穂村弘のレビュー一覧

  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)

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    何気ない日常のなかで、急に背筋が寒くなる瞬間がある。
    目の前の風景がぐにゃりと歪んで見える瞬間がある。
    でもそれはほんの一瞬で、そう感じたことも見えたことも長くは覚えていないことが多い。
    そうした誰にでもあるであろう瞬間を繊細に言語化できるのが穂村さんであり、優れた歌人である所以なんだろうなぁ。


    ちなみに私は、自分以外の周りの人が全て演技をしている、仕込まれているのではないかと思う瞬間(特に観光地などで)と、実は三次元に生きる自分よりも高次元に生きる別の生物がいて、三次元の自分が二次元の漫画を読んで楽しむように、高次元の生物が三次元の自分の悲喜交々を見て楽しんでいるのではないかと思う瞬間が

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    2019年09月16日
  • 整形前夜

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    今回のエッセイは言葉や本についての話が多くて、共感出来ることが沢山ありました。まさにその”共感”ということについても語ってあって考えさせられることも。この方のエッセイは自分の中で言葉に出来るほどハッキリしていない、もやもやした何かを言葉に表してくれて、さらにそれを面白く表現してくれるのでスッキリと笑いが同時に得られて非常にお得だと思います。

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    2019年09月15日
  • 異性

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    好きと思ったならば相手が10キロ太っても好きと言えるか。
    性格と容姿は比例する事が多い。
    内面より外見を褒められる方が人はうれしい。
    女子は頑張ってお洒落して化粧をしているからデート代は男が出すべきだと考えられる。奢られる女は頑張った努力の対価。
    割り勘男は奢られ女を誘わないし、おごり男は割り勘女を誘わない。
    男は変化を望み、女は固定を望む。
    私を女は子供に主張し、男はコレクションに転移させる。
    〇〇の父親ですとあまり言わないし、△△コレクターのなんとかですと女は言わない。
    別れ際の摩擦係数を下げるために本気で愛していた時期があったことにする。
    女は非日常を常に求めているが男は日常を得るために

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    2019年08月25日
  • 鳥肌が

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    ぞわっと鳥肌が立つような、じわっと(当人にとってのみ)怖く感じることについて書いたエッセイ。ものすごく共感出来ることも多々あり。基本世の中にびびりながら生きている点に親近感を覚えます…。

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    2019年05月24日
  • 整形前夜

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    ほむほむと穂村弘。この『整形前夜』は穂村弘成分が多め。生きる=驚異(ワンダー)。中二病の源泉をみる。

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    2019年05月04日
  • にょにょっ記

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    ネタバレ

    むちゃくちゃ好きでした。説明するのも野暮なくらい。短い言葉にエッセンスがつまっていて笑ってしまう。もっと肩の力を抜けるんじゃないかと思えてくる。ありがとうございました。

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    2019年05月04日
  • 結婚失格

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    ネタバレ

    離婚協議中の私が、離婚エッセイを読んでみました。
    枡野さんは昔から好きだし。

    離婚はつくづく十人十色。
    結婚よりずっとバリエーションが豊富だよね。「豊富」と言うと、自分でもなんだか悲しく響くけど、でも実際子ども有無からバリエーションは無数にあって、私と誰かの離婚が同じなんてあり得ないんだろうなー。

    お子さんと会えなくなった枡野さんは本当にかわいそうで、読んでいる私もその場にうずくまりそうになったくらいだったけど、こうして公の場に晒される元奥様やお子さん達にもやはり同情してしまう。

    そして、解説の映画評論家の町山さんが厳しい。鋭い。
    町山さんもおもしろい方だな。町山さんの著作もちゃんと読み

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    2019年03月03日
  • もうおうちへかえりましょう

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    あいかわらず かっこわるかわいい
    面白かったー
    特に、煉獄、あるいはツナサンドイーター
    とか

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    2019年02月25日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    FAX短歌会「猫又」に投稿された作品をもとに、短歌のつくり方を論じた入門書。「動詞は三つまで」「ルビは使うな」「さえ、すら、もはダメ」など参考になった。最後に、短歌には「驚異」が必要だということを肝に銘じよう。

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    2019年02月17日
  • 結婚失格

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    ネタバレ

    妻に離婚を迫られているAV監督速水の物語だが、中に挟まれる書評は実在の本について。
    どこまでホント?とか思いつつ読み進めると、後ろ三分の一は「あとがき」として枡野浩一の実際の状況と、枡野に加え、穂村弘と長嶋有の特別寄稿。そして枡野の短歌30首。最後に映画評論家、町山智浩の解説、という変わった本。
    最後の解説で、一気に読者のひっかかりがクリアになる感じ。穂村弘の指摘もするどい。
    枡野浩一について、本人が一番わかっていないっぽい。
    一言で言ってしまえば、だから奥さんがあのような形を取ってでも離婚したんだね、ってこと。
    この人の短歌は嫌いじゃないけど、人としてはね~。
    むしろ、発達障害系空気読めない

