哲学・宗教・心理作品一覧

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  • 新訳 夢判断
    4.7
    夢とは望みを叶え、「本当の自分」が潜む場所。無気力、不眠、拭えない孤独感、新型うつ、スマホ依存、承認欲求の呪縛――21世紀のあなたの悩みはすべて、この歴史的ベストセラーによって解き明かされる。フロイトを知り尽くし、40年以上患者の夢や無意識と向き合い続けた精神科医によって蘇る、読んで愉しく寝て愉しい〈心の探検旅行記〉。
  • 宗教生活の基本形態(全) ──オーストラリアにおけるトーテム体系
    -
    宗教の本質的要素=宗教生活の基本形態を明らかにした古典的名著を清新な新訳で送る。上下巻を合本した「完全版」、待望の電子化。【上巻】序論「探求の目的」と、宗教の定義を検討しアミニスム、ナチュリスムなどの主要学説を批判した上でトーテミスム研究の略史を扱った第一部「前提問題」、さらに第二部「基本的信念」のうち、トーテミスムの概念を掘り下げ、その原理であるマナの概念を析出する第七章までを収録。【下巻】霊魂と精霊の概念を扱う第二部「基本的信念」の後半に続いて、禁忌の体系や供犠、また償いの儀礼や聖概念の両義性を検討する第三部「主要な儀礼的態度」を収める。「結論」では、研究結果を再検討し、共通の行為としての宗教儀礼が社会を「作り直す」根源的行為であることを解明する。詳細な訳者解説を付す。
  • 二十一世紀の若者論
    -
    若者たちはどう語られてきたのか? 大人たちの偏見にさらされ、生きづらさを抱えて浮遊する若者たちの姿を言説分析を通してとらえる。
  • 心の援助にいかす 精神分析の治療ポイント 波長合わせと共同作業、治療実践の視点から
    -
    好評の《治療ポイントシリーズ》第7弾。キー概念として、言語化、抵抗、転移、逆転移、防衛に焦点を合わせ、32の事例を使いながら、精神分析から得られる「治療のエッセンス」を対話形式で解説する。特に抵抗や転移・逆転移の意味を一般心理や治療の点から徹底的に詳しく検討、わかりやすく説明した。常に治療実践を目指し、治療実践から考え、治療実践から吟味する著者が教える臨床での実践方法。
  • 最新版 天然石パワーストーン組み合わせバイブル
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気の石173種を写真や詳細なデータと共に解説し、石の力を引き出す組合せを願い事別に多数紹介。目的や好みにぴったりの組合せが必ずみつかる、初心者からプロまで活用度の高い決定版。
  • 仕事も恋もうまくいく! 実用心理学4冊セット
    -
    心理学者・駒沢女子大学教授の富田隆先生による、人気実用心理学集がついに4冊セットとなりました。毎日の日常生活を心理学的な観点から細かに分析し、人間の行動を徹底解明します。  仕事や恋に関するあらゆる知識がぎっしり詰まっているので、読めば必ずタメになる! どうぞご一読ください。 ~作品ラインナップ~ 1.マインドシフト 「進化」のための10の法則 ~THE 10 LAWS OF MIND SHIFT~ 2.恋愛心理学講座 3.誘惑の心理術 4.夜の心理術 人の二面性から導く愛の法則 ◇◆◇著者 富田 隆◇◆◇ 1949年東京生まれ。駒沢女子大学教授。専攻は認知心理学とコミュニケーション心理学。社会問題から芸術まで多方面に渡り独自の才能を発揮。心理学に裏付けられた分析とエスプリのきいたコメントでみんなに愛され、テレビでも活躍中。『人に好かれる心理技術を覚えよう 仕事と恋に自信がつく・13のスキル』『愛を伝える心理学~相手をその気にさせる口説きのテクニック~』『妻はなぜ離婚をしたがるのか 心理学が教える熟年離婚の本当の理由』『セックスで幸せになる! 心理学でわかる性の秘密』(各電子書籍、SUMIDA出版)など、他多数の著書がある。
  • モテる男の恋愛心理学 4冊セット
    -
    男性諸君必見! 心理学者・駒沢女子大学教授の富田隆先生がおくる、恋愛指南書がついに4冊セットになりました。  心理学によって分析された恋愛のノウハウについてを豊富に収録。読んで活かして、これでアナタもモテモテになる! ~作品ラインナップ~ 1.あなたの恋愛力をみがく 恋愛偏差値 Love Quotient 2.どうすればあなたの愛は伝わるか “特別な人”になる恋愛のマジック 3.絶対にうまくいく!超心理術―人間関係・恋愛・仕事に悩んだときに開く本 4.恋愛に勝つ心理術~あなたを恋愛の達人へ導く7つの成功法則~ ◇◆◇著者 富田 隆◇◆◇ 1949年東京生まれ。駒沢女子大学教授。専攻は認知心理学とコミュニケーション心理学。社会問題から芸術まで多方面に渡り独自の才能を発揮。心理学に裏付けられた分析とエスプリのきいたコメントでみんなに愛され、テレビでも活躍中。『マインドシフト 「進化」のための10の法則 ~THE 10 LAWS OF MIND SHIFT~』『愛を伝える心理学~相手をその気にさせる口説きのテクニック~』『恋愛心理学講座』『嫉妬を味方につける心理術』『誘惑の心理術』(各電子書籍、SUMIDA出版)など、他多数の著書がある。
  • ターシャ・テューダーの言葉 ベスト版 私は人生をバケーションのように過ごしてきたわ
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ロングセラー「ターシャ・テューダーの言葉」(全5巻)の中から厳選した言葉に未発表の言葉を加えて、それぞれ解説をつけました。ターシャを深く理解できる愛蔵本。美しい写真やイラストが満載です!
  • 新・新装版 トポスの知 [箱庭療法]の世界
    5.0
    多くの読者のご要望に応え、待望の名著復刻! 〈箱庭療法〉という心理療法の一技法をめぐる哲学者と心理療法家の対話。 「言うまでもなく、箱庭療法は、箱庭を作ることによって心理療法が行なわれてゆくのであるが、そこに生じる多くの出来事は、人生のドラマといってもよく、限定された砂箱という『場』(トポス)に、人間存在の在り様が見事に提示されてくるのである。 したがって、このことは、単に心理学とか心理療法ということを超えて、広く『人間存在』に対する関心を持っている人たちに、多くのことを知っていただきたいと思う新しい『知』をはらんでいるのである。」(河合隼雄「あとがき」より)
  • 治療のための精神分析ノート
    5.0
    「いのちの核はコトバでないものに支えられながら、ヒトの生はコトバによって支配されている」。著者は臨床の現場で、長くこの矛盾を乗り越えることをみずからのテーマとしてきた。コトバを治療の道具とする精神分析の治療の場で、文字言語を絶対的なものとせず、治療者と患者との間の時々刻々の関係性の変化に目をこらすことで、著者は治療の場に立ち上がってくるいのちの営みを掬い上げる。そうすることで、精神分析用語として知られるコトバの真に意味するところ、治療の本質を説いてゆく。精神分析の世界への導きに始まり、先達の教え(=理論)の咀嚼、さらには独自の技法と修練の方法を紹介するなど、半世紀以上にわたる臨床の集大成ともいえる著者、畢生の書。
  • 増補版 良心の興亡-近代イギリス道徳哲学研究
    -
    良心や道徳について、ふだんの生活で強く意識されることはあまり多くはないかもしれません。正しいと思われる行為をする場合にも、良心や道徳に基づいてというよりも、「それが義務だから」という理由が勝っていることのほうが日常的でしょう。あるいは振り返ってみると、さまざまな場面で、良心や道徳、義務とは無関係に、損得勘定や経済の問題に左右されて判断をおこなっていることも少なくないのかもしれません。 ただ一方で、私たちは、「良心が痛む」「良心に照らして」と語り、どう行為するのがいちばんよいのかと迷い、考えることがあります。日常の中でその気配があまり感じられなくなってしまったこれらについて、その本質や由来を考えていくのは簡単ではありませんが、かつて、この問題が真剣に議論された時代がありました。17世紀イギリス――、ホッブズ、ヒューム、アダム・スミス、J・S・ミル、ダーウィンなどの思想家たちは良心についての議論を発展させ、継承していきます。本書ではその流れを一望します。 そもそも、良心や道徳がたんなる義務感だとするならば、ある規則に与えられた規則に従い、定められた義務を守るだけの人のことを道徳的だと私たちは考えるでしょうか。おそらくこの問いに、イエスと答える人は少ないのではないかと思います。しかし、義務感でないとするならば、良心や道徳とはいったい何なのでしょうか。本書では、良心の議論に必ずつきまとう「自己愛」「利己心」について論じる補論を加え、問題の本質に迫ります。
  • いま哲学に何ができるのか?
