歴史・時代小説作品一覧

  • 真説龍馬暗殺・その後
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    犯人は西郷?雲海の闇に葬られた龍馬暗殺。なぜ新政権は真相を封印せねばならなかったのか。小説仕立てで解き明かされる驚愕の真実

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  • 黄金の血脈(天の巻)
    完結
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    時は慶長、徳川との雌雄を決する大坂の陣が迫る中、豊臣方の起死回生策が密かに進行していた。かつて太閣の金塊移送に関わった牢人・鈴波友右衛門への新たな密命は、信長の血をひく美童・三四郎の会津への護送であった。背後で糸をひく豪商・今井宗薫、真田衆の猿飛佐助、霧隠才蔵、さらに猿渡一族とは……。壮大な構想で関ヶ原後の暗闘を描く鬼才・半村良の大河時代小説、待望の電子化、感動の第1弾!
  • 完本 妖星伝【合冊版/全3巻】
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    神道とともに発生し、超常能力をもって歴史の闇で暗躍してきた異端の集団・鬼道衆。彼らの出没する処、必ず戦乱と流血、姦と淫が交錯する。八代将軍・吉宗が退いた今、鬼道衆の跳梁が再び開始された!人類の破壊と再生を壮大なスケールで描く大河伝奇巨編、全3作が合冊版で登場!
  • 悪食  やさぐれ若さま裁き剣
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    痩身長躯、目もと涼しく苦み走った二枚目。墨染めの着物の背中に描かれた髑髏は、人間いずれこうなるという覚悟の徴だという。船宿『茂登美』の居候・室賀竜之介は、人呼んで『一丁咬(いっちょかみ)の旦那』。一丁咬とは、何にでも首を突っ込まなければ気が済まない質のことだ。備前国佐神藩の世継ぎでありながら、ゆえあって浪人に身をやつしているが、その事情はわからない。腹を滅多刺しにされた屍体が大川に浮いた。事件の発見者になった竜之介は、このところ同様の殺しが続いていることを知り、北町奉行所定町廻り同心・香取榮之進の事件探索に首を突っ込むことに…。鞍馬撃心流の遣い手が迫る下手人どもの正体とは? 書下ろし時代活劇。
  • 常世の勇者 信長の十一日間
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    桶狭間の戦いから一年。織田信長は京にいた。隣国・美濃の斎藤義龍と盟約を結ぶためである。幕府の実力者・松永弾正の横槍を受けながらも、頑なに自らの足固めに腐心する信長。しかし、「草薙の剣」を携えた熱田神宮の巫女・若菜との出会いが、信長の命運を変えてゆく。天下布武を決断するまでの、『信長公記』に記載のない、空白の11日間を描く意欲作。
  • 徳川家康 逃げて、堪えて、天下を盗る
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    七十年にわたる複雑な事績が、史料を踏まえてこれだけの長さの小説に集約されたのはめずらしく、なみなみならぬ労作といえよう――寺田博(文芸評論家、解説より) 徳川家康は、言わずと知れた戦国時代の最終勝者。しかしその生涯は、実は負け通しであった。武田信玄の術中にはまって三方原で大敗、盟友・信長には息子・信康を弑するよう命じられて従い、秀吉には局地戦で勝ちながらも、卓越した外交手腕の前に膝を屈した。なぜ、かような男が天下人となりえたのか。そして、この男の本音とは――。独白体で家康の秘められた胸中に迫る歴史長編。『家康』を改題。(以下、本文より抜粋)周知のとおり、某(それがし)は数えきれないほどの戦さもした。そのほとんどすべてに勝ったように見えるかもしれぬがのう、じつは負け戦さのほうが多いんじゃ。(中略)負けて逃げて、負けて逃げて……そのくりかえしじゃよ。じゃがな、某は逃げるたびに大きゅうなった。ひとまわりも、ふたまわりものう。

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  • 妖説太閤記 山田風太郎ベストコレクション【上下 合本版】
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    永禄元年、この年23歳の秀吉は信長の愛妹・市姫に理想の女人の顔を見出した。彼女を手中に堕としたい一心で、秀吉は大謀略を企てる。口上の上手さと憎めない面相を隠れ蓑にした、狡知と詐術に満ちた策略の数々。浅井長政の破滅から本能寺の変、山崎合戦、柴田勝家の滅亡まで……全てを掌上で引き起こし、天下取りの階段を登り始める! 英雄・秀吉の仮面を剥ぎ取り、その奇怪極まる妖貌を明らかにする異色の歴史伝奇大作。 ※本電子書籍は、角川文庫版『妖説太閤記』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 柳生忍法帖 山田風太郎ベストコレクション【上下 合本版】
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    会津大名、加藤明成は淫虐の魔王ともいうべき暗君だった。諌言の末、主家を見限った堀主水は妖異凄絶の武術を持つ会津七本槍を差し向けられ、一族郎党を惨殺されてしまう。唯一生き残ったのは、かよわき7人の女。父や夫の仇討ちを誓う女たちは、剣豪・柳生十兵衛の助けを借り、命懸けの特訓を始める。奔放無頼な十兵衛も陰ながら援護し、悪鬼のごとき敵を討ち果たすべく凄絶な闘いを挑む! 十兵衛三部作の記念すべき第一作。 ※本電子書籍は、角川文庫版『柳生忍法帖』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
  • 海音寺潮五郎短篇総集(一)大老堀田正俊他
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    歴史文学の第一人者、海音寺潮五郎の傑作短編80余編を全8巻に編成。武士の潔さ、日本人の美意識を追求した作家の精髄がここに。第1巻は処女作「うたかた草紙」、実録文学「大老堀田正俊」、西南戦争を背景とした「南風薩摩歌」、忠臣蔵の片岡源五右衛門を通して武士道観を描く「白菊」など、著者が作家としての地位を確立させた記念碑的作品群12篇を収録する。
  • 備前長船(おさふね)~御刀番 左京之介(六)~
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    汐崎藩に公儀の普請が押しつけられる――。財政難の状況で藩にとって空前の危機となる。それを回避できると老中・青山忠裕が出してきた条件は、名刀・備前長船の献上だった。駿河国汐崎藩の御刀番・左京之介は長船を手に入れようと走るが、そこに沼津藩水野忠成の横やりが! 五郎正宗の遺恨で汐崎藩を潰さんとする水野に、どうする、京之介。人気シリーズ、第六弾。
  • 鬼平の言葉 現代(いま)を生き抜くための100名言
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    2700万部の大ベストセラー時代小説から名言・金言を総ざらい! 『鬼平犯科帳』とは、江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔である。 火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、若いころ、「本所の銕(てつ)」と呼ばれた無頼の過去を持ち、その経験から、市井の事情にも通じ、人情の機微を知るようになった。 その鬼平を中村吉右衛門が演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきた『鬼平犯科帳』は、2017年にアニメ化され、大きな話題になった。 著者、故池波正太郎は『鬼平犯科帳』のほかに、『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』という人気シリーズも書いた時代小説の第一人者。東京・浅草という下町生まれ。小学校を卒業してすぐに働き始め、劇作家として活躍しはじめてからも、しばらくは都職員として働いていたという経歴の持ち主。そうした経験を通じて磨かれた人間観が作品を深みのあるものにしている。 「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」 「何事も小から大へひろがる。小を見捨てて大がなろうか」 「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ」 文庫版『鬼平犯科帳』全24巻と番外編1巻より、しびれる名台詞、寸鉄人を刺す格言、心をうつ人生訓をピックアップ。 著者自身の手になる挿画や、時代小説の挿画家としてしられる中一弥氏の作品も収録。
  • 幕末恋語り~春の雪~
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    人を本気で愛した事のない遊郭の花、深雪太夫と、剣の道を志し夢を求めて上洛した近藤勇。 互いにないものを見出し、思いを通い合わせるものの、二人には越える事のできない溝があり。 幕末と言う激動の時代の中、春の雪のようにただ儚い、交わる事のない想いの物語。
