていた書店に感謝です。出逢えて良かった!これから何度も読み返します。

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    2022年10月19日
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇

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    掲載されている短歌自体も素晴らしいが、穂村弘の解説も凄い。一つ、紹介したい。

    “君を待つ3分間、化学調味料と旅をする。2分、耐え切れずと目を覆い、蓋はついに暴かれた。”

    せつこという、当時15歳の女性が書いた短歌だ。定型から完全にはみ出したこの短歌に著者はこう書いている。

    “カップラーメンの出来上がりが待てなくて2分で開けて食べちゃった。たったそれだけのことを、ここまでハイテンションに詠い切ったのは凄い。今度は五七五七七の短歌定型でつくってみてください。”

    化学調味料と旅をする、っていう表現も斬新だが、蓋はついに暴かれた、っていう表現はもっと凄い。
    先祖代々絶対開けてはいけません、と言

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    2022年10月16日
  • 鳥肌が

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    宅配で届いた本を暗がりで触って、うわすごい気持ち悪い汚れがついてるから後でエタノールで拭こう、と思ったのですがどうやら特殊印刷でした。
    タイトル通りで大成功か。

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    2022年10月07日
  • 短歌ください

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     読者投稿の短歌を、温かい眼差しで掬い上げる著者の眼差しがとても魅力的。よい投稿作品が送られてこなければ成立しないものはずなのに、著者の添える一言ですべての作品が輝いて見える。この歌人さんは、ご自分もすごい歌を作られるけれども、他の人の歌を見る目もとてもすごいと教えられた。

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    2022年10月05日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    ネタバレ

    五十番勝負だから、1日一番ずつ読もうかなーなんて思っていたが、面白すぎて、さくさく読めてしまいました。

    「俳句」と「短歌」って、同じようなものだと思っていたけれど、全然違うことに驚き、短い中に込められたいろいろなものが湧いてくるようで、浸りきりました。

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    2022年09月28日
  • シンジケート[新装版]

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    やっと手に出来た穂村さんのデビュー作。
    凄かった。
    度々鳥肌が立ったのは、FRESHNESS BURGERの冷房がききすぎてただけじゃない。
    これいい!こっちもいい!と付箋を立てていたら、付箋紙の意味がなくなった。

    リアリティの中の夢心地の瞬間を絶妙に捉えた句。
    逆に、キラキラ名詞のあとに続く塩辛い現実。
    はたまた静と動の美しさ。
    口語体の魔力。
    愛しき日常の素晴らしさ。
    その刹那にセンチメンタルな気分になる。
    そしてふと、私達読者のどんな毎日にさえ、それらは含まれるのだと気付いた。
    毎日を丁寧に生きていきたいものだ。

    これがデビュー作だなんて、ホント衝撃だ。
    当時、サラダ記念日のお祭り騒

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    2022年09月29日
  • あの人と短歌

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    key word 対談集 短歌 ゲストジャンルは様々 牧水すごい 現代近代歌

    短歌はすごい、エッセンスや感性・文法が凝縮されている気がする。だから深く、ゆっくりと味わいたい。好き。でも不安になる。私の一方的な感覚で読んで良いのか…。
    歌集も好きだけど、対談集やエッセイ付きのものは読み人や選者の話も聞けて安心して読める。この本は安心したり、新しい一面と出会ったり、感覚・感性を擦られるいい本です。穂村さんの少し内向的で穏やかな印象が尚更素敵です。
    素敵な本、ゆっくり丁寧に読みました。

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    2022年09月25日
  • ぼくの短歌ノート

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    「高齢者を詠った歌」「間違いのある歌」など、近現代の名歌から新聞歌壇の投稿歌までテーマごとに、穂村弘が気になった短歌を集めて解説している。

    「間違いのある歌 その2」
    “誤植あり。中野駅徒歩十二年。それでいいかもしれないけれど   大松達知”

    この短歌に関して著者は、こう述べる。
    “人生の殆どが旅になる。なるほど、それも悪くはなさそうだ。”

    「ドラマ化の凄み」
    “わが使ふ光と水と火の量の測られて届く紙片三枚”

    これは大西民子という歌人の短歌だが、簡単にいうと「水道光熱費の請求書が来た」、ということだ。著者はこう書いている。

    “光熱費の請求書が言葉の力によってこんな見事な歌になるとは、

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    2022年09月25日
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇

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    ネタバレ

    穂村さんのダ・ヴィンチ投稿のため、傾向と対策を知る参考書と思って取り寄せた 2010-2013年(第31-60回)連載分をまとめた単行本の加筆修正した文庫版 表紙は陣崎草子さん
    ブク友の5552さんも張飛さんもライバルですからねっ

    題詠はほんと苦手、今度のお題は切手だけど思いつかない
    テーマは多彩で罪、同性、数字、自然、体、味、エロ、距離、声などなど
    自由詠も募集していて、『どちらのテーマも上限はございません。どんどん送ってください』ですって
    皆さんの「穂村さんに読んでほしいんですけど!!!」と渾身の最高傑作を差し出し、素晴らしい作品が目白押し、才能のぶつかりあいですっ こりゃあ穂村さんに選

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    2022年09月13日
  • あの人と短歌

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    エッセイストや俳人など、様々な分野の短歌好きな人と対談しているから、短歌の魅力を再発見できる。

    著者の短歌に対する考え方も知ることが出来、短歌を作るうえで参考になるような言葉もたくさんあった。

    一番印象に残ったのは著者が、歌人の鳥居に贈った言葉。彼女の魂を「磁力」に例えて、こうアドバイスしている。

    「それを意外なところに突っ込み続けていけば、まだまだ良い歌ができますよ。それこそ幸せな状態とか、恋愛について書いたらどうなるのか、とか。まだ突っ込んでいないところはいろいろあるわけですからね。」

    俺は、この言葉を読んで今まで詠んでなかったような事も短歌にしていってみようと思った。

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    2022年08月28日
  • シンジケート[新装版]

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    とにかく、面白くて時間を忘れるほどはまってしまう歌集だ。

    高橋源一郎という人の、解説文も素晴らしい。著者の短歌の魅力を分かりやすく書いている。真実を鋭く見抜く目を持っているのだろう。劉備兄貴に孔明の事を紹介した水鏡先生のようだ。

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    2022年07月31日
  • 短歌ください

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    言葉なんて絵画や彫刻といった芸術には敵わないとどこかで私は思っていた。そうじゃなかった。短歌という31文字の世界は無限大の可能性を持っていた。投稿作品の底知れない凄さを見事に抱きしめて打ち返す穂村弘という人の懐の深さに脱帽した。日本語がまた好きになった。

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    2022年06月17日