    -
    第1章「政策論争は不毛か?」では、すぐれた議論を行う方法を示すための事例として政策論争を取り上げる。ここで示された方法は、ほかの章でも頻繁に使うことになる。  続く6つの章は、今日の社会でもっとも強大な力といえる、科学、宗教、資本主義をテーマに取り上げる。それぞれについて、関連する哲学的思考のツールを使って批判的に検討していく。ここでの「批判的」というのは、否定的な批判とか、論駁するという意味ではなく、その価値と限界をていねいに評価するという意味だ。  第2章「科学の取扱説明書」では、科学的主張を評価するときに重要となる、論理的原則に着目する。第3章「科学の限界」では、科学者が関心を寄せる哲学的な問題を取り上げ、そうした問題を論証するにあたり、哲学の知見を用いない場合に生じる問題を紹介する。  第4章「科学にもとづく無神論」では、さらに高度な哲学的省察に移り、宗教哲学の中心となる論点「神の存在を信じることは理にかなっているか」について、かなりくわしく論じる。ここでは、ある哲学的見解に対するくわしい分析や批評の方法を見ていくことになる。  第5章「宗教的不可知論」は、宗教的信念は合理的であるという見解を展開し、それを擁護する作業に移る。この章でわたしは自分の見解を述べるが、その目的は、哲学論争の内容を例示するために必要となる哲学的ツールを提供することである。この点はとくに強調しておきたい。  第6章「幸福、仕事、資本主義」と第7章「資本主義社会における教育」では、幸福の本質、仕事の価値、資本主義の道徳性、教育の目的について論じる。とても難しく思えるテーマかもしれない。ここでの議論では、先ほどあげたテーマがお互いに関連するものであり、すべてを結びつけることでよりよいくらしに必要な見取り図が描けることを示していく。  続く2つの章は方向性をがらりと変える。どちらの章も、具体的な社会問題に対して、哲学がどのように貢献できるかを示すものだ。第8章「アートの価値とは?」では現代アートの価値を、第9章「人工妊娠中絶は殺人か?」では堕胎の道徳性を取り上げる。この2つの章を読めば、学術的哲学者たちが交わす議論とはどのようなものか、哲学者の専門的知識が、社会問題を議論するなんらかの助けになるかがわかるだろう。  最後の第10章「哲学にできること」は、哲学の歴史上重要な節目について考え、哲学的思考全体を概観する。そして、20世紀のアメリカ人哲学者ウィリアム・セラーズが提唱した自明な世界像(日常的な客体の世界)と科学的世界像(分子と原子の世界)の区別を用いることで、現代思想における哲学の役割を明確にする。(「序文」より)
  • マインドフル・フォーカシング 身体は答えを知っている
    -
    マインドフル・フォーカシングは、西洋のフォーカシングと東洋の瞑想の知恵を統合した、新しい心と生き方の探索の技法。仕事に満足感を持てない、自分自身を変えたいけれどどう変えればいいか分からないなど、内的変化が求められる状況にどう取り組んでいけばいいのか。本書は、著者の長年の実践を元に、やさしい語り口と章ごとの豊富な実習で、瞑想と日常生活との橋渡しをし、知性と身体と心が関わる内的スキルを伝えます。
  • An Authentic Introduction to Youmei-gaku   The Philosophy of Wang Yangming
    -
    陽明学とは、より良く生きて行くための修行法や心構えをシンプルに説いた人間学。逆境の時代のたびに読み直されてきた「東洋思想の華」、日本人のための「実践哲学」の真髄が、今よみがえる。Youmeigaku is a study of humans that explains in simple terms how to train and prepare your mind in order to live a better life. Known as a "Flower of Eastern Philosophy," which has been read again and again through times of adversity, its essence is now being revived as a practical philosophy for Japanese people.
  • 統合失調症の治療ポイント 14の治癒例を通しての理解
    -
    《治療ポイントシリーズ》第6弾は、完治が難しいとされる統合失調症。筆者は精神科医40年、臨床心理士24年のキャリアから、治癒改善した14例を挙げて治療ポイントを示す。治るかどうかは、患者本人・家族・治療者の自覚と治療意欲・工夫にかかっている。その工夫の仕方を、実際にはどうしたらいいのか具体的に示した。幻聴・妄想・治療拒否に焦点を絞り、その治療のポイントを述べる。医師、患者、家族に読んでほしい本。
  • 哲学
    3.0
    「実存哲学」は専門知を利用しながらそれを超えた思惟と説き、その思惟を手にして人は人になるとする現代「実存主義」の基礎文献。
  • 決定版 伊勢の神宮
    -
    例年800万人以上の人々が参拝に訪れる伊勢の神宮は、いわば“最強のパワースポット”。一年365日、欠かすことなく、途切れることなく、神さまに「感謝」と「祈り」を捧げるお祭りが行われている。著者と取材班が、伊勢の神宮に通い続けた期間は10年以上。四季を通してとり行われる神事、壮大なスケールの遷宮神事、それらの祭りを支え、奉仕する人々への取材を幾年月、地道に、丹念に重ねてきた。お祭りの由来、意義を解説した文章を読み、特別撮影された写真を眺めれば、忘れてしまった「心のふるさと」を感じることができる。
  • 定本 夜戦と永遠 合本版 フーコ・ラカン・ルジャンドル
    -
    重厚な原典準拠に支えられ、強靱な論理が流麗な文体で舞う。誰もがなし得なかった徹底的な読解によって、現代思想の常套を内破する「永遠の夜戦」の時空が、今ここに浮かび上がる―。俊傑・佐々木中の第一作にして哲学的マニフェスト。 ※本電子書籍は、「定本 夜戦と永遠 上・下」の合本版です。
  • 荘子 上 全訳注
    -
    「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがよく知られているが、それだけではない、西洋哲学を凌駕する深い哲学・思想がある。最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間には決して把えられないものであるという根本テーゼを定立した。宇宙論、生き方、処世、芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ名著。(講談社学術文庫) ※『荘子 上 全訳注』と『荘子 下 全訳注』を合本とし、電子書籍化した『荘子 全訳注 合本版』も配信中です。
  • こころ輝く世界~アートセラピーを楽しむアルツハイマー病の人びと~
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、東京三鷹市の吉岡クリニックで実施されている、アルツハイマー病患者を対象としたアートセラピーで生まれた作品の中から、200点あまりを画集としてまとめたものです。「ボケ老人」といえば、社会的にも家庭内でも、頭痛の種、困った存在と見なされていますが、実はそのように扱われて一番傷つくのが本人です。「アートセラピー」は、子供だましのような「お絵かき」ではなく、こころをゆったりと解放する絵画療法で、「常人」にはマネのできない見事な作品が生み出されてきます。生き甲斐を回復し、その結果として病気の進行を食い止めることを目指した画期的なアートセラピーの現場に、皆様をご招待いたします。

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  • 遊戯療法の世界
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 様々な問題をもつ子どもたちと治療者が共に遊ぶことによって心の健康を回復させる。この方法で指導した1ケースをとりあげ、子どもの内的世界を理解する方法を具体的に指摘。
  • 見られる自分 マザ・コンと自立の臨床発達心理学
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あなたの身につけている「カラ」はどのタイプ?心理療法家として、独自の心の発達観を探究しつづけてきた著者が、「三年寝太郎」「一寸法師」「手なし娘」などの昔話や夢を素材に、人生前半に身につける「カラ」(=見られる自分)に焦点をあてて書き下ろしたユニークな深層心理学的発達論。
  • 児童養護施設と被虐待児 施設内心理療法家からの提言
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 児童養護施設に心理職が導入されるようになったが、それは被虐待児への対応のためであって、そこで暮らす他の子どもたち全般にまで及んでいない。本書は、長年、施設でカウンセラーとして子どもたちの心理療法を実践してきた著者が、被虐待児を中心に多くの典型事例をあげながら、様々な問題を抱える子どもたちの心の世界を類型に分けて理解し、職員や心理士がどのように関わってゆけばよいのか、具体的にアドバイスする待望の書。
  • 催眠法の実際
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「催眠」を科学的に扱った入門書の決定版。催眠法の歴史的経緯から実際の臨床までを網羅。科学的理論と具体例に裏打ちされた催眠法の基礎を学ぶためのロングセラー。読みやすく全面を組み替え、現代の催眠事情にも言及した待望の新版。
  • カウンセリングと宗教 魂の居場所を求めて
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宗教がもつ意味、魂と心と現実の関係、大いなるものとの出会いなど、カウンセリングが深まれば必ずと言っていいほど突き当たる普遍的な問題を見事に表現した事例集。
  • カウンセラーは何をするのか その能動性と受動性
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本のカウンセリングの黎明期から、その成立と発展を支えてきたベテランカウンセラーが、みずからの臨床実践のなかから新たに見えてきた実践的臨床知を、若い臨床家たちに向けて書き下ろした力作。最近のカウンセラーに不足している能動性と見立ての力について、カウンセリングの効用と限界について、また「感情」「感覚」という二つの視点からのユニークな共感についての考察など、長年の臨床経験からしか語れない貴重な内容。
