穂村弘のレビュー一覧

  • あの人と短歌
    key word 対談集 短歌 ゲストジャンルは様々 牧水すごい 現代近代歌

    短歌はすごい、エッセンスや感性・文法が凝縮されている気がする。だから深く、ゆっくりと味わいたい。好き。でも不安になる。私の一方的な感覚で読んで良いのか…。
    歌集も好きだけど、対談集やエッセイ付きのものは読み人や選者の話...続きを読む
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇
    穂村さんのダ・ヴィンチ投稿のため、傾向と対策を知る参考書と思って取り寄せた 2010-2013年(第31-60回)連載分をまとめた単行本の加筆修正した文庫版 表紙は陣崎草子さん
    ブク友の5552さんも張飛さんもライバルですからねっ

    題詠はほんと苦手、今度のお題は切手だけど思いつかない
    テーマは多彩...続きを読む
  • あの人と短歌
    エッセイストや俳人など、様々な分野の短歌好きな人と対談しているから、短歌の魅力を再発見できる。

    著者の短歌に対する考え方も知ることが出来、短歌を作るうえで参考になるような言葉もたくさんあった。

    一番印象に残ったのは著者が、歌人の鳥居に贈った言葉。彼女の魂を「磁力」に例えて、こうアドバイスしている...続きを読む
  • はじめての短歌
    短歌の良さは日常の常識からのズレ。
    休みの日は、会社の私ではなく私個人として、
    五感を大切に、もっともっと無駄なこと、
    意味の無いことにも目を向けよう。
  • シンジケート[新装版]
    とにかく、面白くて時間を忘れるほどはまってしまう歌集だ。

    高橋源一郎という人の、解説文も素晴らしい。著者の短歌の魅力を分かりやすく書いている。真実を鋭く見抜く目を持っているのだろう。劉備兄貴に孔明の事を紹介した水鏡先生のようだ。
  • 短歌ください
    言葉なんて絵画や彫刻といった芸術には敵わないとどこかで私は思っていた。そうじゃなかった。短歌という31文字の世界は無限大の可能性を持っていた。投稿作品の底知れない凄さを見事に抱きしめて打ち返す穂村弘という人の懐の深さに脱帽した。日本語がまた好きになった。
  • 野良猫を尊敬した日
    久しぶりにほむほむのエッセイを読んだ。
    実はこれ、単行本の時に買って、サインまでしてもらって、だいじ〜にとっておいたんだけど、サイン本は気軽に読めないことに気付いて(笑)文庫版を買ったのです。

    最後の天文部の流星群の話、余韻が最高だった。
    高校の部活の感じと、大人になってから全然会わなくなるという...続きを読む
  • もしもし、運命の人ですか。
    初穂村さん。面白い、好き!
    駐車場の話とか、好意の数値化とか、鹿の山内さんとか。
    夫にも薦めたいって思うけど、男の人が読むとまた違う感想なのかな。
    そんな穂村さんの奥さんがどんな方なのかも気になるところ。
  • 鳥肌が
    世の中にこんなに、こわいと感じることがあるとは。
    とは言えど、『怖い』というより『コワい』と表現する方がこの場合しっくりくるような気がします。
    目のつけどころが違います。歌人だからでしょうか。
    穂村さん、面白すぎです。
  • にょっ記
    とても、とても好きな本だった。
    小さくて、可愛らしいんだけど、ふとした時に下ネタが入ってきたり、俗っぽくなるところが、そういうところがものすごく“普通”な感じがして好き。

    特に良かったのは、
    真夜中に、ぬいぐるみたちに通知表を配る日。
    分かる!!
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇
    「どこにでも行ける気がした真夜中のサービスエリアの空気を吸えば」サービスエリアって特別な感覚になる。嗅覚も聴覚もとても澄んでほんとうにどこまでもどこまでも行けるよう。人工物の匂いから自然が救い出してくれるような、どこか懐かしい香り。不可思議で少し足がすくむ感覚。思い出してアンニュイな気分になった

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  • にょにょにょっ記
    好みの表現が多かった。
    くすっと笑えて、本の中で散歩をしているようなわくわく感を味わえる。
    シュールな笑い好きさんには、ぜひ読んで欲しい本。
  • シンジケート[新装版]
    最初、全く意味が分からなかった。

    穂村弘さんの作品は初めてだし、そもそも、短歌の歌集を読むのも実は初めてで・・・最後の記憶は、中学校の国語の教科書だったろうか。

    「あれ、短歌ってこんな感じだったっけ?」というのが、まず思った印象で。
    穂村さんを知ってる方には、本当に申し訳ないのだけれど。

    それ...続きを読む
  • 君がいない夜のごはん
    自分で使ってるものと同じ響きと綴りを持つはずなのに詩人の言葉はなんでこんなにここちよくなるんだろうか
    感性もそうだけどひとつひとつの言葉の選び方がよかった
  • 蚊がいる
    通勤電車の中や家でご飯食べてる時や、フフフと読んでた癒しエッセイ。
    著者はどうしてこうも内気人間の心に刺さる文を書かれるのか… たぶん陽キャの人には (何言ってんのこの人) ってなる内容なんやろな… (遠い目)
  • はじめての短歌
    なんとなくで感じていた詩歌の良さが分かりやすい言葉で説明されていて、とても良かった。
    生きのびることと生きることは別物で、私が時折感じる社会に馴染めない感覚は私の中で大切にしていて良いんだ。
  • 君がいない夜のごはん
    読書するきっかけになった本。さすが歌人というか、穂村さんの言葉は雑音が多く集中できない時でもするすると入ってくる。どのエピソードも可笑しくて可愛らしく、すっかり穂村さんという人のファンになってしまった。食べ物についてくだらない妄想をする癖、自分にもあるので。
  • 君がいない夜のごはん
    この妙チキリンなセンスを分かり合える人と友達になりたい(切実)でも分かり合える前に、わたしたち人見知りだろうから、、、ってこの作品が好きとなるとどんな人か分かってしまう。ような..
  • 短歌の友人
    想像を超える奥深い短歌の世界。

    五七五七七だけじゃないんだなぁー。

    と打ちのめされてる暇もない、短歌から広がる人生とは?人とは?という哲学的、本質的な問いかけ。

    人はなぜ短歌を詠み、短歌に感動するのか。

    題材として取り上げられる短歌はどれも素晴らしいけど、一言ではとても言い表せない多様性があ...続きを読む
  • あの人と短歌
    改めて、歌とは魅力的なものだと感じた。

    鋭敏な感性を持った人たちの対談集は本当にいい読書体験だと思うし、自分の感性も磨いていこうという気持ちになれる。

    制約があるからこそ、表現できるものがあり、短歌はその代表的な形式になる。

    短歌を中心に、際限なく広がっていく話の輪。

    夢の力を見せられる。
    ...続きを読む