発信型英語が身に付くようにと英文法を説明しているのが今回の本。10年前に出版された「発信型英語スーパーレベル英文法」からさらにバージョンアップした。本の大きさだけでなく、中身も充実している。最近の文法書は、カラフルな表紙と、大きな文字で書かれていて見やすいが、中身がスカスカという骨粗鬆症のようなんだ
...続きを読むこれと言いたくなるような本が平気で並べられている。それと比べると植田先生の本は、骨太だ。
文型と動詞をマスターからしてなかなか良い。何がよいかと言えば、ただ、何とか文型としているのではなく、第3文型を使うのと第4文型で書くのとでは、ニュアンスがこのように違うという説明がなされていることだ。例文も「斬れる」英語で音読したり書いたりして覚えて実践で役に立つのもいい。助動詞の項目もそれぞれの動詞の細かいニュアンスの違いについて書かれていてわかりやすい。
コラムとして英文法の極意というのが今回登場している。ここでは様々な文法に関する疑問に答える形で解説がされている。結構気になることが書かれていて読むとすっきりする。
著者はよく「Let's enjoy the process! 陽は必ず昇る!」と書いて読者をやる気にさせる。この本を丁寧に読んでいくと、試験を突破する一つの自信につながる。