  • 幕末恋語り~冬の菊花~
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    舞妓の君菊が座敷で見かけたのは、酒の席ではあまりに場違いな酒を拒む男、土方歳三。 本音と建て前を使い分ける土方に徐々に入れ込むようになった君菊だが、土方は隊のあり方に大きく悩み、彼女の恋心に気付く素振りを見せない。 すれ違うだけだったら、どれだけ苦しくなかったか分からない。ただ座敷の上でだけは夢を見させて下さい。
  • 財政再建の名家老 河合道臣 姫路城 凍って寒からず
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    実収年貢の7年間分という膨大な負債を抱え、財政破綻の危機にあった播州姫路藩を、27年をかけて再建した河合道臣(寸翁)。本書はこの経世済民の名家老の生き方を感動的に描く長編小説である。元禄バブルのツケにより負債がかさむ一方の姫路藩では、経済の疲弊とともに人心も傷ついていた。代々の勝手向き(財政担当)家老が対策を講じるも効果なく、万策も尽きたと思われたとき、藩主は突然、「本のムシ」のような文人派家老の河合に勝手向きを命じるのである。いきなり修羅場に投げ込まれた河合は、だが周囲の危ぶむ声をよそに、文人派ゆえの懐深い人間味と冷静な頭脳によって、従来の倹約やリストラといった定番政策は避け、民間主導型の特産品の開発やユニークな金融システムを設けるなど、藩と領民が一体となった改革を推進していくのである。さらに負債完済後の次世代の育成も怠らなかった。まさに今日に呼び戻したい人物だったのである。

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  • 新装版 石田三成 「義」に生きた智将
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    豊臣家の安寧のため、己の胸に秘めたる想いのため――。若年より豊臣政権で辣腕をふるい、天下人の秀吉から“絶大な信頼”を寄せられ、「才器の、われに異ならないものは、三成だけじゃ」とまで言わしめた石田三成。だが、そんな大恩ある秀吉の死後、豊臣の世は大きく揺らぎ始める。元凶は、五大老筆頭という地位からあらゆる権謀術数を尽くして天下を奪わんとする徳川家康。その野望を正面から打ち砕く意志をもつ者は、もはや“秀吉の遺命”を託された三成しかいなかったのである。日の本を真っ二つに割る天下分け目の決戦をしかけ、西軍を率いて“関ヶ原”へと突き進んだ義将の魅力とその生涯を描いた長編小説。“関ヶ原の戦い”とは何だったのか。【本書の構成】寵臣/聚楽第/佐和山城主/関白秀次/殺生関白/首切り奉行/秀吉の死/前田利家の死去/佐和山隠退/密謀/宣戦布告/籠城戦/真田一族/緒戦/関ヶ原/敗残(目次より)

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  • 特命与力 犬飼平士郎 犯科帳奪還指令
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    自宅の縁側でうたた寝をする中年侍、犬飼兵士郎……。南町奉行所与力という要職にありながらも、そのぐうたらぶりを息子にまで叱咤される情けない男であるが、その裏に隠された姿は、奉行じきじきに秘密の指令をくだされた、特命与力であった。おのれの本性すらひた隠しにして捜索するのは、鬼平こと長谷川平蔵が遺した『黒の犯科帳』。あらゆる犯罪者とその縁者の調査情報がくわしく記された、まさに門外不出の書類である。裏社会の闇に消えた犯科帳を、執拗に追う平士郎……。その前にあらわれたのは、最凶の盗賊団と謎の女であった。凄腕与力と凶賊の死闘を描く、著者渾身の長編時代小説。
  • 吉野桜鬼剣 走れ、半兵衛<三>
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    満開の桜の下で、秘剣一閃! 剣客・大柿半兵衛は、かつて加賀・前田家の剣道指南役を務めた知心流師範で、いまは江戸の下町で道場主を務める大柿幸之助を父に持つ。老中・安藤信正が画策した公武合体政策、和宮の降嫁に際しては幕府の密使をつとめあげ、その働きが買われて安藤の信頼を得た半兵衛は、何度かの密命を帯び、その都度見事につとめあげた。坂下門外の変の後、安藤は失脚したが、半兵衛の剣の腕の評判を聞きつけた柳生家の当主・俊順(としむね)から、新たな依頼が寄せられた。柳生家の在所に出没する「桜鬼(おうき)一族」を成敗して欲しいというのだ。吉野山中に跋扈する一族は、奈良の高僧や天領の代官たちを殺め、金銀財宝を掠奪。討伐のため派遣された柳生新陰流の剣士たちも皆、渦巻く桜吹雪に紛れて刀が一閃する「吉野桜鬼剣」に打ち破れたという。知心流の新たな秘剣「翡翠(かわせみ)」を伝授された半兵衛は、早春の大和国・吉野へ向かう。「桜鬼一族」とは何者なのか。新陰流をも打ち破る、幻想的な桜鬼剣とは……!? 「走れ、半兵衛」シリーズ、待望の第三弾!
  • 呂布 「飛将」と謳われた三国志最強の武将
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    鬼神の如き戦闘力を有し、天下無双の豪傑と呼ばれた呂布。その強さは尋常ではなく、劉備・関羽・張飛の3人が束になってかかっても敵わないほど圧倒的だった。また、二度までも養父を裏切り、隙あらば敵の領土に襲い掛かる狡猾さも併せ持っていた。もとは一本気で無骨な男が、名馬・赤兎と最強武器・方天戟を自在に操り、戦国乱世をのしあがっていく様を雄渾なタッチで描く力作。

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  • 天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債【上下 合本版】
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    足軽の家に養子となった少年、のちの高橋是清は、英語を学び、渡米。奴隷として売られる体験もしつつ、帰国後は官・民を問わず様々な職に就く。生来の勉強家は、現場経験を積んだことで不世出の銀行家へと成長する。日露戦争の戦費調達を命じられた是清は、ロンドンで日本国債を売り出し、英語力と人脈を駆使して成功を収める。蔵相、首相をも歴任、金融恐慌の鎮静化にも尽力するが、経済を破壊する軍国主義の波が押し寄せる。新田次郎賞受賞の話題作がついに合本版に! ※本電子書籍は「天佑なり 上 高橋是清・百年前の日本国債」「天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債」を1冊にまとめた合本版です。
  • 明治維新を創った男 山縣大貳伝
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    吉田松陰が「心の師」と仰いだ男がいた! 松陰は百年前の思想家・山縣大貳の書を読んだとき初めて、それまでの思想を変え、「倒幕」を意識したのだ……。享保十年(1725)、甲斐国に生まれた山縣大貳は、さまざまな学問を身に着け、頭角を現していくが、ある不幸な事件により、甲府勤番与力の職を解かれてしまう。江戸に移り住んだ大貳は、時の権力者・大岡忠光に見込まれて仕えた後、学校を開き、その知識と人柄からたくさんの生徒を集めるようになっていった。しかし、著書『柳子新論』において、四民平等を訴え、「王政復古」「天皇親政」が理想の政治形態だと説き、やがて幕府からその思想を危険視されるようになり……。松陰より百年も前に革命の精神を説き、明治維新の隠れた火付け役となった気骨の思想家の生涯をさわやかに描く、感動の歴史長編。

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  • 気骨稜々なり 島井宗室
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    秀吉の朝鮮出兵に異を唱えた博多商人の生涯。  島井徳太夫、のちの島井宗室は博多に生まれたが、幼くして両親を失い、17歳にして朝鮮に渡った。朝鮮で掘り出し物の茶道具を買い付け、それを数寄者に売って博多で有力商人になっていった宗室は、對馬や酒井へと商売を広げ、妻を娶り、自身で永寿丸という船を持つようになった。  博多を治める大友義鎮や宗麟とも、宗室は交わるようになる。さらに、織田信長に、そして信長の意向を継いだ羽柴秀吉に近づく。最終的に荒廃した博多を復興したのは秀吉だったが、秀吉は朝鮮出兵を見据え、朝鮮との窓口になっている対馬の宗氏に使者を命じる。朝鮮国王に家臣になるようにと。ならなければ攻撃する、と。 「博多は、古来より大陸との交易で栄えた湊でござります。大陸とのつながりは、申してみれば博多の生命線。それを断ち切るような戦いは、関白さまであろうとも誰であろうと、断じておこさせてはなりますまい」  宗氏とともに朝鮮の交渉に当たり、戦火を交えないように工作をした宗室だったが、息子鶴松の死がきっかけになり、秀吉は朝鮮出兵を決断。急遽石田三成に呼び出された宗室は、秀吉に出兵を思いとどまらせるように諫めてほしいと言われたのだが――。
