哲学

哲学

ビジネス・実用
2,970円 (税込)

14pt

3.0

「実存哲学」は専門知を利用しながらそれを超えた思惟である、と説く。
その思惟を手にして人は人にならんとする、現代「実存主義」の基礎文献。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

哲学 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『精神病理学原論』で出発したカール・ヤスパースはいつの間にか哲学者に転身してしまい、1931年にこの大著『哲学』を著す。ハイデガーの『存在と時間』刊行よりも4年あとだ。
     この訳書は、ヤスパース『哲学』全3巻のうち真ん中の第2巻「実存解明」だけを訳したもので、しかも最後の方はかなり省略されている。
     このため、ヤスパース哲学の全体像をここで知ることはできないのだが、翻訳の生硬さも手伝って、かなり難解で論理的にもある意味たどたどしいこの文章は、読むのに骨が折れた。

     この本を読むと、サルトルはハイデガーよりもずっとヤスパースに影響されたのだということがよくわかる。ハイデガーには欠如している「他者」が、ヤスパースに哲学にはしっかりと組み込まれている。また、どこか文学的な主観性がただよう思考内容は、サルトルの「まさしく文学者」な頭脳の中で一層濃密になったわけだ。
     実存主義は哲学の主役を「主体=実存」に置くがゆえに、まさに主観的にしか見えない。この一群の哲学者たちは、フーコーのいう「主体の死」へと連なる時代のカタストロフの中で、あえて「主体」の最後の燃焼を試みたのだろうか。無論彼らはそんなこと考えていなかったのだが、現在から見るとそんな感じがする。
     ヤスパース(とサルトル)の言う「自由」は私にはちょっと疑問だし、実存主義が立脚する「意識」なるものが、いったいフロイトの無意識を包含しうるものなのかどうか、大いに疑問なところ。
     しかし、「悪」についてのストレートな分析(282ページ付近)はなかなか面白かった。
    「自殺」についてせっかく語り始めたのに、関連の章が翻訳・収録にあたって省略されてしまっているのは非常に残念だった。

    0
    2011年11月01日

哲学 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公クラシックス の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

同じジャンルの本を探す