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  • 時代を読むノート テレビ現場からの衝撃メッセージ25章
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    心の中で人びとは何を考え、時代の趨勢はどこへ向いつつあるのか。瞬間の映像に賭けるテレビの現場にいると、人間のホンネが見えだして、社会の志向性を痛いほどに身に感じる。番組「トゥナイト」の人物直撃インタヴューでも話題のドキュメンタリー作家が、時代の病巣を見据えて放つ衝撃メッセージ25章。政財界から芸能界まであらゆる分野の時の人を取材し、鋭い人物批評を展開する著者の、知られざるテレビの裏側とマス・メディアについてのエッセイ。
  • 土佐日記
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1986年に重文指定の「為家自筆本」を底本にした、最も新しい「土佐日記」。男もすなる日記という物を、女もしてみんとてするなり……紀貫之が土佐守を解かれ、京へ帰る船旅の模様を、女の筆に仮託し仮名で綴った日記。諧謔性にとむ文体と劇的構成で、仮名文学の先駆的作品。定家自筆本との校異を付した決定版。
  • 人工水晶体
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    わずかに光しか感じなくなり、もはや「手なずけ」ようがないほどの白内障に病んでいた右眼の視力が、たった20分の手術で、1.5まで回復した。「人工水晶体移植手術」の驚異の体験記を、簡潔な名文でつづり、講談社エッセイ賞を受賞した表題作に、病気への対応法を軽妙に説く「養生訓」などを加えた「実用の書」。
  • 心だより
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    歴史に埋もれた女たちを発掘し、その姿を生きいき甦らせて語る著者は、人間の不正義を許さぬ、苛烈で厳しい歴史認識を持つ一方、限りなく女の哀しさに寄りそう、心優しい情の人でもある。多くの人々との出会い、父と母、幼き日への回想など、さりげない日常の記憶の中に、人間的な真実の光を見る、珠玉の随筆集。古いものを愛し、さりげない情景に心魅かれる著者が、ひとり暮しの女の四季折々の心模様と、甦る幼い日の記憶をたどる、心に染みる静かな感動の好エッセイ。ハートに潤いを添える46選。
  • 一揆論 情念の叛乱と回路
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    鮮烈な詩魂と曇りない批評精神で、独自の創造世界を築く、異才・松永伍一が、一揆を題材として、民衆の情念の暗部を探った好著。いわゆる一揆の研究書ではなく、詩人の鋭い直観で、新たに発掘された史料に新たな角度から光を当て、叛逆を志向する日本人の心的構造と土俗的エネルギーの原質を解明。人間の反逆の心の回路をさぐり、その肉声をみごとに捉えた、意欲の論考全4章――鋭い直観力で、新たに発掘された史料の裏面を照射し、民衆の情念の暗部と、日本人の土俗的エネルギーの核心・原点を浮き彫りにした、問題の書!
  • ハートが砕けた!
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    恋人がいなくても生きてはいけるが、これほど淋しいこともない。まして休日となれば、みじめさは頂点に達する。でも、「誰でもいいからとりあえず」で過ごすより、ひとりぽっちのほうがいい。本当に好きだと思える人が出てくるまで、次にずっといい恋をするために……。元気をくれる65のハートフル・エッセイ。
  • 脂肪の塊・テリエ館
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    フランス自然主義を代表する文豪モーパッサンが、30歳で発表したデビュー作「脂肪の塊」と、その翌年に発表して不動の地位を得た「テリエ館」の、中編2作。ともに、世間からは卑しめられる娼婦が、心の底には清純なものを持っていることを、辛辣な人生観と温かい人間愛で描き、読者を魅了する不朽の名作。
  • ちゃんめら子平次
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    象奴(ぞうやっこ)としてのお役目を果したちゃんめら吹きの陳世才(子平次)は、6年ぶりに江戸から長崎に帰ってきたが、あわてた奉行所に捕らえられそうになり、唐人の黄旦那に救われる……。鎖国時代の唐人屋敷を舞台に、ハーフの身寄りもない少年が大人を相手にたくましく生きていく姿を、歯切れのいい江戸弁の語り口調で活写した、爽やかな感動を呼ぶ、少年小説。
  • 娘の中の娘
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    父親を裏切り、男と失踪した長女に、複雑な気持を抱いている父親は、次女の桂子にすべての夢をかける。だが、その桂子も父親の意見をきかずに、OLになってしまう。未知の世界は、桂子に新たな目を開かせるのだが……。愛と友情に悩む乙女心と、父親の哀歓を鮮かに描いた傑作長編。
  • ベースボール・グラフィティ
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    本場の野球は、アメリカン・ベースボール。その過去から現在までの、エッと驚く知られざるエピソード、ちょっといい話の数々を、アメリカ通で野球狂の作家が84編の名エッセーで披露。野球史に残る名選手・監督、野球ジャーナリズムや野球英語のミニ知識、著名野球人の名言珍言などなど。野球を観戦しながら、またグラスを傾けながらの、野球談義のネタにもなる異色の一冊。これであなたは、本場野球の通に!
  • あくたれ童子ポコ
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    戦争に父をうばわれ、母にも失踪された、ポコペンことポコ少年は、従兄の復員兵士や祖母とともに、新しい土地に移住する……。悲しいこと、辛いことにあうと、思いきりあくたれてはね返す、あくたれ上手のポコを中心に、東北の漁村の少年少女の生活を、暖かい目で躍動的に描いた、ユーモア溢れる児童文学の傑作。野間児童文芸賞に産経児童出版文化賞大賞も受賞の北林八穂、発表当時のまま「やほ」としたが現在は「やお」とされる。
  • 淡紅の女の殺人
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    横浜、神戸、函館、門司…。港町ばかりに連続しておきた4つの殺人事件。タロット占い探偵の二階堂日美子は、港町探偵・ポートアイを名乗る旧友の遊佐るりと捜査にのりだす。二人の明晰な推理で事件は落着するかに思われたが、門司の事件で犯人が残した淡い紅花染めの布から恐るべき真相が浮かび上がった! 会心の旅情ミステリー。
  • 魚の四季
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    水ぬるむ小川の芹に戯れ遊ぶフナは春を、雲の峰続く水平線の彼方に泳ぐカツオは夏を、夕陽射し込む砂泥に群がるハゼは秋を、吹雪にかすむ信濃川のぼるサケは冬を、それぞれ画いてあまりある「魚の四季」。魚の画く四季、それは色とりどりで、時に明るく時に暗く、喜びもありまた悲しみもある。花は四季に咲き替り、鳥は四季に鳴き移り、魚もまた色とりどりで、四季の去来が美しい……。日本人と魚の関わりを語る珠玉エッセイ!
