歴史・時代小説作品一覧

  • 大江戸仇刃帖 真相忠臣蔵
    -
    元禄十四年正月、将軍綱吉側用人・柳沢吉保と吉良上野介の密謀が浅野内匠頭を陥れようとしていた。極上の塩が取れる赤穂領を奪う計略こそ、歴史上もっとも有名な仇討ち・忠臣蔵の真の発端であった。大石内蔵助の京都乱交の謎、綱吉生母・桂昌院と事件の関係など、忠臣蔵の真相に鋭く迫る!

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  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一
    4.1
    貞元二〇年(西暦八〇四年)。遣唐使として橘逸勢らとともに入唐した、若き留学僧・空海。洛陽での道士・丹翁との邂逅を経て長安に入った彼らは、皇帝の死を予言する猫の妖物に接触することとなる。憑依された役人・劉はすでに正気を失っていたが、空海は、青龍寺の僧とともに悪い気を落とし、事の次第を聞くことになった。 ◆日中共同製作で映画化! 豪華キャスト競演! 『空海 ―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 監督:チェン・カイコー 公開:2018年2月24日 配給:東宝 KADOKAWA

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  • 大江戸情炎帖
    -
    盗みの濡れ衣を着せられ三日間凌辱された娘ぬい。大川に身投げしようとしたぬいの悲痛な告白に小間物売りの清十郎の目が光った(「河内山宗俊と直侍の正体」)。天保の改革直前、老中・水野忠邦に遣わされた隠密・比木清十郎が城下を暗躍する!

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  • 恋椿―橋廻り同心・平七郎控
    4.1
    永代橋――桜の季節、愛しい男を待って橋の袂に佇む女。一石橋――生きる希望を与えてくれた母子のために、命をなげうつ男。元柳橋――仇と追われながらも清冽な愛を貫く男と女…。北町奉行所の橋廻り同心・立花平七郎と、読売(瓦版)屋の女主人・おこうの人情味あふれる活躍を描く人気シリーズ!

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  • 明治殺人剣
    -
    新政府の反対分子を一掃するため資金を必要としていた伊藤博文ら長州閥は、ニセ札を作るという途方もない暴挙を考え出した。計画の邪魔になるのは川路利良大警視ただ一人。刺客として差し向けられたのは、殺人流の極意“三年殺し”を体得した男だった…。明治十二年、衆目を集めた藤田組ニセ札事件を背景に、剣鬼と化した男の非情の最期を描く迫真の力作!

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  • 明治讐鬼伝
    -
    〈警視局内部に汚職と強請組織の頭がいる!?〉川路警視局長が渡欧中の明治十二年六月、巡査殺しの犯人を追っていた探偵掛・藤田五郎は恐るべき事実をつかみ、愕然とした。そんな最中、藤田は殺し屋一味“十五屋”の石動重左と知り合った。重左は神陰流の剣の達人であり、尾去沢鉱山払い下げ事件で巨額の私服を肥やした井上馨工部卿の命を狙っていた…。

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  • 明治剣鬼伝
    -
    明治十一年、長州出身の陸軍将校が相次いで斬殺される事件が起きた。謎を追う警視局探偵掛・藤田五郎は一人の男に目をつけた。早乙女魁、二十一歳の書生。その正体は無眼流の天才と呼ばれる左利きの剣豪だった。さらに事件の背後には時の内務卿・伊藤博文暗殺計画が!

