学術・語学作品一覧

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  • 聖書入門
    4.3
    アダムとエバ(イブ)の創造、「ノアの箱舟」、「バベルの塔」、シナイ山でモーセが神と交わした「十戒」など、旧約聖書にはよく知られた逸話が数多く登場します。また、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによる四つの「福音書」に始まる新約聖書も、「最後の晩餐」、イエスの処刑など、印象深い記述に事欠きません。 しかし、旧約と新約を読破したことのある人は、どれくらいいるでしょうか。クリスマスに代表される聖書に基づくイベントになじんでいる日本人の多くにとって、聖書そのものは決して身近なものではないと言わざるをえないのではないでしょうか。そして、そのことはキリスト教文化圏であるフランスでも近年は変わりないようです。 本書は、そのような現状を前にしたパスカル研究の第一人者が、一般の読者のために書き下ろした概説書です。旧約・新約を構成するすべての書を万遍なく紹介するとともに、重要なエピソードや預言者などの主要人物については別個に取り上げて分かりやすい説明が加えられます。その上、それぞれの書が西洋文化の中でどのように用いられ、息づいているかが、文学、絵画、音楽、演劇、映画など、多彩なジャンルの具体的な作品を通して示されます。ブリューゲルの《バベルの塔》、ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》、バッハの《マタイ受難曲》など、有名な作品のみならず、西洋には聖書に想を得た作品が無数にあることを知れば、聖書がもつ力の広大さと奥行きを実感することができるでしょう。 フランスの碩学がガイドを務める聖書の旅へ、一緒に出かけましょう!
  • 聖書の解剖図鑑
    4.1
    はじめに、神は天と地を創造した―― 世界一のベストセラー、聖書はその言葉からはじまります。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の根底にあり欧米社会の基礎を築いた書物、聖書。 聖書を読んだことのない方でも「アダムとエヴァ」「ノアの箱舟」「バベルの塔」といった言葉はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。 聖書に書かれた内容は文明のはじまりから帝政ローマ時代前期に至る壮大なものですが、大きく分けると「旧約聖書」と「新約聖書」の二部構成となっています。 旧約聖書は「神さまと人間の旧(ふる)い約束」を意味し、人類誕生から古代イスラエルの民と呼ばれる人々の歴史物語が書かれます。 新約聖書は「神さまと人間の新しい約束」を意味し、イエス・キリストの登場と伝道、イエスに付き従った弟子たちの物語が語られます。 本書では旧約聖書を43、新約聖書を35の項目に分け、物語の概略を解説します。 アダム、エヴァ、ノア、アブラハム、マリア、イエス… 様々な登場人物たちが神さまと約束しながら紡ぐ物語を、美しいイラストとともにひも解きます。 この一冊で聖書に記された物語の大筋を把握することができますが、ぜひ実際に聖書のその箇所にあたっていただけましたら幸いです。 汲めども尽きぬ泉のような聖書がまるで「私たちの物語」として身近に感じられるはずです。

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  • 聖書の起源
    3.7
    キリスト教の正典、「聖書」──その奥にひそむのは、古代オリエントやギリシアのあらゆる神々の姿が織り込まれ、ユダヤ民族悠久の歴史が幾重にも積み重ねられた、多文化的な空間であった。異教のバァール神話の死と復活のドラマ。ギリシア神話のアドニスとアフロディテの出会いと別れの物語。エーゲ海であがめられた治療の神アスクレピオス。治癒神イエス登場の背後には、これら異端の神々の系譜を透かし見ることができる。従来の宗教学的解釈では光をあてられることのなかったこの歴史を、宗教人類学の視線から掘り起こし、のちの聖書の読みを決定づけた古典的名著。
  • 聖書の50人 語り継がれる神と人間の物語
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名前は聞いたことがあるが、実際に何をした人なのか、どういう人物なのかはよく知らない人を、豊富なビジュアルを交え、わかりやすくまとめる。 ■創世記と出エジプト記 アダムとイブ/カインとアベル/ノア/アブラハムとサラ/ハガルとイシュマエル/イサクとリベカ/ヤコブとその息子たち/エジプトのヨセフ/モーセ/アロン/ツィポラと祭司エトロ/ファラオ ■古代イスラエル ヨシュア/デボラ/サムソン/ダビデ/ソロモン/古代イスラエルの予言者たち ■新約聖書 ザカリヤとエリサベト/ヨセフとマリア/イエス/洗礼者ヨハネ/シモン・ペトロ/12使徒/マグダラのマリア/メシア/マリアとマルタ/カイアファとピラト/ステファノ/パウロ/テモテ
  • 聖書の楽しい読み方 「アーメン」って、そもそもどんな意味?
    -
    ノアの方舟の大きさって? イエスは九月十五日生まれだった?! ……大ベストセラー『聖書』の謎と神秘に迫る!

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  • 聖書の大地
    4.0
    医学を学び研究してきた著者が、58歳にして信仰の道に入る決心をしたのは何故か。シナイ半島からイスラエル、ヨーロッパへと、聖書ゆかりの土地を旅しながら愛してやまないキリスト教芸術や体験を綴る。

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  • 聖書のパワー物語―人生を変える20の秘訣
    値引きあり
    -
    世界的ベストセラーの聖書からダイレクトに人生成功の秘訣を導き出す快作。あらゆる分野の成功者のエピソードが満載。 (※本書は2011/11/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
  • 聖書の人々 完全ビジュアルガイド
    -
    1巻1,861円 (税込)
    神と人が織りなす物語とその登場人物121人を 美麗イラストと共に徹底解説!!  『聖書』は、この世界を創造した神と、私たち人類との関わりを記した書であり、 史上もっとも多くの人に読まれてきた世界最大のベストセラーです。 そこには、人間の良い面も悪い面も余すことなくまざまざと描かれており、 きわめて人間くさい書物となっています。 本書では、そういった『旧約聖書』『新約聖書』に登場する人物たちを オールカラーの書き下ろしによる美麗イラストで紹介。 また、登場人物にまつわるエピソードや特徴を徹底解説しています。 この1冊で魅力的な『聖書』の登場人物121人について知ることができる “聖書ガイド本の決定版”となっています。 『聖書』に登場するひとりひとりのキャラクターを知れば、 彼らも私たちと同様の人間であることを知って、 親しみを覚え、さらに理解も深まるでしょう。
  • 聖書の名言100
    3.0
    「なんじの敵を愛せ」「心の貧しき人は幸いなり」「人はパンのみに生きるにあらず」「求めよ、さらば与えられん」……など、旧約聖書・新約聖書から心をうつ100の名言を厳選紹介。ユダヤ、キリスト教3000年の知恵による、生き方のヒントを学ぶ本!

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  • 聖書の森の女たち
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 聖書の中で活躍する人々はほとんどが男性のように思われている。天地を創造したのは男性神であり、その家系も歴史も男性中心に記録され、王も祭司も預言者も男たち、もちろんイエスも独身の男性であった。しかし、聖書の中には多くの女性が登場している。名も無き女性たちが大きな存在感を持って迫ってくる。本書を読んでみよう。それがわかる。
  • 聖書の読み方
    3.7
    「聖書は信仰をもつ人が読むものだ」。世界一のベストセラーとは聞いても、どこか近寄りがたさを感じてしまう書物『聖書』。本書はその聖書を、広く人びとに開かれた一冊の本として読む案内書である。特定の教派によらず、自主独立で読む。聖書学者である著者が、自身の経験と思索をもとに提案する「わかる読み方」。

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  • 聖書の読み方
    値引きあり
    3.0
    世界でもっとも多く読まれている書物であるにもかかわらず、ともすれば日本人には敬遠されがちな聖書。しかし、そこには意味深いメッセージが随所に秘められている。律法と福音、処女降誕、キリストの復活……。これらの真の意味は何か。「北森神学」で知られる著者が、聖書そのものに即して伝授する読み解くためのコツの数々。聖書初学者必読の書。(講談社学術文庫)
  • 聖書はさらに物語る 一年12 回で聖書を読む本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「聖書の奇蹟はほんとうに起こったのか?」「聖絶は史実か?」「自然災害は神の裁きか?」「一神教はなぜ戦争をするのか?」など、聖書に取り組む時に沸き起こってくる疑問にも真摯に答えつつ聖書の全体像をわかりやすく概説。「一年12回で聖書を読む会」第2年目の学びを集成。現代人が聖書に向き合うことを励ましてくれるハンディ・ガイドブック。好評を博した「聖書は物語る一年12回で聖書を読む本」に続く第2弾!
  • 聖書はもういらない
    -
    「人間を幸せにするのは神様ではありません。 人間を幸せにできるのは人間です。」(本文より) 様々な固定観念から解き放たれたときに、新たに見えてくる世界 その起源から現在に至るまで長らく世界中に影響を与え続けている聖書。 キリスト教の歴史をひもときながら、聖書がどのように人の心をとらえ、支配してきたのか、その過程と構造の解明を試みる書。 真の魂の救済とはどういうものか。喪失の悲劇から人間の弱さを理解したときに、人生はより豊かな広がりを見せる――

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  • 聖書は物語る 一年12 回で聖書を読む本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 《1年で聖書全巻が学べる》 不思議な本、ロダールの『神の物語』が兄貴分の背景にありますが、とてもよく考えられたテキストになっています。図版、表組多数。一度は聖書を読んでおきたいと思うけれども、挫折してしまうあなたに。明野キリスト教会(京都)で好評開催中の「一年12回で聖書を読む会」のテキストが本になりました。聖書の背骨のような神と人とのガチンコの関係に焦点を当てて書かれた、かっこうの聖書案内役です。
  • 聖書vs.世界史 キリスト教的歴史観とは何か
    3.8
    天地創造から6000年で人類は終末を迎えると聖書はいう。では、アダムとエヴァより古いエジプトや中国の歴史はどうなるのか。ニュートンの時間概念はどうなるか。聖書と現実の整合性を求めて揺れ続けた西欧知識人の系譜。(講談社現代新書)
  • 「聖書」名表現の常識
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 聖書は多くの欧米人にとって心のよりどころであると同時に、感情や状況の的確な表現ツールにもなっている。ソロモンの知恵、カインのしるし……印象的な名文句を実例をふまえて解説する。(講談社現代新書)
  • 聖書物語
    -
    優れた文学でもある聖書。 そこには、超絶的な神だけでなく王も奴隷も、 聖人も罪人も、あらゆる人間の生き様が刻みこまれている。 天地と悪の初源を明かす創世記から、 イスラエルの民の歴史、救い主イエスの生涯、 そして世界の終末を告げる黙示録まで。 そのすべてを、人間が息づく百の物語として芥川賞作家が紡ぎ出す。 数々の名場面、悠久のドラマがよみがえり、 豊富な図版とともに新旧約聖書を読み通すことができる決定版。  【目次】  はじめに  ■旧約聖書編 1 初源の詩・愛の創まりと悪の発現 2 族長たちの時代 3 指導者モーセ 4 約束の地カナンへ 5 イスラエルの黄金時代 6 南北朝時代と預言者たち 7 バビロン捕囚からローマ支配まで 8 イスラエルの智と美  ■新約聖書編 9 イエスの生涯 10 再臨に向けて   おわり ※本書は、二〇〇〇年十月に刊行された『ビジュアル版 聖書物語』(講談社刊)に加筆・修正し文庫化したものが底本です。
  • 聖書物語
    2.0
    著者とキリスト教との出会いは東北大学に阿部次郎を慕って入学したときに遡る。文学的立場の曲折はあったものの、教養主義的ヒューマニズムを終生堅持したのもその裏打ちからであった。「山室聖書」と称された名著。

