佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ佐藤優(さとう・まさる、1960年生まれ)は、元外務省主任分析官で作家。同志社大学大学院神学研究科修了後、1985年に外務省に入省し、在ロシア日本大使館や国際情報局で勤務。2002年に逮捕され、2009年に有罪が確定。その後、作家として活動し、『国家の罠』『自壊する帝国』などの著書で注目を集めた。
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私の印象ですとインテリジェンス経験に基づく体験談のような書籍が多い印象でしたが、こういう本も出しているのですね。
で、通読してみて一番の感想は、「結構ふつう」です(ごめんなさい)。
まあ、これまで類書を相応に読んできたこともあります。だからもう既に目新しいものもなく、応じて心に響いてく -
Posted by ブクログ
ウクライナ侵攻で世界を震撼させているロシアの事が知りたくて手にした本書。
2019年に書かれたものだが、その時点ではウクライナ侵攻は無いだろうとされ、予想を外している。
池上彰(ジャーナリスト)と佐藤優(作家)在ロシア日本国大使館に勤務し、ロシア大学に在学したこともある、二人の対談を纏めたもの。
旧ソ連のシステムや一般市民の生活がどんなだったか、コーラの瓶の底にネズミの糞があったとか、北方領土問題はアメリカの基地を置かないか心配してとか、物理学が軍需産業と結びつけられ権威があって、医学や弁護士は不人気学問だったとか、中々刺激あり、でも大方ロシアを好意的に捉える内容だった。
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Posted by ブクログ
政治家野中広務で覚えているのはいつも口をへの字にした顰めっ面のおじさん。政界の裏でいろいろ工作しているフィクサーのような印象。
ただこの本を読んで彼の置かれた環境、出自を初めて知り見方が変わる。自身に降りかかる苦難に常に戦い続けた政治家。非常にナーバスな問題を取り扱ったノンフィクション。
個人的には巻末の佐藤優氏との対談が面白かった。佐藤優氏の言葉がまあ辛辣。著者が返す言葉がなく絶句していた。ちょっと他ではみない対談でした。
あとがきでは著者の苦悩も赤裸々に告白しており、上梓に相当苦労した様子。よくぞここまで切り込んだと著者の気概に敬服する。 -
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新書のなかでもあっさりとしている。182ページで、余白も多い。書いてあること自体はいいのだが、深掘りされていない。そこが惜しまれる。佐藤優氏の知的生産の概略をつかむのが目的なら良い。
知的生産能力を上げるには以下の2点が重要。
1. 高校の教科書レベルの基礎学力をつけること。
2. 自分の仕事に関する知識をアップデートすること。
インプットに関しては、佐藤氏の『読書の技法』、『僕らが毎日やっている最強の読み方』を読んでいるが、そちらの方が詳しい。
アウトプットの要点は、インプットした内容に自分なりの付加価値を加えること。アウトプットには、あまり紙幅を割いていない。 -
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「イスラエル戦争の嘘」。このタイトルと著者の佐藤優氏の名前を見れば、本書の内容はイスラエルによるパレスチナ侵攻をイスラエル側立場で正当化する様な内容ではないかと若干構え気味にページをめくっていった。確かに現在発生しているイスラエルのやり方、病院施設への攻撃や民間人を巻き込んだ爆撃などは、国際法の観点からも決して許されるものではない。然し乍らそうしたニュース映像で流れる表面的な事象ばかりを見て、全体を悪か善かで判断し悪として非難することも危険だ。物事の本質を見なければ、今目の前で繰り広げられる、やりすぎとも思えるイスラエルの姿を理解することはできないだろう。そうした意味で、イスラエルの諜報機関に
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池上彰・佐藤優の両氏が、新聞、雑誌、ネット、書籍などの読み方について対談したもの。
対談のため、とても読みやすいのが特徴。
強調部分には、ゴシック太字+ラインマーカーを使用している。強調箇所は、1ページ当たり2~3か所もある。太字+マーカーは目立つ上に、箇所が多いので、多少くどいと感じた。
強調箇所のほかに、ページ下部には要約があり、見出しごとにまとめ「僕らの極意」がある。巻末には「僕らの極意」の一覧もあり、親切な作りであるといえる。
内容は、著者2人のように、情報をインプットして、アウトプットする仕事でない限り、参考になる部分は多くはない。
たとえば、池上氏は毎日、11紙の新聞を読む。 -
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この本の帯に書いてある数字には誰もが驚くだろう。
「月平均300冊。多い月は500冊以上」
だが、この数字にはカラクリがあった。それは下記の記述を見ればわかる。
目を通している300冊のうち、熟読している本は月に4~5冊。1冊5分程度で処理する「超速読」が240~250冊。30分から2~3時間かけて読む「普通の速読」が50~60冊。(p26を要約)
超速読の目的は2つ。
1. 「自分にとって有益な本かどうか」、「時間をかけて読むに値する本か」の仕分け作業
2. 「一部分だけを読めばいい」、「この箇所を重点的に読めばいい」と当たりをつける
(p78を要約)
つまり、約8割の本はさっと見 -
Posted by ブクログ
2020年の大学入試と学習指導要領の改革、特にアクティブ・ラーニングと「エリート」教育の部分が気になって手にとった。
アクティブ・ラーニングの究極は「ハーバード白熱教室」だと思うとイメージしやすい。
池上さんは語る。白熱のかげに下準備あり。十数人のスタッフが、学生達に課題図書を与え、アリストテレスなりソクラテスなりを読み込ませ、集めるという。
これは小中学校でアクティブ・ラーニングを進める際の大きなヒントになっている。かたちだけ討論を取り入れても深まらないし、分からない子、内気ない子をおいてきぼりにしかねないからである。
面白いのは、アメリカの「反転授業」。先生が作った授業VTRを予め見て、知 -
Posted by ブクログ
本書は2024年7月の刊行で、トランプvsバイデンの大統領選を前提に書かれたもの。
バイデンの撤退も多少考慮されているが、カマラ・ハリスでは支持が得られないという雰囲気が感じ取れる。
実際に、トランプvsハリスとなり、トランプの圧勝という結果が出た。
トランプ人気はトランプ本人の政治家としての資質に期待するものではなく、反バイデンや反民主党によるところが大きいようだ。
トランプ・共和党vsバイデン・民主党は、かつての安倍・自民党vs野田・民主党の構図に似ているようにも思う。
政権党は何かと叩かれるのは、どこの国も同じだ。
そうさせないためには、ロシアや中国のように独裁政治にするしかない。