  • ラトビアの霧
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    文化交流使節団に入ってラトビアを訪れた新聞記者・瀬尾は、通訳の美女ナターリアに心ひかれた。ところが団員のひとりが"誘拐"され、怪事件に発展する。4年前に神戸で起きた殺人、さら40余年前の中国大陸で発生した出来事が、いま歴史の霧を破って暴露される! 現地取材によって情緒豊かに描かれた、傑作長編ミステリー。
  • 喪失荒野
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    中国の女性新聞記者・王秀蘭は、夫・楊明徳とともに取材のため来日した。戦時中に「満州」で暗躍した特務機関員・倉田隆三と彼女との関係は、いったい何なのか? 特務機関の秘密資金の隠し場所を示した暗号文をめぐって、元機関員の間で起こる連続殺人のナゾ……。戦争が生んだ中国残留孤児の悲劇をえぐる、社会派ミステリーの大傑作。
  • 私自身のアメリカ
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    3.0
    美への限りなき旅路を歩む、国際的な画家池田満寿夫が、そのユニークな発想でイメージ豊かに描き出す、素顔のアメリカ! ニューヨークに在住し、愛妻リラン夫人との生活を核に、アメリカの友人たちとの間でおりなされる日常の「アメリカ」は、「日本」との慣習の差異をつぶさに語りかけ、生活の根底を見直させる。
  • 日美子の誘拐集団
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    産院から新生児が、看護師とともに誘拐される。わが子を奪われた母親は、友人の二階堂日美子に助けを求めた。日美子のタロット占いは、どう謎を解くか? 捜査陣と犯人との息づまる駆け引きのなか、奇妙な誘拐交渉請負い人や私立探偵まで介入して、事件は思いがけぬ展開をみせる。人気の日美子シリーズ会心長編。
  • ライン河心中
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    高利貸の老女が、横浜の自宅で変死を遂げた。神奈川県警の西岡刑事はカンで、甥による殺人との目星をつける。愛人を伴ってライン河観光の旅に出た甥を、西岡もあり金はたいて追跡した。すると、異国では予想外の展開となって西岡をおどろかせる……。トリックの妙を示した、秀作ぞろいの好作品集。
  • 日本のヒトラーの秘密
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    城塞のような病院で、白覆面に顔を隠し、山下清次郎と名乗る男が射殺された……。替玉殺人か? 誤殺か? ヒトラーと符合する条件を備えたこの男の正体は何者か? 大きな謎の陰で、もう一つの陰惨な密室殺人劇が進行していたとは……。奇想天外な仮説に託し、日本のヒトラー台頭の予兆に抗した、異色の本格推理。
  • 黒水晶物語 昭和囲碁風雲録
    値引きあり
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    碁の天才児・山岡慎太郎は、母・千鶴の手ひとつで育てられた。母は慎太郎に、亡夫の仇敵である棋士の名を教え、その敵に勝つことを命令する。亡夫は将来性抜群の碁打ちだったが、関東大震災の折に非業の死を逐げた。しかもその死には、奇怪な謎が秘められていた――。天才勝負師の青春を、激動の昭和期にからませて描く、異色サスペンス長篇。
  • 虚名
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    3.0
    本名・北野弓子、芸名は長山レナ・風見圭子・簗瀬ルミと変わって十年ぶりに会った女は昔とちっとも変わらぬ美貌を誇っていた。かつてひょんなことから同棲した女が急に売れ出したとき、二人の仲は破局に向かった。再会した男と女の胸中に流れる甘く苦いノスタルジー。虚構の世界に生きる男女を描く連作集。(講談社文庫)
  • 神々の午睡(上)
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    4.5
    1~2巻275~550円 (税込)
    はまったら抜けられない? 清水&宗教の世界! “開祖たち”は、詐欺師、怒りっぽい族長、世間知らずのおぼっちゃまだった? 小説より奇なる事実よりさらに奇なるもの“宗教”をテーマに、パスティーシュの天才が築きあげた大スペクタクル。世界に誇る3大宗教(アルカマ教、サライ教、ジブ教)はいかにして生まれたか。開祖が現われ、教典が編まれ、正統と異端が生まれる。嵌まったら抜けられない清水ワールド。(講談社文庫)
  • 妖しい風景
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    誰のために愛するの? 何のために生きるの? バイアグラから人類の進歩に思いを馳せ、旅先でのエピソードから芸術・文化を語る。あるいは高橋尚子のマラソンを見て日本人のアイデンティティを考え、神戸の少年殺人事件の調書に人生の深淵を感じる――。煌(きら)めく言葉の中に、あなたは何を発見するか!? 人気女流作家が縦横無尽に綴った珠玉のエッセイ集。(講談社文庫)
  • ひさしぶりにさようなら
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    3.0
    世にもだらしない家庭で育った都。そこから脱出しようと結婚するが、夫も彼女同様に怠け者。身に染み付いた怠惰さは直ることなく、なんとなく出産し、子育てするが……。そんな男と女の結婚生活を描いた表題作に加え「いも・たこ・なんきん」の2作品を収録。ちょっと奇妙な日常を淡々と綴る、異色の家族小説。(講談社文庫)
  • 双頭の蛇(上)
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    4.0
    1~2巻275~550円 (税込)
    はみだし刑事・沖竜介が挑む地方権力の亡霊。東京を追われ因襲と封建的人脈うごめく地方都市、平野に降りたった竜介。落ちつく間もなく権力を握る財閥の巨悪に迫ろうとした新聞記者が記事とともに消された。
  • 第六の大罪 伊集院大介の飽食
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    3.3
    暴食――それは神が司る凶暴で甘美な誘惑。「現代グルメ」は暴食という罪を犯し続けている。肥え太らせることで恋人を奪った親友に復讐を企む「グルメ恐怖症」の他、命を救ってくれた“幻のラーメン”の正体を追求する「芥子沢平吉の情熱」、ワニの姿造りを作ろうとした有名シェフの悲劇を描いた「地上最凶の御馳走」など、シュールなフルコースの全4編。(講談社文庫)
  • ディプロトドンティア・マクロプス
    値引きあり
    3.4
    京都で探偵事務所を開設したばかりの私に依頼人が2名。「失踪した父を探してほしい」という大学教授の娘と、「カンガルーのマチルダさんを見つけて!」とわけのわからないことを叫ぶ美少女だった。捜査を始めた途端、私は暴漢に襲われる。すでに巨大な陰謀の渦中にいたのだ。先の読めない我孫子流ハードボイルド。(講談社文庫)
  • 江戸禁断らいぶらりい
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    江戸時代は庶民文化の花ざかり。世界一短かいポルノグラフィである艶句、大胆な発想と緻密な文章技巧をこらした春本、人生の深奥を垣間みる小ばなし、いずれも江戸ならではの匂いにあふれる。それらの快作怪作をすくい上げ、人生観察の名手が縦横に品評、おもしろさを増幅させる―江戸ポルノ書譜。
  • 再び熱血ポンちゃんが行く!