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  • 聖書力
    3.0
    弱小力、失敗力、協同力、スピリチュアル力など、聖書の中から引いたさまざまな要素を、生きる力に結びつける。聖書に秘められた様々な成功の法則を楽しく、わかりやすく解説。元気のない日本に、聖書のエッセンスを抽出した力を届ける。

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  • 聖書を語る
    4.4
    共にキリスト教徒の二人が、聖書をベースに宗教・哲学・社会問題を縦横無尽に語りつくす異色の対談集。 第一章では、カルヴァン派の佐藤氏とバプテスト派の中村氏が、同じプロテスタントでありながら宗派によって異なる、他力本願と自力本願、終末論など神学的な問題を語りあう。第二章では村上春樹の『1Q84』、サリンジャー、『新世紀エヴァンゲリオン』など文学やサブカルに見られるキリスト教の影響を読み解く。第三章は、3・11を契機に激変した日本社会を伝統宗教は救えるのかがテーマ。不安定な世の中にはスピリチュアル的なものがはびこるが、本当の意味で自分と他者をつなぐことのできるものは何なのか? ライプニッツのモナド論など引用しながら考察する。
  • 聖書を読む
    4.0
    共にキリスト教徒の二人が丁々発止の聖書対談 アダムとエバの創世記から世界の終わりを預言するヨハネの黙示録まで。キリスト教徒の二人が共に読み、語り尽くす異色のバトル対談。
  • 生/死をめぐる意思決定の倫理――自己への配慮、あるいは自己に向けた自己の作品化のために
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 医療・ケアの場で、新しい死生術、すなわち、「人生の最終段階」における「人生の物語り」によるACP・共同意思決定がなされている。IC・自己決定の限界を超えて、生/死をめぐる倫理は変遷してきた。そこにケア倫理やフェミニズムも関与し、関係性や親密性としての(拡張)家族が顕在化してきた。その次第を批判的に検討し、多くの人間によって現に生きられ/死なれる倫理を、「つながっていない」者さえも生きる/死ぬ倫理を、分析して構成する初めての書である。(小泉義之立命館大学名誉教授)
  • 精神医学と哲学のあいだ 木村敏が考えたこと
    -
    〈あいだ〉という独創的な切り口で、精神病理学の世界に革新的な視点をもたらした精神科医・木村敏。本書は、病の有無にかかわらず人が人としてありのままの姿で生きてゆくことを目指した木村敏の〈臨床哲学〉と、それに敷衍する自己論・時間論・生命論の真髄を、木村の謦咳に直接接した精神科医・哲学者が、新たな思索の広がりをもって展開した一書である。これから学ぼうとする若き学徒や臨床家への精神のバトンと言えるだろう。
  • 精神医学の近現代史 歴史の潮流を読み解く
    5.0
    近代精神医学が成立する契機となった精神病者の「鎖からの解放」は、なぜ可能となったのか? ナチズム期の精神障害者大量殺人は、なぜ引き起こされたのか? 本書の目的は、近代精神医学史の出来事を記述することだけではない。その出来事の背景、そこにどのようなアイデアや思想が、歴史の流れがあったのか、そしてそれがどのように現代につながっていくのかを明らかにしていくことを主眼としている。 戦争、安楽死、反精神医学、優生思想など、精神医学との関係が真正面から語られてこなかったテーマに深く切り込む。
  • 精神医療改革事典
    -
    精神医療改革運動に関わってきた精神科医・看護師・PSW、当事者や福祉関係者による精神医療改革に特化した事典。 精神医療改革の実際を担ってきた多くの精神医療従事者が、日常の実践をとおして、果てしない空白の病棟列島に挑戦する。 ◆精神医学・医療の領域では、すでに多数の辞典や事典が刊行されています。精神医学全般を網羅した大小・新旧の辞典から用語集のような書籍もあれば、精神分析・発達・精神薬理といった専門分野に特化したもの、あるいは歴史・精神看護学・メンタルヘルス・心理学などに焦点をあてたものなどもあり、それらの中には良書も少なくありません。しかし、最も重要であるはずの精神医療改革に特化した事典は、なぜかこれまで刊行されていませんでした。 ◆『精神医療改革事典』は、精神医療にかかわるさまざまな用語や概念の解説を収録したものにとどまりません。一つひとつの項目を読み進めるうちに、日本、あるいは世界的な広がりにまで及ぶ歴史的な事件や犯罪と、精神医療の過去から現在にいたる歴史が、不可分にむすびついていることに気づかされます。精神医療改革の歴史をたどることで、人間の存在、精神の有り様が、言語や文化の違いを超えて普遍性をもっていることに改めて気づかされます。(「刊行にあたって」より)

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  • 精神医療・診断の手引き DSM-IIIはなぜ作られ、DSM-5はなぜ批判されたか
    -
    1巻2,310円 (税込)
    精神科診断は、DSMというマニュアルに頼るのではなく「症状をじっくりと観察する」ことが第一である。 当たり前のことだが、それが忘れ去られようとしている。 「病名を付ければよい、そして、それに基づいて薬を処方すればよい」という風潮が強まったのは、DSM-IIIが導入されてからだ、と批判的に言う人がいるが、著者はそうではない、と考える。 そこには現代精神医学が抱える問題がある。 DSM-IIIが「必要」になった背景とその後の展開、そして、DSM-5の作成をめぐっての「批判」を紹介しながら、著者の精神医療論を語る。

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  • 精神医療に葬られた人びと~潜入ルポ 社会的入院~
    3.4
    「社会的入院」とは、「本来の治療目的で病院に入院しているのではなく、治療の必要がなくなったにもかかわらず、生活条件が整っていないために長期入院を続けている状態、またはその状態の患者のこと」を意味する。厚生労働省の推計では7万2千人だが、20万人に及ぶのではという調査結果もある。ノンフィクション作家が、精神科病院の「長期療養型」病棟への入院体験をもとに、「社会的入院」の内実を初めて明るみに出す。【光文社新書】
  • 精神医療ビジネスの闇 発達障害バブル、製薬マネー、人権侵害の歴史
    -
    20年以上にわたり精神医療業界を検証し続けてきた著者の集大成! 過剰診断による発達障害バブル、精神科医と製薬会社の癒着、精神科病院の収容ビジネス、診療報酬の不正取得、訪問診療・訪問看護の悪用など、利益至上主義に走る精神医療業界の実態を暴いた一冊。 【目次】 第1章 作られた精神疾患ブーム 第2章 精神医療ビジネスの構造 第3章 薬に依存する精神医療業界 第4章 大衆を騙す様々なトリック 第5章 どのように精神医療ビジネスに立ち向かうべきか 【著者】 米田倫康 1978年生まれ。私立灘中・高、東京大学工学部卒。市民の人権擁護の会日本支部代表世話役。在学中より、精神医療現場で起きている人権侵害の問題に取り組み、メンタルヘルスの改善を目指す同会の活動に参加する。被害者や内部告発者らの声を拾い上げ、報道機関や行政機関、議員、警察麻薬取締官などとともに、数多くの精神医療機関の不正の摘発に関わる。著書に『発達障害バブルの真相』(萬書房)、『発達障害のウソ』(扶桑社新書)、『児童精神科医は子どもの味方か』(五月書房新社)など。
  • 精神医療・保健施設
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 社会に開かれる精神医療・保健施設はいま、ケアから治療へ、そして地域で支えるリハビリテーションの場を目指して新しく生まれかわる。精神医療の歴史/社会的システムと施設体系/現状と問題点/精神病院の機能。建築計画=全体・病棟・外来・診療・生活療法/他。一般精神病院8題、専門病院3題、社会復帰施設5題など。実作資料20題。