  • 胡蝶に告げよ・戦国前夜より
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    天文二十二(一五五三)年如月、今川義元の家老、由比家に仕える地侍の伴十郎衛門の足軽をする佐平は、夜更けに同輩の孫吉が山中で怪力を放つ光景を目撃する。 孫吉の体につけた御札のおかげだと目星をつけた佐平は手に入れようと決める。 数日後の晩に佐平は甲州衆に追われた鉱山遊女の珠を救って同衾する。 珠のために真人間になれるかもしれないと考えた矢先に佐平の留守中に珠は甲州衆に連れ去られていた。
  • 右京之介助太刀始末 お江戸の信長
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    婚礼直前に屋敷を逃げ出した竜子姫を助け、石川島で大捕物を仕掛けた“若様”奥山右京之介。まんまとせしめた大金を仲間に配り、風のように江戸から消えた。そして季節が秋から初冬へと移る頃、若様は播磨国仙崎藩にフラリと姿を現す。此度の狙いはなんと、豊臣秀吉が多田銀山に隠したと伝わる七億両もの埋蔵金。仙崎藩のお家騒動に便乗し、若様は仰天の秘策を打つ。芥川賞作家、入魂の書き下ろし。
  • 秀吉を討て
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    根来の若き忍び・林空は、総帥・根来隠形鬼に呼び出され「秀吉を討て」と命じられる。 林空は仲間とともに、家康との合戦のため、甲賀忍者・山中長俊らの鉄壁な守りに固められた秀吉を銃撃しようとするが……。
  • 江戸城心中
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    徳川将軍・吉宗の信任も厚い江戸町奉行・大岡越前守忠相。名奉行と名高い越前は密貿易船を追うが、さらに彼を悩ます怪人が現れた……。絶対的に面白い、吉川英治初期時代伝奇作品、復刊第二弾! ※本書は、昭和五十八年三月に刊行された『吉川英治全集7 牢獄の花嫁 江戸城心中』(講談社)を底本としました。
  • 新釈・皇妃エリザベートとふたりの男たち
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    「本当は恐ろしいグリム童話」などで著名な作家・桐生操が、ヨーロッパや宝塚歌劇団などで人気のある「エリザベート」(19世紀、16歳でオーストリア皇后になり、旅のはてに暗殺された皇妃)を、新解釈し書き下ろした野心作。その数奇な運命と、オーストリア皇帝・フランツ・ヨーゼフと、ルートウイヒ2世というふたりの男たちとの葛藤、息子ルドルフの自殺、暗殺までを、「生身の女」として小説に書き下ろす。
  • 忍者月輪
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    無双の忍び・伝兵衛は、大仕事を成す一方、妻との不和に悩み、伊賀攻め後の前途に迷っていた。しかし、鬼神と恐れられる信長に新しき世の到来を感じ、天下分け目の陣場に身を投じていく。はぐれ鳥は、戦国乱世に己の道を見出せるか? ――円熟の筆が新たな忍び像を描き出す!
  • 五郎正宗~御刀番 左京之介(五)~
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    駿河国汐崎藩の御刀番を務める左京之介。汐崎藩元藩主の御落胤で久能山東照宮の別当代となった祥慶から、秘蔵されていた相州五郎正宗が盗まれたと知らされる。五郎正宗探しに乗り出した京之介の前に現れたのは謎の修験者集団「黒法師」。はたして五郎正宗の行方は。そして、五郎正宗を奪わせた真の黒幕とは――。ますます好調の人気シリーズ、会心の第五弾。
  • 闇の目 下っ引夏兵衛捕物控
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    夜目が利き腕の立つ泥棒・夏兵衛は、遊ぶ金欲しさに盗みを働いていた。ある日、柔の師匠で住職の参信から、行方不明の僧を探すよう頼まれる。探索にやりがいを感じ始めた矢先、夏兵衛は驚くべき事件に遭遇し――。
  • 宗春行状記
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    江戸幕府もようやく安定期に入った享保年間。将軍跡継ぎ問題の宿怨から、八代将軍吉宗と尾張の徳川宗春(むねはる)はことごとに対立した。綱紀を粛正し倹約を命ずる吉宗の政策を馬鹿にするように、大勢の供を連れて遊廓に通い、城下で芝居・遊興を催す宗春であった。江戸時代随一の風流大名、尾張宗春の豪胆奔放な半生を活写した長編時代小説。
  • 決闘者 宮本武蔵(1)
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    三歳にして眼前で両親を殺された幼き武蔵。三尺の小さな躰に、憎しみと怒りがみなぎる。敵を討つためには、強くならねば…。幼少にしてすでに兵法者の資質を持った彼は、想像を絶する修業に挑む。仇敵を倒し、新当流の使い手有馬喜兵衛と対侍して斬ってとる。この時わずか十三歳であった。果てることなき決闘者としての修業が続く…
  • 黄金海流
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    江戸に流通革命をもたらすはずの大工事に、忍びよる影また影!伊豆大島の波浮に築港計画がもちあがるやいなや、幕府内部で奇怪な動きが目立つようになった。船団の針路と物流の変化をめぐって濁流のごとくぶつかりあう思惑と思惑、そして謎の剣客の暗躍。江戸、下田、伊豆大島がなす大三角形に展開する海と剣のサスペンス。
  • 蓋棺 庄内藩は一度も官軍に負けなかった
    完結
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    戊申戦争で官軍と二十数回戦いに及んで一度も負けず、西郷隆盛を驚嘆させた庄内藩家老菅秀三郎の物語 奥羽越列藩同盟を成立させ、戊申戦争を最後まで戦い、庄内藩家老として、一度も官軍に負けることのなかった菅(すげ)秀三郎の実話に基づいた、義侠の男のアクション歴史小説。 菅秀三郎は、官軍の指揮をとった西郷隆盛を驚かせた。維新後は会津への移封阻止にあたり、郷土の庄内藩を山形県として存続させた。西南戦争では西郷の義兄弟として、明治政府の岩倉具視や大久保利通を震え上がらせることになる。 【目次】 秀三郎と夏女 義兄弟 火薬庫 西南の事変 あとがき 蓋棺補記  鳥羽伏見の戦い (会津士魂)  奥羽越列藩同盟 (仙台藩)  明治政府 (征韓論) 【著者】 茶屋二郎 1945(昭和20)年、金沢市生まれ。慶応大学卒業後、小学館入社。その後バンダイに転じ、28歳で取締役、35歳で社長に就いた。社団法人デジタルメディア協会理事長などを歴任。現在、株式会社Long Tail Live Station代表取締役社長。著書に「若き血に燃ゆる」(リベラルタイム出版社)、「1968年 終わりの始まり」(講談社)、「遠く永い夢」(日新報道)、「父の背中」(時鐘舎)など。
  • 岡場所揉めごと始末記 : 1 九十新さん
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    御先手組同心を務める九十九家の五男坊・新吾は、根付け彫りに熱中するかたわら、自立の道を求めていた。ひょんなことから出会った口入屋の紹介で、深川にある料理屋梅本に住み込み、揉め事処理の役目を担うことになる。期待の新人デビュー作。
  • 世直し! 河童大明神
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    「喜八どんが死んだと聞いたが、本当かえ?」父の弔問に訪れた奇妙な輩。生前世話になったと次々にキュウリを供えていく彼らは、河童(かっぱ)だった! 「世の為人の為」と合羽橋(かっぱばし)の架け替えに尽力した父に共鳴し手伝ったという間柄に、驚くばかりの喜助だった。ある日、子攫(さら)い事件が発生。人買い船が関係していると睨んだ喜助は「水は目であり耳」と河童が話した事を思い出し、助けを求めにゆく。
  • 真田幸村
  • 大谷刑部
    値引きあり
  • 仇討ち東海道(一) お情け戸塚宿
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    父の仇である新谷軍兵衛を討つ為に、江戸へと向かった矢萩夏之介と従者の小弥太。首尾よく仇の所在を突き止めたのも束の間、相手はすでに江戸を出奔し、東海道を渡ったという。すぐにふたりは、軍兵衛の後を追いかけようとするが――。待ち受ける陰謀の数々に、ふたりは無事に本懐を遂げることが出来るのか!? 新シリーズ第一弾。
  • 備中高松城目付異聞 湖上の舞
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    これはうつつのことなのか──。目付・川名佐吉のいる備中高松城は、秀吉による兵糧攻めの一環として、周囲を水で囲まれ、陸の孤島と化していた。そんな中、城中で老臣の暗殺が起きる。早速、佐吉は犯人探しを始めるが、飢えと日を追うごとに増す水位、非協力的な家臣たちが邪魔をし、調べは遅々として進まない。さらに、何者かの凶刃が佐吉の命を狙い……。密室の城で一体何が?!