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    -
    天下無敵のポンちゃんの新婚生活は、ジョーク飛び交う笑いのパラダイス。エイミーズパーティ御一行を引き連れて最愛のC・D(仮名)のN・Yの実家へお里帰りすれば、そこには温かいパパとママ、素敵な双児の兄弟が待っていた。どこまでもノーテンキなポンちゃんだが決めるときはバシッと決めてますよ!
  • もう、忘れたの?
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    東電社長の土下座。震災と「絆」キャンペーン。高まった結婚欲求……。3.11以降、「忘れる能力」が恵みとなったのも事実。それでも忘れられなかったのはどんなこと? 婚活殺人のキジカナ。褒め言葉となった「バブルって感じ~」。記憶力の塩梅に悩まされつつ綴った「週刊現代」人気連載第7弾。清水ミチコさんとの特別対談収録!
  • 第一級殺人弁護
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    3.7
    自白した被疑者がなぜ無罪に!? 救済されるべき被害者に対して法はいったい何ができるのだろうか。金融犯罪、中国系マフィア、そして快楽殺人。イリーガルに挑む刑事当番弁護士・京森英二が直面した事件は、日本の社会病理と深く係わっていた。法は人を救えないのか? 若い弁護士の武器は、金と勇気だけだった……。乱歩賞を受賞した現役弁護士ならではの精密な筆致で描く、リーガル・サスペンス傑作集。   (講談社文庫)
  • 高卒副頭取
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    ヤクザのダミー会社との巨額の取引を警察が内偵との情報に、おびえ浮き足だつ銀行会長。この不祥事を契機に一挙に会長一派の追放を仕掛ける頭取派。会長の懐刀で、銀行の暗部を担当し実力をつけた"高卒"専務を通して、不良債権という「ババ」が抉り出す、銀行首脳の抗争を描く、衝撃的な長編経済小説。
  • ナイス・ボギー
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    -
    「ゴルフってなんて面白いんだ!」 これは、フェアウェイを歩きながら感じたことでも、マスターズをテレビで観戦していて思ったことでもない。初めて夏坂健のエッセイを読んだときに、思わず出た言葉だ。 夏坂健は、シングルであった自らのゴルファー体験と、内外の厖大な資料をもとに紡ぎ出す、機智とユーモアに溢れるエッセイで、プレーするゴルフでも観るゴルフでもない、“読むゴルフの楽しみ”という新境地を切り拓いた。 夏坂エッセイの大ファンであった俳優の故・児玉清氏は、本書の文庫版のあとがきで、「『語り部』のあなたによってゴルフの森の深遠さと、この偉大なるゲームの叙情とロマンを知った感動の輪は、次世代へと読み継がれることによって、『この世にケンありき』の声となって益々大きく広がって行くに違いない」と彼の早過ぎる死を悼み、最後に「夏坂エッセイは永遠に不滅です」の言葉を贈っている。 読みながら、何度もクスッと笑い、ときに目頭を熱くする夏坂エッセイの中でも、「油が乗り切った薬籠中の名著」(児玉清氏)といわれる本書を、ぜひお楽しみください。
  • 能登路悲恋
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    愛を失い恋に傷ついた美しい画学生は、いとこの詩「愛の空 恋の森」に触発されて、能登へ旅立つ。彼女がそこで邂逅したのは、野性的な若者だった。いつしか二人の心は激しく燃え、火の接吻を……。が、その若者には罪深い過去のあることを知る。能登半島を舞台に、人間とは?美とは?を問うた、新鋭の悲恋物語。
  • 小粋な失恋
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    3.5
    10日も逢わなきゃ死ぬかもしれぬ、こんなにやつれてまだ3日……。「うまくいかない恋」の最大原因は、「彼よりも私の方が愛しすぎている」こと!? 男女の心の機微を描いた48の都々逸(どどいつ)から、よりすぐった粋な「殺し文句」。きれいごとではすませない、自らの心の痛みを打ち明けた、待望の恋愛エッセイ。「うまくいかない恋」に良く効く48の殺し文句。愛は最強!
  • この頃は、めっきりラブレター
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    -
    沈丁花が匂う。桜が散る。ともかく恋は、どこで待伏せしているかわからない。「おれ恋しちゃったみたい」となったらもうラブレター。その昔コルテンバッハ人は、「好きだ」と一言伝えるために、棍棒で女をなぐった。10数万年後のキミはその衝動をこらえ、ラブレターを書くのです。愛や恋の新スタイルに敏感なキミ、ラブレターこそ永遠にして最も斬新な愛の棍棒デス! 笑撃のラブレター講座。
  • 穴
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    4.0
    深夜、隣人の不審な行動を目撃した少年の恐怖の体験を、サスペンス豊かに描いた、作者得意の子供を主人公にした表題作「穴」。コートを食堂で取り違えた視覚障害者が、特有の鋭い感受性で名探偵ぶりを発揮する「明るい闇」。ほかに「山のふところに」「幽霊と月夜」「誘拐者たち」「うさぎと豚と人間と」の6編を収録。日常の中の殺意を透明な文体、独得のユーモアの中に鮮かに浮かびあがらせた、傑作ミステリー集。
  • ニューヨーク紳士録
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    -
    文化とジャーナリズムの世界の中心・ニューヨークを舞台に活躍した、名士50人の「ちょっといい話」――都会派小説の名手アーウィン・ショー、名編集者ベネット・サーフ、ウォーターゲート事件の名記者ウッドワード&バーンスタインなど、「アメリカの顔」たちの、知られざるエピソードと名言集。巧みなペンさばきで描く50人の人物像。
  • はじまりはジャズ・エイジ
    値引きあり
    3.0
    今世紀前半のアメリカの、ジャズ・エイジ。この、文学と音楽と映画、スポーツにファッション、ジャーナリズムからマフィアまで、社会や文化の、そして人間の、さまざまな分野の逸材が花開き自由に活躍した時代を、そして、時代を創った青春群像を、人気エッセイストが長年の愛着と鋭い感性をもって生き生きと描いた、出色の素敵なアメリカ物語=エッセー集。
  • ジェームス山の李蘭
    値引きあり
    4.0
