穂村弘のレビュー一覧

  • 君がいない夜のごはん

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    自分で使ってるものと同じ響きと綴りを持つはずなのに詩人の言葉はなんでこんなにここちよくなるんだろうか
    感性もそうだけどひとつひとつの言葉の選び方がよかった

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    2022年03月26日
  • 蚊がいる

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    通勤電車の中や家でご飯食べてる時や、フフフと読んでた癒しエッセイ。
    著者はどうしてこうも内気人間の心に刺さる文を書かれるのか… たぶん陽キャの人には (何言ってんのこの人) ってなる内容なんやろな… (遠い目)

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    2022年02月13日
  • 君がいない夜のごはん

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    読書するきっかけになった本。さすが歌人というか、穂村さんの言葉は雑音が多く集中できない時でもするすると入ってくる。どのエピソードも可笑しくて可愛らしく、すっかり穂村さんという人のファンになってしまった。食べ物についてくだらない妄想をする癖、自分にもあるので。

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    2022年02月05日
  • 君がいない夜のごはん

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    この妙チキリンなセンスを分かり合える人と友達になりたい(切実)でも分かり合える前に、わたしたち人見知りだろうから、、、ってこの作品が好きとなるとどんな人か分かってしまう。ような..

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    2022年01月26日
  • 短歌の友人

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    想像を超える奥深い短歌の世界。

    五七五七七だけじゃないんだなぁー。

    と打ちのめされてる暇もない、短歌から広がる人生とは?人とは?という哲学的、本質的な問いかけ。

    人はなぜ短歌を詠み、短歌に感動するのか。

    題材として取り上げられる短歌はどれも素晴らしいけど、一言ではとても言い表せない多様性がある。

    古い言葉だけ使うのが正しいわけじゃないし、特にルールなど存在しない非常に自由な世界に見えた。

    歌人たちの洞察力や観察力、表現力に触れる意味でも、この本は価値観のドアを開いてくれることだろう。

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    2022年01月19日
  • あの人と短歌

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    改めて、歌とは魅力的なものだと感じた。

    鋭敏な感性を持った人たちの対談集は本当にいい読書体験だと思うし、自分の感性も磨いていこうという気持ちになれる。

    制約があるからこそ、表現できるものがあり、短歌はその代表的な形式になる。

    短歌を中心に、際限なく広がっていく話の輪。

    夢の力を見せられる。

    いくつかの魅力的な短歌とも出会えるし、現代的な感性で描かれる短歌の世界は新鮮だった。

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    2022年01月05日
  • これから泳ぎにいきませんか 穂村弘の書評集

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     書評集。
     読んでみたいな、と思わせる文章を書けるというのはすごいことですね。短歌や詩の紹介も多く、この方面になじみのない自分には新鮮でよかったです。
     印象的なタイトルは二階堂奥歯さんという方の発した言葉から。初めて知った方でしたが読んでみたいと思いました。ちょっと覚悟を決めてから。
     

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    2021年12月16日
  • 君がいない夜のごはん

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    ネタバレ

    穂村弘のエッセイを読む。
    過剰な自意識を笑うと、それは自分に返ってくる。
    自分のことなんて他人はそんなに気にしてないぞ。

    穂村弘のエッセイを読む。
    一般常識の前で立ちすくむ姿は、全くもって私の姿だ。
    なぜみんなそんなことを知っているのか。
    どこでそれを知るのか。

    穂村弘のエッセイを読むと、なんだか自分がとても悲しい。
    客観的に見る自分はとても情けない。
    だけど、客観的に見る自分は笑える。
    だから穂村弘のエッセイは面白い。

    この本は食をテーマに書かれた本なのだけど、腐った牛乳を飲んでも気がつかない、味覚が昭和で止まっているほむほむの食に対する姿勢が抱腹絶倒なのである。
    布団の中で食べ

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    2021年10月15日
  • 図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記

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    このタイトルからして、やられてしまう。嵐の音とも風雨とも隔絶され、本に囲まれている。あたたかいのみもののカップを持って、穂村さんのおだやかな声で、本の話を訥々語ってもらっている、そういう一冊。読書好きだったら、こういう、繭のように守られた状況での読書、最高ではないか。少なくとも私はそうだ。今しも、ベッドでココアを飲みながら、これを書いている。熱すぎたココアが’、書いてるうちにちょうどよくなるのを期待して、だ。

    穂村さんの読書日記の空気は、ふたとおりある気がしていて、曇りの日に、居心地のいい部屋でほんの話を聞いてるような、繭の状況での感じ。もうひとつは、中央線界隈や早稲田の古書店を、ふらりと訪

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    2021年09月25日
  • 整形前夜

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    義父の本棚から見つけた。たまたま娘が取り出して読むふりをしていた文庫の中の一冊。
    恥ずかしながらたくさん本を読んできたつもりだが、穂村弘さんを存じ上げず、タイトルも『整形前夜』なにこの方はゲイなの?と思い、読むぞっと腰据える前にググったよね。[穂村弘 ゲイ〕って。
    全然ヒットしなかったけど。


    感想としてはとにかく面白かったの一言。きっとこの方の著者全部読んじゃう!