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  • 明治・人斬り伝
    -
    司法卿を狙う刺客七人を倒し、一夜にして時の人となった“人斬り警部”ことニ階堂晋介は、その功績によって不平士族の標的となった。だがその晋介にも密かに狙う「標的」がいた。大恩ある江藤新平を叛逆の罪で処刑した政府、その黒幕・大久保利通暗殺である。しかし“人斬り警部”を利用しようとする様々な思惑が、晋介を翻弄しはじめるのだった…。

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  • 明治暗殺伝
    -
    官軍の先鋒隊として東に向かった赤報隊は明治元年三月、突如偽官軍とされ下諏訪で斬首刑に処せられた。が、斬首直前に配下の叶弦三郎は追っ手を振り切り逃走、一人復讐を心に誓ったのだった。明治六年、仕込杖を携えた人力車夫が新政府の要人暗殺を重ねていた。下手人は弦三郎。維新下を生きのび、新政府憎しの恨みだけが彼を駆り立てていたのだ。最後の標的として的を絞ったのが、岩倉具視。暗殺計画を察知した警視庁大警視川路利良との息づまる攻防戦が開始された…。

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  • 奇兵隊燃ゆ
    4.0
    高杉晋作の跡を継いで長州奇兵隊総管(隊長)に赤根武人が就任した。貧しい階級の出の彼には、密かな野望があった。身分にとらわれない、隊の実力主義を押し進め、誰もが同じ地位に横に並ぶ組織を実現しようとしたのだ。しかし武人の理想とはうらはらに、高杉との溝は深まっていく。ついに二人の仲は、四カ国連合艦隊下関砲撃の日に決定的な対立を迎えた。忘れられた存在だった赤根武人に光を当てることで、維新のもう一つの側面であった「身分制の解放」を掘り起こし、奇兵隊の知られざる一面を鋭く抉った、傑作歴史小説。

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  • 遠山金四郎女難旅
    3.0
    名町奉行の誉れ高い遠山金四郎の若き日は、自由気ままな風雲児であった。れっきとした直参旗本ながら、体に纏うは褌一本。今日も、見事な桜吹雪の刺青を肩に散らして、颯爽と中仙道をゆくのであった。道ですれ違った十六歳のお恵はプッと吹き出すやいなや、たちまち彼に惹かれてしまった。「旅は道連れ」とばかり、二人の珍妙な旅が始まるが…。女にもてるが、次々と舞い込む厄災も、また女ゆえのこと。人を学び、世を学ぶ、若き日の金四郎の旅を描く、痛快時代小説。

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  • 鬼十手
    -
    永代橋から身投げした女は助かったが何も喋らない。不義密通の匂いを感じた岡っ引の庄吉は、ついに旗本に凌辱されたがためと聞き込んだ。だが事態は二転三転、やがて掴んだ驚くべき真相とは?――非情の十手持ちの活躍を通して捕物帖の第一人者が描く、どんでん返しの妙味!

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  • 闇十手
    -
    浅草寺で大工の死体が見つかった。駕籠かきの仁兵衛に目をつけるが、彼には不自然なまでのアリバイがあった。ところが意外なところから真相が綻び出て…。「悪行は許さねえ」――商人、戯作者、桶屋…別の顔持つ男たちが十手をかざし、難事件に立ち向かう姿を、ミステリーの名手が情緒豊かに描く傑作時代推理小説。

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  • 家康の野望
    -
    巨大戦艦の図面とともに、天正遣欧使節団が八年ぶりに帰国。彼らこそ、日本の支配を企む南蛮勢力の一味だと見た家康は、雑賀の残党・荒巻左舷太らに図面の奪取を命じた。だが、左舷太らの前に、南蛮妖術を使う妖艶な女が立ち塞がる!

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  • 一本槍疾風録
    4.0
    関ケ原の合戦で“槍の又兵衛”と勇名を馳せた男・後藤又兵衛。その実力ゆえ戦国の世に翻弄されつつ、自らの信念を貫くため、河原乞食にまで身を落とした希代の豪傑の生涯を、黒田官兵衛、出雲阿国らとの交わりを通して描き切った力作。

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  • 鬼の吉宗
    -
    お湯殿の子と蔑まれ、紀州はおろか、小藩ですら持てる見込みの薄かった部屋住み四男坊。ところが、偶然の好機から小藩主の座を射止めるや、父と兄たちが相次いで世を去り、あれよあれよという間に紀州藩五十五万石の太守に。名君の誉れ高い八代将軍吉宗の謎に満ちた青年時代を通し、実像の光と影を活写する時代小説の野心作。

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  • 日本剣鬼伝 宮本武蔵
    4.0
    関ケ原から五年。宮本武蔵という無名の武芸者が、京都の名門流派率いる吉岡憲法に挑戦状を叩きつけた。同じ頃、美作・宮本村出身の武蔵は“同姓同名”の剣の達人の噂を聞きつけ、京に向かっていた…。従来の武蔵像を覆す独自の史眼光る剣豪小説!