  • 新装版 井伊直政 逆境から這い上がった勇将
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    徳川家における譜代筆頭として知られる「赤備え」の井伊家。そのはじまりは、波乱に満ちたものだった――。今川家の支配下で、次々と非業の死を遂げる井伊家の当主たち。お家滅亡が迫るなか、残された“最後の希望”が幼い直政であった。一族のまとめ役となった「女地頭」こと次郎法師(直虎)、井伊家の菩提寺である龍潭寺の南渓和尚、直政の立身を一心に願う母、それでもなお忠義を尽くし続ける郎党たちに守られながら“流転雌伏”の歳月を過ごす直政。だが、井伊谷に進出してきた徳川家の傘下に入ったことで、その人生は大きく動きはじめる。家康の信頼を一身に受けた直政は、武田家の遺臣を麾下とし、数々の戦場を疾駆して、「赤備え」の若き勇将へとたくましく成長していく。そして、運命の関ヶ原合戦へ。一族の悲願は、この男に託された! お家再興の宿命を背負い、乱世を駆け抜けた井伊直政の生涯を描く力作。

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  • 十万石を蹴る 居眠り同心影御用18
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    やくざが大名になる!? 世継ぎ騒動に揺れる美濃恵那藩から影御用。 十二歳で大名家を出された若君が十一年ぶりに帰った。長男が急逝したためである。 若君は果たして本物なのか。居眠り同心、捨て身の探索。 徳川譜代の名門、美濃恵那藩十万石の江戸藩邸から公用方の大浦喜八郎が、北町奉行所から帰途の蔵間源之助に、越中橋の袂で声をかけた。くれぐれも口外無用にと、内密の影御用を依頼してきたのである。元凄腕の筆頭同心で今は居眠り番と揶揄される源之助に、十二歳で大名家を出て十一年ぶりに帰ってきた藩主次男の真贋を探索してほしいというのである。
  • 宮本武蔵 全巻セット
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    【全巻セット】江戸時代初期の剣豪。生涯を剣の道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。生来の野生児だった武蔵(たけぞう)が沢庵和尚に助けられ人間として、剣の道を究めることを決意。吉岡一門との死闘を経て数々の剣豪との出会いを通じて完成を目指す。剣の道一筋に生きる武蔵に恋するお通。なかなか叶わない恋心は果たして成就するのか。生涯最大のライバルとなる佐々木小次郎との出会い、確執。勝つのは長刀物干竿を操る小次郎の秘剣燕返しか。長年の修行を積んだ武蔵はついに精神の高みを見る。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 蒲生氏郷 武田信玄 今川義元
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    「今があながち太平の世でも無い。それでも女房には化粧をさせたり、親父殿も晩酌の一杯ぐらいは楽んでいられて、ソーレ敵軍が押寄せて来たぞ、酷い目にあわぬ中に早く逃げろ、なぞということは無いが、永禄、元亀、天正の頃は、とても今の者が想像出来るような生優しい世では無かった――」脱線、蘊蓄、戯言あり。知の巨人が興の向くまま、平易な語り口で史料を読みとく「戦国放談」。後の司馬遼太郎へと連なる傑作評伝。
  • 炎を薙ぐ
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    江戸の大川で、若い女性が両手両足を切断、惨殺される「達磨美女」事件が勃発。貧乏浪人の由比三四郎は、妻の依頼で暗殺された花火師の娘・おゆきの用心棒となる。その直後から、彼らの元に難敵が次々と現れる。三四郎は「秘剣・氷柱折り」で、究極の黒幕退治に挑むのだが──。人情と剣戟が交錯する連作長編小説。
  • 寺内奉行検断状
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    江戸期、京都の東西両本願寺は寺内町を形成し、幕府から自治を認められていた。町内で事件が起きると寺内奉行目付が検断状を携え、どこまでも下手人を追及するのだ。強訴(ごうそ)のため丹波篠山から江戸に向かう農民が町内に投宿しているので捕えよという密命が目付・黒田荘十郎に下った。が、少年も一行に加わっていることを知った荘十郎は一計を案じる……。感動の書下し時代連作!
  • ことり屋おけい探鳥双紙
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    姿を消した夫の帰りを待ちながら鳥を商うおけい。美しい娘が鳥に興味がないのに紅雀、相思鳥と次々と買い求める理由とは?店に持ち込まれる様々な事件を解決しながら、しなやかにたくましく生きるおけいと市井の人々を活写した、清々しい時代小説。
  • 宮本武蔵 七 円明の巻
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    江戸時代初期の剣豪。生涯を剣に道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。七巻。最強の敵、佐々木小次郎との決戦の日が迫る。戦いの場は豊前小倉の船島。そこへ城太郎、権之助、伊織、おばば、又八、朱美と関わりのある人物たちが揃う。果たしてお通の恋は叶うのか。勝つのは長刀物干竿を操る小次郎の秘剣燕返しか。長年の修行を積んだ武蔵はついに精神の高みを見る。剣豪宮本武蔵ここに完結。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 宮本武蔵 五 空の巻
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    江戸時代初期の剣豪。生涯を剣に道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。五巻は吉岡一門との決闘の末、九死に一生を得た武蔵。お通と再会し江戸へ向けて旅立つがまたしても又八のために離ればなれになってしまう二人。杖術使いの権之助との試合、陸奥から下総、いよいよ江戸に入ると佐々木小次郎との因縁がますます深くなっていく。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 合本 燦【文春e-Books】
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    『バッテリー』『NO.6』のあさのあつこが描く! 江戸時代を舞台に、少年たちの成長と葛藤を描く、人気青春活劇全八巻がこの一冊に。 【収録作一覧】 『燦 1 風の刃』 江戸から遠く離れた田鶴藩。その藩主が襲われた。疾風のように現れた刺客は鳥獣を操り、剣も達者な謎の少年・燦(さん)。筆頭家老の嫡男・伊月(いつき)は、その矢面に立たされるが、2人の少年には隠された宿命があった――。 『燦 2 光の刃』 江戸での生活がはじまった。伊月は藩の世継ぎ・圭寿(よしひさ)とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その2人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。 『燦 3 土の刃』 「圭寿、死ね」。江戸の大名屋敷に暮らす田鶴藩の後嗣(こうし)に、闇から男が襲いかかった。同じころ、伊月は、藩邸の不穏な動きを探らせていた石崎文吾(ぶんご)の無残な死体を前にしていた。そして燦は、江戸で「神波の一族」を知る人物に出会う。彼らにいったい何が起ころうとしているのか――。 『燦 4 炎の刃』 「闇神波は本気で我らを根絶やしにする気だ」。刺客、暗殺、陰謀。江戸で男が次々と闇から斬りつけられる中、燦はついに争う者たちの手触りを感じ始める。一方、伊月は藩の代替わりの準備に追われるが、圭寿の亡き兄が寵愛した美しき側室・静門院(せいもんいん)が面会を求めてきて……。 『燦 5 氷の刃』 燦、助けてくれ。頼む、燦。――圭寿の亡き兄が寵愛した側室・静門院の住まう屋敷からの帰り道、刺客に襲われた伊月は、生死の境をさまよい続ける。正体を現さぬ敵、闇神波への激しい怒りに揺り動かされる燦が静門院のもとを訪ねると、予想外の真実が明らかになり……。 『燦 6 花の刃』 手伝ってくれ、燦――田鶴藩立て直しのため、燦に頭を下げる圭寿。藩の「病巣」かもしれぬ父・伊佐衛門への懸念を伊月が抱く中、闇神波と田鶴藩との繋がりも明らかになっていく。一方、静門院とお吉のふたりの女子は、思いがけない形で三人と深くかかわることになり……。 『燦 7 天の刃』 田鶴藩に戻った燦を不意に襲う、謎の飛礫。それはかつて共に暮らした與次の仕業だった。「今更のこのこ帰りやがって。何もかも遅すぎるんだ!」與次から篠音の身の上を聞いた燦は、ある決意をする。 『燦 8 鷹の刃』 おれが必ず燦に逢わせてやる――遊女に堕ちた身を恥じながらも燦への想いを募らせる篠音に、伊月は誓う。遊里からの帰り道、星月夜に轟く鳥の声に不吉な胸騒ぎがし、城へと急ぐ。正に刺客が薄主・圭寿に放たれていた。その頃、静門院とお吉は田鶴に向かって道を急いでいたが……。
  • 幕末陰聞 山南語り
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    第7回ノベラボグランプリ最優秀賞受賞作品! 京へ戻る桂小五郎の警護を依頼された『万荒事屋』の葛城柔志狼。 だが、京に足を踏み入れた二人を、謎の雲水の一団が襲う。 果たして雲水の狙いは? 背後で蠢く『蟲匠』とは? 京の都を襲う妖異に山南敬助の『将門流陰陽術』が迸る! 徳川三百年の治世。黒船来航により動乱を迎えた幕末の闇の中で囁かれる、陰の歴史。 さあ、歴史の闇を見よ!