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    2019年02月05日
  • もうおうちへかえりましょう

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    あるあるが止まらない本。自分のことを深掘ったらこういうことを思うんじゃないかと、自分のあり得た人格のひとつが筆者なんじゃないかと思わせてくれるほど、言語化できなかった何かを、言葉にしてくれ、ユーモアをもって書いてくれいて、なんだか救われる本でした。

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    2019年01月17日
  • 短歌の友人

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    短歌教室通いのための予習。
    いつものエッセイとはだいぶ趣が違っていて、じっくり読まないといけない内容。
    今まで読んだことのない短歌、味わい方に触れることができ初心者にとってはありがたい。

    逃げてゆく君の背中に雪つぶて 冷たいかけら わたしだからね 田中槐
    きっときみがぼくのまぶたであったのだ 海岸線に降りだす小雨 正岡豊
    こなごなの夏の終わりのはじまりの、ひかり、ひかり、ひかり、ひかり、ひかり 早坂類
    怒りつつ洗うお茶わんことごとく割れてさびしい ごめんさびしい 東直子
    洗濯機のレンジのビデオデッキのデジタルの時間少しずつずれてる もりまりこ

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    2019年01月12日
  • 異性

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    恋愛における男女の違いや傾向を
    2人がリレー形式で語るエッセイ。
    男女2人が交代で書いてるから
    互いに気づかされる事も多く、
    読む側も共感したり驚かされたり。
    楽しかった。
    飲み会で止まらなくなりそうな議題!

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    2019年02月23日
  • 結婚失格

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    妻とのケンカ中に読む。著者をモデルにした小説風、書評風。みんな自分は正しいと思うものなのだ。

    (300)

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    2018年10月12日
  • にょにょにょっ記

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    3冊連続読みして、あっというまに終わってしまったぁ~。

    せっかく良いワールドを見つけ、これから楽しめるぞ~と思ったのに。残念。

    やっぱり、この挿絵あっての「にょ」なのだな。

    にょにょにょ~(涙)。

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    2018年10月05日
  • にょにょにょっ記

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    いろいろあってクサクサしているとき、あんまり長い話や重い話を読めそうになくて、またもやすがりたくなる穂村さん。今回は解説代わりのほかの人のにょっ記がないのが残念だけど、のっけからやっぱり笑ってしまう。改行による見事なオチ。凄いセンスだなぁ。なんでこんなにオモロイんだろう。国語のテストよりもあなたのほうがよほどシュール。森見さんを読むときにも思うことですが、「しゅぱっと」とか「みょんみょん」とかの擬態語に私は弱すぎる。好きすぎて、ニヤけた顔が元に戻らない。100ハイジぐらいの元気、いただきました。ありがとう。

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    2018年09月05日
  • 鳥肌が

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    いつもの穂村さんだが本書は恐さをテーマにまとめられている。感覚がかなり近いので、その恐さよく分かるよ。

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    2018年08月17日
  • にょにょにょっ記

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    穂村さんの文章に感情が引っかからない時、あるいは軽くすっ飛ばして読んでしまう時は、あまり良くない精神状態だと思うからその日の予定をキャンセルしてぷらっと遠出でもしよう。自分にとってちゃんと生き延びるではなく生きているかどうかを判断するリトマス試験紙でありバイブルだ。

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    2018年07月26日
  • にょにょっ記

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    正直に言います。冊数稼ぎのために手に取りました。実際、1時間もかからずに読むことができます。

    だけど。笑った笑った。直前に読んだ本があまりにヘヴィーで(好きなんですけど)、ずどんと落ち込んでいた気持ちを一気に明るくしてくれました。

    歌人の穂村さんの書くものは、歌だけじゃなくて何でも楽しい。日記形式の本作は、どこまでがホントなのだか、もしかしたら『現実入門 ほんとにみんなこんなことを?』のようにすべてがホラなのかも。しかし『絶叫委員会』のようにふきだしてしまうことも多数。いやはや楽しい。

    この人が言うと、たとえ下ネタでも下品にならないのがすごい。金玉挟まれて「ぎゃん」という、この経験は女性

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    2018年05月15日
  • 鳥肌が

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    ネタバレ

    ほむほむこと歌人の穂村弘さんの‘恐怖’をテーマにしたエッセイ。講談社エッセイ賞受賞。

    子供の頃から怖がりの私にはドンピシャな本でした。
    次々繰り出される恐怖エピソードにいちいち共感、というか共震(恐怖なだけに(* ̄∇ ̄*))しまくり。

    ちょっと怖がりで心配性な人のあるあるエピソードから、ある意味病的で読んでいると『鳥肌が』立ちそうなものまで。
    共通するのは自分や他人、それを含む‘世界’の訳の分からなさ。分かっているはずのモノが突然分からなくなる、そんな恐怖。
    私が一番怖くて面白いと思ったのが穂村さんの友人の話。

    ‘私の友人がある日ひどく怒っていた。
    「ビール券なんか送ってきたんだよ」

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    2018年04月27日