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  • 新・幕末風雲録1
    4.0
    天才剣士と名高い風戸俊策は、小栗上野介のためなら死ねる覚悟で幕末の動乱を生き抜いてきた。折りしも大老井伊直弼が凶刃に斃れ、倒幕攘夷の急先鋒だった清河八郎が幕府の信を受け、浪士組を結成した。無二の親友・土方歳三が浪士組入りしたのを傍目に、俊策は、治安維持のため新設された浪人奉行所の同心となった…。激動を駆け抜けた天才剣士の群像!

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  • 傾国伝――島原の乱が明国滅亡を呼んだ
    -
    島原の乱の背後には、天草四郎と明国の間に援軍派兵の密約があった!? 最後まで援軍を待ち続けた天草一統はしかし、無惨なる全滅。なぜ、明は隣国の内乱に沈黙したのか? そして密約の人質として明国に渡った四郎の妹まどかを待ち受ける数奇な運命とは? 大胆な推理で島原の乱の謎に迫る歴史巨編。

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  • 大江戸逢魔帖
    -
    南町奉行の要職を捨て黄表紙作家になった勝叉又四郎は、実は奉行の特命を受けた隠密である。ベストセラーをものす傍ら、江戸城下で頻発する男女の愛憎がらみの犯罪に、果敢に挑む!

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  • 闇の弁慶
    -
    壇ノ浦の海戦で源氏は平家を滅ぼした。この勝利は熊野水軍なくしてはあり得なかった。では誰が、熊野水軍を始め全国の水軍を掌握し得たのか?その人物こそ「伝説上の人物」として正史が抹殺した武蔵坊弁慶であった。しかも、平家討滅を策し、その密命を弁慶に発したある人物の名も、歴史は伝えていない…。平家滅亡の知られざる真相を描く傑作歴史推理。

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  • 傘張り侍恋情剣
    -
    「武士の刀と女の貞操。賭けてはみぬか?」浪人・陣場大八は、武士の命とも言うべき大刀を差し出す。賭けの相手は、サイコロのお雪と異名をとる、今売り出し中の美貌の女博徒だった…!銭はないが、剣をとれば真貫流の達人。鉄火女に恋をした男が、仇討ち助っ人旅に出る痛快時代小説!

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  • 真三郎捕物帖
    5.0
    泰平の世に、威張り散らすだけで能のない武士は無用だ――毎日を遊び暮らす大名家の若様・真三郎の望みは勘当されること。だが色男の真三郎を町家の女たちが放っておかぬ。江戸情緒溢れる市井を背景に、利権を貪る悪人たちに剛剣振るう若様の活躍を描く痛快時代小説!

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  • 江戸大火・女人地獄
    -
    天和元年、大火事で焼け出された八百屋お七は、避難先の円乗寺で寺小姓の左兵衛と許されざる恋に陥ちた。新築なった家に戻ったお七は、もう一度家が焼ければ左兵衛に会える!そう一途に思い詰めるが――江戸の大火と、愛欲に溺れた女たちの奇しき因縁を鮮烈に描く傑作時代小説!