  • 宮本武蔵 四 風の巻
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    江戸時代初期の剣豪。生涯を剣の道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。四巻は吉岡伝七郎との対決を制したが、なおも総力をあげて武蔵を討たんとする。一乗寺下り松での死闘。武蔵一人対吉岡一門70人。吉岡鉄壁の布陣に武蔵は死を覚悟する。深まる佐々木小次郎との対立。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 裂果 趙襄子伝
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    中国春秋末期。かつて春秋五覇の一国として隆盛を誇った晋は、趙・韓・魏・知・范・中行という六勢力の微妙な均衡のもとに成り立っていた。その頃、六卿のひとつである趙氏では、当主である趙鞅(ちょうおう)によって次期総領を決めるための試験が行われた。厳しい課題に脱落者が出る中、選ばれたのは異民族の婢の子である趙毋じゅつ(ちょうむじゅつ)であった。期せずして六卿の力関係に変化が起きようとしていた。趙・韓・魏・知ら四氏と范・中行の二氏との間に対立軸が生まれたのだ。そんな中、趙氏を罠に嵌めようとする范・中行氏。ところが趙氏はその罠を逆手に取り、両氏を追い落とすことに成功する。争いのない日々も束の間、今度は最大派閥である知氏が趙氏を付け狙う。韓氏・魏氏らを糾合し趙毋じゅつに襲い掛かる知氏の連合軍。押し寄せる大軍を前に、果たして趙毋じゅつに勝算はあるのか? 晋陽において大逆転を演じた趙毋じゅつとその時代を描いた力作長編。

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  • 双龍剣異聞 走れ、半兵衛<二>
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    剣客・大柿半兵衛は、かつて加賀・前田家の剣道指南役を務めた知心流師範で、いまは江戸の下町で道場主を務める大柿幸之助を父に持つ。老中・安藤信正が画策した公武合体政策、和宮の降嫁に際しては幕府の密使をつとめあげた。その働きが買われて安藤の信頼を得た半兵衛は、ふたたび密命を帯びることとなった。宮本武蔵の二刀流を受け継ぐ「二天一流阿蘇流」開祖で、秘剣「二天双龍剣」を遣う伝説の剣豪、肥後国の阿蘇重左衛門宛ての密書を託されたのだ。薩長や肥後に討幕反乱の兆しが見られる中、幕府は阿蘇一族の力でその動きを牽制したいと考えているのだ。重左衛門は宮本武蔵の再来とまでいわれ、これまでにさまざまな剣の達人が挑んだものの、勝って戻った者はいないという。加えて、すでに幕府が派遣した数人の密使は皆、道中で殺されるか行方不明となっているらしい。伝説の剣客に会うためなら、危険も厭わないだろうと、半兵衛に白羽の矢がたてられたのだ。双龍剣は「邪剣」として封印されたという噂も届く中、半兵衛は浪人・蟹江又左衛門とともに、咸臨丸に乗船、海路長崎を経由して肥後国熊本へ向かうのだった……。剣豪・阿蘇重左衛門とは何者か。そして半兵衛の運命は !? 「走れ、半兵衛」シリーズ、待望の第二弾!
  • 風神剣始末 走れ、半兵衛
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    時は14代将軍・家茂の治世。剣客・大柿半兵衛は、かつて加賀・前田家の剣道指南役を務めた知心流師範で、いまは江戸の下町で道場主を務める大柿幸之助を父に持つ。木刀は苦手で、妹の紗織に免許皆伝の先を越されたが、真剣を持つと天賦の才を発揮した。数度の武者修行を経て腕を上げ、老中・安藤信正が画策した公武合体政策、和宮の降嫁に際しては、父の知人・勝海舟に剣の腕を見込まれ、幕府の密使をつとめあげた。その働きが買われ、半兵衛はふたたび安藤から密命を打診される。安藤家が藩主の陸奥・磐城平藩は多額の借財を抱え、借金返済のため領内の金山開発を目論んだが、山間に住む「風神剣」を操る一族に邪魔立てされて困っている、ついては風神一族を退治してほしい、という要請だった。すでに派遣した公儀隠密による調査が失敗したと知った半兵衛は、依頼を断ったものの「風神剣」への興味を押さえきれず、陸奥へ向かうことに。半兵衛は道中、常陸国の海沿いの街道で、黒装束の侍たちに追われる女と遭遇。助けを請われて男たちと相対するが、追いつめられた女は崖下に飛び込んでしまう。彼らは柳生新陰流の遣い手で、侍頭の服部兵馬は「あれは蝦夷の女だ」と告げ、去って行った。夜、同宿した男・和田一畝から、金鉱開発の測量で派遣されたがどうしても目的地に辿り着けない、その場所は「風神一族の村」の手前にあると聞いた半兵衛。さらに女中からは、その村は「来るなという地」だと聞かされる。翌日、和田とともに向かった場所で、半兵衛は服部兵馬と再会するが……。風神一族はなぜ邪魔をするのか。風神剣とは!?  森詠氏の人気シリーズ「おーい、半兵衛」待望の続編、実業之日本社文庫に登場!