    運命的な愛の輝き、男の真心と行動の美学を描いた、著者渾身の処女長編。敗戦後の横浜を舞台に、放蕩とスタッド・ポーカーの勝負に明け暮れた無頼の青春。神戸に移り、脱走米軍将校と組んで始めた酒場での日々。謎を秘めた中国美女・李蘭との出会いに至る、異色の恋愛小説。全女性に捧げる恋文として書かれたデビュー作。
  • 青江鬼丸夢想剣
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    -
    刀鍛冶に育てられた美少年・次郎丸は、一刀流奥義"夢想剣"の会得と引き換えに師匠・伊藤一雲斎を斬り、育ての親を見殺しにする。非情の剣鬼と化した彼は「鬼丸」と名を変え江戸を目指すが、謎の魔手が行く手を阻む。やがて幕府を巻き込む大騒動が!? 吉宗暗殺を目論む異能集団と新陰流一門に挑む、瞠目の剣豪小説。
  • 行きどまり
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    3.0
    建築現場で働く法学部の学生新井安彦は、いかさまポーカーで愛車のバイクを奪われた親友敬二のために、嵌(は)めた久野に会う。蛇のようにしつこい連中は、刃向かった敬二を監禁し、癒しがたい傷を負わせた。暴力の連鎖を断とうとした安彦はついに久野を殺してしまう。2人には全てを捨てて逃げるしかなかった。
  • 不恰好な朝の馬
    値引きあり
    3.8
    夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられない別の男――ありふれた団地を舞台に、交わり、裏切り合う恋と運命。日常が孕む不穏な空気を、巧みに掬いあげた連作小説集。
  • 涙のドロップス
    値引きあり
    3.6
    恋愛・仕事・結婚・子育て、一通りの経験をした30代だからこそ見えてくる不満や不安。満たされていて平和なのに、何かが足りない・・・。隣の芝生は青いだけ? それともーー。現実と葛藤しながら、それぞれの幸せを渇望する4人の女性を主人公に、激しさと切なさを秘めた繊細な女心を鮮やかに描き出す、連作短編集。(講談社文庫)
  • 指を切る女
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    3.3
    愛人宅で頓死した夫の遺骨を買い取れと迫られる女。夫がただ1つ望むおふくろの味を再現できない妻。息子の指が動かないのは、体が疼くあまり自分で指を切り落とした姿を見られたせいだと信じる母。むき出しの情念が燃えるとき人は刹那に生きる。切なくてかなしくて、いとおしい女と男を鮮烈に描く傑作集。(講談社文庫)
  • 蛮骨の剣
    値引きあり
    4.0
    〈亡者甦り、門戸を叩く。是、大凶変の前触れなり〉。謎の触状を残し、残忍な手口で火付け、押し込み、辻斬りを繰り返す“閻魔党”の出現に、江戸の安寧を陰で支える蓮見宗二郎ら始末人が立ち上がる。庶民を恐怖に陥れる、彼らの真の狙いは何か? 渋沢念流宗二郎と実貫流老剣客の勝負の行方は? 傑作時代長編! (講談社文庫)
  • 均ちゃんの失踪
    値引きあり
    3.8
    ふらりと旅に出たまま帰らない内田均の家に泥棒が入り、この家に出入りしていた元妻の高校美術教師と重役秘書と雑誌編集者という年代の違う女たちが警察で鉢合わせ。均ちゃんへのそれぞれの思いを胸に、ひょんなことから三人そろって箱根の高級温泉旅館に行くことになり……。切なくも軽やかな恋愛小説。
  • 97歳の悩み相談
    値引きあり
    4.0
    悩み「何をやろうとしても、なかなか続けられません」=答え「これが好きだと決めたら、誰が何と言ってもそこを離れないこと。そうすれば、ちょっと時間がかかっても成功します」/悩み「他人と自分を比べて、ひどい劣等感に襲われてしまいます」=答え「自分のいいところを伸ばしてください。容貌が気に入らないなら、整形したっていい。とにかく自分のいいところを見つけて、自信を持つこと」──人間関係、コンプレックス、恋愛、家族、将来のことなど、若い世代のリアルな悩みに97歳の寂聴さんが答えます。人生の大先輩の直言が胸にストンと落ちる、幸福に生きるためのアドバイス。
  • うさぎの聞き耳
    値引きあり
    3.5
    露伴、文(あや)、青木玉を継ぐ若き感性のエッセイ。あるときは同じ歳の友人に結婚祝いを贈り、あるときは家の普請(ふしん)に来た若い大工さんとの会話に笑い……。年齢も国籍も心の距離さえも異なる、さまざまな人たちとの出会いをさわやかにつづる。日本とヨーロッパ、今と昔を行きつ戻りつ、幸田露伴、文、青木 玉を継ぐ筆者の若い感性が光る、ユーモアあふれる随筆集(講談社文庫)
  • マノンの肉体
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    -
    名作「マノン・レスコー」には、なぜかマノンの肉体に関する描写がない--会社合理化のため80人近くのリストラを行い神経を尖らせて退社。その後、膠原病で入院中、娘に朗読してもらったフランス文学に関しての気づきは、やがて主人公の故郷で起きた奇妙な心中事件の新聞記事や調書と共に官能的な迷宮を紡ぎ始める……。幾重にも折りたたまれた謎は、小説の可能性を探り、読書の快楽を呼び覚ます。(講談社文庫)
  • 十二歳
    値引きあり
    3.6
    おとなになるってムズカシイ。私も「何かになれる」んだろうか。第42回講談社児童文学新人賞受賞作。鈴木さえは小学6年生。ポートボールが大好きで友だちもいっぱいいる楽しい毎日だったはずなのに、突然何かがずれ始めた。頭と身体がちぐはぐで何だか自分が自分でないみたいな気がする。こんな私でも大人になったら、みんなが言うように「何かになれる」んだろうか? (講談社文庫)
  • 捜査官
    値引きあり
    3.5
    青森県警の元似顔絵捜査官・杉澤洋二と警察庁警備局の警視正・成瀬公大が、核廃棄物最終処分場建設反対派が起こすテロを捜査する。県警、公安、警備保障会社、23年前の事件、そして“エス”――さまざまに絡み合う思惑を解くきっかけは、たったひとつの手がかりだった――。警察小説の要、“捜査”を2つの視点から描ききる、これぞ警察“捜査”小説!
  • 逆光の女
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    -
    ワイルドターキーの香る横浜の小さな酒場で重なり合った男と女の人生。慈しみ、惜しみなく奪い合う愛。そして訪れた別離。ひととき心から愛した雅子が殺された。マセラッティを駆り、凶暴なまでに真相を追い詰める風泰生。血肉を注ぐ情念。決して譲ることの出来ない男の美学。これぞハードボイルドの神髄!