  • 道徳性の逆説 : カントにおける最高善の可能性
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カントにおける「最高善」の実現可能性の問題を主題とし、全体性のカテゴリーに関する問題点を明らかにした著作。人間の自由と世界全体の調和を目指したはずの道徳的な行為が陥る逆説を指摘し、いかにして超越論的なものと関わる自由が可能かを論じた。
  • アリストテレスの神論 : 「形而上学ラムダ巻」注解
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アリストテレスの『形而上学』のラムダ巻(第十二巻)の思想を解明。原典の読みに関することなどの文献学的な問題や、外面的歴史的事項は省略するか、ごく簡単に触れるにとどめ、もっぱら思想内容を理解することを主眼とした。
  • 〈自由〉の条件
    -
    まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、〈自由〉が蘇生する可能性が示される。なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。つまり、〈自由〉とは、他者との共存、つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。
  • 人間・社会・法(長崎純心レクチャーズ)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 欧米に比べ、法意識が弱いと言われる日本人。私たちにとって法・法律とは何か。著者はまず、法と法律を明確に区別し、国家が定める法律を根拠づける広い意味での法の存在を指摘する。その上で日常生活の中から法や法律の問題を取り上げ、その意義や役割を平易に解説。更には近代国家の成立後わずか一五〇年で西洋法の導入に成功した日本における法の継受の歴史を辿ると共に、日本の法学を批判的に検討、法整備支援や法教育など新しい課題をも紹介する。基本的人権は私たちの生活や社会の仕組みを作る様々な法律の中に規定されているとの考えに基づき、人間と社会と法の関係を説き起こす講演。法に馴染みの薄い人文系読者にも良き入門書となろう。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 目次 はじめに 私たちの生活と法律 法律に対する無関心 生活と法律 法律による規律の意味 人が規範に従う種々相 I 法と法律の区別 日本人は法が嫌いか 言葉の区別 区別の歴史 規範とはなにか、その分類 法と法律の一応の定義 日本人は「法律嫌い」 法への関心 法と道徳 ソフト・ロー 法教育 II 人間・社会における法と法律 一 人間・社会の諸側面 二 法律の規律のしかた 抽象的に 三 法律の規律のしかた 具体的に 四 人間活動と法・法律 a 生存の維持 経済 b 人類の存続 家族 c 人類の安全の確保 d 学問・芸術 e 宗教 III 日本における法・法律と法学 一 日本法の歩み 二 日本の法学の特色 三 まとめ 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 星野 英一 1926~2012年。法学者。東京大学名誉教授。東京大学法学部卒業。文化功労者。 著書に、『民法概論 I 序論・総則 改訂版』『民法概論 II 物権・担保物権 合本再訂版』『民法概論 III 債権総論[補訂版]』『民法概論 IV 契約 合本新訂版』『家族法』『借地・借家法』『民法の焦点PART1総論』『民法のすすめ』『民法のもう一つの学び方[改訂版]』『法学入門』『心の小琴に』『法学者のこころ』『ときの流れを超えて』『人間・社会・法』などがある。
  • 甘え・病い・信仰(長崎純心レクチャーズ)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 著者が精神医学界に問うた「甘え」という新しい概念はその後、世界の学会に着実に受け入れられてきた。個の自立を強調する思潮に対し、人間関係の根底で「甘え」と信頼が果たす役割を明快に論ずる。さらに「甘え」の視点から聖書に光を当てて、愛されること、愛の受容がもつ深い意味を浮き彫りにし、癒されて在ることの真実の姿を示す、病める現代に送るメッセージ。 戦後、現代社会において「甘え」の経験を好ましくないとする風潮が生まれた。そこから引き起こされた社会的病理現象を明らかにするとともに、人間関係の根底で「甘え」と信頼が果たす意義と役割を論じる。 隣人愛に象徴される他者への愛が強調されてきたキリスト教の従来の見方にたいし、「甘え」の視点から聖書に光を当てて、愛されること、愛の受容がもつ深い意味を浮き彫りにし、癒されて在ることの真実の姿を示す。病める現代に贈る、甘えの大切さを語ったメッセージ。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について   片岡千鶴子 序言   稲垣良典 目次 第一日 甘えの話 「甘え」という言葉 甘えの心理 なぜ欧米語には「甘え」に相当する言葉がないか 甘えの移り変わり 妬みの心理 ニーチェの場合 聖書の読みと日本的発想 甘えを可能とするもの 「甘え」という概念 言葉の理解 甘えと縦関係 結婚生活と甘え 第二日 病いの話 病気とは何か 心と病気 心の病気の種類 病気と甘え 家庭の問題 なぜ治るのか キリストの奇跡の意味するもの 悪霊の問題 「分かる」ことの危険 人の心が分かるとはどういうことか 日韓「甘え」の比較 甘え・しつけ・教育 第三日 信仰の話 聖書と甘え イエスと甘え 神に対する甘え 聖フランシスコの祈り 愛することと愛されること パウロの愛の讃歌 癒しについて あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 土居 健郎 1920~2009年。精神科医、精神分析家。東京大学名誉教授。聖路加国際病院診療顧問。 東京帝国大学医学部卒業後、米国メニンガー精神医学校などに留学。著書『「甘え」の構造』は日本人の精神構造を解説する日本人論のロングセラー。 著書に、『精神療法と精神分析』『精神分析と精神病理』 『精神分析』『漱石の心的世界 「甘え」による作品分析』『「甘え」の構造』 『「甘え」雑稿』『方法としての面接』『精神医学と精神分析』『表と裏』『「甘え」の周辺』『「甘え」さまざま』『信仰と「甘え」』『時のしるし『注釈「甘え」の構造』『日常語の精神医学』『「甘え」の思想』『聖書と「甘え」』『「甘え」理論と精神分析療法』 『土居健郎選集(全8巻)』『続「甘え」の構造』『甘え・病い・信仰』 『臨床精神医学の方法』など、 訳書に、ローレンス・S.キュービー『精神分析への手引』ローレンス・S.キュービー『神経症と創造性』ヘルマン・ホイヴェルス『私の好きな言葉』などがある。
  • 極限の思想 バタイユ エコノミーと贈与
    4.5
    大澤真幸・熊野純彦両氏の責任編集による新たな叢書、ついに刊行開始! 「自らの思考を極限までつき詰めた思想家」たちの、思想の根源に迫る決定版。21世紀のいま、この困難な時代を乗り越えるには、まさにこれらの極限にまで到達した思想こそ、参照に値するだろう。 本書は、バタイユの思想を、一貫して「エコノミー」という観点から読解する。「エコノミー」とは、単に経済をさす概念ではない。人間は計算も見返りもなく贈与することができる。このような消尽も含めた人間の全体性の考察こそがバタイユのエコノミー論だった。人間の意識が極限に至ることで、生産から消費へ、有用性から栄光へ、〈俗なるもの〉から〈聖なるもの〉へと転倒が生じるという、バタイユ思想の根幹を明らかにする従来にない鮮烈な論考!
  • 自然の哲学史
    4.0
    「自然(nature)」というと、どんなイメージが浮かぶでしょう。海や森、動物や植物たちのおだやかな光景? 台風や地震など、災禍を及ぼすものを思う人もいるかもしれません。いずれにせよ、そこにある「自然」は人間に、そして「人為」に対立するものと捉えられています。人為による自然の破壊といった表現は、その対立を前提にしていると言えるでしょう。では、人間は自然に含まれていないのか。自然とは人間と無関係の対象として捉えることのできないものなのでしょうか。 本書は、こうした素朴な問いが哲学の端緒から現代までを貫いていることを示し、各時代に捉えられてきた「自然」がいかに変化してきたのかを描き出す壮大な試みです。プラトン、アリストテレスの古代ギリシアに始まり、古代ローマ、中世、ルネサンスを経て、17世紀のベーコン、デカルト、ライプニッツ、スピノザに至る流れを追ったあと、そこに共通する〈一なる全体〉という自然のイメージが取り出されます。このイメージの問い直しは、18世紀のディドロやルソーによって本格的に開始されたあと、カントを経て、19世紀のニーチェで頂点に達するものです。続く20世紀以後の現代に至って、自然のイメージは決定的な変容を遂げます。それが〈自然かつ人為〉という矛盾した表現をするほかない「自然」です。本書は、それをシモンドンやドゥルーズといった思想家の検討を通して明らかにし、歴史が哲学の思考に追いついていくさまを明らかにしていきます。 多くの研究者から信頼される著者がついに解き放つ待望の単著。渾身の思想劇! [本書の内容] 第I部 1 古代ギリシア哲学の自然と人為(1) 2 古代ギリシア哲学の自然と人為(2) 3 古代ローマ期から中世までの自然/技術 4 自然の逆説 5 非自然的なものの自然性 6 デカルト、ライプニッツ、そしてスピノザ 7 自然/人為という区分の手前で 第II部 1 ディドロの技術論 2 ルソーにおける自然と技術 3 アリストテレス再考 4 〈一なる全体〉としての自然(1) 5 〈一なる全体〉としての自然(2) 第III部 1 「神すなわち自然」 2 〈一なる全体〉としての自然を語らないこと 3 一八世紀に哲学史的断絶は存在したのか 4 〈一なる全体〉としての自然の復興? 5 「カオスすなわち自然」 第IV部 1 生命と技術 2 〈自然かつ人為〉としての自然 3 哲学に追いついた歴史 4 非人間的な〈自然〉 第V部 1 現代における自然哲学の条件 2 前-個体的存在と個体化 3 シモンドンと自然の概念 4 〈一〉以上のものとしての自然 第VI部 1 自然概念の第一の局面 2 自然概念の第二の局面 3 〈自然〉のカテゴリーの提示としての自然哲学
  • 中山みき「元の理」を読み解く
    -
    天理教の「元の理」は今、人類が生き残りをかけた文明戦略と環境戦略に貢献する救済の思想を隠しもつ現代神話としての使命をおびてきている。持続可能な未来社会を拓くために、学際的知的回路をダイナミックに掘り起こした注目の書!