    あの堅物っぽい義父との共通点見つけちゃったよ。あとがきでも書かれてるけど、やっぱりこのエッセイの中で一番興味深かったのは、「共感と驚異」のところかな。

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    2021年08月16日
  • シンジケート[新装版]

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    フーガさえぎってうしろより抱けば黒鍵に指紋光る三月

    「猫投げるくらいがなによ本気だして怒りゃハミガキしぼりきるわよ」

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    2021年07月19日
  • 図書館の外は嵐 穂村弘の読書日記

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    気になったものを電子書籍で探していて、『連城三紀彦 レジェンド』の2はあるのに無印がない。どうしてかしら?紙で買うか。

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    2021年07月16日
  • シンジケート[新装版]

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    死ぬまで何十回とこの歌集を開くだろう
    喫茶店で初めて読んで、涙を堪えるのに必死だった
    31文字の狂気たち。

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    2021年06月17日
  • 蚊がいる

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    すっごく共感できた。私もふわふわ人間だなぁ〜。
    確信が持てない、正解がわからない。ズレている自覚はある。だからこそ、なんで?ということをたくさん考える。考えたことがズレなく、確実に、表現されているところが、すごい。他のエッセイも読んでみたい。

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    2021年05月18日
  • あの人と短歌

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    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    私は短歌の本を結構持っていますが、なかなか最後まで通読できません。
    穂村弘さんの短歌の講座を受ける機会が数年前にあり、穂村さんの御著書(歌集)も数冊持っていますが、最後までちゃんと読んだのはこの本が初めてかもしれません。

    何で自分が短歌があまり得意でないかと思っていたかは、わかりました。想像力が貧困なせいではないかと思います。
    俳人の小澤實(みのる)さんが「句をうまく読めないのは絵が浮かばないから」とおっしゃっていらして、句より文字数が14文字多くても、私はその辺がダメなのだと思うに至りました。

    でも、この対談集は短歌好きな対談者と

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    2021年05月08日
  • 短歌ください

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    元気なときはもっと元気になる。
    疲弊しているときは染み入るように、こころをすこし修復してくれる。
    一番読み返しているし、ずっと持ち続けていたい本。
    読者投稿モノなので、投稿者のみなさんにとてもお礼が言いたくなります。

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    2021年05月03日
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇

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    短歌はほんとうにたのしい!
    小説も好きですが、好きなページから好きな分量だけ読んだり、何年も経ってから読替えして新鮮な感じ方をしたり、身に覚えのある感情を見事に57577にしている歌に胸を打たれて自分やそのときの感情についてやっと理解できたり。
    言語化したり名前をつけたりするのは、良くも悪くもとても強い行為なのだと気付かされる。
    言葉はとても強いものだから、だいじに扱っていこう。

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    2021年05月03日
  • もうおうちへかえりましょう

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    やっぱり好きだ

    この謎の親近感と胸の中でふわふわしてる思いだったりをこうやって言葉にしてくれる感じ!

    あとがきの永遠の寮、すごくいいな笑

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    2021年04月16日
  • にょにょにょっ記

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    古本屋のおじさんにおすすめされた1冊
    『にょにょにょっ記』

    2月末に職場を退職
    最近は精神科通いの日々

    その旨を軽く古本屋のおじさんに伝えると
    「とりあえずこれ、読んでみて
    バカバカしくておもしろいよ」とのこと

    いざ読んでみると本当に面白かった
    テレビとかYouTubeを観ても笑っていないのに
    笑っていないというか笑えなかった
    でもこの本1冊でゲラゲラ笑った
    久しぶりに声出して笑った
    大袈裟に聞こえるかもしれないが世界が少し明るくなりました

    他の本も読んでみます

    古本屋のおじさん、ありがとう

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    2021年04月07日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイも多数執筆している。
    本書は、2016年に出版され、2017年の講談社エッセイ賞を受賞、2019年に文庫化された。
    私はこれまで、著者の『はじめての短歌』、歌集『ラインマーカーズ』、エッセイ集『蚊がいる』を読んできたが、その歌もエッセイも、著者の鋭敏かつ独特の感性と、それを文字にする表現力があっての作品であるが、本書も、それらが

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    2021年03月05日