  • 殺意の集う夜
    値引きあり
    4.0
    嵐の山荘に見知らぬ怪しげな人たちと閉じこめられた万理と園子。深夜、男におそわれた万理は、不可抗力も働き彼ら全員を殺してしまう。その後、園子の部屋へ逃げこむと、園子も死体となっていた。園子を殺したのは誰なのか。驚愕のラストまで怒濤の展開。奇才が仕掛けたジェットコースター・ミステリー! (講談社文庫)
  • 熱愛者
    値引きあり
    -
    音楽評論家で大学の講師でもある「私」が、主我的で嫉妬深い歌劇団のプリマドンナ・千坂牧子との生活に疲れ、小悪魔的な室内装飾家・津島頼子に心をひかれ、結婚して家庭生活に耽溺する。しかし、やがてその生活に破綻をきたし、頼子は別の男の許に走り去る。……心憎い程に女性心理を透視する著者が、男の異常なまでに純粋な熱愛がかえって女の愛を動揺させていくという物語を、物やわらかいムードの中に描いた力作。
  • 独裁者のラブレター
    値引きあり
    -
    新興マルギダ国の独裁者アント・カーネの来日を絶好のチャンスとして、カーネ暗殺を計るマルギダの革命派。一方、日本の商社・富士物産と大協実業は、マルギダ進出を狙って激しいしのぎをけずっている。大協実業の秘密社員・島田は、会社のためばかりでなく、彼自身の意地と、マルギダ革命派の美しい女グローズへの恋を賭けて、どこまでもカーネ暗殺を追求しつづける。革命家の暗躍、企業間の葛藤、政治、死、恋。『私は貝になりたい』の筆者が、もっとも今日的な主題を乾いた男性的筆致で描く、スリルあふれる長編サスペンス小説。
  • 悪の紋章
    値引きあり
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    小菅刑務所の門を2年ぶりで出て来た稲村清一は、やさしく頬をなでるシャバの風に逆らうように、ペッと唾を吐いた。「悪徳警官」のレッテルを貼られ、麻薬運搬の罪に服した彼は、完全に無実だった。彼は復讐の鬼になっていた。自分を裏切った妻との憎悪の再会、「共犯者」だった男の突然の死、謎の乗用車の追及などが、すこしずつ真相を語りそうになりながら、しかし、事件の背景は複雑にひろがり、政界・財界の大立物の身辺につながって行く。名作『私は貝になりたい』の作者が、新風の文体で現代の悪の姿を描いた本格的な長篇推理小説である。
  • 私の靴物語
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    靴ってこんなにオシャレで楽しさいっぱい! 気楽にはけるズック靴、裸足のようなサンダル、カジュアルなワークブーツ、マニッシュなタウンシューズ、エレガントなヒールパンプス――そのどれもがシンプルで楽しく、人と大地をしっかり結びつけるものであってほしい……。人気ブランド〈KISSA〉を作りあげた人気シューズデザイナーが、靴にかけた自らのおしゃれな生き方をさわやかに綴る自伝エッセイ。
  • 夢に罪あり
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    江上医院の美人三姉妹が、それぞれに辿る愛の軌跡。長女に一夜の契りを残して出征していった男、世界を放浪の末に巨額の宝石を手に帰国した男、妻を亡くして愛娘と暮らす美貌の仏文学者などが辿る、それぞれの人生の軌跡。三姉妹と男たちの軌跡が交わる時、愛と憎しみ、希望と絶望とが交差する。
  • 緑の水平線
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    鎌倉に住む小説家の白井は、釣り道具を肩に家を出た瞬間から、俗世間と縁を絶つ。奥さんの鈴江と娘の友子は、それが白井の健康法だと理解している。しかし、孤独になったつもりの白井は、思わぬ釣り仲間の出現から、世間的なトラブルの中に捲き込まれてゆく……。この型破りな小説について作者は、「世界にもちょっと類のない小説だと、大口をたたきたい。小説は何もお色気と殺人スリル専門とは限るまい。人生には、そのほかにも、いろいろと楽しみがあるはずだ」という。ホームドラマに新境地を開拓した林房雄が、約30年のキャリアを活かした釣魚小説。
  • 青年
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    ペルリ来航から10年後の元治元年、英国留学から帰った志道聞多と伊藤俊輔は、英艦バロッサ号で長州へ戻り、攘夷論者に対して開国を主張し、馬関戦争の勃発と、京都での敗戦に苦慮する藩政府を説得し、高杉晋作とも協力して、屈辱的な条件にもめげず、講和への道をひらく。バロッサ号の通訳アーネスト・サトウとドクトル・ブラウンは、幕府の開国主義が見せかけの進歩主義にすぎず、一見反動的な長州の排外主義の中に、真の進歩主義が潜んでいることを理解して、二人を支持する。明治維新の大業をなしとげた青年たちの理想に燃える姿を作者・林房雄が心熱こめて描いた傑作歴史小説。
  • 真紅の瞳
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    女性の美への憧憬が、現代社会において、さまざまな哀歓を生む――その美しく粧った心おごれる女性・蒔絵を中心に、心の美しさをつつましく守る女性・杉枝を対比させ、ゴルフに練達する素朴な青年、落魄の元宮殿下、好色で貪欲な実業家などの現代社会を表徴する男たちを配して、世相の明暗、女の生き方などをたくみに捉えた長編小説。現代小説に新たな意欲を示す会心の力作長編。
  • 恋慕奉行(上)
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    -
    母の形見の印籠1つを抱いて江戸へでてきたお柳には、正体のわからない、不吉な影がつきまとっていた。大事な印籠は僅かな隙に盗まれ、折角きまった奉公口も次々とこわされ、千住の宿場女郎に身をおとす破目となった。――見えない、呪(のろ)いの糸が、お柳を縛っている。もし、町同心・水木半九郎に夜釣りの道楽がなかったら、お柳はとうに死んでいたろう。半九郎の鋭いカンは、暗闇に嘲笑う覆面の武士の正体を見破った。彼の名は、阪田権太夫。町奉行・大岡越前守に不敵な挑戦を宣し、江戸を恐怖の巷(ちまた)に落とす男。越前守の弱点――恋の過ちを衝くだけに、名判官の苦渋は深かった。<上下巻>
  • 息子の結婚
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    大学教授兼評論家で釣りの好きな小山行夫さんも、そろそろ息子の結婚を考えねばならなくなった。照夫君には、ガールフレンドのヒロ子さんがいる。彼女の父・牧ドクトルも、釣り天狗である。照夫君の学友・進藤進一君の父・嘉六氏は、小山さんの先輩で、政治ずきな実業家だ。手に負えない息子と杉本ユリエさんの運命的なトラブルで、嘉六氏は小山さんに相談する。アプレ息子を持つ親父には、共通の不安と悩みがあるが、それを解決するために、小山さんの活躍がはじまる。戦後のホームドラマに新生面を開拓した作者が、奔放な青春にやどる思索と行動を描いた明朗な長篇小説。
  • 赤ちゃん誕生
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    男児か? 女児か? どんな赤ちゃんか? 第1子誕生を目前に、不安と期待に胸おどらす若夫婦を中心に展開するホームドラマーー「まるで貴重な壺みたいなものだ。よほど丁寧に扱わないと、こわれてしまう」……愛妻・美和子さんのふくらんだ下腹を見ながら、光男は禁酒・禁欲の決心を新たにする。初めての子供が生れるのだ。あとしばらくの辛棒である。ところが、5年前に別れた初恋の女性・歌代が、いまはスターとなって出現、彼の禁欲をゆさぶったり、ネズミのフンと杉苔を妊婦にのませると、頭脳明敏な男の子が生れると信じてやまぬ故郷の父が乗りこんできたり、三田家は臨月をひかえてもユーモラスな騒動がたえない……。軽やかに淡々と、家庭の笑いをふりまく林文学の異色作。
  • 青空乙女
    値引きあり
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    戦後日本の空に民間航空路が広がるなか、真木三枝子は時代の華となった客室乗務員として、家族を支えながら懸命に働いていた。機内で美しく立ち振る舞う三枝子を、息子の結婚相手として見初めたのは、建設会社社長の藤川。しかし、息子の重雄の意中の人も、かつて機中で見かけた三枝子その人だった。磁石の両極のように惹かれ合う二人だったが、その恋路と両家の前には、国際的な詐欺集団による事件の数々が立ちふさがる。新しい風景となった空の旅と猥雑な地上の世相が交錯し、戦後のエネルギッシュな息吹を伝える長編青春小説。
  • 黄金の星座
    値引きあり
    -
    卒業まであと1週間というところで、大学を放校になった邦彦。代わりに首席となった謙之介。孤高の天才と、野心に溢れた策士。ともに建築家を目指して上京し、邦彦は落ち目の建築事務所で、謙之介は一流建設会社で働き始める。才能対野望、因縁のライバル。ネオン瞬く東京の空、黄金の星座に続く黄金の梯子を上り詰めるのは、果たしてどちらなのか?