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  • 文政・八州廻り秘録
    -
    凌辱・強盗・殺人…文化文政の関八州では、盗賊や無宿人による凶悪犯罪が続発していた。業を煮やした幕府は〈関東取締出役〉、別名〈八州廻り〉という組織を新設した。特別権限を帯びた男たちは、正義非情に徹し、不眠不休で関東一円、捜査に走る。傑作時代連作。

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  • 桂 小五郎(上)
    4.5
    長州藩主の侍医をつとめる漢方医の家に生まれ、幼くして大組士(高級藩士)桂家の養子となった桂小五郎は、嘉永五年、二十歳の秋に萩から江戸へ出た。江戸三大剣客のひとり斎藤弥九郎の練兵館に入門して修行に明け暮れた小五郎は、一年もたたずに神道無念流の免許皆伝を受ける。塾頭となって間もなく、ペリーの浦賀来航で日本中に未曾有の衝撃が走り、小五郎は砲術、造船術、西洋兵学と模索して、かつての軍学の師・吉田松陰の影響を受けながら、次第に志士としての成長を遂げていく。
  • 幕末風塵録
    -
    浦賀にペリー艦隊が突如、現れたのは、嘉永六年六月のこと。この黒船ショックが、その後どういう変容を遂げて明治維新や現代に受け継がれて行ったか──。「戊辰戦争の敗者の慰霊鎮魂なしには、明治以後の歴史は語り得ない」とする著者が、動乱の幕末の深層を抉り、将軍から遊女まで、人々の息遣いに触れさせてくれる随想集。《目次の一部》榎本武揚と樺太、吉田松蔭とテレパシー、大奥は砂糖天国、家茂びいき、将軍の気くばり、トコトンヤレ節由来、写真術事始、ナポレオンと留学生ほか。
  • にわか産婆・漱石
    -
    明治三十八年十二月十四日未明、夏目漱石は鏡子夫人の分娩を助けるべく、汗みどろになっていた。産婆が来る前に、出産が始まってしまったからだ。なぜ俺が、と直前まで夫人へ悪態をつき、いよいよとなったとたん、明治男子の面子にこだわりながらも母子ふたりの命をあずかった父親の混乱ぶりを胎児の側から描いて話題を呼んだ表題作はじめ、家康に命じられ、明国に出張した義歯職人たちが体験する宦官にまつわる悲喜劇を克明に描いた傑作「大御所の献上品」他二篇を収録。
  • とんち探偵・一休さん 金閣寺に密室
    3.8
    建仁寺の小坊主一休に、奇妙な依頼が舞い込んだ。金閣寺で首を吊った足利義満の死の謎を解けと言うのだ。現場は完全なる密室。が、権勢誇る義満に自殺の動機はない…。一休は世阿弥らの協力を得て推理を開始、辿り着いた仰天の真相とは?

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  • 弁天殺 投込寺闇供養(二)
    -
    吉原に売られた娘三人と女衒が殺され、浄閑寺に投げ込まれた。浄閑寺の食客・月ヶ瀬右近は下手人を探すが、またも若い娘二人と女衒の死体が大川に!やがて、ある娘を探す備前畷川藩士と御用商人たちの影がちらつきはじめ…。源氏天流・風鳴の剣が鬼畜を斬る!

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  • 花魁殺 投込寺闇供養
    -
    遊女と男の心中現場に居合わせたことで、月ヶ瀬右近は浄閑寺の食客となった。身寄りのない女郎は死ぬと、この寺に投げ込まれるのだ。意外にもそこに老中・田沼意次が一心に祈る姿が…。源氏天流の使い手・右近が、密貿易を謀る巨悪に切り込む!

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  • 知謀の虎――猛将加藤清正
    -
    「天下の英雄」か「侵略の鬼」か…秀吉の朝鮮出兵で名を上げた猛将・加藤清正は、日韓でまったく正反対の評価を下され、様々な伝説に彩られている。ところが、その素顔は合理主義で理財家、しかも世渡り上手。猛将とはおよそかけ離れたものだった。日・中・韓の資料を駆使し、清正伝説の虚実を抉る歴史大作!