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  • 立法者・性・文明:境界の法哲学
    -
    20年間の「旅の記録」 この20年間はどんな時代だったのか? 浮かび上がってくるのは、「公共性」・「性」・「文明」という巨大な問題群だ。 著者は第一論集『ショッピングモールの法哲学』で、1970年代以降の政治理論、とりわけ正義論の枠組みを「郊外」という具体的な場で再考してみせた。社会の境界で考えるという基本姿勢は第二論集である本書でも変わらない。 著者の大きな転換点となったのは2003年のいわゆる「性同一性障害」特例法の立法運動だ。そこで拓けた地平は、法を根幹から見つめ直すだけでなく、法と政治、法と社会の関係を問い直すものだった。 こうした視座は「立憲主義」が時代のキーワードとなった2010年代に計り知れない意味を持った。ジェンダー/セクシュアリティ、移民/難民はじめ、よりいっそう先鋭化していく問題について、政治的、社会的足場を重視しつつ、分析することを可能にしたのだ。 著者は、スナック研究を軸に「夜の公共圏」を提唱したことで知られる。もちろん、そこにも「公共性」・「性」・「文明」という問題が貫かれている。社会の最前線を走り抜けてきた法哲学者の「旅の記録」。
  • 人が自分をだます理由 自己欺瞞の進化心理学
    3.5
    儀式みたいにムダな会議。予防するより高額医療。宗教の不可思議…etc.人間はなぜ「不効率な行動」をするのか? 不効率な行動をするのは「脳のなかのゾウ=隠された動機」のせい。 人間は競争に勝つために、他人をあざむくだけでなく自分をもあざむく。しかも本人が意図しなくても、脳が勝手に理由づけをし、人を動かすのである。 AIと経済学の気鋭研究者が進化心理学からときあかす「戦略的不合理」の真相。
  • 錬身抄
    -
    身体は心と連動して人間の命を活かしている。中村天風「心身統一法」は、心と身体の両面から人間の真の幸福を実現する方法を教示するものである。 本書は人間が自分の身体をどのように考え、どのように扱うことが正しいかを解説し、天風式呼吸法や体に関する日常生活上の諸注意、そして食に至るまで、身体の面から積極化する具体的方法を教えている。
  • 研心抄
    -
    人間は心と身体の両面からもって生まれた潜在能力を100%発揮してこそ、充実した幸福な人生が送れる。そのためにはどうすればよいのか。 中村天風の創り上げた「心身統一法」における精神面について詳述した書。 古来、人間の不幸の根源は心が迷うことにある。一体、人間の「心」とは何なのか。人間の心の正体を深く分析し、いかに心を統御し強くするか、そしてその強い心でいかに人生を乗り切るか、哲学的な問題を扱いながらも具体的方法を明示していて、非常に理解しやすい内容である。 『真人生の探究』、『錬身抄』とともに天風哲学の三部作を為している。
  • 真人生の探究
    4.0
    「心身統一法とは、人生を幸福に活きるために必要な条件を完全に作り上げる方法であります」と、中村天風はその講演でまず聴衆に語りかけた。 本書は中村天風が体系化した「心身統一法」の真髄を天風自身が最初に書き下ろしたものであり、心の在り方について深く考察した『研心抄』、身体の在り方について教示した『錬身抄』と三部作を為す「心身統一法」の教科書といえるものである。 現代人には一見難しい文語体で書かれているが、具体的な例えを挙げた合理的な解説で、内容は明快で理解し易い。 たった一度の人生を、有意義で価値高いものにするための必読の書。
  • ステップアップカウンセリングスキル集 今さら聞けない12の基礎技法
    -
    カウンセリングの実力は、意識して基礎技法を徹底すれば大きく向上する。必須の12技法を対話例も示して具体的に伝授。事例検討会やSVでは「できて当たり前」とされて取り上げられることの少ない基礎技法を一つひとつ取り出して、積み上げ式に訓練する。「きちんとできていない気がする」「良い臨床がわからない」などの、カウンセラー永遠の悩みに正面から応える、基本に忠実でありながらこれまでになかったカウンセリング入門書。
  • ヨブ記を読もう
    -
    『ヨブ記注解』の著者が、ヨブ記の読み方をやさしく解きあかす! 旧約聖書のヨブ記は、苦難と悪の問題に正面から取り組んだ文書である。信仰の有無を問わず多くの読者を得てきたものの、あまりの難解さゆえに挫折したり、さらなる混乱に陥った読者も多い。本書は、大著『ヨブ記注解』の著者が自身の訳を用いて難解なテクストの背後にある思考をわかりやすく丹念に解きあかしたもの。読者はユングに代表される「近代的」な読みを超え、真の自由へと誘われる。2024年2月20日発行の初版を底本に電子化。 【目次】 はじめに まえがき 「ヨブ記を読む」ということ 1 主が与え、主が取り去りたもう(1~2章) 2 滅びよ、私が生まれたその日は(3章) 3 私の憤りをしっかりと量ってほしい(4~14章) 4 だが、私は知っている、私を贖う者は生きたもう(15~21章) 5 わが息の絶えるまで、私は自己の高潔を主張する(22~28章) 6 ここに私の署名がある、全能者は私に答えよ(29~31章) 7 ヨブよ、注意して私に聞け、沈黙せよ、私が語る(32~37章) 8 あなたに何と返答できましょう(38章1節~40章5節) 9 私は塵灰であることについて考え直します(40章6節~42章6節) 10 わが僕ヨブは確かなことを語った(42章7~17節) あとがき
  • 話が通じない相手と話をする方法
    4.0
    有意義な対話のためのレベル別・超実践ガイド 分断と二極化の時代、考えが極端に異なる人とも礼節と共感を保って会話・対話をするにはどうしたらよいか? 友人や家族との会話、ビジネスでの交渉、SNSでの議論……よい会話のための入門級の基礎知識から、強硬派・過激派に対処するための達人級のテクニックまで、すべてを網羅した実践的マニュアル。 リチャード・ドーキンス氏推薦 「すべての人がこの本を読めば、世界はもっとよい場所になるだろう」 戸田山和久氏推薦 「著者たちの思想も行動も気に入らない。なのに、本書には学ぶべき価値あることがギッシリつまっている。というわけで、私は、極端に考えが違う人たちから「根本的に異なった考えをもつ人と語り合うスキル」を教えてもらったのだ。稀有な読書体験を与えてくれた本書に感謝。分断のあっち側にいる人もこっち側にいる人もぜひ読みましょう」 【目次】 第1章 会話が不可能に思えるとき 第2章 入門:よい会話のための9つの基礎  ──通りすがりの他人から囚人まで、誰とでも会話する方法 第3章 初級:人の考えを変えるための9つの方法  ──人の認知に介入する方法 第4章 中級:介入スキルを向上させる7つの方法  ──(自分を含む)人の考えを変えるための効果的スキル 第5章 上級:揉める会話のための5つのスキル  ──会話の習慣の見直し方 第6章 超上級:心を閉ざした人と対話するための6つのスキル  ──会話のバリアを突破すること 第7章 達人:イデオローグと会話するための2つの鍵  ──動かざる人を動かす 第8章 結論 謝辞 原注 監訳者解題 参考文献 索引 【著者・訳者】 ピーター・ボゴジアン(Peter Boghossian) 1966年生まれ。アメリカ合衆国出身の哲学者。主たる関心は、批判的思考や道徳的推論の教育に関する理論とその実践。ソクラテス式問答法を活用した囚人教育プログラムの研究によってポートランド州立大学から博士号を取得し、2021年まで同大学哲学科で教員を務めた。意見を異にする人びとが 互いの信念や意見の根拠について理性的に話し合うためのテクニックである「路上の認識論」(Street Epistemology)を提唱。著書に、『無神論者養成マニュアル』(A Manual for Creating Atheists , 2013)など。 ジェームズ・リンゼイ(James Lindsay) 1979年生まれ。アメリカ合衆国出身の文筆家、批評家。テネシー大学ノックスビル校で数学の博士号を取得。宗教やポストモダン思想の問題を分析・考察する論考を多数発表している。著書に、『「社会正義」はいつも正しい――人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(ヘレン・プラックローズ共著、山形浩生+森本正史訳、早川書房、2022年)など。 藤井翔太(ふじい・しょうた) 1987年東京都生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、テンプル大学大学院教育学研究科修士課程修了。関心領域は応用哲学、教育哲学。現在、テンプル大学ジャパンキャンパス アカデミック・アドバイザー/講師。訳書に、ナンシー・スタンリック『アメリカ哲学入門』(勁草書房、2023年)、ドナルド・ロバートソン『認知行動療法の哲学――ストア派と哲学的治療の系譜』(共監訳、金剛出版、2022年)など。 遠藤進平(えんどう・しんぺい) 三重県津市生まれ、愛知県名古屋市育ち。慶應義塾大学文学部人文社会学科哲学専攻卒、アムステルダム大学論理学修士課程修了(Master of Logic)。現在、シドニー大学博士課程(Philosophy, PhD)。曖昧さや様相といった伝統的な哲学のトピックから、冗談や脅迫、挨拶のようなコミュニケーションの(ときに哲学分野では非標準的なありかたとして放置されがちな)諸相に関心がある。業績など:https://researchmap.jp/shimpei_endo
  • 自分らしいレジリエンスに気づくワーク
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 レジリエンスが「ない」と思っている人にも、人それぞれのレジリエンスが「ある」ことに気づいてもらうための予防的アプローチ。
  • 警告! あなたの精神の健康を損なうおそれがありますので精神科には注意しましょう
    4.0
    それまでの精神医学界に衝撃の楔(くさび)を打ち込んだ一冊 テリー・リンチ医学博士の序文より 「精神医学は遅々としすぎていて、その間違いから多くのことを学ぶことを放棄しているのではないのか。医学の専門家、政治家、そして一般の国民も同様に、過去100年に亘り精神疾患の治療に使われてきた薬物のほとんどが、危険で、依存性があるのに効果がない、ということをあたかも忘れてしまっているかのようだ」 あらゆる精神疾患の方々に朗報をもたらす画期的ガイドブック 「幸福もしくは精神的健康(メンタルヘルス)とは、あなたが選択している人生を楽しむこと。自分の身近にいる大切な人と良い人間関係を持つこと。人生で価値があると信じていることを行うこと。そして、この同じ幸福への切符を誰からも奪わないことである」 ──ウイリアム・グラッサー
  • 批評と生きること
    -
    ギリシア神話の九人のミューズ。それに続く十人目の詩神こそが「批評」。 「批評」と「生きること」の関係を再定義・再構築する試み。 デヴィッド・グレーバー/『鬼滅の刃』/小沢健二/『ゲーム・オブ・スローンズ』/ユク・ホイ/ブレイディみかこ/『ウォッチメン』/加藤周一/ボルタンスキー兄弟……アナキズムからケア、エンパシーまで、多彩な作家・作品世界を題材に、気鋭の批評家が描く「批評」の未来! 「批判または批評は、現在の生を押しつぶすのではなく、それが現に持っている力を正当に認めるとともにいっそう活性化させる方法」 思想、哲学、文学からドラマ、アニメまで、幅広いフィールドで言論活動を続けてきた著者の、初の本格評論集。デヴィッド・グレーバーの翻訳・紹介者として、加藤周一の研究者として、そしてポピュラーカルチャーの良き享受者としての活動の集大成にして、「批評と生きること」を再定義する野心的な試み。 "批評と生きること。本書を構成する、分量も分野もまちまちな多様な文章をまとめる作業のなかで、わたしは「批評」あるいは「批判」という行為そのものを主題化し、それと「生きること」――わたしたちがこの世界のなかで生を受け、生を保ち、さらには生きるに値する充実した経験を享受することといったすべての意味において――との関係をめぐる諸問題を、書物全体を緩やかに一貫する問いかけとして提示しようと考えました。"(「序に代えて」より)
  • もし友だちがロボットだったら?