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  • 精神衛生
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 社会生活の幸・不幸がいかに心の問題に依存しているかは、これまで医学と心理学の問題として取り上げられてきた。心の病気を事前に防ぎ、正常な心の健康を保障する「精神衛生」もまた、社会生活が営まれる限り、人間にとって不可欠のものである。本書は教育学や幼児心理学などを学習するひとのための精神衛生学の入門書である。
  • 精神科アウトリーチ 心の病に寄り添い、地域で暮らす
    -
    1巻1,760円 (税込)
    精神疾患を抱えながら医療につながることなく過ごしている人や家族は数多い。そんな人々を多職種のチームが住まいに出かけて地域生活を支援する「精神科アウトリーチ」について解説。欧米諸国のように、「精神科アウトリーチ」を中心にしたわが国の精神医療を構築するには? 診察室に座しているだけでは救うことのできない人々を、医療や福祉に結びつけるための架け橋となる情報が満載の一冊。
  • 精神科医が教える 笑顔うつから抜け出す方法
    3.8
    『どうせ、誰もわかってくれない』 そう思いながら、ひとりで頑張っているあなた。 もう、大丈夫です。 「しんどい」と言えないあなたの、日常を変える方法があります。 この本は、頑張っているあなたの味方になります。 Instagramで7万人以上が救われた! ・最近うっかりミスが増えてきた。 ・1人になったら悲しくもないのに涙が止まらなくなる。 ・やらなきゃと思うのに、体が動かない。 ・ゆううつな気持ちがずっと続いていたり体が重くなっているにもかかわらず、  会社の人や友人たちには明るい表情で接して悟られないようにしてしまう……。 ・外ではきちんとできるのに、家の中はめちゃくちゃ。 ・しんどくても元気にふるまっているのに、  「気持ちの問題だよ」「まじめにやってよ」「誰でもそんなことあるよ」と言われて、  理解してもらえない……。 こんなことはないでしょうか。 もしかするとそれは「笑顔うつ」のサインかもしれません。 この本では、まわりから理解されにくい「笑顔うつ」をわかりやすく解説。 「ホントはしんどいのにまわりに言えない人」に向けて、 精神科医が体と心のケアの仕方を紹介します。 ■目次 ・はじめに ・うつ島MAP ●第1章 いつのまにか「うつうつ島」に迷いこんでいる!?      ~笑顔の仮面がとれなくなる~ ・笑えているからって大丈夫なわけじゃない ・笑顔うつは「心の問題」がなくてもなる ・笑顔うつになると迷いこむ「4つの世界」 ・「やる気」を取り戻すために、いまの状態を知ろう ●第2章 落ちこみや不安は感じないけれど、体がおかしくなってきた!      ~歩くと体調が悪くなる道~ ・体調不良が目立つ“歩くと体調が悪くなる道”にいる人たち ・「単なる肉体的な疲れ」と「笑顔うつによる疲労感」の違い ・体にたまったストレスをやわらげるワーク ・もしかしたら・・・大きな病気がかくれていることも ●第3章 体は元気だけれど、落ちこみや不安があってしんどい!      ~希望が見えなくなる森~ ●第4章 感情がコントロールできなくなってきた!      ~戦わずにはいられない戦地~ ●第5章 思い通りに動けなくなってきた!      ~心と体が離れていく街~ ●第6章 エネルギーをためて「うつうつ島」から抜け出そう! ・おわりに ■著者 精神科医しょう InstagramなどSNSを中心にHSP気質やメンタルヘルスについて発信する精神科医。 大学病院に所属し、精神科医としての業務に加え、研究にも従事している。 著者に「頑張り屋さんのための心が晴れる本」(KADOKAWA)がある。
  • 精神科医が教える 会社がつらくなくなる本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「会社がつらい」という人へ 睡眠時間をのぞけば、1日の半分を過ごしている会社。できるだけ快適にすごしたいですが、日曜の夜は会社に行きたくないと憂鬱になったり、やる気がでない、仕事に集中できないなど、多かれ少なかれ、誰もが悩みや心配ごとを抱えています。 本書は、誰もが直面する、そんな会社の悩みや不安について、精神科医のTomy先生にアドバイスしていただきました。毎日悩んでストレスだらけで生きるなんてもったいない! 本書を読んで考え方を少し変えてみるだけで、毎日はきっと案外ラクになります! <CONTENTS> 「月曜の朝が憂鬱」「会社に行きたくない」「やる気がでない」「仕事に集中できない」というあなたへ ●Case01 「月曜の朝が憂鬱、会社に行きたくない。日曜の夜になると気分が重くなる」 ●Case02 「仕事に集中できない。期限が近付いているのに、余計なことをやってしまい進まない」 ◎教えてTomy先生! どうしてもやる気がでないときってどうしたらいいの? 「悪いほうにばかり考えてしまう」「失敗がこわい」「緊張して眠れない」「仕事ができないと思われたくない」というあなたへ ●Case03 「仕事で失敗したあとの罪悪感が大きく、いつまでもくよくよと後悔してしまう」 ●Case04 「先輩から指摘を受けると、自分は仕事ができないと責められているような気分になる」 ●Case05 「しっかり準備したのにプレゼンの前日は緊張して眠れない」 ●Case06 「仕事ができないと思われたくない気持ちから、仕事の進行や悩みを打ち明けられず、結局まわりに迷惑をかけてしまう」 ◎教えてTomy先生! 同じ状況でも不安に感じる人と感じない人がいるのはどういうこと? 「他人と比べてしまう」「自分ばかり損している気がする」「他人に対してイライラする」というあなたへ ●Case07 「同僚の成績が良かったり、企画が通ったりすると、自分はダメだと落ち込んだり、嫉妬したりしてしまう」 ●Case08 「頑張れば頑張るほど忙しくなり、疲れてしまった。自分ばかり損している気がする」 ●Case09 「何度指摘しても変わらない後輩に、毎日イライラして嫌になる」 ◎教えてTomy先生! よく聞く「自己肯定感」ということば、高い人と低い人って何が違うの? 「距離感の異なる人が苦手」「まわりにどう思われているか気になる」「否定されるのがこわい」というあなたへ ●Case10 「自分のプライベートを話してきたり、こちらのプライベートを聞いてくる上司が苦手で、毎日気が重い」 ●Case11 「同僚のなにげない対応が気になる。嫌われているのではないか、何かしてしまったのではないかと不安」 ●Case12 「先輩に自分の意見を言おうと思っても、言い出せず、ストレスがたまる。否定されそうでこわい」
  • 精神科医が教える還暦からの上機嫌な人生
    4.0
    60歳すぎたら、「急がない、無理しない、引きずらない」ほうがうまいことやれる。還暦後を「ちょうどよい匙加減」で楽しむ秘訣!
  • 精神科医が教える「がんばらない老後」のすすめ
    -
    「老後はあまりがんばらず、気ままにのんびり手を抜いて、楽しく生きよう! 」という「がんばらない老後」をキーワードに、「第二の人生」の新たな楽しみ方を解説しています。 「もう勝ち負けにはこだわらない」「そこそこぐらいの手間で趣味を楽しむ」「“がんばりすぎない"散歩をしてみる」「朝ごはんは自分で作らなくてOK」など、人間関係、趣味、お金、物、家事等のちょっぴり適当なおすすめ生活スタイルや、適度な力の抜き方を具体的に紹介。 これから老後を迎える人、そして現在、老後を送っている人にも役立つ情報がたっぷりで、シルバーライフがより豊かで楽しいものになる内容です。 仕事の現役時代にしても、子育てにしても、一生懸命がんばってきた人は多いはず。そんな方々も、これからは「がんばらない老後」がおすすめ。本書には、若い頃ほど無理しないで快適に暮らす秘訣が満載です。 ◆「がんばらない老後」はホッとする生き方 ◆ちょっとのことで疲れる自分を許してあげよう ◆上手にできるかは問題ではない ◆布団はたたむ程度 ◆血圧をやたらに気にしない ◆生きているだけで丸儲け ◆飲食店、レジャー…ありがたく利用したいシニア割引 ◆がんばって孫にお小遣いをあげる必要はない ◆近所の助けを「大丈夫ですから」と断らない ◆わずらわしい人間関係をカットできる「ひとり老後」