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  • さむらいの本懐
    -
    幕末の世に大仕事をしながら、将軍慶喜からも疎まれ罵倒された勝海舟、一介の流人あがりにもかかわらず東国武士に担ぎ上げられ鎌倉に幕府を開いた源頼朝などなど、人の褒貶は棺を蓋うてもなおなお定まらない。永い時の流れを経てみれば勝者も敗者もみなひとしく美しく懐しい。遺るのはただ、男の美学の存否のみ、その尺度で測られることこそが「さむらいの本懐」だろう。円熟の史眼で転変を凝視する巨匠の小説と随想集。歴史を読む醍醐味はこの一冊に凝集される。
  • 春日局
    -
    父は逆賊明智光秀の重臣、斎藤内蔵助利三、離縁したとはいえ元の夫は関ケ原で西軍を裏切った小早川秀秋の筆頭家老、稲葉正成、運命にもてあそばれる前半生を経たお福が、徳川家康に見込まれ、将軍秀忠の嫡男竹千代、のちの家光の乳母となる。江戸城に入ったお福は家康の絶大な庇護のもと、大奥に新しい秩序をきずき、江戸幕府の大きな礎となった。――激動の世を、気品高く、豊かな教養と知性、そして類いまれな行動力で生きぬいた女の一生は、からたちの花を愛した生涯でもあった。
  • 地獄を嗤う日光路
    -
    「股旅小説を書いていると、ぼくもいつの間にか主人公と一緒に旅を続けることになる。あの峠を越えたらその向こうに何があるか、急がないと日が暮れてしまう、こうした旅とはまったく孤独なものだ、などとぼくも主人公と同じことを考えている」(あとがきより) 「借りを返さにゃ死にきれぬ」渡世人・小仏の新三郎を描く連作は街道シリーズ「雪に花散る奥州路」の姉妹篇。「背を陽に向けた房州路」「月夜に吼えた遠州路」「飛んで火に入る相州路」「地獄を嗤う日光路」の四篇を収録。
  • 雪に花散る奥州路
    -
    股旅小説ブームの先駆をなした笹沢左保の時代小説。その街道シリーズから四作を収めた。「雪に花散る奥州路」の二本桐の武吉、「狂女が唄う信州路」の抜かずの丈八、「木ッ端が燃えた上州路」の三下の勢五郎、「峠に哭いた甲州路」の天神の新十郎。昔の街道を舞台に、いずれも個性豊かでニヒルな渡世人を主人公にして、推理的手法を駆使して物語を展開、非情な男の世界を描く。時代小説界に旋風をまき起こした「笹沢股旅もの」の真骨頂がもっともよく現れている……。
  • 江戸狼奇談
    -
    「先生、狼にやられちまった!」米搗職人仙太が町医者・沢三伯の許に駆け込んだ。黒船騒動に揺れる江戸市中で起きた怪事件。だが、傷口を検めた三伯は、狼の仕業ではないと断言。やがて浮かんだ狼の正体とは!?歴史上の人物が活躍する時代ミステリーの傑作。

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  • 新太閤記(一)
    3.0
    尾張の鉄砲足軽の子、与助は、その容姿から「猿」とあなどられる愛嬌者の百姓だった。小さな体に秘められた出世への情熱は熱く、智謀にたけ、努力の甲斐あって織田家の小者をふりだしに、トントン拍子の出世街道に漕ぎ出す。木下藤吉郎と名を改め、人心をつかむ術にたけた彼は巧みな取入りと人使いで、清洲城の普請に、桶狭間の戦いにと八面六臂の活躍で功をあげ念願の士分にまでとりたてられた。一代の英雄を描いて興趣つきない極めつき太閤記。
  • 赤穂義士
    5.0
    「士の守るはただ義の一字」――ふるい残された鉄石の赤穂義士四十七人の、情を尽し、理を尽し、完璧を期して主君仇討に賭けた「武士道」とは……華やかな元禄快挙の陰に埋もれた大石内蔵助の苦悩と機略の才を数々の史料に拾いながら、武士気質から形式美へと移り変る「士」の核心に深く鋭く迫った卓見「忠臣蔵」。
  • 殺しの掟
    3.8
    江戸の暗黒街。昼間は実直な職人や清貧の剣客が、夜闇の中では金ずくで人を殺める殺し屋に変貌する。法の裁きの及ばぬ悪を闇から闇へ葬る裏稼業の男たちの非情さと日常に立ち戻った瞬間ふと見せる人間味を、練達の筆致で描く著者十八番の暗黒小説集。人気シリーズ“仕掛人・梅安”の原型をなす傑作9編を収録。
  • 行きゆきて峠あり(上)
    5.0
    江戸昌平黌の卒業試験に落ちた榎本釜次郎は、彼を見込む箱館奉公・堀織部正に随って北海道を知り、また長崎で海軍の技術を習得する。オランダ留学も果たし海軍副総裁となった榎本だったが、倒幕の流れは洋々たる前途を一気に押し流す。「男」を描いて定評ある著者が辿る幕末の異才・榎本武揚の運命。
  • 江戸八百八町物語
    -
    大久保彦左衛門の武士の心意気、堀部安兵衛をめぐる赤穂浪士異聞、ご落胤天一坊、ゆすりで名高い旗本河内山宗俊、有馬の猫騒動、五代将軍綱吉物語など、徳川三百年の歴史をいろどった武士と庶民の暮らしを描いた柴錬ならではの12話。