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 考え続ける力を養う対話レッスンで「またやりたい!」の声がきこえる―― 英国発! 準備ゼロでも楽しめる哲学対話のプレイブック 考える・伝える・聞く能力を育むとして、近年注目を集めている〈哲学の授業〉。 哲学のすばらしい点は、まったく知識がなくても誰でも議論に入れること。 大人がアシストすることで、子どもたちは哲学することを自然と楽しめるようになる。 子どもとの哲学で大切なのは、子どもたちが問いを立て、 自分たちで考え、安心して失敗できる場をつくること。 5 ~ 13歳の生徒たちと哲学対話を行ってきた著者が、 すぐに使える30の対話プランを紹介。 短い物語のあとに続く一連の問いをたどり、 活発な議論と奥深い思考の世界へ子どもたちを導いていく。 家庭や地域、他教科の授業でも使える一書。 【目次より】 第1部 理論編――子どもと哲学するために 子どもに問うこと/教室での哲学探究/先生のワザ/ヒントとコツ 第2部 実践編――じっさいにやってみよう 椅子 / アリの生きる意味 / 同じ川に2回入ることってできる? / 無人島ゲーム / なくしものをしてみよう! / ギュゲスの指輪 / 王子さまとブタ / テセウスの船 / コッチとアッチ / 幸せな囚人 / 黄金の指 / アリとキリギリス / カエルとサソリ/ 人生の本 / ピラミッドの影 / 魔法の杖 / ぶっちゃうビリー / 何もないということについて考える / 6人の賢者たち / 別の惑星のあなた / シービーのお話 / 友だち / トニー・テスト / 泥棒 / アンドロイド / ウソ / 再生 / 人間になれた? / 永遠の端っこへ / どこにいるの? / 公平の井戸 巻末資料 ト ラブルシューティング / 用語集 など
  • ケインズの哲学
    -
    ケインズの知的背景には,1930年代ケンブリッジにおけるウィトゲンシュタイン,ラムジーら思想家たちとの交流があった.『確率論』から『一般理論』に至る思想的転換の意味を探り,経済学者としてのケインズではなく,哲学者としての側面に光を当てる.リーマン・ショック以降も続く,世界経済混乱の今こそ読まれるべき書.

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  • 露出せよ、と現代文明は言う 「心の闇」の喪失と精神分析
    3.8
    凶悪犯罪のたびにメディアで語られてきた「心の闇」。 しかし現代の犯罪者は、ほんとうに「心の闇」をもっているのだろうか。 むしろ彼らの心に「闇」がないことが問題なのではないか。 私たちの心から「闇」が失われつつある。 それこそが、現代の危機、心の危機をもたらしているとしたら? “心の露出"を強いる文明をラカン派の俊英が問う、 亀山郁夫、市川真人氏絶賛、衝撃の評論! 《露出》の強制、それこそは、21世紀グローバル化時代の〈人間学〉が立ち向かう究極のテーマだ。 人間は、すでに新しい歴史ステージにある。……亀山郁夫 80年代ニューアカを愛したひとに。90年代に育ったひとに。 そして00年代にもの足りなかったひとに----つまりこれは僕たちのための本だ。……市川真人
  • トマス・アクィナスのキリスト論(長崎純心レクチャーズ)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イエス・キリストとは何か? トマス・アクィナスの「神学大全」の註解を通して、彼が独自な存在論の観点からイエス・キリストを存在と働きの両面から総合的に捉えていることを解明した、新たなキリスト論展望。 「我は誰なりと思うや」とのイエスの問いに、弟子たちは「生ける神の子キリストです」と答えた。「イエス・キリストは真の人間であり神である」という使徒伝承はキリスト論の原点であり、その教義(ドグマ)は4世紀から6世紀にかけて異端論争を通して形成されてきた。トマス・アクィナスは「神学大全」第3部でキリスト論の全貌を語っているが、著者はその註解の仕事を通して、トマスが独自な存在論の観点からイエス・キリストを存在と働きの両面から総合的に捉えていることを解明し、その独創性を高く評価する。近世以降に盛んになった歴史的実証的なイエス伝研究の限界を明らかにして、新たなキリスト論を展望し、さらに信仰と理性のあり方を平易にといた講演。 【目次】 「長崎純心レクチャーズ」について   片岡千鶴子 第一日 I キリスト論とは 1 キリスト論とイエス伝 2 連続講演のプラン II 使徒的伝承 1 キリスト論のはじまり 2 「神の子」の意味 3 使徒的伝承 4 パウロ 5 ヨハネ 6 グノーシス III 教理史から 1 アリウス派論争 2 ネストリウス派論争 3 キリスト単一性論 IV 東西教会の分裂 1 分裂以前の東西教会 2 アウグスティヌスとFilioque 第二日 1 ヨハネ福音書とロゴス 2 翻訳の問題 3 ロゴスと神の同一性と区別 4 ヒポスタシスという言葉 5 ギリシアの神秘主義の伝統 6 受肉とキリスト論 7 キリスト論の難問 8 ダマスケヌスによる総合 9 トマスの独創性 10 トマスの存在論 11 エッセと「いのち」 12 イエス伝の問題 第三日 1 トマス以後のキリスト論 2 ドグマ的キリスト論への批判 3 ハルナックの教理史 4 ドグマとは何か 5 ドグマを決定するもの 6 ドグマの言葉 7 聖書の問題 8 存在論とドグマ 9 イエス伝への反省 10 トマスの現代的意義 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 自分を解き放つセルフ・コンパッション
    4.0
    立ち上がる勇気をくれる私たちの怒りの本当の力──。 感情に飲み込まれず、苦しみの根源と向き合う勇気を持つにはどうすればいいのか。 セルフ・コンパッション研究の第一人者による、優しさと強さを兼ね備えた新しいセルフ・コンパッション!  ◆優しさのセルフ・コンパッション/強さのセルフ・コンパッションとは◆ セルフ・コンパッションは、これまで自分自身を慰め受容するためのものとして注目されてきました。これを著者は、「優しさのセルフ・コンパッション」と呼びます。しかし、セルフ・コンパッションには、もう一つの重要な側面がありました。それが困難の根源に立ち向かう勇気を養う「強さのセルフ・コンパッション」です。 著者のクリスティン・ネフは、『セルフ・コンパッション[新訳版]』(金剛出版)で自己受容の大切さを語り、世界的な反響を呼びました。新しいこの本では、自分自身をいたわり癒やすことでエネルギーを取り戻すだけでなく、そのエネルギーで困難の原因に向き合い変化を起こすための道筋を紹介しています。 ◆親しみやすく実践的な内容◆ 豊富な研究結果、自身の体験、多くの人の経験に裏付けられた実践方法をもとに語られる、職場や家庭での困難の乗り越え方。500ページ超えの大著ながら、その語り口はユーモアも含んだ親しみやすいものとなっています。 木蔵シャフェ君子(一般社団法人マインドドフルリーダーシップインスティテュート理事)と海老原由佳(一般社団法人セルフ・コンパッション・サークル代表)監修による、27のワーク付きです(うち8つは日・英の音声ガイド有り)。
  • シリーズ戦争学入門 イスラーム世界と平和
    -
    戦争と平和は表裏一体である。一方にとっての平和が、他方にとっては戦争ということさえある。その意味では、戦争の研究には軍事的観点以外のアプローチも必要である。本書では平和学の立場から、中東イスラーム世界における紛争・戦争の背景と経緯、その特徴を客観的に考察する。争いの原因はその原理ゆえなのか、まったく別の要因があるのか。平和学の研究から「必要悪」としての戦争と平和の関係性、その揺らぎを描く。
  • なぜ皆が同じ間違いをおかすのか 「集団の思い込み」を打ち砕く技術
    3.8
    ハーバード教育大学院で〈個性学研究所〉設立の心理学者が、「みんな同じ」の危険性と脱却法を解説! 「集合的幻想」とは―― 事実に見えたことが実際には思い込みだったにもかかわらず、間違った認識に基づいて大勢が行動すること。 ・品不足と勘違いして買い占めに走り、本当に品不足を引き起こす。 ・欠陥があるとの誤解により、移植用の腎臓の10%以上が廃棄される。 ・周囲から期待されているという思い込みのため、自分の人生を犠牲にする。 ありもしないことを皆で信じる「集合的幻想」は、社会や組織、個人にいたるまで大きな弊害をもたらす。自身も「幻想」を体験した心理学者が、脳科学・心理学の知見と多くの事例をもとに、幻想にとらわれる過程、打破する方法を解説。ぶれない思考や正しい認識を身につけ、豊かな人生を送るための必読書! 【内容】 はじめに――ある小さな町の秘密 第1章 裸の王様たち――「物まね」の連鎖が起きる理由 第2章 仲間のためなら嘘もつく――個の利益より集団の利益 第3章 裏切りの沈黙――脳が求める多数派の安心感 第4章 模倣の本能――他人のまねが絆をつくる 第5章 多数派の恐ろしさ――「自分はバカじゃない」ルール 第6章 安全さの落とし穴─―「みんな」の価値観は誤解だらけ 第7章 自己一致を高める――満たされた人生のために 第8章 信頼は何よりも強い――不信の幻想を打ち砕く 第9章 真実とともに生きる――信念に基づく声の力
  • 医療系のための臨床心理学
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 医、看護、薬、臨床検査、理学療法、栄養など医療系学部の学生ならば知っておきたい臨床心理学の基礎知識が1冊にまとまった教科書。豊富なカラーイラストで心理学のエッセンスをやさしく楽しく学べる! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 痛みの心理学 感情として痛みを理解する
    4.0
    人生に痛みはつきものである(No Pain、 No Life.)。これまで、痛みは単純な「感覚」として理解されることが多かった。しかし、現在では喜怒哀楽に並ぶ「感情」としてとらえ直すパラダイムシフトが起きている。本書では、脳科学の進展に伴って蓄積されている痛みに関する最新のエビデンスを紹介するとともに、癒しや鎮痛の問題にも科学的にアプローチし、痛みと共生していくにはどうすべきかについて考えていく。
  • 働くひとの生涯発達心理学 Vol.2――M-GTAによるキャリア研究
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人生を通して私たちの心が「働くこと」とどのように向き合い、発達するのかをM-GTAから体系的に究明する。『働くひとの生涯発達心理学』第2弾!
