穂村弘のレビュー一覧

  • 短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門

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    短歌って面白い!作らなくても読んでるだけでも良いんだな。
    女子プロ短歌が面白すぎてズルい!!と言いたくなる。

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    2013年08月21日
  • 整形前夜

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    精度のいい好意のセンサーをわたしも欲しかった。こういう計算のできる男の人はいいんでしょうね。悔しいけれど。

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    2013年07月26日
  • 整形前夜

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    『目先の欲望や安楽に負けるから、そのつけを後で支払うことになるのだ。
    「今」をきっちり生きることができないために、そこから先の未来が次々ち腐ってゆく。』

    『日常的に私がしていることで、女性たちが未体験とか、踏み込めないとか、想像できない習慣や文化って何かあるだろうか。
    ズボンは殆どの女性が穿いたことがあるだろう。
    化粧をしていない感覚も知っている。
    髭剃りはどうか。
    産毛は普通に剃っているだろう。
    ネクタイと云いたいが、会社員をやめてからは私もしていない。
    褌も締めたことがない。
    なのに最近では女性用もあるらしい。
    うーん、私が知っていて彼女たちが知らないことは、ひとつもないじゃないか。
    こちらは知らないことだらけなのに、何だか、申し訳ないような、悔しいような気持ちになる。
    そのような体験のアンバランスを一発でチャラにしてしまうようなら男らしくて凄いものってないだろうか。
    そうだ。
    刀を持ち歩こうかな。』

    『女性たちは特別な事情や理由などとは関係なく、自然にどんどんオーガニックになっていくようだ。いや、女であること自体が特別な事情なのかもしれない。
    彼女たちは、食だけではなくて、漢方とか鍼とか骨盤体操とかピラティスとかアロマテラピーとかヘッドスパとかゲルマニウム温浴とか町内洗浄とか、凄まじい切実さかつ貪欲さで、生活の改善と洗練に向かって突き進んでいるようだ。』

    「男の側からすると、つるつるすべすべでいい匂いの相手と抱き合えるわけだから、それは嬉しいけど、女性からみると、いつも自分よりごつごつざらざらしたものと抱き合うことになって、それは『損』なんじゃないの?」
    「それがいいのよ ー ああ、私って女だ、って実感できるから」

    『男女の違いの中心にあるのは、自らの身体というものへの想いの差ではないか。』

    『こんなめにきみを会わせる人間は、ぼくのほかにはありはしないよ』

    『「雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さずに裸足で来やがって」
    「あのこ紙パックジュースをストローよ穴からストローなしで飲み干す」
    どこか共通性が感じられませんか。日常のしょうもないほど些細な行為のなかに、やはり圧倒的な自由の煌めきなあると思います。』

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    2013年07月15日
  • 整形前夜

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    当人曰く「ぴんとこない戦いの連続」という日常や、言葉や文学に関することごとの集積。
    前者などはうっかり電車内で読んでいると口元が緩んで危ない。
    でも、今回特に惹かれたのは後者のほうだ。
    太宰治やレイモンド・チャンドラーからの引用、考察にはほとんど感動した。

    ほむほむ、かっこいい。

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    2013年05月31日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    ネタバレ

    ダヴィンチに「短歌ください」を連載している穂村弘らによる短歌本。現代短歌の一つの流れに身を投じるのによい。短歌を作ったことがなければ始めるきっかけになるかも。現代短歌の一つの流れを理解するのによい。多くの短歌会が高齢化で縮小を余儀なくされている中、新しい短歌の流れを作るきっかけになるかも。

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    2013年05月03日
  • 短歌の友人

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    短歌論。与謝野晶子、斎藤茂吉の時代から現代に至るまで、様々な時代の短歌が取り上げられている。これまで短歌に触れた経験がなかったので、一つ一つの作品が新鮮で面白かった。短歌は言葉遊びやパズルの印象が強かったけど、作者の世界を見る視点、観察眼を垣間見る楽しみもあることを知った。

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    2016年08月15日
  • 整形前夜

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    ほむほむの文庫化したものはかなり読んでいるが、今回にしてようやく中島らもを思い出した。
    ポップでメロウで唾棄すべき人間への愛と金言に満ちている言葉たち。

    ・好きという気持ちを確認できればセックスなど必要ない。でも確認するにはそれしかない。
    ・逸脱するものこそ本当に生きようとしているのではないか。
    ・フィリップ・マーロウのピンクの虫のエピソード。
    ★「共感(シンパシー)」と「驚異(ワンダー)」。
    ・言葉(以前のエネルギー)が勝手に跳ねまわる度合い。詩歌>純文学>エンターテインメント小説。
    ・我々の生に「変」の可能性が含まれていることが文学を生みだしたのでは。
    ・次の一瞬にまったく無根拠に生を奪われる可能性を、経験した人のすごさ。
    ・「生きる」ための言葉(詩)を包み込むようにして「生き延びる」言葉たち(新聞のように実用的)がある。
    ・まずは「生き延びる」ことだ。「生きる」のは明日でいい。こうして、「生きる」は一日ずつ後ろにずれていく。