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  • 考証 時代劇
    -
    くわい型の髷(まげ)をした医者の嘘から始まり、町奉行、悪代官、岡っ引、仇討ち、江戸っ子の学力、江戸の汚職、殿中作法、忍者、吉原、岡場所、大奥、関所破りまで、時代劇に頻出する嘘を縦横無尽にめった切りして、真相をあかす。目からうろこの時代劇開眼。

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  • 考証 大奥
    -
    「大奥といえば、何か妖艶で残忍な印象を受ける。そこは女ばかりの住む女人国で、嫉妬や陰湿な勢力あらそいが渦巻いている。寵愛を独占するために、相手を呪ったり毒殺したり、あまたの侍女によって黒髪地獄が現出する…」著者は「時代考証事典」「武家事典」などの多数の著書とテレビや映画の時代考証でよく知られる、その道の第一人者である。

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  • 考証 風流大名
    -
    水戸黄門「徳川光圀(みつくに)」から始まり、遊女高尾斬りで知られる「伊達綱宗(つなむね)」、桜田門外の変に倒れた「井伊直弼(なおすけ)」、ガラシャ夫人で有名な「細川忠興(ただおき)」、作庭でも名を残した「小堀遠州」、将軍家剣術ご指南役の「柳生宗矩(むねのり)」、忠臣蔵の「浅野長矩(ながのり)」など、風流に名を残した17人の殿様を考証。時代小説ファンにも必見の殿様人物伝。

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  • 毒婦伝奇
    -
    柴錬立川文庫第7弾!「毒婦」「悪女」といわれた女たちを描いた連作。「遊女松笠」「千人於梅(おうめ)」「勇婦桜子」「側妾(そばめ)三代」「四谷怪談・お岩」「妲己(だっき)の於百(おひゃく)」「高橋お伝」など。そこには一般の伝承とは異なった、柴田錬三郎ならではの解釈が脈打っている。

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  • 裏返し忠臣蔵
    -
    柴錬立川文庫第6弾! 有名な忠臣蔵の物語が、大筋をそのまま踏襲しながら、もののみごとに《別物語》に変身! 「吉良上野介」「浅野内匠頭」「大石内蔵助」に始まり、「松の廊下」「お軽勘平」「討入」「切腹」と進んで、「高輪泉岳寺(せんがくじ)」の後日談まで。

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  • 日本男子物語
    -
    一読、やめられなくなる痛快読み物、柴錬立川文庫第5弾! 快人物、等々呂木神仙(とどろきしんせん)から作者が聞くという形で展開される、日本史をいろどった痛快無類の男たちの物語。「会津白虎隊」「上野彰義隊」「函館五稜郭」「水戸天狗党」「網走囚徒」「異変桜田門」「大和天誅組」「日本人苦学生」「カラフト隠密」「純情薩摩隼人」の10編を収録。

