あらすじ
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明治から令和まで、新たな100首が登場!
「バスの中で、或いは珈琲を飲みながら、或いはトイレに起きた明け方に、誰かの短歌を思い出すことがある」(「あとがき」より)。
現代短歌のトップランナー・穂村弘がふと思い出して嬉しくなったり、たまたま目に飛び込んできて「いいな」と思った100の短歌を集めた一冊。話題の前作『短歌のガチャポン』から時を経て、明治から令和までのきらめく100首が新たに登場!
例えば……。
乱気流に突入します、すみません機長は乱気流が好きなので(ぬぬ)
大河に投げんとしたるその石を二度みられずとよくみいる心(中原中也)
枕木の数ほどの日を生きてきて愛する人に出会はぬ不思議(大村陽子)
男性は土俵に入ってよい しかし土俵の外に出てはならない(田村囲)
友達の遺品のメガネに付いていた指紋を癖で拭いてしまった(岡野大嗣)
前作に続きメリンダ・パイノ氏による作品世界を広げるキュートなカラーイラスト25点も収録。
ページをめくるたびに、ガチャポンを回す時のような「わくわく」を感じられる一冊です!
※この作品はカラーが含まれます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
歌人の穂村弘さんの編まれたアンソロジー。
掲載されているのは古くは石川啄木から昭和の歌人を経て、穂村さんが選者を務める日経歌壇、短歌くださいの投稿歌まで。
初心者にもわかりやすい穂村さんの解説付き。
イラストはメリンダ・パイノ。
以下気になった歌にひとことコメントを。
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<これごっほ ごっほのみみよ これごっほ ごっほのみみよ ががのごっほの> 笹井宏之『てんとろり』
収録歌集の『てんとろり』は読んでいるのですが気づきませんでした。あまりに素敵な歌が多すぎて。
<山一つ隔てて育ち妻と俺と同じ日の雪に遊んだわけだ> 柴善之助『揚げる』
解説によると、この歌人の妻は特養老人ホームに眠っているらしいです。何か心がほわっと温まる歌。
<あーと言うだけで「アルト」と告げられたあの日の風のめぐりくる頬> 海老原愛子「日経歌壇」
私はいつもソプラノ。中学の時はピアノ伴奏者でした。
<愛があるから大丈夫なのと歌うから若いと誰もが心配をする> 住友秀夫「第19回NHK全国短歌大会特選」
小柳ルミ子さんの歌の本歌取りです。私もやってみたいです。
<全身の濡るる遅刻の少年が理由の欄に「濃霧」と書きぬ> 小澤繁雄『第9回NHK全国短歌大会大賞』
よくわからないのですが、こういう歌が大賞なんですね。
<もみの木にちぎって載せた雪白し母の針箱から真綿をもらひ> 松本典子『せかいの影絵』
松本典子さんの歌集をレビューしたらXでコメントをくださり、相互フォローしてくださったとても人柄の素敵な方です。美しい歌ですね。
<夏木立ひかりちらしてかがやける青葉の中にわが青葉あり> 荻原裕幸『青年霊歌』
「ひかりちらしてかがやける」の平仮名遣いが、きらきらした「青葉」の感覚を伝えていると穂村さんがおっしゃっています。
<ゆうべ夢でおまえに会ったと聞かせればあたしもという顔をする猫> 風花雫『日経歌壇』
なんて可愛い歌。
<ブティックのたくさんの服はひらかれてそしてたたまれましたおやすみ> 陣崎草子『春戦争』
同じ歌集に収録されているという歌もどれも好きでした。
<きみの家にきみを帰してレンタカーをレンタカー屋に返して 夏は> 榊原紘『koro』
青春です。
Posted by ブクログ
今回もあった数式短歌(*゚∀゚)しかも進化(?)してる!凄いな〜( •̀ㅁ•́;)偶然短歌も好きだけれど、一番好きなのは飯田有子さんの「こわれないものはつくっちゃいけないの。こわれないものはほかをこわすの。」
Posted by ブクログ
ガチャポンのように何が出るかわからないけど、選者の心に響いた短歌は、やはり選者の短歌のような輝きがある。
ガチャポン、もう一回では済まない予感が…