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  • 精神科医が教える! 心がスッと軽くなる93の処方箋
    4.6
    現代社会は、情報過多や人間関係のストレス、将来への不安など、心の不調を引き起こす要因に満ちています。そんな中で、自分の心を整え、前向きに生きるためにはどうすればよいのか。そのヒントをシンプルかつ実践的に教えてくれるのが、本書『精神科医が教える! 心がスッと軽くなる93の処方箋』です。著者・樺沢紫苑氏は、精神科医として多くの患者と向き合ってきた経験を活かし、科学的根拠に基づいたメンタルケアの方法をわかりやすく紹介しています。本書は「処方箋」という形で、日常のちょっとした心がけや習慣の改善によって、心のモヤモヤを取り除く具体的なアドバイスを93項目にわたって掲載しています。例えば、「朝散歩をする」「闇風呂でリラックス」「3行日記を書く」といった、一見シンプルな行動の中に、驚くほど大きな心理的効果があることが解説されています。これらはすぐに始められるうえに、続けやすいものばかり。難しい心理学用語や専門知識は一切不要で、「まずはこれをやってみよう」と背中を押してくれるような親しみやすさがあります。また、樺沢氏の語り口は軽やかで、ユーモアを交えながら読者の気持ちに寄り添ってくれるため、読むだけでも心が少し楽になるという声も多く聞かれます。悩みや不安にとらわれがちな日々に、本書はまさに「心の応急処置キット」として機能してくれるでしょう。どんなに小さな行動でも、それを積み重ねていくことで、確実に心の状態は改善されていきます。日々の生活に少しずつ取り入れながら、心が晴れていく実感をぜひ味わってください。
  • 精神科医が教える 心の疲れがたまったときに読む本
    5.0
    上司のちょっとした一言に思わずムカッときたとき、つい心がかたくなになったとき、悩みを引きずって眠れないとき、すぐに役立つ86の方法を紹介。 *仕事のストレスを減らす「心の持ち方」 *すぐできる、「気分転換」のコツ *スッキリ! イヤな気分を引きずらない秘訣 *脳にストレスをためない習慣 *深く、短く眠る快眠法 …もっと毎日をラクに生きるヒントが満載。
  • 精神科医が教える こじらせない心の休ませ方
    4.0
    悩み・不安・イライラ・疲れ……相談できる人が見つからないあなたへ―― ガマンに気づかず、「大丈夫」ってムリしながら生きていませんか? ◎「言いたいこと」を言わずに、ため込んでしまう ◎相手の何気ない言葉に傷ついて、そのことで頭がいっぱいになる ◎「なんで〇〇してくれないの!」……もうイライラしたくない!  ◎人と自分を比べて落ち込んだり、嫉妬してしまう ◎誰かのために、自分のことを後回しにしてしまう ……どれかに思い当たったら、この本を開いてください。 嫌な気持ちを引きずる悪い流れをリセットし、毎日がすっきりする。 人生うまくいくちょっとした習慣がいっぱいつまった1冊!
  • 精神科医が教える 子どもの折れない心の育て方
    4.0
    生きづらい時代、強くしなやかな芯のある子にする育て方。・失敗や試練に負けない子にするために親ができること。・「できない」を「できる」に変える魔法の声かけとは?・読むだけで親子関係が驚くほどよくなる。先の見えない時代、子育ての一つのゴールは、「困難にぶつかっても果敢にチャレンジし続ける胆力」のある子に育てること。本書では、失敗しても何度でも立ち直る力を「ふにふに生きる力」と銘打ち、親子関係が改善する魔法の声かけを気鋭の精神科医が提案。心が折れかけている子どもがかけている7つの色メガネ「決めつけメガネ」「どうせメガネ」「全否定メガネ」「拡大縮小メガネ」「見えすぎメガネ」「白黒メガネ」「予言メガネ」をはずしてあげれば、強くしなやかな芯が育つ!
  • 精神科医が教える 幸せの授業 お金・仕事・人間関係・健康 すべてうまくいく
    値引きあり
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ベストセラー著者の人気シリーズ シリーズ累計15万部突破! 30枚のイラストを見るだけで、 科学的に幸せになる方法が身につく! 初の「幸せの実用書」と話題のベストセラー 『精神科医が見つけた3つの幸福』の図解版! オールカラーで楽しく! 中学生から大人まで スラスラ読めて一生役に立つ! ☆本書が伝えたいこと ・誰でも幸せになれる方法がわかった! ・「減る幸福」と「減らない幸福」がある ・あなたを幸せにする「たった5人」の人たち ・「ありがとう」を数えたぶんだけ幸せになれる ・幸せと「お金」「時間」の関係について考えてみた ☆著者あとがきより 「世の中のほとんどの人が 『幸せになりたい』と願いながら、 睡眠を削って仕事をしてしまう。 家族やパートナーと過ごす時間よりも 仕事を優先してしまう。 隙間時間を楽しもうと、 すぐにスマホを開くことで、 脳が疲れてしまっている。 あなたがよかれと思ってやっていることの多くが、 あなたを幸せから遠ざけていたのです。 本書は、2021年に発売された 『精神科医が見つけた3つの幸福』を元に、 イラストをふんだんに使い、 対話形式でわかりやすくまとめました。 普段読書をしない人や、 中学生、高校生が読んでも 十分に理解できる本に なっていると思います。 出版史上、 幸せについて最もわかりやすく、 最も実践しやすい本、 と言っても過言ではないでしょう」
  • 精神科医が教える すりへらない心のつくり方
    3.8
    ムリしてがんばって、自分をすりへらしながら、生きていませんか? ◎自分のことよりも他人のことを優先してしまう ◎職場にイヤな奴がいて、気の休まるときがない ◎引っ込み思案で、うまく自分の気持ちをいえない ◎つらくても、つらくないふり。大丈夫なふりをしてしまう ◎大切な人とつい、ぶつかってしまう。なぜかケンカになってしまう ……どれかに思い当たったら、この本を開いてください。 ガマンして、どんどんつらくなっていく毎日から抜け出し、 人生うまくいくちょっとした習慣がいっぱいつまった1冊!
  • 精神科医が教える 60歳からの人生を楽しむ孤独力
    3.5
    せっかくの第二の人生、嫌なことはやめて、ちょこっとずぼらに生きてみよう。 □「生涯現役」という気持ちを捨てる □「生きがい、生きがい」とあせらない □「人は人、自分は自分」で生きる □「いい加減にできる人」になる □「いまさら」は禁句。「いまから」と言ってみる あなたはいくつ実行できますか? 生きる楽しさを与える人気精神科医が教える60歳からの「不安と心配」にさよならする本。
  • 精神科医が教える 60歳からの人生を楽しむ忘れる力
    5.0
    いやな思い出、やらなかった後悔、妙なプライド、過去の栄光、 思い通りにならないイライラ、誰かへの期待、余計な不安や心配事…… 必要ないこと、しかたのないことを、「忘れていい」とリセットして生きてみよう。 ◎根拠もないのに、悪い結論を勝手に予測するのはやめる ◎心のトゲトゲが抜けるまで、自分の物語を語ってみる ◎家族といえども、100%わかりあうのは不可能 ◎過去に大成功していようとも、今のあなたとは何の関係もない ◎自分の人生に必要でない人からは、さらりと離れる ……あなたはいくつ実行できますか? 少し肩の力を抜いて、より快適に、健やかに生きるヒントが満載!
  • 精神科医が教える 忘れる技術
    3.0
    PTSDを引き起こす外傷記憶、恨みや罪悪感、うつ病や強迫神経症、依存や中毒など、あなたの心をいつまでも蝕む、思い出すのもつらい過去や苦しい症状、頭にこびりついた記憶や心をかき乱す感情――こうした「忘れられないこと」を上手に「忘れる」ための具体的な方法をベテラン精神科医が説く。人が遭遇するさまざまな「忘れられない」ケースを紹介するほか、「忘れることができない」メカニズムを脳と心の両面から解き明かす。
  • 精神科医が狂気をつくる―臨床現場からの緊急警告―
    3.3
    「うつ病には○○の摂取が有効」「脳トレで認知症は治る」……精神疾患の治療と称してまかり通る妄説の数々。しかしそのまやかしが、取り返しのつかない重篤な患者を生み出す。食事療法は健康食品やサプリを売りつける方便だ。うつ病を「心のかぜ」と呼ぶのは製薬会社と医療行政の欺瞞だ。薬物やカウンセリングの罠から診断基準の陥穽まで、精神医学の世界に蔓延する不実と虚偽を暴く。
  • 精神科医がたどりついた「孤独力」からのすすめ
    4.0
    孤独を愉しめ!孤独を恐れるな! 定年後の3K問題は、お金・健康・孤独だという。その一つ、孤独について、精神科医である著者は「孤独をパートナーに生き方を決めてきた」という。孤独を糧に人生を再生させ、自分の限界に挑戦し、新しい幕開けを迎える……著者自身の人生の軌跡を「孤独」を軸に語ったのが本書。 好評だった前著『50歳からは「孤独力」!』から6年。聖路加国際病院を定年退職し、新たにがん患者とその家族に寄り添うサイコオンコロジー(精神腫瘍科)クリニックを創設。その底流にいつも流れているのが「孤独力」! そして、著者がよりどころにしている空海の教えが、著者の孤独力を後押しする。「寂しい孤独」ではなく「ここちよい孤独」がここにある!
  • 精神科医がつかっている「ことば」セラピー
    3.6
    読むだけでこころの病が改善する! 自分自身、過敏で内向的な青年期を過ごしてきた精神科医は、みずからが時代を経て語り継がれてきた名言や新聞・雑誌の片隅の記事など、さまざまなことばに励まされ、支えられてきた。その経験から、日々診療に取り入れて、効果を上げている「ことばセラピー」を、さらに厳選して収録。こころが疲れたとき、不安や悩みがふくらむとき、壁にぶつかったとき……113のことばをつかって、自分でカウンセリングできる本。
  • 精神科医がみた老いの不安・抑うつと成熟
    5.0
    日常のさりげない腰痛、風邪、些細な人間関係のトラブルをきっかけに妄想、不安障害、うつ病として表れる老年期の心理的な特異性とは? 背後にある老いとは? 多彩な精神症状を診てきた、老年精神医学の第一人者による、豊富な臨床を踏まえた処方箋。
  • 精神科医が娘に送る 心理学の手紙 思い通りにならない世の中を軽やかに渡り歩く37のメッセージ
    4.0
    精神科医が独り立ちする娘に、思い通りにならない世の中を軽やかに渡り歩く37のメッセージを送る。韓国で20万部超のベストセラー。40年の診療経験から得た精神医学や心理学の知見を交え、女性の悩みに答える。哲学者や作家の名言を引用し、深い人生観を示す。生きづらい世の中でも前向きに生きる気持ちになれる本。
  • 精神科医がよくつかっている治癒することば
    4.0
    こころが悩み疲れている人に贈る120のセラピー! 実際の診療で日々「ことばセラピー」をおこなっている精神科医が、うつなどの症状に悩む人、人間関係に苦しむ人、不安・葛藤・嫉妬など負の感情を抱える人、壁にぶつかっている人などに処方し、効果の高かったことばを厳選!著者みずからも青年期に神経症的な葛藤に苦しんだ体験を持つ。120のことばは、これまで人々を支えてきた名言はもちろん、著者ならではのセレクションが異彩を放つ! 前著『精神科医がつかっている「ことば」セラピー』とはまったく別物の書き下ろし!
  • 精神科医だけが知っているネガティブ感情の整理術
    3.7
    のべ10万人を診てきた精神科医が教える 今日から実践できる、感情をコントロールする方法 10タイプ別「思考のクセ」を知り、7つのステップで悪い流れを整理! 「不安」「イライラ」「後ろ向き」がスッキリ解消 他にも今すぐできる「心の整理術」 ■イライラが減る「思考のコツ」 ■コップ1杯の水の効能 ■1分でできる脳の休め方 ■「愛情ホルモン」の増やし方 ■「6D3S」の口グセをやめてみる ……etc. 【CONTENTS】 第1章 なぜネガティブ感情が生まれるのか 誰もが感情不安定になる時代 ネガティブ感情にも種類がある ネガティブ感情はどこで作られるのか? 脳が疲弊するとネガティブ感情を抱きやすい ネガティブ感情になりやすい人、なりにくい人 男性脳と女性脳によっても感じ方が違う 睡眠不足がネガティブ感情を呼び起こす 脳の指令で心も体も揺れ動く ネガティブ感情は性格と環境で変わる ごはんのやけ食いは、ネガティブ感情のサイン 「甘いものが食べたい」は脳からのSOS 「仕組み」を知ることが「整理術」の第一歩 第2章 インターネット社会が感情を疲弊させる もはやスマホなしでは生きられない 動画の「倍速視聴」に脳は置いていかれる 情報過多がネガティブな感情を呼ぶ SNSの人間関係に悩む人たち 「いいね!」がつかないと不安になる 自分ルールで暴走する人たち 夜のSNSは感情が暴走しやすい SNSは他人との比較ツール 「メール人格」に傷つかないために インターネット生活はセロトニンを減少させる 第3章 感情をコントロールできる人、できない人 不安を強く感じる人の傾向 「6D3S」の口グセが感情を不安定にさせる 自己肯定感の高い、低い人 あなたの自己肯定感レベルはどのくらい? 世の中には「コントロールできないこと」がある 自己肯定感の高い人は、感情が安定している ストレスを受けると、心も体も臨戦態勢になる セロトニンとノルアドレナリンで感情は揺れる 「睡眠ホルモン」もセロトニンから作られている 報酬系ホルモン「ドーパミン」の過剰分泌は危険 推し活のいきすぎでもドーパミン過剰になる 第4章 自分の「思考のクセ」を知ろう 性格によって事実の受け止め方がこんなに違う 考のクセには10のタイプがある 思考のクセが生まれるもとを探る 思考の悪い流れを変える7つのステップ 自分の本当の性格を知り、うまく付き合う もしかしたら「繊細さん」かも? 「うつ状態」は「うつ病」とは異なる 第5章 いつも笑顔でいるための6つの習慣 心の棚卸しを定期的にしよう 言葉からネガティブになるクセを取り除く つくり笑いで人生が変わる 食べ物で感情を安定させる すぐにできるレスキュー方法 嫌なことから離れていい 第6章 ネガティブ感情にとらわれないために知っておきたいこと ネガティブ感情は持続させてしまうと厄介 なぜ、怒りを買う人は常に一言多いのか 穏やかな人が攻撃的になる「認知症」 溜め込まない生活が一番大事 ストレスに直面した扁桃体が選ぶ「3つのF」 他人と比べる習慣をやめる 利他の行動は、幸せという形で戻ってくる 緊張やストレスを和らげるGABA 辛い時は誰かに助けを求めていい
  • 精神科医という仕事 日常臨床の精神療法
    5.0
    筆者は,子どもから大人まで診るベテラン精神科医として知られる。その四十年以上にわたる臨床経験から,クライエントの生活を支援するための支持的な面接を中心に,本書には「筆者の考える精神療法の基本」が述べられている。 筆者は支持的精神療法について,「その人の生き方・考え方を変えようとするのではなく,『今,一生懸命に生きている,その人を支える』もの」であると述べる。そして,経験に基づいた面接の定石から,日常臨床で遭遇するピットフォール;落とし穴,思わぬ危険,さらに精神科臨床では不可欠な,クライエントの症状の把握から病名・診断の過程,薬や環境調整の考え方まで,日常臨床に応用可能な精神科医としてのtipが全編で語られる。