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    2013年01月27日
  • 整形前夜

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    良いタイトル。

    なんだかんだ言って、まともな一人の大人である。

    思春期の心細さを、持ったままきてしまっただけで。

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    2012年10月11日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    う~ん、やっぱり面白いっ!
    私はこのシリーズ(『短歌はじめました。』『短歌があるじゃないか。』。執筆者はこの本と同じ)で短歌を読み始めた人間なので、その続編にあたる本作が出たときは「また『短歌~』シリーズが出たんだ! やったーーー!」と心の中で一人歓声を上げたくらいなのである。
    (この本に収録されているものと『短歌があるじゃないか。』で収録されている内容が、半分ほど被っていると知ったのは、もう少し後のこと)

    短歌同人・「猫又」メンバーの提出作品を、主催の沢田さんを進行役に、穂村・東の両氏が批評するという体制のこの本。
    相変わらず、よく言えば肩の力が抜けた、悪く言えば脇が空きすぎな短歌たちが、にぎやかにそして時に真剣に評されていく様子がたいへん面白かった。

    たとえばこんな歌。

    君と乗る深夜のタクシー窒息しそう閉じ込められた好き好き好き好き   本下いづみ
    いいでしょう? どれもこれもそれらもね ほんのわたしの あれ なんですわ   平田ぽん
    君の字がやけに綺麗で風鈴の音も忘るる残暑のころに   清野ゆかり

    全体的に、プロの歌のような「完成度」はそこにないものの、伸び伸びとした印象を受け、読んでいるうちに同人それぞれの性格も見えてきて、大変親しみやすい。
    穂村・東両氏の的をついた批評も、歌の「読み」にぐいぐい分け入ってくれて、歌を読む可能性の大きさを感じる。穂村さんがドライ、東さんがウエット、と作風が正反対なことも、批評に良く作用していると思う。進行役の沢田さんのツッコミの上手さも○、です。

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    2012年08月29日
  • 短歌の友人

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    ネタバレ

    エッセイしか読んでなかった人が読むと衝撃。
    穂村さんのすごさが分かる。
    短歌ってこんなに面白い。

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    2012年03月27日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    え、短歌って自分にもできるんじゃ? って思わせてくれるようなかるーいタッチが魅力的。読みやすいし、なぜか有名人のイラスト付きだし、のほほんとしながらうまくなれそうな気がします。

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    2012年02月21日
  • 短歌の友人

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    歌論というものを初めて読む。この人にとって、あるいは歌人にとって、歌というものはそうゆうものなのか。「ひとつのものがかたちをかえてるだけ」。個人的に色々示唆されるものが多い。引用されてる歌集を読んでみたくなった。

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    2012年02月18日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    沢田康彦氏主宰の短歌同人「猫又」投稿作品の数々を、穂村弘・東直子両氏とともにコメントしていくという対談形式の短歌入門書。の第二弾。の文庫化。こっそり意外な著名人の歌もあってうれしい。そこのあなた、短歌って古くさいものだと思っているなら本書をご一読あれ。日々のくらしの中で、言葉はこんなにも、軽やかで、楽しい。

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    2012年01月29日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    有名無名年齢性別既婚未婚等一切不問のファックス&メール短歌の会「猫又」。穂村&東の人気歌人ペアと「猫又」主催者が、短歌について語ります。

    このシリーズ(もう一冊は『短歌があるじゃないか。』)のおかげで、私は短歌に目覚めまることができました! 
    というわけで、まずはお礼を言いたい。どうもありがとうございます。

    いやー、短歌がこれほど面白いものだとは知らなかった。
    というか、この本を読むまでは、一体何が短歌の良し悪しなのか、そもそも自分が短歌を良い・悪いで判断できるのかすらわからなかった。
    でも、このシリーズを読み進めていくうちに、自分が短歌を読める(詠めるではなく)ことがこんなに面白いものなのか、と気づくことができた。

    この本では、「猫又」のメンバーが作った歌を、人気歌人の穂村さんと東さんが愛ある(?)評でコメントをつけ、主催の沢田さんが進行係みたいな形の対談集形式になっている。
    「猫又」のメンバーはほとんど素人で、どうやら澤田さんもそこまで短歌に詳しくない人のようなので(本歌取りを知らないくらいだから・・・)、初心者でも気軽に読める。