  • 天保百花塾
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    江戸の町方同心を退き、寺子屋『百花塾』の手習師匠として八王子宿にやってきた大窪伝次郎。かれを待っていたのは、様々な事情を抱えた個性豊かな子供たちだった。親分肌で家族を養うために手段を選ばない龍馬、千人同心の父親に反発する総司、母親が江戸に駆け落ちした小五郎……。次々と起こる難題に、伝次郎は師として、一人の人間として子供たちと向き合っていく。師弟の情愛に胸が熱くなる連作時代小説。

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  • 孫子伝
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    世界に名だたる兵法書といわれる『孫子』。戦国武将・武田信玄から現代の経営者・孫正義に至るまで、孫子の教えに傾倒する人物は数多い。本書は、この不朽の名作『孫子』を著した人間・孫子が孫武であるという説に立ち、その生涯を活き活きと描き出した一代記。変人・奇人といわれてもおかしくない意外性に満ちた人間像に驚愕! 中国の歴史を手玉に取る腕前、大胆な歴史推理を存分に愉しめる一冊。

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  • 宮本武蔵 三 火の巻
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    江戸時代初期の剣豪。生涯を剣に道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。三巻はいよいよ宿命のライバル佐々木小次郎が登場する。迫る吉岡一門との決闘。朱美とお通の武蔵への想いが錯綜する。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 松風の人 吉田松陰とその門下
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    十一歳にして藩主・毛利敬親の御前講義を行い、才覚を現した吉田大次郎。のちに吉田松陰として松下村塾を主宰し、伊藤博文、山県有朋などの英傑を数多く世に送り出した男は、いち早く「海外」を意識した稀代の思想家であった。黒船襲来を機に勃発した国難に、驚くべき向学心と行動力をもって立ち向かった松陰の、波乱に富んだ生涯を描く傑作評伝。
  • 剣に賭ける
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    万延元年三月三日。銃声を合図に侍たちが駕籠の中に斬り込んだ――。反政府主義者の弾圧を行った大老、井伊直弼を襲撃する水戸藩士は、眼も開けていられない降雪のなかで、猛牛さながらに突進を繰り返した。道場剣法とは違う斬り合いの苛酷さを描いた「桜田門外の血闘」など、命のやりとりに身をさらした剣士たちの潔い覚悟を描いた士道小説集。
  • 開国
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    弾丸に晒しを巻かなければ使えぬ大砲――。異国船の襲来に備え、江戸湾防備を命じられた武州忍藩主・松平忠国は衝撃の事実に戦いた。永らくの泰平が招いた失態とはいえ、これでは夷狄を追い払えない。日本に未来はあるのか。幕政の再建に奔走する忠国をはじめ、未曾有の国難に立ち向かう吉田松陰、佐久間象山らの奮闘を描く感動の幕末群像記。
  • 夢のまた夢(一)
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    天正十年、毛利攻めの直中にあった羽柴秀吉は、偶然捕らえた間者が忍ばせていた密書に衝撃を受ける。本能寺で織田信長討死。それは明智光秀が毛利家に宛てたものだった。窮地を覚った秀吉は毛利と巧みに和睦。中国大返しと呼ばれる急行軍を成し遂げ、仇敵・光秀との決戦に臨む……。野望と独善に満ちた天下人の生涯を、凛乎たる筆致で描く歴史巨編。
  • レジェンド歴史時代小説 列藩騒動録(上)
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    江戸時代の初期から、各藩で発生したさまざまな「お家騒動」。原因となったのは、金銭をめぐる対立や父子の不和、家臣による派閥争いなど、現代に通じるものばかりだった。島津、伊達、黒田、加賀、秋田、越前といった各騒動の真相を、説得力あふれる筆致で描き出す。武士の本質に迫る、海音寺史伝文学の真骨頂。
  • 風流大名 吉原の夕
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    なによりも無粋を嫌う、風流大名の姫路藩主・榊原政岑(まさみね)の楽しみは、身請けした吉原の高尾太夫──今ではしずやと名を改めた恋人との、ふたりきりでの散策だ。今日も浴衣姿で愉しんでいると、遊女の総角(あげまき)と、札差を営む大口屋の長男清太郎とが心中したという瓦版売りの声が聞こえてきた。しずやが禿(かむろ)時代に世話になった総角にいったい何が起きたのか? 事情を知りたい政岑としずやは……。
  • 平賀源内江戸長屋日記 春風駘蕩
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    神田の長屋に住む平賀源内。元は讃岐藩の藩士だったが、窮屈な暮らしを嫌い、家督を妹婿に譲り、江戸へ出てきた変わり者。好奇心旺盛な彼は、本草学を修めるだけでなく、読み物を書いたり、様々な研究をしたりと日々多忙な暮らしを送っている。ある日、同じ長屋に住む大工の藤次郎が、源内に紹介された仕事先で盗っ人の疑いをかけられた相棒の三治(さんじ)を助けてくれと泣きついてきた。書下し痛快時代小説!
  • 本所お化け坂 月白伊織
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    「オン・ジャヤ・ジャヤ・オン・ハッタ」――。時は元禄、妖かしに取り憑かれた人々が訪れると、普段は見えないはずが突如として現われる“本所お化け坂”。この坂の上にある百怪寺に暮らす月白伊織とその息子太郎は、日本一の祟り神とされる第六天魔王の威徳を借り、妖かしと渡り合える不思議な力を有していた。伊織の宝刀・神咒信国が、人間の「負」の感情に巣くう魑魅魍魎を斬る!

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  • 宮本武蔵 二 水の巻
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    江戸時代初期の剣豪。生涯を剣の道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。二巻は京都の名門吉岡道場に挑戦するも清十郎も伝七郎も不在のため門弟たちでは武蔵に歯が立たない。奈良の宝蔵院の槍との試合。大勢の浪人達との果たし合いを切り抜け、さらに柳生一族へ戦いを挑む。武蔵に心を寄せる朱美とお通の恋心がせつない。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 宮本武蔵 一 地の巻
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    江戸時代初期の剣豪。生涯を剣の道に捧げた宮本武蔵の波乱万丈の青春小説。史上有数の剣豪にして二天一流の開祖。生涯60数回戦って一度も負けなかったと言われる。一巻は生来の野生児だった武蔵(たけぞう)が沢庵和尚に助けられ人間として、剣の道を究めることを決意するまでを描く。過去何度も映像化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 藤十郎駆ける! 一 さらば刈谷城
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    水野藤十郎勝成は三河刈谷城主・惣兵衛忠重の嫡男。勇猛果敢に戦場を疾駆する若武者だ。一騎駆け、一番鑓(やり)が生き甲斐で、短気で荒々しい気性を心配する父とはしばしば対立するのだった。織田信長に伺候するために京に滞在していた藤十郎は、本能寺の変に際し、父と自らの命も瀬戸際に立たされた。援軍手配のために刈谷へ向かう藤十郎の命運やいかに! 風雲急の戦国冒険譚がここに始まる。
  • 番付屋小平太
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    深津小平太は、旗本の三男坊だが、火盗改の父親との折り合いが悪く家を飛び出した。幼馴染みの版元に言いくるめられて、番付屋を始める。江戸で大流行(はや)りの番付表。浮き世の陰に隠された人情の機微を織り込んだ小平太の番付は、相手に覚られないように潜り込んで内情をつかんだものだった。今日も小平太は、辛口の江戸っ子を唸らせるため花魁(おいらん)や火消しの番付調べに余念がない。
  • 合本 あくじゃれ瓢六捕物帖【文春e-Books】