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  • 精神科医とは何者であるか
    5.0
    昨今、ワイドショーをはじめ「精神科医」を名乗る識者がやたらと登場する。彼らは一体何者なのか。そもそも「精神」だの「こころの病」だの、つかみどころのないシロモノを相手にわかったような顔をする人々を信用できるだろうか、といった疑問から本書は発案された。 著者は元外科であったが現在は精神科医という変わり者。それだけに独自の視点がユニークである。「犬や猫に心理療法は可能か」「名医とヤブの見分け方」「真実よりも欺瞞によって救われる人間心理」等々。 著者は精神医学の誤解を解こうとする。つまり心理療法やカウンセリングの技術を教える学問というイメージだけではなく、現在では脳の解明や薬の効能など、科学的な実証がかなりなされているのだ。そして、21世紀の精神医学の可能性についても語っている。人の心はどこまでわかるのか、治せるのだろうか。いまどきの精神医学の効用と限界をあまさず告白した、人間観察エッセイである。

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  • 精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■大人気! シリーズ33万部突破!!■ 心が凹んだら1ページずつめくってみて! ■X(旧Twitter)39万フォロワー突破!■ モヤモヤしても「まっ、いっか」 自分と上手にお付き合いしましょ ■この本で、ぜんぶ解決!■ 【仕事・生活・夫婦・人間関係・お金】 真面目な人は、自分すら許せないときがあるわ。 まず自分を許す。 これを忘れないで。 ■「後悔」と「不安」は"頭がお暇"な証拠です■ 目の前のことに集中すれば いつの間にか忘れているわ。 まだまだ働き盛りとはいえ、会社員人生も終盤に差し掛かる年代。 子どもがいる人は、子育てもだいぶ落ち着きつつある年代でもある。 ふと自分の人生を見つめ直すことが多くなったところだけど、 若い頃に比べると体力も容姿も衰えを自覚することも少なくない……。 漠然とした老後への不安も募りつつ、リア充自慢している人のSNSを見ては、 自分と比べて落ち込んでしまうことも……。 いくら年齢を重ねても、悩みや不安は尽きない。 寝る前にイヤなことが頭に浮かんでしまい、モヤモヤして眠れない日もある。 でも、もう大丈夫! ワタシたちには、精神科医Tomyがいる! ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症…… 苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある221の言葉。 心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。 精神科医Tomyの"言葉の精神安定剤"で、気分はスッキリ、今日がラクになる!  ちょっと心が凹んだとき、1ページめくってみて!
  • 精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仕事や恋愛に悩むことが少なくない30代。20代とはまた違った環境になり、同僚や友人と自分を比べて焦りが出やすい年代でもあります。まわりの人を見渡せば、なんだか充実しているように感じてしまう。一方、自分の置かれている環境や持っているものの良さになかなか気づけず、他の人と比較しては落ち込んでしまったりします。 誰しも悩みや不安は尽きません。寝る前にイヤなことが頭に浮かんでしまい、モヤモヤして眠れない日もあるでしょう。でも、もう大丈夫。ワタシたちには、精神科医Tomyがいる! ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられる説得力ある221の言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けましょう。精神科医Tomyの"言葉の精神安定剤"で、気分はスッキリ、今日がラクになる!ちょっと心が凹んだとき、1ページめくってみて!
  • 精神科医Tomyの言いたいことがラクに伝わる35の方法(大和出版) もう、“言わずに我慢”なんてしなくていい!
    4.0
    自分の気持ちを“なかったこと”にするのは、もうやめませんか? 「うまく相手に伝える勇気がない」「言ったら嫌われるような気がするから言えない」「気が強い相手に気持ちを押し殺してしまう」「『言わないのが大人』だと思っている」――というあなたへ。下手でも不器用でもいいから、自分の気持ちをきちんと表明しましょう。 ・レストランで店員さんがワインをこぼし、友人の服が汚れてしまった ・「もしかしたら変だと思われるかも」と思って、無難な返答しかできない ・何度断っても食い下がってごはんに誘ってくる友人がいて困っている ・お金がないのを気にして「私、振袖は似合わないから」と遠慮するなど、自分にうそをつく癖がついている こんなとき、どうしたらいい? Twitterのフォロワー約23万人! 「モヤモヤを吹き飛ばしてくれる」「癒される」と大人気の精神科医が、自分も相手もこじらせないための“ちょっとしたコツ”、すべて教えます!
  • 精神科医Tomyの自己嫌悪の抜け出し方
    3.0
    【内容紹介】 どんなにポジティブシンキングが大切だと言われても、なかなかやめられない自己嫌悪。自己嫌悪すらやめられないのに、自己肯定感なんて持てるはずもない。 そんな人は少なくないのではないのでしょうか。 「やめようと思っても、勝手にぐるぐる考えてしまう」と思っているかもしれませんが、じつは自己嫌悪に陥ってしまうのは「頭がおヒマ」な状態だから。 「頭がおヒマ」な状態を抜け出せれば、自己嫌悪からも抜け出すことができると著者はいいます。 本書では、自己嫌悪のタイプを7つに分けて対処法を提案するとともに、「自己嫌悪からの抜け出し方」を解説します。 【目次】 第1章 あなたはなぜ自己嫌悪してしまうのか?  自己嫌悪の正体  あなたが自己嫌悪してしまうのは「理想」があるから  自己嫌悪に陥る6つのきっかけ  きっかけ1 周囲に劣等感を抱いたとき  きっかけ2 失敗したとき  きっかけ3 解決が難しい悩み事に直面したとき  きっかけ4「あのときこうすればよかった」と後悔したとき  きっかけ5 理想と現実にギャップがあるとき  きっかけ6 意図せず人に嫌な思いをさせてしまったとき  自己肯定感が持てなくても、自己嫌悪を手放せばラクになる  自己嫌悪する人としない人の違い  自己嫌悪を捨てるためのヒント 第2章 あなたはどのタイプ? 7つの自己嫌悪タイプ  あなたの育ち方と自己嫌悪の深い関係  あなたはどのタイプ? タイプ別自己嫌悪の特徴  1 完璧主義タイプ  2 器用貧乏タイプ  3 隣の芝は青いタイプ  4 一人反省会タイプ  5「~しなければならない」タイプ  6 抱え込みすぎタイプ  7 一見、八方美人タイプ 第3章 自己嫌悪から抜け出す処方箋  1 完璧主義タイプ    相談  2 器用貧乏タイプ    相談  3 隣の芝は青いタイプ    相談  4 一人反省会タイプ    相談  5「~しなければならない」タイプ    相談  6 抱え込みすぎタイプ    相談  7 一見、八方美人タイプ    相談 第4章 劣等感との向き合い方  自己嫌悪の根本にあるのは「劣等感」  劣等感はどこから発生するのか?  劣等感がない人なんていない  劣等感は欠点ではない  劣等感との上手な付き合い方  付き合い方1「できていないこと」ではなく「できていること」に目を向けよう  付き合い方2 理想が高すぎないか考えてみよう  付き合い方3 負のループに陥ったらゆっくり休もう  付き合い方4「できない」自分もいていいじゃない  付き合い方5 あえて劣等感をオープンにしてみる  付き合い方6「今」に目を向けてみる  自己嫌悪を手放した先にあるもの 第5章 自己嫌悪から抜け出すためのワーク おわりに
  • 精神科医Tomyのほどほど力~全力投球は、もう卒業よ
    4.1