  • 夢とこころの古層
    4.0
    夢に関する文献や心理療法で語られる夢の事例を取り上げつつ、「こころの古層」を手がかりに、夢のもつ意味を考察し読み解く。
  • 相互性の心理臨床入門
    -
    セラピストとクライエントが互いに一人の人間として真摯に出会う相互性の体験は、心理臨床の核心にありながら、その歴史の中でしばしば見失われてきた。本書は、フロイト、ユング、ロジャーズをはじめとする様々な臨床家の実践事例を詳細に再解釈することを通じて、相互性の思想が学派を超えて受け継がれてきたことを示しつつ、その現代における意義を明らかにする。これまでにない視点から心理臨床の本質を捉え直す画期的入門書。
  • こころを旅する数学
    4.0
    知られざる数学3カ条 ◎数学は身体活動 ◎数学が大得意になる方法がある ◎偉大な数学者も私たちも脳は同じように動く たくさんの生徒が苦手意識をもち、大人になってもコンプレックスが消えない数学。 得意なひとと苦手なひと、極端に分かれてしまうのはなぜだろう。 数学は「学ぶ」ものではなく「やる」もの。 スプーンの持ち方や自転車のこぎ方のように、正しい方法を教えてもらい、 使うことで自分の身体の一部になる。 歴史上の偉大な数学者たちは、直観と好奇心を総動員する術(すべ)を知っていた。 さまざまなエピソードをひも解きながら、深い理解と柔軟なメンタルへ導く。 「1+2+3+……+100」出てくる数式はこれひとつ!
  • 難病療養者のこころ 心理臨床と生命倫理の視点から
    -
    難病を抱えて生きる人たちの多様なこころのありようを理解し、効果的な心理的支援を行うために必要な知見を心理臨床、生命倫理の視点から提供する。難病対策に関わる法律や制度の概要から、難病療養者が自己決定する際のこころの動き、自律尊重原則や正義原則など難病支援の基礎となる倫理的原則、そして難病療養者への心理的支援の実際まで、難病支援に携わるすべての人に知っておいてほしい内容を具体的に示した実践的テキスト。
  • 観音像とは何か 平和モニュメントの近・現代
    5.0
    観音像はいかに平和を象徴する存在として広く認識されるようになったのか。近代以降に美術概念の影響を受け制作されるようになった観音像は、寺院や墓地のように従来から仏像が設置されてきた空間だけではなく、公園などの公共空間にもモニュメントとして建立された。戦前から戦時期には興亜や戦死者慰霊の観音像が多く建立され、大東亜共栄圏を象徴するモニュメントという時代性も背負うことになった。 戦後、戦争死者の慰霊や地域の復興などを目的に、観音像は平和を象徴するモニュメントに姿を変えていき、ランドマークとなる巨大な観音像も作られていった。また、平和観音の寄贈活動、硫黄島やレイテ島に建立されたマリア観音など、ほかの尊格の仏像とは異なるユニークな活動もみられるようになった。 戦争や社会状況、人々の信仰や思いを背景に時代ごとに性格を変えながらも、平和の象徴として共通認識されることでモニュメントとして独自の発展を遂げた観音像の近・現代史を描き出す。
  • 欲望の見つけ方 お金・恋愛・キャリア
    3.7
    なぜ私たちは周りの人が欲しがるものを欲してしまうのか。社会学者ルネ・ジラールは欲望の法則を暴き、それを体系化した。複数の企業を経営する著者が、ジラールの理論を解説しながらマーケティングの心得を説くとともに、盲目的な欲求から離れる術を明かす。
  • 裁判事例で学ぶ対人援助職が知っておきたい法律 弁護士にリファーした後に起きること
    -
    本書は、①離婚にあたっての慰謝料や親権、②発達障害の若者の自己破産、③精神障害のある独居高齢者への自宅売却詐欺、④職場のパワハラによる自殺未遂、⑤母親と交際相手からの虐待による施設入所そして家族再構築といった、いずれも裁判所にて調停・審判等を行う案件で、対人援助職から弁護士へリファーされた事例を、裁判過程(時系列)に沿ってQ&AやColumnで解説。また各章末には、対人援助職から弁護士への質問も掲載。裁判の実際を体感的に学びながら、困難事例の解決への流れや、弁護士の探し方・費用、対人援助職として関われることが把握できる。
  • 「家族」を超えて生きる  西成の精神障害者コミュニティ支援の現場から
    -
    精神障害のある人たちの語りからは、一般的・理想的な家族像へのとらわれや、家族メンバー間の認識のずれなどがどのように彼らを苦しめているのかが明らかになる。本書では、大阪市西成区で精神障害のある人の心理的援助を長年行っている著者が、自らが関わってきた当事者たちとその支援者たちの語りや生き様を通して、多様な家族のあり方や個人の生き方を妨げるものは何か、そこからどうすれば自由になれるのかについて考える。
  • ステップアップ心理学シリーズ 発達心理学 こころの展開とその支援
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 発達心理学の各理論と、それを踏まえた支援方法の両方がわかる入門書。 心理学を学んだことのない人も、豊富なカラーイラストとステップアップ形式の解説で、すらすら楽しく読めます。 基礎はもちろんのこと、最新知見もたっぷり紹介しました。 公認心理師カリキュラム標準シラバスに準拠。 【目次】 Part1 発達の基礎理論 第1章 発達・発達心理学とは 第2章 生涯発達 Part2 こころとからだの機能の発達 第3章 神経系の発達 第4章 視知覚の発達 第5章 認知機能の発達 第6章 思考の発達 第7章 言語の発達 Part3 社会のなかにおける発達の多様性 第8章 アタッチメント 第9章 子育ての悩み 第10章 子ども虐待 第11章 児童~青年期の悩み 第12章 発達障害1:自閉スペクトラム症 第13章 発達障害2:注意欠如・多動症 第14章 神経関連疾患 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 【上下 合本版】論語
    -
    この書物が常にひろく読まれて来たのは、人間の生き方についての知恵を、広汎に縦横に与えるという魅力のためである――。孔子とその弟子の言行を記録した対話篇、論語。そこには、教養や学び、友情、道徳、政治、国家といった普遍的な主題をめぐる思考が刻み込まれている。中国における古今の注釈書だけでなく、日本の江戸時代における伊藤仁斎や荻生徂徠らの解釈を比較検討。中国古典研究の碩学が口述によって全章を解説する。 ※本電子書籍は『論語 上』『論語 下』を1冊にまとめた合本版です。
  • 産業保健スタッフのための実践! 「誰でもリーダーシップ」:理論・事例・ワークで身につく発揮の仕方
    4.0
    「誰でもリーダーシップ」は、これからの産業保健スタッフに求められる能力として、注目が高まっている。本分野の国内最高峰である東京大学職場のメンタルヘルス研究会が、理論・事例・ワークを通じ「誰でもリーダーシップ」を伝授。産業保健スタッフが周囲の協力を引き出しながら、職場のメンタルヘルスケアを向上するまでのステップアップを徹底サポート。 いつでもダウンロード可能なワークシート等、現場で役立つ資料類付き。
  • コロナ禍における医療・介護従事者への心のケア
    5.0
    コロナ感染症パンデミックは、多くの人の生活スタイルを変え、職を失わせ、人間関係も変えていった。そのようななか、メンタルヘルスにおいて最もハイリスクなのが、最前線の医療従事者である。治療薬もない状況下、ワクチン接種のみで患者の治療やケアを担う医療従事者は、クラスター発生がもたらす混乱のなかで疲弊し、さらに偏見やデマ、スティグマなどが追い打ちをかけ、まさにギリギリの状態で医療活動に従事している。  このような背景のなか、クラスターの起きた病院関係者への心の支援に注力している福島県立医科大グループにより、第一線で感染症対応にあたっている医療・介護従事者(レスポンダー)への外部からのさまざまな支援方法、病院への対応方法、セルフケアなどをまとめたものが本書である。Ⅱ部には医療従事者による座談会も掲載した。  互いに支え合うことすら制限される現場で、それでも離職者を減らし、レジリエンス・士気を高めるための奮闘の過程が示されている。
  • 日本像の起源 つくられる〈日本的なるもの〉
    3.0
    日本とは何か。日本の独自性とは何なのか──。 古代以来、日本人は〈日本文化論〉を繰り返してきた。 神国思想、中国へのアンビバレントな意識、遠きインドへの憧憬。 空想と現実、劣等感と優越感、自国肯定と排外意識のあいだで 〈日本的なるもの〉をめぐるイメージは揺れつづける。 吉備真備の入唐説話から、天竺を目指して死んだ高丘親王、 空海いろは歌作者説、やまとだましひと肉食忌避まで。 圧巻のスケールで描く「日本の自画像」千年史。
  • 大人の発達障害の真実
    -