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    牢屋敷に捕らわれの身の、世之介ばりの色男・瓢六と、無骨な同心・篠崎弥左衛門との凸凹コンビが、難事件を次々に解決する痛快時代小説!シリーズ全5冊がこの1冊に。 【あらすじ】 『あくじゃれ 瓢六捕物帖』 絶世の色男、粋で頭も切れる目利きの瓢六が、つまらぬことで小伝馬町の牢屋敷に放り込まれた。 ところが丁度同じ頃起きた難事件解決に瓢六の知恵を借りるため、与力・菅野一之助は日限を切っての解き放ちを決める。 『こんちき あくじゃれ瓢六捕物帖』 晴れて無罪放免となった瓢六だが、お袖と熱々の平和な日々も長くは続かない。 わけありの母子を匿ったり、瓦版を作ったり、そして今度はお袖が牢に入れられる……!? 粋で愉快でほろりとする六篇を収録。 『べっぴん あくじゃれ瓢六捕物帖』 売れっ子芸者のお袖との仲も円満、親友に恋の指南もするとびきりの色男・瓢六。智恵と愛嬌を買われ駆り出されたある事件の聞き込みで、致命的なミスを犯してしまう。 自分には何かが欠けている――お袖とも離れ、重い心を抱えた瓢六は、事件の陰にいる謎の美女を追い詰められるのか。 『再会 あくじゃれ瓢六捕物帖』 天保の大火でお袖を失い自堕落な生活をおくる色男・瓢六。 しかし老中・水野忠邦と“妖怪”鳥居耀蔵の陰謀に苦しむ人々を見ていられず、また謎の武家女性・お奈緒の魅力に導かれるように、相棒の堅物同心・篠崎弥左衛門と幕政の理不尽に立ち向かう。 『破落戸 あくじゃれ瓢六捕物帖』 文化人を弾圧し悪名高い「天保の改革」。 瓢六は弥左衛門やお奈緒らと陰に陽に立ち向かうが、やがて圧政者たちも決して一枚岩ではないことに気付く。 「妖怪」こと鳥居耀蔵の裏切り、それによる水野越前守の失脚と復活。一方瓢六は勝家の若き当主・麟太郎と親交を深める。
  • 破落戸 あくじゃれ瓢六捕物帖
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    円熟の江戸活劇、いよいよクライマックスのシリーズ第5弾! 文化人を弾圧し悪名高い「天保の改革」。瓢六は弥左衛門やお奈緒らと陰に陽に立ち向かうが、やがて圧政者たちも決して一枚岩ではないことに気付く。 「妖怪」こと鳥居耀蔵の裏切り、それによる水野越前守の失脚と復活。一方瓢六は勝家の若き当主・麟太郎と親交を深める。 時代はうねり、活劇シリーズいよいよ佳境へ。 解説・大矢博子
  • 再会 あくじゃれ瓢六捕物帖
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    新ヒロイン登場! 絶世の色男が活躍する幕末活劇シリーズ第4作 今度の敵は“妖怪”だ!  瓢六が仲間たちと立ち上がる 天保の大火でお袖を失い自堕落な生活をおくる色男・瓢六。 しかし老中・水野忠邦と“妖怪”鳥居耀蔵の陰謀に苦しむ人々を見ていられず、また謎の武家女性・お奈緒の魅力に導かれるように、相棒の堅物同心・篠崎弥左衛門と幕政の理不尽に立ち向かう。 大切な人を喪った者のみが知る優しさが漂うシリーズ第4弾。 解説・細谷正充
  • はぐれ十左暗剣殺 弾丸を噛め
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    白昼、日本橋で起きた辻斬り。斬った浪人は逃げる途中で斬殺。そして、殺されたのは、鳥見役に鉄砲箪笥同心、歌舞伎役者に商家内儀。彼らに繋がりはなく、事件の真相は一向にわからず、奉行所から、火附盗賊改め方の鏑木十左(かぶらぎじゅうざ)に探索が委ねられた。若手同心たちとともに、地道に探してゆくなか、殺された鉄砲箪笥同心の妻に話を聴きに行くと、それは十左と浅からぬ因縁のある女だった。
  • 忠臣蔵【全5冊 合本版】
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    元禄十四年三月十四日、赤穂城主浅野内匠頭は、殿中松の廊下において吉良上野介に刃傷を仕掛けた――。「松の廊下事件」にはじまり、47人の赤穂浪士の吉良邸討ち入りまでを躍動感あふれる筆致で描いた感動巨編。 ※本電子書籍は『忠臣蔵(一)』~『忠臣蔵(五)』を1冊にまとめた合本版です。
  • 吉良忠臣蔵【上下 合本版】
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    「浅野内匠頭、吉良上野介に刃傷」の報は、青天の霹靂のような衝撃となって江戸城を駆け抜けた。しかし、実態の江戸城中・松の廊下の刃傷事件の背後には、冷酷無比な罠が張り巡らされており――。綱吉の側用人・柳沢吉保、吉良家の参謀・色部又四郎、そして赤穂藩浅野家の家老・内蔵助。卓越した3者による権謀術数が渦巻く、忠臣蔵の真実とは!? ※本電子書籍は『吉良忠臣蔵 上』『吉良忠臣蔵 下』を1冊にまとめた合本版です。
  • 長崎ロシア遊女館
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    学問のためという一念で、妻の肉体を人体実験に供する町医者。未知の分野であった人体解剖の彩色図を、憑かれたように描く絵師。娼館設置をめぐり、ロシア人に遊女たちの性病検査を迫られ苦慮する長崎奉行所の役人。幕末から明治にかける近代日本黎明期の医学秘話五篇を収録。第十四回吉川英治文学賞受賞作品。
  • 信長かく語りき
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    ひょんなことから、タイムスリップしてしまった新聞記者・蒲生鷹介。行った時代は天正十年、戦国時代の真っ只中、「本能寺の変」が起こった、正にその時だった。ここぞとばかりに蒲生が行ったのは「信長へのインタビュー」。信長の口から語られたのは、自身の半生、そして『天下布武』への思いだった。日ノ本の国を思う天下人、織田信長の素顔がそこにはあった。本編は信長への取材記事と、蒲生が実際に歩いて取材した天正十年夏の安土、そして京都という天下の中心で起きた真実の歴史に迫る、二部で構成されている。

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  • 義経の征旗(上・下合冊版)
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    源平の戦いに、奥州藤原(おうしゅうふじわら)氏が立ち上がった! 平家の逆襲。義仲(よしなか)の敗走。激動する情勢を前に、熊野(くまの)で兵を挙げた義経は、平家を破り、入洛する。歴史の転換期を新視点で捉えなおす、もう一つの歴史物語を「上・下合冊版」で一挙に。
  • 久能山血煙り旅―大江戸無双七人衆―
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    駿河の国境の寒村から村人が全員消えた! 疫病か、それとも大久保長安の秘匿した財宝を狙うものの仕業なのか。徳川家康の遺骸を日光から駿河の久能山に運ぶ天海一行の護衛の途次、大道寺菊千代は大きな謎に直面する。そして、天海の命と久能山東照社に奉納される百万両を狙って襲い掛かる、忍び集団・風魔党の面々。菊千代率いる大江戸無双七人衆、最後の血戦。書下ろし時代小説。
  • 馬喰八十八伝
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    年老いた母を種付け馬・花雲の背中に乗せ、嘘を封じる百カ所まいりに出た若者。馬の名産地・桜七牧で、真実を述べたばかりに八十八回叩かれた腹いせに、同じ数の嘘をつき生きることを決意、自ら八十八と名乗る。悪代官に野盗の頭目、一癖も二癖もある相手に、嘘つきの天才八十八が言葉巧みに勝負を仕掛ける。恋あり、オゲレツあり、爆笑必至、痛快な男の出世物語。
  • 列藩騒動録(上)
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    江戸時代、諸大名の家には多種多様なお家騒動があった。それぞれの騒動は、その藩独自の事情、武士の気質、関係諸人物の個性、そのときの時勢等の要素がからみあって出来した。海音寺潮五郎は鋭い人間観察、博い学識と精確な考証とを駆使して、どこまでもその真実の姿に肉薄する。上巻では、島津・伊達・黒田・加賀・秋田・越前の諸藩の騒動をとりあげる。
  • 燃える山脈
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    日本は自然災害列島です。天候異変の大飢饉に襲われた天明・天保時代はとても悲惨でした。 信濃のあづみ野は荒れ果てた山野でした。 資金も土木技術もない農民たちが手を取り、巨大な農水路「拾ヶ堰」などを開削し、日本随一の緑豊かな田園地帯に変えました。 そのうえ、米不足で苦しむ飛騨国へ、あづみ野から常念山脈、上高地を経由し、飛騨山脈の2座を越えた「米の道」をつくりました。 幕藩体制の枠組みが敵になり味方になり、数十年の歳月を要しました。 若い男女、夫婦愛、郷土愛、山岳信仰など人間愛に満ちた、こころに響く作品です。 上高地はウエストンの時代に拓かれたものと思われている方が多いなか、天保時代に「米の道」の飛州新道の中継地、槍ヶ岳登拝基地として開かれたことも知っていただきつつ、播隆上人による槍ヶ岳開山にかかわるエピソードなども絡め、天明大飢饉から続く歴史的事実を、ぜひ小説で味わっていただきたい。 時代の流れに翻弄される安曇野の農民たち、徳川幕府の思惑、そして上高地の開拓の歴史を描いた長編歴史小説。 <あらすじ> 天明3(1783)年、浅間山の噴火が引き金となって天明大飢饉が起きた。 常念山脈の山麓・安曇平の農民たちは水不足で飢餓状態に陥るが、大庄屋、等々力孫一郎は奈良井川から15キロに及ぶ巨大な「拾ケ堰」の開削を計画、多々の悪条件を乗り越えて農水路を完成させる。 新田開発が進み豊かな安曇平になったが、一方では過剰生産による米価の暴落が起きる。 そこで米の販路を飛騨国へもとめるために、常念山脈(大滝山・蝶ヶ岳)、上高地、飛騨山脈(焼岳)を越える「米の道」の開削が進められる。 安曇平の庄屋・岩岡伴次郎は私財を投げ打ち、上高地までの「伴次郎新道」を開削。 上高地の湯屋(宿屋)の経営に乗り出し、娘の志由(13歳)に宿をまかせる。 このころ播隆上人による槍ヶ岳の開山が行なわれ、上高地は飛州新道の中継地、槍ヶ岳登拝基地として期待されるようになるが、天保の大飢饉が発生。 松本平から飛騨国へ米を運びたくても幕府直轄領の飛騨国は街道の開通を認めようとせず、湯屋は経営の危機に陥る。 飛州新道が開通し、上高地が栄える日は果たして来るのか…。 ※長野県中信地方(松本市、塩尻市、大町市など)の地方紙「市民タイムス」に連載中の人気小説「燃える山脈」を単行本化。