    ますます人気! 頑張り屋さんのための処方箋 頑張りすぎる、すぐいっぱいいっぱいになる……そんなお悩みの方へ。 「お願いごとはいったん預かる」「1時間に10分休憩する」「やりたいことを半分にする」「頑張り屋さんほどヘルプを求める練習をする」など、気持ちにゆとりを生み出す小さなヒントをTomy先生が伝授。 Contents はじめに 1章 いらないこだわりを捨ててみる なんとか最低限回ればよろし。 こだわりの解像度を上げましょう。 完璧主義な人ほど、制限が必要よ。 こだわりは少なければ少ないほどいいわけでもないのよ。 何をどうしたって、他人と過去は変えられないわ。 根っからの「完璧主義」もやわらげることはできるわ。 何が何でも「ほどほど」じゃなくていいの。 プロフィール疲れにご用心。 2章 毎日にうまく余白をつくる いっぱいいっぱいになって、日常生活に支障が出ていないかしら? いっぱいいっぱいのときこそ、こまめに休憩をとるのよ。 1時間に10分休憩をとりましょ。 限界になってからでは、遅いのよ。 マルチタスクよりシングルタスクで、余白はつくれるわ。 何もしないでゴロゴロする時間こそ、本当の余白なのよ。 休日じゃなくても、一日の中で、休み、楽しめばいいのよ。 ゆとりを生み出すあなただけのルーティンをつくりましょ。 3章 「ほどよい距離感」を大事にする。 相手への期待が人間関係の「ほどほど」を壊すの。 頼まれごとは、すぐには引き受けない。 あなたが「ズルい」と思う人はまわりの人だって「ズルい」と思っているわ。やることがいろいろあるからこそ、100%をどう使うか考えるべきなの。 完璧主義を人間関係にも求めないこと。 放置していい問題だってあるわ。 完璧にしたいことは、少しだけでいいの。 世間体って、実はあなた自身の考え方だったりするの。 自分軸を大事にしたいなら、まずは自分だけに集中すればいいの。 嫌なことをしてくる人にわざわざご褒美をあげなくていいわ。 「なぜ」を繰り返していくことで、セルフカウンセリングできるわ。 頑張りすぎる人ほどヘルプを求める練習が必要だわ。 4章 ふつうにやって十分合格  きっとあなたは、「頑張りやさんで優秀な世界」の住民。 やりたいことの「半分」だけ、やってみて。 責任感の強い人ほど、簡単に仕事を増やさないで。 忙しくないと不安な人に必要なのは真のゴロゴロタイムよ。 作り上げた「スタイル」があなたを邪魔することもあるわ。 ほどほどに頑張ることもできなくなったら? 自己否定をしているあなたの中にある宝物。 最悪の想定をするクセには、こんなリスクがあるわ。 「嫌なものは嫌」と思っていいのよ。 「ほどほど力」の注意点とは? 5章 「ほどほど」のモノサシは自分軸  好きなことなら、どれだけ疲れてもいい、というわけでもないの。 人生の最後の瞬間を想像して、見えてくることもあるわ。 ほどほどに生きるために、捨てたほうがいいもの。 全方位で勝っていたいというのは、無理な話なの。 今、頑張って取り組むことは、「たった一つ」でいいわ。 自分の時間を大切に生きることが、わがままなわけがないわ。 おわりに
  • 精神科医に、ご用心! 心の問題に向き合うヒント
    -
    精神科医の自殺率は一般人の数倍という。死のうとする人を食い止める仕事であるはずの精神科医がなぜ、そのようなことになってしまうのか。みずからが薬漬けになっている医師、女性患者と肉体関係に進んでしまった医師、不正な事件にかかわり、当局のご厄介になった医師……。本書冒頭には、こうした残念な精神科医、ダメな精神科医が次々と登場する。私たちは、安心して精神科の門をたたくことができないのだろうか……。本書は、現役の精神科医が、日本の精神医療界の闇を冷静に分析して解説し、患者が心の問題と向き合う時に知っておくべきこと、信頼できる医師に出会うための心得を説いたものである。 ●世界でも1位、2位を争う膨大な外来患者数 ●100人の精神科医がいれば、診断も100通りある ●精神科薬の成功確率は誰も証明できない ●費用対効果の高い読書療法 ●瞑想は大きな効果が期待できる ●万人にとっていい精神科医は存在しない、ほか。『精神科医はなぜ心を病むのか』(2008年刊)を改題、大幅に加筆、修正して文庫化。
  • 精神科医になる 患者を〈わかる〉ということ
    4.0
    精神科医は患者が病気であることを本当に証明できるのか。病気か〈甘え〉かをどこで見極めるのか。精神科医療において一人の患者にカウンセリングと薬を処方しての治療が同時に行なわれるのはなぜか。本書は精神科に勤務する著者が、臨床の現場で行き当たった疑問に一つ一つ立ち止まり、本当の「精神科医」になるために重ねた思索の結晶である。現代の精神科医療が抱える問題を掘り起こし、対人関係の原点を見つめる。
  • 精神科医の戦略&戦術ノート 精神科救急病棟で学んだこと
    -
    1巻2,750円 (税込)
    長年の精神科救急の経験から得た知恵やコツ、後輩医師や研修医に話してウケがよかった話などを戦略、戦術という視点からまとめたユニークな覚え書。精神科の特に急性期の医療に求められていることをまず明らかにし、そのニーズに沿って戦略を立て、個々の患者さんの抱える問題に戦術を用いて対応していくという流れとなっている。また、著者がいろいろなことを教えてもらった印象深い患者さんたちが紹介される。 手軽に読める、臨床や病棟運営のノウハウが満載の書。
  • 精神科医のつきない悩み対応法
    -
    生きづらい現実に、誠心誠意の答えがここにある! 医師になる!と決めたはいいけれど、成績がついていかない。浪人を繰り返し、努力に努力を重ね、ようやく医学部に合格。精神科医になりたいが大多数が反対。それでも精神科医として出発することに!著者自身が社交不安障害で、いつも悩んでいる。いつも不安を抱えている。さらに強迫性格にも苦しんだから、実際の臨床で、こころの病に苦しんでいるひとびとに寄り添える。 本書は、生きづらい現実から生まれるつきない悩みに、渾身の思いで答える!
  • 精神科医の話の聴き方 10のセオリー
    4.0
    「困った」「どうしよう」「つらい」「憂うつだ」……身近な家族や友人、職場の同僚からこのように言われたら、あなたならどうしますか? 悩むこころと言葉をどのように受け止めたらよいのか、多彩なフィールドで活躍してきた精神科医が、10の基本原則を示しつつ、それらに基づいた具体的な対応を様々な場面ごとに紹介します。専門的な技法以前にある、ごくあたりまえのことが、ごくあたりまえのように活用されることを願って。
  • 精神科医の本音
    3.9
    現役精神科医が語る「精神科」の裏側 通院する前に患者が知っておくべき現実を、つまびらかに明かす! 精神疾患を持つ患者数は400万人を超え、急増の一途をたどっている。 精神科・心療内科に通うことは、もはや誰にとっても珍しいことではなくなった。 しかし、「心の病」を扱う精神医療には、ブラックボックスの部分があまりにも多い……。 「なぜ精神科医は5分しか診てくれないのか?」 「なぜ病院を替えたら診断が変わるのか?」 「なぜ処方される薬が変わっていくのか?」 「なぜ通い続けても一向に良くならないのか?」 患者が医者に対して不信感を抱きやすい疑問を徹底解説。 診察中にするべき質問、「名医とヤブ医者」の見分け方から、「薬やカウンセリング」の効果、医療制度の問題まで。 登録者数20万人を超えるYouTubeチャンネル「精神科医がこころの病気を解説するCh」の運営者であり、 開業医である著者が、患者に役立つ情報を真摯に伝える。現役精神科医が語る「精神科」の裏側、 通院する前に患者が知っておくべき現実を、つまびらかに明かす!
  • 精神科医はへき地医療で“使いもの”になるのか? 私の転職奮闘記
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    ベテラン精神科医が、総合診療医に転身! 一念発起して北海道にある穂別町で「へき地医療」を始めた著者が、日常診療で思うところをつづったエッセイ。苦労も喜びも多い日々で考える、「こころを診る・からだを診る」こと――。プライマリ・ケア医として日々格闘しながらどんな診療をしているのか、何を思うのか、つぶさに語った。
  • 精神科医・モタ先生の心が晴れる言葉———今だからこそ読みたい「心の名医」による66のメッセージ
    3.0
    「やまない雨がないように、 人生の『雨季』もいつか必ず終わる。 そのことは信じていい。 そしてまた雲間から 太陽が顔をのぞかせるのだ。」 今だからこそ読みたい 「心の名医」による66のメッセージ 「誠実だから あなたは悩む。 あなたが自分を 否定する必要は まったくないのだ。」 「みんなどこか違っている。 どこかでっぱっていて、 どこかひっこんでいる。 普通の人なんて、 ひとりもいないのだ。」 「あなたが できないこともあるが、 できることもたくさんある。 そのことを 忘れないでほしい。」 など ■目次 第1章 つらいことの先に待っているもの 第2章 悩みの解決を時間にゆだねる 第3章 自分を少し好きになる方法 第4章 人間関係の悩みが晴れるには 第5章 それでも行き詰ってしまったら 第6章 心が晴れていく習慣 第7章 心が晴れていく言葉 ■著者 斎藤茂太(さいとう・しげた) 精神科医・医学博士。 1916年生まれ。長年、家族・夫婦・子育て・心の病・ストレスを 扱ってきた「心の名医」として、厚い信頼を集めている。 愛称は「モタさん」。歌人・精神科医であった斎藤茂吉の長男でもある。著書多数。 2006年逝去。
  • 精神科医療における暴力とケア
    -
    精神科で起こる暴力とは何だろう。その暴力をケアするとは何だろう。本書は、その暴力が渦巻いている中に身を置いている方、外から暴力を考える方、精神科とは直接の関係のない哲学の世界から暴力を考える方、当事者、その家族……などさまざまな立場の方からのご論考を集めている。 「暴力」とは何だろう。ただ、その行為だけを見ているだけでは何も変わらない。それを取り巻く精神医療、社会全体、人間存在そのもの、といった根源的な問題からの考察が必要不可欠である。その上で、さらに「ケア」とは何か。何がケアにつながるのか、本書を通して読者一人ひとりに考え続けていただきたいと願う。