    「自分は発達障害ではないか?」と疑って一般の精神科病院や精神科クリニックを受診する大人が増加している。発達障害の知識が広く一般にも認識されるようになり、自分にも当てはまるのではないかと気づく人が増えてきたのだと考えられる。 しかし本来、発達障害は生来性のものであるため、その特徴的な症状は幼児期から小児期に最も現れやすいはずである。なぜ、大人になるまで見過ごされてきたのだろうか。なぜ、大人になって初めて不適応をきたすようになったのだろうか。そして、小児期と大人の発達障害の病態は、どう異なるのだろうか。 本書では、大規模なコホート研究の結果を紐解くことでこうした疑問に答える。さらに、児童精神科医として長年子どもを診てきた著者がはじめた「大人の発達障害外来」のなかで見えてきた、その特徴、実態を明らかにし、クリニックで行われている診断方法、心理教育・薬物療法・精神療法などの治療、そして今後極めて有望な方法である認知機能リハビリテーションについて、具体的に紹介する。 大人の発達障害は決して特別な疾患ではなく、積極的な治療や支援が可能なのだ。
  • せん妄の緩和ケア
    -
    終末期の患者の9割以上にせん妄状態が見られるなか、その治療も主として抗精神病薬や鎮静薬などの薬物療法が中心となっている。しかし、緩和ケア病棟にて長年にわたり診療を続けている内科医である著者は、心理的側面への配慮は、身体的な要因で生じるせん妄でも必要と訴える。 多くの事例を取り上げつつ、臨床現場で飛び交う病名や薬名も紹介しながら、医療関係者以外の方々にも、臨床場面が目に浮かぶように工夫している。
  • トラウマと共に生きる
    -
    子ども時代の性暴力被害サバイバー達の赤裸々な証言と、トラウマと共に生きる豊かな知恵と躍動するいのち。この問題に先駆的に取り組み続けてきた著者が、世界の最前線の視点と支援の具体的方法を提示する待望の書。
  • 万葉集の基礎知識
    -
    日本最古の歌集『万葉集』。そのすべてを1冊で見渡す! 山部赤人・柿本人麻呂・大伴旅人・大伴家持など著名な歌人たちの事績、歌のかたちや施されたくふう、代表的な写本や歌に使われた漢字、時代別の読まれ方の変遷、注釈書の歴史など、楽しみながら学べる知識が満載。代表的な歌の鑑賞方法、知っておきたい用語小事典、最新研究を反映した万葉関連地図も収録。42名の第一線で活躍する研究者による、最高の『万葉集』入門書。
  • 〈こころ〉とアーティフィシャル・マインド
    -
    機械は心を持てるのか? テクノロジーの飛躍的な進歩によって人工知能が日常の隅々にまで浸透していく中、この古くて新しい問いは様々に変奏されながらさらなる問いを誘発する。機械は芸術作品を創造できるか? そもそも人間自身は創造的な存在なのか? 心の本質をめぐり、情報学、ロボティクス、芸術学、臨床心理学の第一人者たちが創造性や自律性、主観性、感情など多彩な切り口からスリリングな問題提起と議論を展開する。
  • ロボット工学と仏教 AI時代の科学の限界と可能性
    -
    仏教思想家でもある「ロボット博士」とのメール文通を通して、気鋭の心理学者が仏教哲学の核心をつかんでゆく軌跡。理工系の研究者や技術者、学生にお薦めの仏教哲学入門書。
  • 教養としての認知科学
    4.3
    人間はどのように世界を認識しているか?「情報」という共通言語のもとに研究を進める認知科学が明らかにしてきた,知性の意外なまでの脆さ・儚さと,それを補って余りある環境との相互作用を,記憶・思考を中心に身近なテーマからわかりやすく紹介.自分はしっかりしていると思っている人こそ,読むべきである.
  • 精神医学の近現代史 歴史の潮流を読み解く
    5.0
    近代精神医学が成立する契機となった精神病者の「鎖からの解放」は、なぜ可能となったのか? ナチズム期の精神障害者大量殺人は、なぜ引き起こされたのか? 本書の目的は、近代精神医学史の出来事を記述することだけではない。その出来事の背景、そこにどのようなアイデアや思想が、歴史の流れがあったのか、そしてそれがどのように現代につながっていくのかを明らかにしていくことを主眼としている。 戦争、安楽死、反精神医学、優生思想など、精神医学との関係が真正面から語られてこなかったテーマに深く切り込む。
  • 学校トラウマの実際と対応 児童・生徒への支援と理解
    -
    新しい学校のあり方として定着しつつある「チーム学校」として、災害や虐待・性暴力被害などによる、多様なトラウマが背景にある子どもたちを支援する方法を解説した。面接時のポイントや、平時からトラウマに配慮する学校づくりの方法、児童相談所との連携方法などを、スクールソーシャルワーカーや公認心理師という、新しい職種の役割も踏まえて、第一線で活躍する執筆陣が解説している。事例や図解を用い、実践的な書とした。
  • グループディスカッション:心理学から考える活性化の方法
    -
    グループ学習、会議や打ち合わせ、日常的な話し合いなどにおいて真に問題解決や目標達成を可能にするプロセスと要件を探る。グループディスカッションのよさと弊害、学習の視点から個人の学びを高める方法、社会・文化のなかでの話し合いのもつ意味などについて提起する。
  • 自己なき自己 ― ラマカント・マハラジとの対話
    5.0
    「本書『自己なき自己』がダイレクトパス(直接的な道)の古典となることは間違いない。 もし、ニサルガダッタ・マハラジの『アイ・アム・ザット 私は在る』 を持っているなら、この本は、本棚でその隣に並ぶ価値があると言うだけでは言い足りない。 著者(シュリー・ラマカント・マハラジ)は19年間をグルと『物理的にともに』過ごした。 しかも、この対話は英語でなされたので、翻訳者によって歪められていない。 これは自己なき自己によって、自己なき自己のために書かれた本だ。 ページをめくるごとに、衝撃を受けるだろう」 ロンドン Watkins Books 店長 リッキー・ジェイムス 「本書では賢者に質問が投げかけられ、それに対してまさに適切で明確な答えが与えられる。 熱心な読者は、求めていた質問と答えを、この本の中にきっと見つけるだろう。 全編を読み通せば、自らを統合し、悟りに向かう偉大な旅に進むのに必要なすべてが見つかる。」 英国ラマナ・マハルシ財団会長 アラン・ジェイコブス 1000年以上も前から伝わるインチェゲリ・ナヴナート・サンプラダーヤの系譜で、ニサルガダッタ・マハラジもその系譜に属し(バウサヒブ・マハラジ→シッダラメシュヴァール・マハラジ→ニサルガダッタ・マハラジ)、その系譜では、「ナーム・マントラ」(グル・マントラ)を伝授してゆく。 ラマカント・マハラジは、師のニサルガダッタ・マハラジから1962年から 「ナーム・マントラ」を伝授される。ラマカント・マハラジは、ニサルガダッタ・マハラジが他界するまでの19年間を師の側にいた。 ラマカント・マハラジは言います。「グル・マントラ(ナーム・マントラ)を唱えれば、真の真我知識に至ることができる。これがもともとの状態に帰るための唯一、真に効果的な方法なのだ」 ラマカント・マハラジはニサルガダッタ・マハラジの言葉を引用します。「あなたは自分の自己なき自己を忘れてしまった。あなたの自己なき自己以外に神はないし、ブラフマンもアートマンもパラマートマンもマスターもない」。 私たちは実在、マスター、神、ブラフマンについて、すべての正しい「スピリチュアルな」本を読んできましたが、ラマカント・マハラジは次のように尋ねます。「あなたはそういった本を読んだけれど、読む者を読んだことはあるのか?」 ※注:この本では「ナーム・マントラ」が何を指すのかは書かれていません。「ナーム・マントラ」は、与えられる資格のある者から口頭で伝えられるものだからです。本書の巻末に、「ナーム・マントラ」の伝授についてのご案内があります。
  • 惨事ストレスとは何か 救援者の心を守るために
    4.0
    災害時、被災者を救助する消防職員、自衛隊員以外にも医師や看護師、保育士、公務員などあらゆる人が深刻な惨事ストレスを受ける。その実態と対策を生々しい事例を交えて解説する。
  • 時間のかかる営みを、時間をかけて学ぶための心理療法入門
    -
    技法、効果、エビデンス……心理療法を行うときに、確かにどれも大切だけれど、もっと大切なものがないだろうか? 心理職の国家資格が誕生し、多職種連携のあり方が問われる、そんな時代だからこそ、立ち止まってじっくり考えたい、心理療法にしかできないこととは何か、そもそも心理療法とはどのような営みなのか。「心」の捉え方から心理療法の実際まで、大学でも教えてくれない根っこのところから考える心理療法入門書。
  • 仏教原論 ブッディスト・セオロジー 完全版
    -
    名講義「ブッディスト・セオロジー」を全面改稿、 仏教とは何か、いま仏教に何ができるかを問う完全版!  第1章 宗教の構造 ── 聖なるものと俗なるもの  第2章 世界について ── マンダラ  第3章 ブッダについて ── 如来の誕生  第4章 空について ── 言葉のよみがえり  第5章 実践について ── 「否定の手」 「あと一世紀も経てば、地球が食い尽くされてしまうのではないか。 水や空気、さらに他の資源をも人間たちは消費し尽くしてしまうように思える。(…) わたし自身は、今日の人類の行為にかんしてもっとも必要なことは 自分たちの有している欲望を抑制することだと思っている。 そのような抑制に際しては仏教が培ってきた思想が 重要なヒントを与えるであろうと考えるのだ。」      (第5章より) 宗教の人類史的意義を問い、 「空」の思想を更新する──。思考の集大成!