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  • 忍者からす
    -
    一読、やめられなくなる痛快読み物、柴錬立川文庫第4弾! 全国にひろがる熊野神社の末社を諜報網として、隠密行動をとる忍者の組織、熊野神鴉(みからす)党。初代「からす」は異邦の男と倭人の美女のあいだに生まれ、稀代の忍者に育てあげられる。…戦国時代から江戸時代にかけてをいろどった有名な人物を、奇想天外な発想でえがく伝奇小説。「忍者からす」「一休禅師」「山中鹿之介」「塚原卜伝」「丸目蔵人」「由比正雪」「幡随院長兵衛」「蜀山人」「国定忠治」の9編を収録。

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  • 柳生但馬守
    -
    柴錬立川文庫第3弾! 家康の命令で淀君の誘拐をたくらむ柳生但馬守、それを知った真田幸村は猿飛佐助に意外な策をさずける…この表題作のほか、「名古屋山三郎」「曽呂利新左衛門」「竹中半兵衛」「佐々木小次郎」「抜刀義太郎」「清酒日本之助」「伊藤一刀斎」の8編を収録。

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  • 真田幸村
    -
    一読、やめられなくなる痛快読み物、柴錬立川文庫第2弾! 真田幸村は終始、豊臣方の味方として家康に対して智謀をめぐらす。おなじみ「猿飛佐助」ほか、真田十勇士は死力を尽くして戦うが…。後藤叉兵衛、木村重成らも登場していよいよ大阪夏の陣へ! 「真田大助」「後藤又兵衛」「木村重成」「真田十勇士」「風魔鬼太郎」「山田長政」「徳川家康」「大阪夏の陣」の8編を収録。

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  • 猿飛佐助
    -
    「柴錬立川文庫」は、時代小説の第一人者が、数々の伝説上あるいは歴史上の有名人物を「あっと驚くような視点から」面白く再現した約50編からなる大好評シリーズ。一読、やめられなくなる痛快読み物! 「猿飛佐助」はその最初のシリーズ「真田十勇士」の巻頭の一編。佐助は武田勝頼の落し子で、戸沢白雲斎に育てられた忍者で、のちに真田幸村の家臣となって活躍したという、奇想天外・荒唐無稽の人物。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らが戦国の覇を競った時代が、虚実とりまぜて生き生きとよみがえる。本巻には他に「霧隠才蔵」「三好清海入道」」「柳生新三郎」「百々地三太夫」「豊臣小太郎」「淀君」「岩見重太郎」の7編を収めた。

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  • 昔日より
    -
    想い人を追って伊勢へ行きたい、という町娘の恋を手助けする、家康の元寵妾と配下の老忍を描いた「黄鷹」。裏切られた思いの息子に、一世一代の晴れ姿を見せる父親が眩しい「新天地」。たった一度、過ちを犯した武家の妻女の心の内が狂おしい「女犯」。江戸を舞台に、読後感が清冽なオブジェを象る傑作短編集。
  • 戦国忍者残酷帖
    -
    足利義昭を鎌倉幕府十五代将軍にすえた織田信長は、義昭の後見人となり自ら天下を取る策謀を練っていた。不安に駆られた義昭は、信長追討の策を練るべく諸大名に密書を送るため、伊賀忍者を使う。信長側の忍者群との、生死を賭けた熾烈な戦いが始まった。多種多様な忍法、女忍の手管――闇の戦は続く。連作短編忍者小説。

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  • 虚陰十郎必殺剣(上) 冥府の妖鬼
    5.0
    灰色縮緬を着流した右耳朶が根元から削げ陰惨な風貌の浪人、それが虚陰十郎だ。ある事情から、四十万石の大名をも凌ぐ財力を持つという江戸の米問屋「浦屋」のひとり娘奈那を犯したことにより、浦屋杢右衛門の依頼を聞かざるを得ない破目になる。その依頼とは、ある脇差を飛騨高山へ届けてくれ、というものだったが…。