  • 影丸極道帖(上)
    値引きあり
    -
    天保13年9月、江戸を襲った台風の日、怪盗・影丸が脱獄した。江戸城内、大奥にまで侵入した剽盗だけに、奉行所の召喚状をすりかえて脱獄する、前代未聞の牢破りだった。同じ日、名与力・松並白亭の養女・小夜も何者かに誘拐された。そして、白亭と配下の同心・志賀三平は、この2つの怪事件を結ぶ謎に立ち向かう。不敵にも影丸は、「目指す相手は八丁堀!」と、かれらに挑戦してきたのだ。だが、目明し伝六、紋十郎ら悪党の名は浮かんでも、当の影丸は神出鬼没。しかも事件の背後には、将軍家継嗣をめぐる暗闘までも絡んでいる……。著者が秘材を傾けた本格派時代物推理の妙。<上下巻>
  • 素敵なヤツなのに
    値引きあり
    -
    好きなのに……。なのにどうして、この愛は!? ーーキース・ジャレットのゴルトベルク変奏曲が流れる時間の中で、男は揺れた。女は……。「子供をつくらないか」「それがあなたの冒険?」「こんな別荘が欲しいね」「躰が悪いの?」互いの家族も知らず、結婚の形にとらわれず、自由に暮してきた女と男。15年目の心の揺れを透明な文体で描く表題作に、「薔薇のやりかた」「音の川」など、全6編。
  • ラブソングを歌いたい
    値引きあり
    -
    マスコミと寝ない、力には媚びない。「男の日々よ、ちょっと待って」と、人権、性差別にコミットし続ける著者。木や花を愛し、「オダヤカに暮らしたい」といいつつ、つい女気をおこす、「無謀オチアイ」そのままに、小気味よい最新エッセイ集。潔く、しなやか、著者を知る格好の、鮮度100%の1冊。
  • マヤの一生
    値引きあり
    -
    マヤがわたくしの家に着いた時は、片手にのる程の小さな犬だった。マヤは、はじめに抱いてくれた次男に、一番なついていた。ニワトリのピピ、ネコのペルとも仲良く暮していたが、戦争が激しくなった時、国からマヤを殺すようにと通知が来た――戦時下、動物と人間との愛のドラマを淡々たる筆致で描いた、動物文学の名作。赤い鳥文学賞受賞。
  • 瓦斯灯
    値引きあり
    3.5
    歳月が露わにする秘め事の真相は? 愛憎反転する男と女の心の襞をミステリアスに描く、鬼才の愛の推理ーー歳月は、人を恋う心の炎(ほむら)を消してしまうのか、あるいは、さらに激しく燃えたたせるものなのか。17年前、相思相愛だった男と女が、いま再会して露わになる数奇な離別の真相とは……という表題作など、愛が憎しみに、悦びが哀しみに、一瞬にして反転しうる心の襞をミステリアスに描く、会心の恋愛推理小説5編。男と女の哀しく数奇な物語。
  • 眠たい入江
    値引きあり
    -
    人生の、まどろむような昼下がり。胸底に押し込めたわだかまりが、哀しみがふとしたことで噴き上げ、平凡な日常が一瞬、色を変え、ゆがむ。にがい日曜日・オンブバッタ・ためいきの罪・もうひとりのシンデレラ・聖者のコンパクト……。シュールな感覚の34のショートショートと、12の愛のショートストーリー。
  • 君もヒーローになりたくないか
    値引きあり
    -
    トラキチ必読! タイガ-ス監督の熱血人生。長嶋茂雄と闘い、王貞治と闘った14年間の現役時代と実業界で活躍した14年間を振返り、プロとは何か、リ-ダ-はどうあるべきかなどを、イキイキと語る注目の1冊ーー長島茂雄、王貞治らとしのぎを削り、最高殊勲選手、沢村賞など数々の栄誉に輝いた11年間の選手生活と、3年間の監督兼投手の生活、退団して4年間のサラリーマン生活、そして12年間の社長業……その多彩な歩みの中で、求め続けてきたものはなにか? 強いタイガース復活にかける、阪神・村山監督の熱血人生!