  • わたしと統合失調症 ―26人の当事者が語る発症のトリガー
    3.8
    原因不明とされる統合失調症の発症事例を、26人の当事者の言葉で紹介。過労やいじめ、家族関係等、発症のきっかけを5つに分類し、発症との関係を医学的解説とあわせて検証する。病気のルーツからリカバリーまで、克明に綴られる手記が既存の支援と予防に新境地を開く。
  • 意識的な行動の無意識的な理由 心理学ビジュアル百科 認知心理学編
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間の理性的で意志や意図を伴ったように見えるふるまいも、その要因やメカニズムを探っていくと、驚くべき地平が開けてくる。「人間らしさ」はどこからやって来るのか? 巧妙に計画された実験を中心に、近年は脳神経科学や進化心理学のアプローチなどを駆使して、知的興奮に満ちた数々の発見を成し遂げてきた認知心理学の最前線から、知覚、記憶、思考、言語など人間の複雑で高度な心理的機能の謎を解き明かしていく。
  • 聖書 新改訳2017
    -
    47年ぶりに、公用聖書として諸教会で親しまれてきた「聖書 新改訳」が全面・大改訂。最新の聖書学に基づいた『聖書 新改訳2017』を電子書籍で。原典に忠実でありながら、自然な日本語を実現。時代における日本語の変化にあわせて、よりわかりやすい訳語、訳文に変更。総ルビ、注付きで使いやすい。

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  • 哲学的探究における自己変容の八段階 「主体的経験の現象学」による“エゴイズム”とその克服過程に関する考察
    -
    自分自身の人生を〈哲学する〉とは、どういうことか? 著者独自の「主体的経験の現象学」によって、七年間にわたる内面的苦闘のプロセスを現象学的に分析。その成果を「〈エゴイズム〉の克服過程の五段階論」および「〈哲学〉的探究における自己変容の八段階論」として結実させた。 著者の初期論考の集大成。著者の七年間にわたる「地獄の苦しみの日々」の独白や、キルケゴール、フランクルらの思想についての詳細な分析も掲載!
  • 脳がわかれば心がわかるか──脳科学リテラシー養成講座
    3.5
    はんらんする脳科学・脳情報に振り回されず、「脳の時代」を生き抜くための処方箋を示した、平易かつ本質的なマップ(『心脳問題』2004年、朝日出版社刊)から12年を隔てた増補改訂版。改訂にあたって改題しました。 【著書から|増補改訂版に寄せて】 「旧版刊行から約10年、じつにたくさんのことがありました。本書のテーマである心脳問題をめぐる状況も大きく動いています。  たとえば、脳科学における知見の蓄積、神経美学や神経経済学といった新分野の興隆、あるいは脳波によってコンピュータを操作するブレイン=マシン・インターフェイスのような技術の発展は、旧版で論じた問題をさらに先鋭化させています。これまで技術的な限界もあってウヤムヤのままにしてきた諸問題に、私たちはいよいよ直面しつつあるのです。  それだけではありません。私たちの無意識のバイアス(認知の偏り)を暴きだす行動経済学の知見や、数度目のブレイクスルーを果たしつつある人工知能研究は、脳科学とは別の角度で、私たちの自己認識と社会のあり方を根底から変えつつあります。いまや心脳問題自体が些細な問題となりつつあるのではないかとすら思えるほどです。  しかし、それは心脳問題の解決を意味しません。本文で確認するとおり、心脳問題は私たちの心と身体をめぐるもっとも根本的な哲学問題であり、これからも何度でも回帰してくるでしょう。見ぬふりを決め込むのでもなければ、このような厄介な問題に対処する方法は多くありません。ひとついつでも有効な手は、問題そのものの性質や条件を、一度は真正面から考え抜いてみることです。たとえ解決はできなくても、理解することが力になります。諸科学の知識と技術によって人間の定義そのものが揺らぎつつある現在、あらためて何が問題であるかを示す里程標として、この増補改訂版を提示する次第です。」 (「増補改訂版へのまえがき」より)
  • 習慣力 新しい自分の見つけかた
    -
    人間は習慣の動物だ。だが変化が訪れた際、人はいかに新たな環境に順応し、新たな習慣を築いていくのか? 英国の健康心理学者が、文学作品や映画を例に挙げながら自分らしい生き方の秘訣を探る。
  • 『日蓮聖人とお弟子たちの歴史を訪ねて』 ─日蓮宗本山めぐり─
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『日蓮聖人とお弟子たちの歴史を訪ねて』<平成27年改定新版> ─日蓮宗本山めぐり─ 日蓮宗では「法華経の深い信心をよび起こす聖地」と本山を意義づけています。立教開宗750年を記念し新たに全国に57ヶ寺ある日蓮宗の本山をカラーで紹介、各本山の縁起と偉容を詳細に解説しました。本書を信仰の杖として活用ください。
  • ポスト・ヒューマン・ボディーズ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 身体を、一本の輪郭線によって閉じられた均質な空間としてではなく、異質なものとの接合を歓待するボーダレスな布置として、表象すること。世紀を超えて変容する身体の「いま」を映画・コミックス・現代美術などにさぐる、カルチュラル・スタディーズの最前線。

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  • 現代宗教と社会倫理 天理教と立正佼成会の福祉活動を中心に
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 社会改革をめざす宗教運動か、個人の修養の重視か。「解放の神学」を志すカトリック教会の神父が、天理教と立正佼成会を中心に、日本の新宗教の社会福祉活動にみられるその倫理観や社会問題意識のありようを考察する異色の書き下ろし論考。

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  • 何のための〈宗教〉か? 現代宗教の抑圧と自由
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 林立する新宗教教団と多発する宗教「事件」。現代社会にとって教団・宗教とはいったいなんなのか? 天理教、金光教、真如苑、創価学会などを検証し、「支配と従属」の関係と権威主義を問い、そこからの信徒の「自立」の可能性を模索する。

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  • 全国ふるさと三十三所巡礼辞典 記録にみる古今・全国三十三所巡礼の集大成
    -
    周遊観光の原点は「巡礼」である。平安時代に始まった西国札所三十三所巡礼に倣い、全国津々浦々に三十三所が広まった。江戸時代一大ブームとなった後も昭和・平成にも新たな三十三所が生まれている。北は北海道から南は沖縄まで、各県別の概要とともに、記録に残る約1000の三十三所巡礼を掲載。
  • 治療的柔構造 : 心理療法の諸理論と実践との架け橋
    -
    外的条件が変わっても全体の形を保つような治療構造とは。 患者と治療者のニーズに応える標準的な治療法の提案。 第5章より抜粋■なぜ「標準」としての「治療的柔構造に基づく治療法」を考えることが必要なのかについて、以下に三つの理由をあげておきましょう。 一つには、各学派が依然として異なるドグマを持ち、それが心理療法についてこれから学ぼうとする人たちを混乱させているという事実があります。ある事柄についての一般的な理解を得たいのに、すでに特定のイデオロギーに染まった情報を与えられることになるからです。最初に心理療法とは一般的にどういうものかを、学派を超えて学ぶ機会を持つことは非常に重要なのです。 第二の理由は、患者は学派により治療者を選んできているわけではないということです。これはおそらくもっとも重要な問題です。そもそも患者さんは症状に悩んで治療者のもとを訪れるのであり、「~学派」の治療を受けるためにやって来ているわけではありません。多くの場合患者さんは特定の治療法との「相性(マッチング)」を持っています。精神分析的なやり方が性に合っている人もいれば、非常に具体的な行動療法的アプローチに向いている人もいるでしょう。そして治療者は、「この患者さんにはどのようなアプローチが一番合いそうだろうか?」と考え、検討するという役割を常に担っています。 第三の理由は、まだ経験の浅い治療者にとっては、治療理論や治療構造についての何らかの準拠枠の提示が必要だからです。「治療的柔構造に基づく治療法」は、ある種の雛形を提供する意味もあります。この療法の最大の眼目は、さまざまな原則を相対的に応用することですが、そのためには多くの人によって受け入れられるような基準、料理で言えば基本的な味付けがある程度できていなくてはならないのです。 柔構造による治療は多くの「いいかげんさ」、あいまいさ、恣意性を含みますが、そこに原則がないというわけではありません。むしろかなり熟慮された原則がいくつか必要となります。それがあってこその「良い加減さ」なのです。五重塔などの建築物は、そこに「心柱」という構造があることで地震などによる倒壊を防いでいるとされます。塔の各層は風や地震にさらされた際に大きく揺れ動きますが、心柱は常に全体のバランスをとって倒壊を防いでいます。そして治療の外的条件が変わっても治療構造の全体が形を保つのは、「柔軟性を重んじた治療原則」がちょうど塔の心柱のような役割を果たすからです。

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  • 難事例と絶望感の治療ポイント 治療の壁を越える22の対処法
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 治療の壁ともいえる22の困難と、その解決法を詳述。20の事例を取り上げ、逐語録を入れながらわかりやすく解説。また、薬の正しい使い方、やめ方について具体的に解説。最大の困難である「絶望感」と、その22の対処法についても考察する。さらに、望ましい治療者像とともに、治療者の病理についても記述。
  • 心理療法とシャーマニズム
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みずから危険なイニシエーションを受けてまで著者が求めつづけた新たな臨床実践を可能にするものとは?シャーマニズムの世界に、心理臨床のルーツと新しい可能性を探る。
  • 小林秀雄とベルクソン《増補版》 「感想」を読む
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 パラドキシカルな批評家と見られ、未だに「火薬庫」の役割を果たす小林秀雄の批評原理を、未完の長編「感想」(ベルクソン論)の読みを通し、現代物理学のパラダイム・チェンジの中に、その独自の方法を見出した注目の評論集。

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  • 造形の構造
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 複製とアウラの狭間を浮遊し、パロディやコラージュの形を帯びるポスト・モダンの造形。世界の人間による形象的支配の現象学的・構造主義的な研究。
  • 自閉症と広汎性発達障害の生物学的治療法
    -
    自閉症や広汎性発達障害(PDD)の治療法に役立つ現在の研究や医学的治療法を要約したガイドブック。衝撃的な出会いと語る小児科医の向後先生は、「本書の内容を1人でも多くの小児科医に知っていただき、1人でも多くの発達障害で家族ぐるみで苦しんでいる方々の手助けができればと、切に感じています」との推薦を寄せている。
  • 感性論哲学の世界
    -
    感性論哲学は、芳村思風先生が28歳の時その体系を確立した「感性」を原理とする独創的な哲学です。本書は芳村思風先生ご自身が書かれた最初の本、感性論哲学を基礎から学ぶための1冊です。 (本書は1976/11/1に思風庵哲学研究所より刊行された書籍を電子化したものです)

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