  • 秋色(上)
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    「秋色」とは、心の中にある秋景色のこと、である。 世界的に有名な建築家と京都の名家出身の二廻り年下の妻、この華麗なる夫婦の実態は……夫には三十年来の愛人がいる。常に控えめな妻は、シドニー行の機内で出会った奈良の老舗の二男坊に惹かれていく。シドニー、麻布、銀座、奈良、京都、伊豆山と舞台を移して、華やかに、かなしく、時におそろしく展開される人間模様と愛のかたち。
  • のたり同心落とし噺 こがねもち
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    名同心の父をもつ植草平助は、もらい泣きをするほど人が良いが、立身出世に興味なく、とにかく厄介事は御免蒙りたい、一風変わった定町廻りの見習い同心。なんとしても手柄を立てさせ、ゆるい主人を小馬鹿にする同僚どもを見返したいと機をうかがう小者の佐吉におだてられつつ、今日も市中見廻りならぬ、寄席廻りに精を出す。そんなふたりに、ある日とうとう不思議な殺しが降りかかり……。滑稽捕物帖。
  • 吉田松陰
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    二〇一五NHK大河ドラマは「花燃ゆ」。その主人公・文の兄が、維新の革命家吉田松陰。彼女が慕った実践の人、「至誠の詩人」の魂を描き尽くす傑作小説。
  • 新納忠元
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    「戦さというものは、魂のぶつけ合いであるぞ!どんな戦さでも、常に死ぬ気で戦えば、死なずに済ませようと思っている者に負けるはずがない」時には先鋒として鬼神のように戦い、時には参謀として戦索を巡らせ、民を思いやり、詩歌を愛した新納忠元。島津貴久・義久・義弘・歳久・家久ら島津一族の栄光に己の全てをかけた文武両道の豪将の壮烈な生き様を描く。
  • 三国志列伝
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    三国志という壮大な歴史ドラマは、劉備、曹操、孫権それぞれが統一国家の君主たり得たであろう3人を主役とし、武略と英知を駆使し覇を争った物語。多くの勇将、智将たちが3人を支えていた。彼らも一筋縄でいかない多士済々揃い。数多い登場人物を蜀・魏・呉・後漢にわけ、重要人物や個性的な人々195人の「その人らしさ」を詳細に解説。三国志ワールドをより深く楽しめるファン必携の人物列伝。
  • 最上義光
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    「もはや、信じられるのは自分だけだ。おれは鬼になる。鬼になって最上の家を興してみせるぞ!」戦国出羽(現在の山形県)の小大名最上家に生まれた義光は、最上家興隆を願い、近隣の伊達家、上杉家に果敢に対抗する。周辺の一族や実の父からさえも家督を狙われる苛烈な戦国の掟の中、武略と権謀を駆使し、遂には五十七万石の大大名に伸し上がった出羽の英雄・最上義光の生涯を描く長編小説。
  • 吉田松陰〈上〉
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    その出会いの、なにが人の心をゆさぶり、感動させるのか!「長門の僻地、山陰の西端に位置」する松下村塾から、幕末・維新をリードした多くの英傑たちが巣立っていった。魂の教育者松陰の、時代を超えた教育観と、無垢な人間信頼に裏打ちされたその思想と行動と、たぐいまれな純な人間像を描き出す。
  • 椿の海
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    江戸の初期まで、千葉の犬吠埼に近い九十九里浜のあたりに、椿の海と呼ばれる広大な湖があった。それを干拓して広大な水田にする……夢のような計画には、さまざまな事件と人間の思惑が絡み合っていく。伝説の湖は、いかにして人の手で変わっていったのか。書き下ろし長編時代小説。
  • 埠頭の風
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    幕末から明治の激変期を、熱く描く短編集。日本を追われたシーボルトが、許されて再び長崎港の岸壁を踏んだとき、娘お稲の胸中には……。文明開化の日本人と、訪れてきた異邦人との愛憎を描く傑作短編他。
  • 秋蘭という女
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    学問の家の神童若江薫子(わかえにおこ)は、紅白粉(べにおしろい)には見向きもしない学者に育ち、攘夷派の浪士たちと悲憤慷慨、新政府に建白書攻勢をかける。時代に逆行する情熱家は危険人物として幽閉され、晩年は失意のうちに放浪したが、その醜貌の下には、女ほんらいの、暖い心が隠されていた。幕末の女志士を描く傑作他8編を収録。
  • 虚空を風が吹く
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    江戸、芝居町の雀はおもしろ尽に囁きあった。「妾のたたりだぜ。きっと」……おたふく半四郎、目千両と人気の女形(おやま)四世岩井半四郎の怪死に始まる、大和屋を次々襲う、おぞましくも奇怪な事件……。舞台の花の陰にうごめく女と男の愛憎をミステリアスに捉えた標題作ほか、「かえる役者」「祇園ぎつね」「団十郎の死」「手前味噌」。歌舞伎界の裏を縦横無尽に描いた役者小説集。
  • 刺客が来る道
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    いわれなき罪に問われ、江戸へ命からがら逃げてきた信夫藩の元藩士・佐山壮之助。慣れない江戸で親子四人、細々と生活を始めたが、その前に壮之助を狙う刺客が現れる。斃しても次々に放たれる刺客――。壮之助は、はたして家族との生活を守りきれるのか。武士を捨て町人として懸命に生きようとする男の心情を見事に描き切った作品。風野真知雄、光文社文庫初登場。
  • 国定忠治
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    土地の親分を斬って旅に出た国定忠治が関八州を股にかけ、なじみの深い府中宿にさしかかると、恩義ある万太郎親分が殺されて一家は離散、いとしいお光は行方不明と聞かされた。たちまち若い仁侠の血は恋と意地に燃えたぎる。市井無頼の徒のいだく悲しい英雄主義、厳しく美しい義理人情……。昭和七―八年、東京日日新聞連載。股旅ものの第一人者として作者の盛名をはせた傑作。
  • 雪之丞変化(上)
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    大正末期から昭和初頭にかけて、大衆文壇における奇才・三上於菟吉の名声は素晴らしかった。本篇は、その三上が昭和九―十年に発表した、彼の代表作。主人公は、美貌の女形、雪之丞。自家を壊滅させ父母を窮死させた五人の敵に対して、雪之丞が次々と復讐をなしとげていく凄絶な物語で、甘美な歌舞伎の世界を背景に、侠盗や女賊や将軍の寵姫などを縦横に活躍させて、興味つきない。
  • 旗本退屈男
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    頃は元禄、花のお江戸の夕まぐれ、宗十郎頭巾のその裏に、眉間の傷をば隠しつつ、悠々然と現われるのは、御存じ旗本退屈男! 喧嘩口論、悪人成敗、命のやりとり、白刃くぐり、退屈凌ぎの荒事あれもこれも、万事引受け候と、京、三河、身延、仙台、日光を旅して回り、はては伏魔殿なる千代田城に乗り込んで、演じてみせるは火花散る大剣戟、これぞ三河武士の気をしたたかに吐く。
  • 江戸三尺の空
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    ゆすりたかりに押し込み、殺しで、獄門となるはずだった囚人・音次。が、市中引廻しの最中に、なぜか縄が解けて脱走する。牢屋同心は責任をとって切腹、その息子・角之助は、父の仇を討つため、岡っ引の子分となって音次の行方を探す。次々と裏切り者を始末する音次、追いつめる角之助、二人をめぐる女たち。悪の巣と化した邪淫寺を舞台に、江戸の闇を描くピカレスク時代長編。
  • 丹下左膳(一)
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    名奉行大岡越前守が治安を預かる大江戸。神変夢想流大試合の一夜、不慮の災いから所有主の許を離れた大小二口の妖刀――分ければ災いたちまち下り屍山血河を築き、互いに慕いあって夜毎に啜り泣くという宿業の乾雲丸、坤竜丸。大は怪剣士丹下左膳の、小は諏訪栄三郎の手に渡り、それを狙って諸国の剣客、美女、妖婦らが卍となって血の雨降らす……。
  • 父子鷹(上)
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    名代の分限者・男谷家に生れ、四十俵余の小普請・勝家の養子となった剣豪・小吉は、男谷の父と兄の運動が功を奏して仕官の道がひらけたのも束の間、誤って卑劣な役人をその手で殺してしまう。しょせん、情実と賄賂のうずまく権勢にまっ向から抗して仕官を断念、わが子・麟太郎(海舟)にすべての夢を託して、清廉・直情、市井に生きる父と子と。菊池寛賞受賞のきっかけとなった傑作長編。

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