  • セカンド・レイプ
    値引きあり
    4.0
    落合恵子が放つ社会派小説の決定版。「ザ・レイプ」に続く衝撃の問題作! ーー被害が一度ではとどまらず、それを告発する過程で、社会から再びレイプ、つまり人権侵害を受けること、これが「セカンド・レイプ」。映画化もされ大きな問題提起となった『ザ・レイプ』の作者・落合恵子が、さらに一歩進んで世に問いかける名作。「セクシュアル・ハラスメント」「プレーキング・サイレンス」も収録。
  • 上海醉眼
    値引きあり
    -
    「ワンダー・シティ上海」の魅力のすべて描く! ダンスホ-ル、ジャズバンド、サ-カス、浴場、料理屋、上海ガニ……ーー体験した記憶もない者に、ノスタルジアという世界を与える。上海は、日本人の躯の奥から、何か妖しい夢を誘い出さずにはおかない街のようだ。この街に溶け込むには、酔眼をこらし、躯のゆれに身をまかせるしか方法はない……。作家の眼と写真家の眼が絶妙に交差して織りなす、上海Shanghaiのイメージ。港町・上海に吹く妖しい風を見事に把えた傑作。
  • 旅の手紙<見えないものが見えてくる>
    値引きあり
    -
    神戸や京都、北海道、萩、スイス……。旅先でひとり綴った心の手紙を投函します。受取人はあなた。ーー旅に出たい、そう思った時から旅はすでに始まっている。旅に出ると、ふだん見えないものが、見たくなかったものが、そして見ていなかった自分が、見えてくる。神戸や京都、北海道、萩、スイスなど、内外の各地に民俗と詩情を訪ねながら、さわやかな批評眼で現代をみつめ直して綴った、あなたへの、心の手紙。
  • 肌色あつめ
    値引きあり
    -
    女に声をかけて、親しくなる。さり気なく胸のふくらみの反応を、指でたしかめる。大町の指にかかると、女は、間もなく、ホテルの一室で、服を脱ぎ始める。女が裸になって行くときの顔を見るのが、大町は好きだった。女体への冒険旅行にのみ生き甲斐があると信じている大町だったが、あるとき手に入れた女に、彼は、ひとりの男の影がまとわりついていることに気がついた。そしてその影が、親しい仲の男であることを知ったとき大町は、ふしぎな快感をおぼえるのだった。……性を通じて、男女の心理のメカニズムを、あざやかにえぐり出した「失神派」の快作長編!
  • 女神出奔
    値引きあり
    -
    あまり人のいかないハイキング・コースの途中で病気になった楠田は、一軒の草深い古別荘に犬と住む由緒ありげな女に、一夜介抱された。その妖しい魅力にひかれ再び訪ねた楠田と、女は「お茶でものむように」交わる。一方、楠田の恋人・順子は、片貝助教授を知り、その家柄や名声に酔わされる。片貝を取り巻く女性は多い。彼は、財界に名の通った湯浅社長の娘・治子を選び、結婚式を挙げるが、新婚初夜を待たずに、治子は伊豆の別荘から恋人・昭夫と脱走する。そのとき、片貝がそこで幽霊のように見たのは、教え子の楠田に付添われて立つ古別荘の女であった。俗物への諷刺をこめて、愛と真実を追求する長編小説。
  • ぜったい多数
    値引きあり
    -
    暁子は、手術直後の苦痛に歪む秋山の唇に、しずかに自分の唇を重ねた。秋山の胃ガンが絶望的な状態になっていることを知った彼女は、そうすることだけが、友だちとしての祈りであり、励ましであると信じたからだ。彼女自身も、郷里の家の束縛を逃れた東京での彷徨によって、心に深い傷を負っていたのだが……。暁子の冒険にみちた経験をカメラ・アイとして青麦のように、あざやかな色とむんむんする匂いを持つ、折れやすい若者たちの愛と真実を捉えたこの作品は、人生の地層を流れる清冽なものを、多彩な手法で探った、青春文学の名篇である。
  • 情報銘柄
    値引きあり
    -
    正確な株式銘柄情報に、自分の誇りを感じている佐川にとって、最近は、憂鬱の連続であった。勤め先である<週刊東京情報>に書いている彼の推奨銘柄が、外れ続けているのだ。失意の佐川は、しかしある日、耳寄りな情報を得た。河松製作所に中共から、大量のブルドーザーの発注があったという。佐川はこの情報に、情報屋としての誇りの全てを賭けた。推奨原稿を書く一方、借金して河松を20万株買い込んだのである。……兜町に生きる男の栄光と悲哀を描く標題作のほか、苛烈なビジネス戦争の実態を生々しく描く異色企業小説3篇を収録。
  • 中年女
    値引きあり
    -
    小ぎれいで素人くさく、何となく御しやすい感じを男に与えるトキは、39歳の未亡人である。村の男たちは、トキの女を意識して蝟集する。彼女の噂は消えることがないが、噂の実体を掴んだものはいない。村人は、未亡人という名に拘束を与えることに、満足があるようだった。しかし、トキは、女であることを十二分に生かして生き泳いでゆく。愛欲のむなしい絆を描いた、巨匠の珠玉長編小説。
  • 乾いた湖
    値引きあり
    -
    大学生の卓也は左翼運動崩れ、女子大生を相手に怪しげな闇斡旋をしている。一方、財閥の御曹司・道彦は、怠惰な生活を送っている。汚職の責任を取らされる自殺した父を持つ葉子は、世の中を見返すために、女優として成功するも、道彦が運転する自動車で事故死してしまう……。卓也が相手をする女たち、ゲイ・バーのジャニー、クラブのマダム・文枝など、多彩な人物が登場する、長篇風俗小説。
  • 海の蝶
    値引きあり
    -
    柿本精器の社長夫人・羊子は生来、その美貌に加え、奔放な性格の女性だった。結婚前からすでに男関係があり、結婚後もやまなかった。夫の礼介はこれを知ると激怒し、以来、妻に復讐するかのように隠れて放蕩する。そして、10余年が過ぎた。だが、羊子の乱行はやまなかった。息子の章は、自然にうとんじられた。章にとって心の結びつきは、家庭教師である22歳の青年だけになる。青年と秘かに愛し合っていた女中の喜久乃が、主人の欲望によって犯され、動顛し泣き喚く姿を、少年の章は不安そうに眺めていた……。愛欲の中に潜む人間の業を捉えた、力作長編。
  • 瓢庵先生捕物帖
    値引きあり
    -
    町医者を営む瓢庵先生が大活躍! 人情あり、喧嘩あり、殺しありの時代小説。横溝正史が生んだ人形佐七も登場し、本格探偵小説としての読み応えも充分!