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  • 精神科医療の「7つの不思議」
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 統合失調症の母をもった家族として、自身も精神科を受診した体験者として、その経験を公表した著者は、精神医でもある。公表後、全国から招かれた行った数百回にも及ぶ講演会で当事者(患者)や家族と触れあい、日常の診療だけでは分からなかった精神科医療の姿を知った。家族、患者、精神科医という3つの立場を持つ著者が精神科医療の7つの不思議を紐解くことで、これからの精神科医療のあり方を考える。
  • 精神科医療の未来を見据えて
    -
    1巻1,672円 (税込)
    精神疾患を抱えた人が幸せに暮らす社会を実現するために 患者本位の医療・福祉を追求する 精神科医療の現場で 奮闘を続けてきた看護師の物語 ------------------------------------------------------ 日本の精神科医療は長らく、多くの問題を抱えてきました。 世界各国と比較して入院日数が長いうえに身体拘束が多く、 国際社会から批判されてきたのです。 また、精神科病院の職員による患者への暴行・虐待事件は 今でも少なからず報道されています。 そしてなにより、精神疾患を抱える人を支援する国の体制も整っておらず、 病院を退院した患者が地域で安心して暮らすことができないという問題も 根深く残っています。 1973年に看護学校を卒業した著者は、国立病院の精神科で勤務したのち、 1976年に精神科病院の閉鎖病棟の看護師として働き始めました。 閉鎖病棟において患者の外出や私物所有をいっさい許されていない状況を 目の当たりにした著者は、悲惨な環境を少しでもよくしようと、 患者を病院の外に連れ出したり私物を持ち込めるようにしたりなど、改善を行います。 しかし、一人の看護師としてできることは限られていると考えて 勤めていた病院を退職し、1987年に精神疾患を抱える人のための職業支援所を開設。 初めは小さな施設でしたが、徐々に利用者が増え規模も拡大し 社会福祉法人格を取得するまでに成長しました。 さらに著者は、医療と福祉をつないで双方から患者を支援できる仕組みを つくろうと考え、2005年に精神科訪問看護ステーションを開設しました。 ステーションでは「その人らしい豊かで多様な生活を応援する」という理念を掲げ、 日々理想の精神医療を追及しています。 50年にわたって精神科医療の最前線で奮闘してきた著者の軌跡は、 精神科医療に携わる人だけでなく、広く医療、福祉に関わる人にとって、 患者本位の医療、福祉はどうあるべきかを考えるきっかけになるはずです。

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  • 精神科ER 緊急救命室
    3.4
    都知事の発案でより早く急患に対応すべく急遽開設された「東京ER」。その精神科は、日々、緊迫した空気に包まれている。パトカーや救急車でひっきりなしに運ばれてくる患者たち。父親から捨てられ自殺を図った兄妹。心のバランスを崩し、深夜の霊園で叫ぶサラリーマン。「愛が欲しい」と恋人の前で包丁を取り出す女性。極度の緊張の中、厳しい現実と格闘した現役精神科医が語る壮絶人間ドキュメント。
  • 精神科看護師による患者advocacy
    -
    1巻2,500円 (税込)
    精神疾患を抱えて入院している患者にとっては、一番身近にいる看護師の関わり一つで患者は良くも悪くもなります。看護師が患者を一人の人として向き合い、その人の苦悩を理解し看護を実践することが重要です。精神科で働く看護師の役割は大きく、看護が変われば医療のあり方も変わっていきます。精神科看護師が、患者のどのような場面で権利が阻害されていると捉え、そのためにどのような看護介入を用いているかについて考える本です。
  • 精神科看護職のための精神保健福祉法Q&A 令和4年改正・令和6年施行対応版
    -
    令和4年の精神保健福祉法改正を反映し、入院制度、権利擁護、虐待防止措置など精神科看護職に必須とされる精神保健福祉法の知識をQ&A方式で解説。病棟、外来、訪問での現場実践をふまえたQを通じて法的疑問を解決でき、実地指導対策にも最適な、精神科看護職必携の書。 ※本電子書籍は同名出版物(紙版)を底本として作成しました。記載内容は、印刷出版当時のものです。 ※紙版とは異なる表記・表現の場合があります。また、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
  • 精神科患者アドボカシーと退行の看護
    値引きあり
    -
    精神科医療は、患者の人権や看護倫理が最も問われる場であり、しっかりとした人間観を持つことが医療従事者には求められる。 看護基礎教育で学んだ「患者中心の看護」、そして日々自問自答を繰り返してきた臨床での実体験が、看護アドボカシーや看護介入の抽出といった質的研究に著者を駆り立てた。 関わりの難しい精神疾患患者への看護を通し、人権擁護とは何か、深い患者理解の仕方とはどのようなものかを考える。 (※本書は2019/11/25に発売し、2022/1/7に電子化をいたしました)
  • 精神科症例報告の上手な書きかた 第2版
    -
    1巻1,980円 (税込)
    医師の義務ともいえる症例報告を書くことは推奨されるものの、初めて執筆する医師にとっては困難が多い。自分が経験した貴重な症例をどのように論文にまとめ投稿すればよいか。専門誌の編集委員として、多くの症例報告を査読し、また大学で学生の論文を添削指導してきた経験を持つ筆者が、非常に具体的にわかりやすく、執筆のノウハウを提供する。精神科の症例報告を書くための初めてのガイドブックの改訂第2版。
  • 精神科身体ケア
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アセスメントから看護計画立案、ケアの展開までを解説する<精神科ナースのアセスメント&プランニングbooksシリーズ>。本巻のテーマは「身体合併症看護」。バイタルサインの見方、フィジカルアセスメントの手技等をわかりやすくまとめ、「痛みがあっても訴えない」等、精神疾患患者の特徴を踏まえた事例を収載する。
  • 精神科診療のヒント 先輩が後輩に語る
    -
    1巻3,850円 (税込)
    「精神科治療の目標は『幸せ度を上げる』ことに置くべきである」長年多くの患者を継続診療し、地域や司法とも深く関わってきた著者。その豊富な臨床経験を基に綴られる本書は、精神科医療を繋ぐ貴重なバトンである。精神科医に必要な知識・素養の他、生活行動と症状の関係、面接でわかり合うための表現等々、精神科臨床に携わる専門職なら心得るべき知見が満載。世代を問わず読み継ぎたい一冊。
  • 精神科診療のポイント 59症例の治療過程を徹底解説+Q&A
    -
    1巻3,630円 (税込)
    精神科診療においては、単に症状に頼って病名を付け、ガイドラインに沿って薬を処方するだけではうまくいかないことも多い。本書では、一歩踏み込んだ対応により改善が認められた症例の簡潔なレポートと治療のヤマ場におけるポイントをわかりやすく解説する。ヤマ場での対応のいかんで慢性化したり、快方に向かったりするからである。著者が経験したさまざまな疾患59症例が紹介され、付録では100問近い患者・家族からの質問に著者が真摯に答える。
  • 精神科受診の手引書。精神科で処方される薬を飲むと人格が変わってしまう?10分で読めるシリーズ
    -
    10分で読めるミニ書籍です(文章量7,000文字程度=紙の書籍の14ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 書籍説明 精神科の受診を考えたが二の足を踏んでしまった方。 受診する予定はないが知識として知っておきたい方。 受診の必要性がある家族がいる方。 さらに本人が通院拒否しているようなケースでにっちもさっちもいかない方。 これは、あなたの本です。 「精神科で処方される薬を飲むと人格が変わってしまうのではないか?」 そう思われている方が多いようです。 そのせいで「精神科」や「心療内科」受診は非常にハードルが高いようです。 体調が悪くても受診をしないで本来は早期治療で簡単に治療できるものが重症化してしまうケースもあります。 皆さんは、「精神科」にどのようなイメージを持っているでしょうか。 まるで人格が変わってしまうような薬を処方される場所でしょうか。 暗く陰湿で、医師はカルテだけを見ながら薬の処方をするようなイメージでしょうか。 しかし、実際には多くの病院は明るく清潔に保たれており、 初診のときは医師も十分に話を聞いてくれるはずです。 薬に関しても長所や短所がありますので、質問すればしっかりと説明をしてくれます。 近年の治療はインフォームドコンセントと言って、十分な説明と同意が重要視されています。 本書では、精神科受診を理解しやすいようにできる限りざっくりと説明します。 心療内科と精神科の曖昧な違いについても説明いたします。 ご自身やご家族が精神科受診の必要性がある、あるいは可能性を感じる。 そのような状況でしたら、本書はきっとヒントになります。 是非、ご利用ください。 著者紹介 林田 一(ハヤシダハジメ) 東京都生まれ。 もともとサラリーマンであったが上司や取引先との喧嘩が絶えず三年持たずに一身上の都合で退職する。 貯金と失業手当で1年程のニート生活をしていると言いようのない不安に襲われ、心理職への道を志す。 大学院時代から縁があって、児童精神科や学校などで働くようになる。 卒業し臨床心理士の資格を取得してからは、 主に虐待や非行少年少女に対する自立支援など児童福祉分野をメインのフィールドとして活動している。
  • 精神科長期入院よ さようなら 最良の精神療法とは何か?
    -
    精神科の長期入院は,患者さんの社会性を奪い生活上のスキルを衰えさせてしまうため,また退院が難しくなるという負のスパイラルに陥ることが多い。著者は,そのような状況に医療者の立場から(1)「退院支援」が長期入院患者に最も必要な「精神療法」そのものではないか,(2)退院や回復の意欲が次々と感染(転移)するのを支援することが私たちの務めなのではないか,と提言し,「退院支援」について症例を中心として解説していく。

