穂村弘のレビュー一覧

  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    え、短歌って自分にもできるんじゃ? って思わせてくれるようなかるーいタッチが魅力的。読みやすいし、なぜか有名人のイラスト付きだし、のほほんとしながらうまくなれそうな気がします。

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    2012年02月21日
  • 短歌の友人

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    歌論というものを初めて読む。この人にとって、あるいは歌人にとって、歌というものはそうゆうものなのか。「ひとつのものがかたちをかえてるだけ」。個人的に色々示唆されるものが多い。引用されてる歌集を読んでみたくなった。

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    2012年02月18日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    沢田康彦氏主宰の短歌同人「猫又」投稿作品の数々を、穂村弘・東直子両氏とともにコメントしていくという対談形式の短歌入門書。の第二弾。の文庫化。こっそり意外な著名人の歌もあってうれしい。そこのあなた、短歌って古くさいものだと思っているなら本書をご一読あれ。日々のくらしの中で、言葉はこんなにも、軽やかで、楽しい。

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    2012年01月29日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    有名無名年齢性別既婚未婚等一切不問のファックス&メール短歌の会「猫又」。穂村&東の人気歌人ペアと「猫又」主催者が、短歌について語ります。

    このシリーズ(もう一冊は『短歌があるじゃないか。』)のおかげで、私は短歌に目覚めまることができました! 
    というわけで、まずはお礼を言いたい。どうもありがとうございます。

    いやー、短歌がこれほど面白いものだとは知らなかった。
    というか、この本を読むまでは、一体何が短歌の良し悪しなのか、そもそも自分が短歌を良い・悪いで判断できるのかすらわからなかった。
    でも、このシリーズを読み進めていくうちに、自分が短歌を読める(詠めるではなく)ことがこんなに面白いものな

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    2011年07月07日
  • 求愛瞳孔反射

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    はじめて、息がとまるかとおもった詩集。
    粘膜の感触や汗に濡れた背中の熱い体温、「喧騒の中で世界にふたりきり」な感覚、時が静止して永遠にすら思えるような一瞬、そういうのがぐぐぐっと立ち上がってきて、眼の裏が灼けるよう。
    キッチュで幼くてしかしものすごくえろい。乱雑で清らか。
    言葉が完璧なリズムで暴力的に美しく迫ってきて、
    この世界に恋してしまう。
    うっとり。

    そう、ここから穂村弘に取り憑かれたのでした。

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    2011年08月26日
  • 求愛瞳孔反射

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    詩集を買ったのは初めてです!
    文芸部の先輩に勧められて読んでみました。

    全身全霊で恋をした人なんだなあと。
    ほどよくえろで、でもそれが全然不快じゃない。

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    2013年01月06日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    穂村さんと東さん、大好きな2人の歌人がどんなふうにほかの人の短歌を詠むのか、すごく興味があって読みました。たった三十一文字の中に世界の一瞬を閉じ込める。歌人という人たちは、自分の内と外を誰よりも真摯に見つめる技術を持った人種だと思う。
    一瞬の閃き、それを生かすための技巧。何よりも、短歌という表現への愛情。2人の魅力にしっかりと触れることができる本です。

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    2010年03月25日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    一つ一つが短く読みやすい語りだった。
    疾患を持つ当事者の目線で、
    病に対する恐怖や受け止めが語られていて
    医療従事者として興味深かった。多分明日からの仕事に生きていくと思う。
    また、生とか何か、と思いを巡らせるいい機会にもなった。

    穂村さんの感受性と温かな語りが心地よかった

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    2025年12月14日
  • もしもし、運命の人ですか。

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    何言うてるん?な連続でニマニマしてたら読み終わってた。穂村さんだから許される。
    文面だけ読むと、確実に怪しい人やのに、会いたくなるし、色気も感じる。不思議

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    2025年12月11日
  • 短歌ください 双子でも片方は泣く夜もある篇

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    「ダ・ヴィンチ」連載の短歌投稿企画。穂村弘が選者なので、本人の短歌はないのだけれど、講評だけでも十分、楽しめる。

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    2025年11月17日
  • よくわからないけど、あきらかにすごい人【毎日文庫】

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    穂村弘さんと彼の憧れの方々との対談集(2014~2015に連載の内容)。お相手は谷川俊太郎、宇野亞喜良、横尾忠則、荒木経惟、萩尾望都、佐藤雅彦、高野文子、甲本ヒロト、吉田戦車という錚々たる方々である。

    穂村さんは自分より10歳近く年上だが、同じ時代を追いかけてきたという感覚はあり、いずれの対談も共感するところが多かった。驚いたのは、佐藤雅彦さんが穂村さんの文章を写経していたという話。他にも、萩尾望都さんの「11人いる!」の続編のネタバレとか。