  • 転落の歌
    値引きあり
    -
    あまりにも醜い母のおこないを、真砂子は見た。少女の胸に汚点となった或る夜のこと。母は次々と男をかえ、生活はすさんだ。そして真砂子までも、母の男の餌食にされていく。家出、住み込み女中、そして場末のバー……。真砂子の汚濁にまみれた生活。それは、母から享けた淫らな血のせいだったかも知れない。やがて、銀座にでた真砂子は、ガイドをよそおうコールガール組織に巻きこまれる。麻薬の足かせでしばられ、肉を削りながら、ネオンの海にただよう少女・真砂子。混濁する意識のなかで、彼女は罪深い母をのろい、血をうらんだ……という表題作など、全10編。
  • 大豪記
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    -
    大力無双の野人の怪童は、熊野詣りの美女・梢を山賊から救って町に出たが、加藤清正に見いだされ、無類の大活躍! 豪放磊落、野生児の時代雄編。
  • 朱よりも赤く
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    長野・小諸の高原をスピードにのって走る車では、都会のおしゃれな5人の男女の若者が大騒ぎしている……。それぞれの青春と恋愛を明るく描いた、恋愛小説の傑作長編。
  • わが愛と命の記録
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    -
    将来の伴侶と決めた同僚の教師・中村謙一に伴われ、彼の実家をたずねた中川タミ子は、この結婚に反対する彼の両親から、ひどい侮辱を受けて席を立った。よく晴れた夜空にまたたく何千、何万の星、その孤独な光は人間の孤独に似てはいるが、人間には星にない愛情がある。家を捨ててきた中村とその夜タミ子は近くの温泉に一泊し、進んで契りを結ぶ。昔気質の人格者だが、女癖の悪い彼女の父、二号さんが公認されている中村の家、そんな生活だけは、と笑い合った二人だが……。一時代前の女の赤裸々な記録を通して、現代の若い男女に愛と結婚のモラルを訴える力作長編。
  • マギの恋
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    -
    平吉は「夢見る男」だった。この人生に、小説と詩を書くこと以外に、真剣になることはない、と思い込んでいた。マギと呼ばれる小屋の2階で、彼は隣りの娘・トシ子と愛を誓い合った。トシ子は美人ではないが、純粋な心の持ち主だと、平吉は自分にいいきかせていた。しかし、結婚してやがて子供が生まれようとする頃、彼の描いていたトシ子の像が、風化された土人形のように崩れてしまう日がやってきた……。津軽地方の土の香りを漂わせつつ、人生への暖かい眼と鋭い諷刺を識り込んだ、巨匠の名作である。他に、若い愛をテーマにした好短篇11篇を収録。
  • 紅い水着の女
    値引きあり
    -
    剛直で声が大きいけれど、めっぽう正義感と腕っ節が強い天川剛太郎は、都心の紡績会社で頑張る若手。湘南の海で出会った深紅の水着の女・涼子にひとめで心を奪われ、急速に距離が縮まるものの、さっぱり行動が読めない涼子嬢との一進一退の関係にほんろうされる。そんな二人の前に、腹にイチモツ抱えた面々が現れて、剛太郎は熱情とトラブルの渦に巻き込まれていく。長く波高い日々と純情がつむぐ、一途な恋の物語。
  • 権九郎旅日記
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    -
    川崎門下の高弟で、新婚間のない土佐藩士・権九郎は、団栗眼、獅子ッ鼻の無骨極まる男だが、藩でも屈指の無外流の達人で、純情硬骨ながら女に甘い。その権九郎が江戸勤番のため急遽、土佐から江戸まで下る道中で、襲いくる女難また女難の果てに、いまだ不本意ながら己が貞操は守られる結果に……。爆笑、哄笑、苦笑い……抱腹絶倒の東海道道中記。
  • きんぴら先生慕情譜
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    -
    「きんぴら先生」とは、小田原の海星女子高校の教師、坂田金平氏の愛稱である。生来の硬骨な朴念仁ぶりと正義感、加えて独身とあって、女学生や教師の間には奇妙な人気があり慕われているが、いつも何らかのトラブルに捲きこまれている。そんななか、元同僚「ザベス先生」が神戸から戻ってくることになり、かつてのときめきが蘇るが……。夢多き女子高校生と多感な青年教師が奏でる青春の幻想曲を描いて好評の、「きんぴら先生青春記」「同青春譜」に続く「きんぴら先生」シリーズの決定版。
  • きんぴら先生青春譜
    値引きあり
    -
    「きんぴら先生」の愛称を持つ青年教師・坂田金平。独身、正義漢、唐変木のコンコンチキである。甲府の男子校、湘南の女学院、横浜の女子高ときて、このたび横浜郊外の望ケ丘女子高校に赴任してきた。クセのある教え子相手に苦戦しているところへ、かつての教え子も現れてさらに一波乱。そして、同僚エリザベス・テーラー似の「ザベス先生」が気にかかり……。『きんぴら先生青春記』の続編。
  • 麻薬3号
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    -
    出所してきた極道が、ヒロポン中毒だったが、いまは流行作家になっている五味という男に書いた手紙、という形式で語られる、神戸のヒロポン宿、中華街などを舞台に、極道者、ヤクザ、パン助などが辿る、それぞれの人生の物語。著者が実際に、神戸で放浪生活を送り、覚醒剤依存症になった経験に裏打ちされている、長門裕之・南田洋子で映画化もされた力作。
  • 兵児一代記
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    -
    椎原真平は、薩摩のボッケモン(勇敢者)である。年少の頃から気に奔った奇行で知られた。薩英戦争では、素ッ裸に赤ふんどし姿で伝令を務め、唯ひとり砲台に居残って、届かぬ弾丸を英艦に射ち続けた。――「チェスト!」真平には万事が気合いである。鳥羽伏見の戦では、緊張の対陣のなかで、ノコノコ敵陣に煙草の火を借りに行く。「見事やりとげたら、宮川町の女郎をおごいやんせ」。真平は、中村半次郎と賭けをしていたのであった。――やがて、時代は明治維新に転換する。彼は、酒と女に溺れていた。風雲は、西南戦争に向って妖しく流れてゆくのに……。木強かぎりない薩摩っぽを描く「兵児一代記」ほか。
  • 青い颱風圏
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    -
    カミソリ奥さんと悪名高い女医の息子・孫六くんと、カミナリ親爺を父に持つ江利子が、若さと機智で、犬猿の仲にある両家をさばく、ユーモア小説――伊豆・天城の山中で偶然の出会いを重ねて惹かれ合った江利子と孫六。その縁結びの神がいたずら好きだったためか、二人は、互いの家族や友の因縁が招く暴風雨のような日々に巻き込まれていく。素直に好意を寄せ合うこともままならないなか、突如襲来したホンモノの台風が解決の糸口となりそうになるが……。『きんぴら先生』シリーズで大衆小説をけん引した著者の、軽妙爽快な青春群像。
  • 五十両の夢
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    -
    時代小説の巨匠が、江戸時代庶民の哀歓を、流麗な筆に乗せて描いた短編集。表題作、「女郎ぐも」「貞女」など、12編を収録。
  • きんぴら先生青春記
    値引きあり
    -
    戦後すぐの女子高に赴任した新人教師・金平(きんぴら)が、美人生徒たちにモテ過ぎて、新任の美人教師たちにモテ過ぎて、てんやわんやと……。大人気を博した大衆小説の名作シリーズ。
  • 青い貝殻
    値引きあり
    -
    生きているウシロメタサと抑圧された性の欲望、抜き差しならぬ友人や女との関係を、安岡章太郎節とも言うべき苦いユーモアと自在の文体で描いた5つの短篇集。

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