    対談形式なのでかなり読みやすく、肩肘張らずに読める短歌の本。また、評者が複数なので、ひとつの歌でも人によって解釈が違うのだ、ということが自然にわかっていいと思う。

    本はずっと好きで、人生の友だった。
    けれど、短歌のことはこの本ではじめてきちんと向き合った気がする。
    新しい世界を開拓できたことがうれしい一冊だった。

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    2011年07月07日
  • 求愛瞳孔反射

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    はじめて、息がとまるかとおもった詩集。
    粘膜の感触や汗に濡れた背中の熱い体温、「喧騒の中で世界にふたりきり」な感覚、時が静止して永遠にすら思えるような一瞬、そういうのがぐぐぐっと立ち上がってきて、眼の裏が灼けるよう。
    キッチュで幼くてしかしものすごくえろい。乱雑で清らか。
    言葉が完璧なリズムで暴力的に美しく迫ってきて、
    この世界に恋してしまう。
    うっとり。

    そう、ここから穂村弘に取り憑かれたのでした。

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    2011年08月26日
  • 求愛瞳孔反射

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    詩集を買ったのは初めてです!
    文芸部の先輩に勧められて読んでみました。

    全身全霊で恋をした人なんだなあと。
    ほどよくえろで、でもそれが全然不快じゃない。

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    2013年01月06日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    穂村さんと東さん、大好きな2人の歌人がどんなふうにほかの人の短歌を詠むのか、すごく興味があって読みました。たった三十一文字の中に世界の一瞬を閉じ込める。歌人という人たちは、自分の内と外を誰よりも真摯に見つめる技術を持った人種だと思う。
    一瞬の閃き、それを生かすための技巧。何よりも、短歌という表現への愛情。2人の魅力にしっかりと触れることができる本です。

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    2010年03月25日
  • 短歌ください 君の抜け殻篇

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    美術館で色んな画家の作品を観て回るのに似ている。
    ぱっと見で何故か気に入るもの、立ち止まってよく考えてみたくなるもの、考えても全然わからないもの、解説を読んでなるほどとなるもの。
    たった数十文字で色んな世界が感じられて面白かった。

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    2026年10月11日
  • 短歌ください 海の家でオセロ篇

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    「うさぎ鳴き声」で検索を<手術中>ランプの照らす廊下の隅で
    弁当におかずをつめるとき僕は少し未来の僕に寄り添う
    冷凍の牛や魚がピュンピュンと夜の高速を流れていく
    あのうるさいサイレンを祈りながら待つ人がいるどこか近くで
    クッキーに目を描いてゆくその間わたしは微かに神さまになる
    郊外のでかいすき家で明けてくる空に起動音がある感じ

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    2026年10月05日
  • 短歌のガチャポン、もう一回

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    「短歌のガチャポン」再び。

    穂村弘さんが厳選された明治から令和までのときめきの短歌たち100首。

    前作同様、最初数十ページは短歌と共に素敵なイラストが描かれていて、その後は見開きで右ページに短歌、左ページに穂村弘さんによる解説が描かれています。

    本作は前作と比べて、アマチュアの作品が多かったように感じました。
    それでも穂村さんは、投稿者の別の作品も解説の中で紹介されていて、たとえ投稿歌・掲載歌であっても、作者や作品を覚えていてもらえるというのは、幸せなことだなぁと思いました✧*。
    プロ、アマ関係なく、日常のふとした瞬間に蘇る。
    それこそが、短歌の良さなのかもしれない(՞ ᴗ ̫ ᴗ՞)
    そして、投稿者のペンネームにも遊び心を感じて印象に残りました✧*。

    ペンネームといえば、歌人・俳人・作家・エッセイストとして名を知られているくどうれいんさん。
    私はまだ著作を読んだことがないのですが(読みたいとは思っている)、ペンネームだと思っていたら、まさかの本名なんですね…!
    短歌から知る驚きエピソードでしたΣ(°д°ノ)ノ

    実は先日、文学フリマに行って来たのですが(どこかで詳しく書けたらいいなと思っているエピソード)その時にお会いした歌人さんの短歌も掲載されていて、しかもそれがお子さんに関する短歌で個人的にとても嬉しかったです‪(*ˊᵕˋ* )♡
    (読んでからお会いしたかった気もするが)

    結句に「まだ生きている」と置くことで、生を実感する歌も数首掲載されていて、結句は全く同じなのに、作者によってその瞬間が全然違っていて。
    結果として全く違う味わいになっていて、その違いがとても面白く感じられた。

    そして、前作で驚いた数式の歌!
    なんと本作にもありました!
    私もこういうことを考えられる人間になりたいなぁ( ˊ꒳ˋ ) ᐝ

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    2026年09月23日