    また、期せずして、YouTubeチャンネル「三宅書店」で高野文子さんの『るきさん』が紹介されていたのを観て、共時性を感じた。読んでみようと思う。

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    2025年11月16日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    穂村さんが眼の病で悩んでおられたとは知りませんでした。小さな頃からメガネ生活で、ご親族も失明を経験された方がいらっしゃるそうです。目に関する歌(ほむらさん以外の詠み手も)や主治医との対談など、盛りだくさん。いつもの軽やかなほむほむさんとはまた違う一面を知って、ますます詠まれる歌にも深みを感じます。

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    2025年11月08日
  • にょにょっ記

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    神保町の古本市で、たまたま立ち寄った店でたまたま見つけ、たまたま知っていた「穂村弘」という名前(永井玲衣さんの本で見かけた)と、たまたま見たことのあるフジモトマサルさんのイラスト(村上春樹さんの本で知った)と、たまたま西加奈子さん(好きな作家の1人)の文も収録されていることもあり手に取った。

    穂村さんの「歌人」という肩書きからすると、最初の一冊として読むのは変化球なのかもしれない。蕎麦屋のカレーみたいなものか。でも「この人の話は面白いな」と思うには充分すぎる内容だった。これだから古本探しはやめられない。

    本との出会いは人との出会いに似ている。たまたま知り合った人の話がとんでもなく面白かった

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    2025年11月05日
  • 蛸足ノート

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    ビックリしたのが若い人だと思ってたけど、読み進めて、あれ?60代超えてるの?と思った。文章がおじさんらしくなくスッキリで説教くさくない、おじさん特有の自虐的卑屈さもなくヘヘっと笑ってそうな文章力が魅力的な人。
    それを踏まえて奥様とのやりとりもチャーミングでお互いをよく見ていてよく話を交わして、よくある真実の愛や愛してる心から!なんて愛を語る事はハリボテでこの二人の間にある事こそが、愛というべきものだと思う。
    唐突な話をしてもよく聞いて、見ている世界が違っても受け入れて、謎だとしても謎だなぁとしみじみして、こんなに話をしている二人なのに、ずっと一緒だったのにこんな事知らなかったと新たな相手の側面

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    2025年10月31日
  • 満月が欠けている  ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―

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    短歌自体はあまり読まないし詠まないのですが、穂村弘さんの短歌に対する優しいコメントが好きです。
    はじめて穂村さんのエッセイを読んだけど、面白かった。

    穂村さんはけっこうダメ人間な感じで四十代まで来て、「社会の片隅で、役に立たない自分が役に立たないことばかりを考え続けた結果が、現在のものを書く職業につながっているのかもしれません」と書いてある。
    「けれども人間の最終的な目標は生きるのほうのはずです。多くの人が死ぬときに後悔するのは生き延びることに資源を割き過ぎたということなんですね。「もっと純粋に生きることに熱中すれば良かった」と思う。」

    ゆっくりと考えさせられました。

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    2025年11月01日
  • 君がいない夜のごはん

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    言葉あそびがさいこう。逆ソムリエはほんとにキャッチーすぎる。

    解説にあるように、なんか自分下なんですけど、、っていうふりをするのがすごく得意なのずるい。

    穂村弘さんの本たくさん読みたいな。

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    2025年10月24日
  • 短歌のガチャポン、もう一回

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    短歌ってこんなに深いのか面白いのか!と解説によって余計解釈が広がる
    モヤモヤした心にふんわりするものが多かったし、各人の作品をもっと読みたくなる

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    2025年10月22日
  • 迷子手帳

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    歌人・穂村弘のエッセイ

    本作は、北海道新聞で連載中の「迷子手帳」をまとめたものです。

    ・世界がゆがむ
    嘘がもつ暴力性のお話。といっても嘘には物理的な暴力の力はない。嘘が発覚したときのあのぐにゃりと現実がゆがむような気持悪いあの感覚、それは嘘がもつ怖さのひとつ。

    ・恥ずかしい記憶
    誰もがひとつや二つ持ってる忘れたいほど恥ずかしい記憶。特にそれが自我大爆発期の学生時代のものとなると恥ずかしさレベルもグンと上がるというものです。でも、不思議なもので、他人のそうした記憶の話は涙が出るほど笑えるものがあったりあします。穂村さんのそれもなかな面白いお話なので、このエピソードは人前では読まないように。

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    2025年10月22日
  • 短歌ください 海の家でオセロ篇

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    妙に生活感のあるものから、ぶっ飛んだ想像力が迸ってるもの、単語の繋がりの捻れきっているものまで。短歌の懐の深さを感じた。

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    2025年10月19日
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    始めのうちは「考えすぎだよ、穂村さん。」と思っていた。読み進めていると、こわさが増幅されてきた。自分の中に穂村さんがいる?こわい、こわい、こわい。文だけでなく、挿絵もこわい。こわすぎる!「原材料という不安」「鹿の上半分」にゾワゾワ。が、なぜかほっこり!

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    2025年10月19日