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  • 精神科治療学 第40巻11号〈特集〉中学生を診よう 一般精神科医における中学生診療の基礎知識
    NEW
    -
    1巻3,190円 (税込)
    なぜ中学生なのか! 一般精神科医にとって、小学生以下は、ハードルが高い。中学生は、成人診療の応用がぎりぎり可能であり、超えられないハードルではない。本特集は、中学生の心理的発達やカルチャー、メンタルヘルスの問題から、実際の診療のポイント、疾患・症状ごとの注意点など、一般精神科医が中学生を診るために必要なテーマを網羅。この特集を読めば中学生の診療に一歩を踏み出すことができる。
  • 精神科治療学 第40巻10号〈特集〉こころを支えるさまざまな器―精神科の治療環境を考える―
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    1巻3,190円 (税込)
    空間や環境は、精神科治療に匹敵するか 病棟や診療室の構造が治療に与える大きな影響を治療者は日々実感している。本特集では、病棟設計や診療室の工夫、感染症対策、災害時の役割まで、多彩な視点から「こころを支える器」を解説。精神科治療の効果を上げるのは、薬でも技術でもなく器かもしれない。まずは特集の目次を見てほしい。これらの論文を読まないでいられるだろうか。
  • 精神科治療学 第40巻増刊号〈特集〉うつ病 123のQ&A
    NEW
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    1巻6,600円 (税込)
    うつ病臨床 Hack! 多岐にわたる疑問や課題に答える。精神科医が日常臨床で直面する疑問に、エビデンスと実践の両面から答える決定版。診断、薬物療法、心理療法、ECTやrTMS等の特殊治療、身体疾患との関連など、うつ病診療に関わる主要なトピックスを網羅し、エキスパートが具体的かつ実践的な答えを提示。Q&A形式で必要な情報を迅速に参照でき実用性も抜群!精神科医のみならず、心理職、PSW、看護師等、精神科医療関係者にも役立つ。
  • 精神科治療学 第40巻07号〈特集〉精神科領域のガイドラインの作り方と使い方
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    1巻3,190円 (税込)
    精神科領域の様々な診療ガイドラインを紹介。精神科の臨床では多様な患者背景や症状を踏まえて個別に対応する必要があり、ガイドラインの利用には工夫が求められる。本特集では、主なガイドラインを取り上げ、それらの意義を整理するとともに、患者に合わせて柔軟に活用するにはどうすればよいかを解説。最新のガイドラインを適切に使いこなすための特集。
  • 精神科治療学 第40巻08号〈特集〉症例報告から学ぶI
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    1巻3,190円 (税込)
    症例報告を学ぶことは、エビデンス重視の時代には軽視されがちだが、臨床家としての洞察力や問題発見能力を養ううえでも重要。本特集は2号にわたり症例報告の意義を取り上げた。今号の特集Iは、「アンネ・ラウ」「ライナー」「ビーチャム」「サッスーン」「ねずみ男」「アウグステ」などの有名症例を取り上げ、なぜそれらが現代まで評価されてきたか、その意義を解説。一例を精緻に分析することから重要な精神医学的知見が導かれることがわかる特集。
  • 精神科治療学 第40巻09号〈特集〉症例報告から学ぶII
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    1巻3,190円 (税込)
    前号に続き、症例報告について学ぶ。今号の特集IIは、臨床精神薬理学、神経心理学、児童思春期等さまざまな分野別、また、精神科専門医試験や精神保健指定医取得といった目的別の、症例報告の書き方を解説。さらに、症例報告を書く際に常に気を配らなければいけない同意取得についても取り上げた。症例報告を書く際に役立つ特集。
  • 精神科治療学 第40巻06号〈特集〉語り、ナラティブ、物語-その精神科臨床における機能と効用-
    -
    1巻3,190円 (税込)
    エビデンスの時代に「語り、ナラティブ、物語」の必要性・効用を探る。患者さんとの対話から、生活が見えてくる。そして、訴える症状の背景を捉えることで、適切な診断や治療に結びつく。精神科臨床のさまざまな場面・局面において「語り」を考えてきた専門家が、独自の切り口で語る。「語り、ナラティブ、物語」の重要性を再発見する特集。
  • 精神科デイケアを豊かなリハビリテーションの場に育てるガイドブック
    -
    1巻3,366円 (税込)
    「集まること」を制限されたコロナ以降、精神科デイケアは苦境に直面しています。今こそ原点に立ち返り、質の高い医療支援へと鍛え上げるときです。心理社会的プログラムの効果を高める鍵は集団のメンテナンス。当事者と支援者のストーリーを通して、守るべきことと変えるべきことを確認しながら、「居場所型」と「通過型」を超えたデイケア運営のポイントを考えていきます。

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  • 精神科における予診・初診・初期治療
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    外来診察用手引きとして多くの人に読まれてきた名著が、大幅に加筆訂正され復刊。著者流の診察における配慮やコツが、具体的に平易な言葉で述べられている。「客観的」手法が優勢である今日、それに偏らず、診察で人間の全体をとらえ、治療に繋ぐ作法をわかりやすく説いてくれる類のない書。
  • 精神科にできること 脳の医学、心の治療
    4.0
    治る患者と治らない患者、なぜ差が出るか? 効きめの高い新薬が認可され、検査機器も発達し、精神科の治療は著しく様変わりしている。各疾病のケーススタディから医者と付きあうコツまで、やさしく解説する。(講談社現代新書)
  • 精神科のヒミツ クスリ・報酬・診断書
    3.0
    クスリの大量投与、医者によって食い違う診断、患者の都合にあわせたウソだらけの診断書…何が本当で何がウソなのか?ベテラン精神科医が医療のカラクリをわかりやすく説明しながら、疑問・批判に答えます!「名医」と「迷医」の見分け方、賢い活用方法などのヒントが満載。
  • 精神科病院で人生を終えるということ その死に誰が寄り添うか
    4.7
    人々の目に触れることがない、精神科単科病院の「身体合併症病棟」。 ここがどのような場所で、どのような人が生き、そして死んでいくのか 精神医療は、一般にも医療の中でもタブー視されているのではないかと考えます。本書は、少しでも精神医療を知るきっかけにしてほしいと、日経メディカルOnlineで執筆したコラムをまとめました。 ・なぜ、長期間退院できないのか。 ・なぜ、精神科医が身体疾患を診るのか。 ・なぜ、転院を断られるのか。 ・なぜ、家族は治療を拒否するのか。 ・なぜ、精神科病院は人里離れた場所や山の麓に多いのか。 精神科単科病院で亡くなっていった人たちの人生や、家族・友人との人間関係を通して、精神科疾患を有する人の日常や精神科医療の実際を描き出すと同時に、胃瘻造設や延命治療の是非、誤嚥性肺炎、患者家族への説明の難しさなど、終末期医療に共通する医師の悩みも吐露されています。 特別編として、相模原障害者施設殺傷事件についても書き下ろしています。
  • 精神科薬物療法に再チャレンジ 豊富な症例と具体的な解説で学ぶ処方の実際
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    精神科薬物療法に自信をつけるために企画された本書は、各執筆者が自家薬籠中の物にしている薬物について、その使い方や他の薬物との使い分けのコツをわかりやすく解説している。いくつかの症例を記載し、具体的な増量過程や治療経過を紹介する。また薬物治療拒否や薬物変更(中止)に難色を示すなど、実際の臨床場面で悩む事柄に対して、豊富な臨床経験をもとに解説する。本書は、従来のテキストやガイドラインとはひと味違う,具体的な解説本となっている。
  • 精神科リエゾンチーム活動指針 日本総合病院精神医学会治療指針9
    -
    2012年度から精神科リエゾンチーム加算が診療報酬に新設された。精神科リエゾンは、多職種が協働するチーム医療により、その相乗効果が期待できる。本書は、チームに関わる各職種の役割とその意義、チームの立ち上げと維持の仕方、介入の流れ、せん妄や不安・抑うつなどへの対応方法などを具体的かつ簡潔に解説している。チーム活動実践における拠り所として現場で真に役立つハンドブックである。
  • 精神科臨床 スキルアップのための覚書
    -
    1巻2,970円 (税込)
    世界的に著名な精神科医ステファン・ストールの著書『ストール精神薬理学エセンシャルズ』を翻訳し日本に紹介した仙波純一先生が、これまでに「精神科治療学」誌と「臨床精神薬理」誌に執筆した30論文をそのまま収録。日々の臨床をスキルアップするために必読の論文集。
  • 精神科臨床の自由 記述・暦・病跡学
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    1巻2,970円 (税込)
    著者のライフワークである「記述」、および「暦時間」構造について論じた著。音楽療法士へのインタビュー、正岡子規や岡本太郎の作品を通じた臨床論などから「記述」について掘り下げる。さらに既存の時間論から脱却して生活感覚に根差した「暦時間」構造を見出したことで、より豊かな臨床の理解を目指す。長年の経験を経て改めて回帰した自らの原点と新たに発見した視点とを包括し、著者ならではの自由な筆致で記した一冊。
  • 精神科臨床の走り 現象学・虎気質・中井久夫
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    1巻2,970円 (税込)
    著者の論文やエッセイを「看護の現象学」「病跡学」「暦時間」「中井久夫」の4章にまとめた著作。看護師へのインタビューをもとにした現象学的分析から「看護の現象学」を掘り下げる。「病跡学」では、「虎気質」という概念を提示。「暦時間」では、精神疾患における時間体制とうつ病との関連について考察。最後に、「中井久夫」についての文章を集めた。 長年の臨床と研究から導かれた視点を、著者ならではの筆の走りで記した一冊。
  • 精神科臨床の星影 安克昌、樽味伸、中井久夫、神田橋條治、宮沢賢治をめぐる時間
    -
    1巻3,960円 (税込)
    惜しくも早世した若き精神科医、安克昌と樽味伸。著者は二人の面影を追い続ける。震災以降、外傷性精神障害の治療にのめり込んだ安の「魂のふるえ」。素朴で平易な言葉を慈しむように使った樽味の深い優しさ。さらに中井久夫、神田橋條治、宮沢賢治にまで射程を広げ、臨床家の生と死、臨床の言葉についての思慮深い考察が、柔らかい感性によって綴られる。野心的仕掛けによって芳醇な臨床世界を開示することに成功した好著。
  • 精神鑑定への誘い 精神鑑定を行う人のために、精神鑑定を学びたい人のために
    3.0
    1巻2,420円 (税込)
    精神鑑定は他人事だと思っている精神科医に、ある日、依頼の電話がかかってくるかもしれない。 精神鑑定が行われる件数は、毎年増加し続けているため、これまで精神鑑定に携わってこなかった医師たちにも精神鑑定の依頼が来る時代になってきた。 本書には、精神鑑定の依頼の受け方から鑑定面接の仕方、鑑定書の書き方まで、精神鑑定を行うための必要十分な知識が分かりやすく解説されている。また、内容も面白く、やさしい記述で、精神鑑定がどのようなものであるかを小説を読むかのように楽しく理解することが出来る。精神鑑定をこれから行う医師にとっても、心理士やPSWなど精神鑑定に携わる方にとっても極めて役立つ心強いガイドブックである。一般の方にとっても、裁判員に選ばれる可能性のある現在、精神鑑定を易しく理解できる最適の書である。

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  • 精神現象学 上
    4.0
    感覚的経験という最も身近な段階から、数知れぬ弁証法的過程を経て、最高次の「絶対知」へと至るまで──。精神のこの遍歴を壮大なスケールで描き出し、哲学史上、この上なく難解かつ極めて重要な書物として、不動の地位を築いてきた『精神現象学』。我が国でも数多くの翻訳がなされてきたが、本書は、流麗ながら、かつてない平明な訳文により、ヘーゲルの晦渋な世界へと読者をやさしく誘う。同時に、主要な版すべてを照合しつつ訳出された本書は、それら四つの原典との頁対応も示し、原文を参照する一助となす。今後のヘーゲル読解に必携の画期的翻訳、文庫オリジナルでついに刊行。【※本電子書籍版には、紙書籍版本文の上欄、下欄に付した4つの原典(グロックナー版全集第二巻、ホフマイスター版、ズールカンプ版全集第三巻および大全集版〔アカデミー版〕)とのページ対応は含まれません。】

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