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  • 羊羹合戦
    3.5
    秀吉の“紅羊羹”を超える羊羹を作れ――。直江兼続より、来年の関白主催の花見の会での、上杉家の羊羹作りをすることになった庄九郎。まだ練り羊羹を味わったこともなかった、庄九郎の戦いが始まった。さらに、雪国越後ならではの羊羹を求めていたが……(「羊羹合戦」)。国学者・荷田春満が忠臣蔵の一件に関わっていたという、「桂籠」。亡き父親の想いを胸に、藩主の命による黒鯛釣りに士道を尽くす男を描く「釣って候」など、さまざまな趣向を凝らした全8篇。2009年のNHK大河ドラマ「天地人」原作者による、珠玉の時代小説集。

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  • 緑の底の底
    3.0
    ぼくは日系三世で、カラカス大学の学生。ベネズエラとコロンビアの国境地帯にある町プエルトアヤクチョで、叔父を待っていた。叔父は文化人類学者で、オリノコ河源流の奥地に住むという白いインディオの調査にN.Y.からやってきたのだ。彼らの聖域を侵した者は、皆殺しにあうという。白いインディオとは、大航海時代のドイツ人奴隷の末裔なのか? オリノコ河を遡るカヌーの旅は、惨劇の始まりだった。

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  • 江戸情話集
    -
    三代将軍家光の供をして京へ上った菊地半九郎は、一夜、祗園に遊び、その夜初めて店出しの初心(うぶ)な遊女お染に惹かれた。毎夜のように通いつめる彼も、いずれは江戸へ帰らねばならぬ身の上。やがて別れの日は迫り、追いつめられた二人の行く手には苛酷な運命が……(「鳥辺山心中」)。浮世のしがらみを振り切って、恋に命を賭ける男女の情をこまやかに描いた情話集。全5編。

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  • 人間の剣 幕末維新編(上)
    -
    刀身不気味に冴えわたる無銘剣。携えた者には強烈な気力がみなぎり、一閃、血煙が上がる。幕末、大老井伊直弼が斃れた桜田門外の変では、「臆病者」と侮られていた小河原秀之丞が、坂下門外の変では江戸城に斬り込んだ小姓組名取克之助が、この剣を血で染めた……。流転する剣は、さらに京の新選組へ! 剣は動乱の幕末に何を見たか。歴史小説に新境地を拓く力作!
  • 柳生の剣(電子復刻版)
    -
    群雄割拠する下克上の戦乱の世、大和国添上郡に小豪族の子として生まれた柳生宗厳は、父家厳とともに三好長慶に、後に松永久秀の陣に属し、合戦に明け暮れながらも、剣の道を極めるべく修行に励んだ。やがて大和随一の剣士と謳われるが、新陰流の上泉伊勢守秀綱と立合って一敗地にまみれた宗厳は、直ちに秀綱の門に入り、剣の奥義《無刀取り》を会得すべく心血を注ぐが……。柳生流の神髄を描く傑作時代小説。

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  • おれは半次郎(電子復刻版)
    -
    安政五年、薩摩藩郷士・中村半次郎弱冠(はたち)半農半士の身分ながら立身出世を夢みてひたすら示現流を磨き、西郷らの知遇をえて激浪の地・京の藩屋敷詰めとなった。剣技を買われ、各藩の密命をおびる暗殺剣士らと交わり、人斬り半次郎と恐れられる。やがて鉄砲組指揮官、さらに西郷によって折衝係の大任を拝した半次郎は、倒幕の旗頭となっていた。中村半次郎(桐野利秋)の青春期を活写する時代小説長篇。

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  • 斎藤 一
    4.5
    新選組きっての剣の達人といわれ、常に戦いの中に身をおき続けた斎藤一。しかしその出自や経歴については、長い間不明とされ、新選組隊士の中でも最もミステリアスな人物の一人であった。本書は、先達の詳細な研究から、次第に明らかになってきたその生い立ちや新選組解体後の足跡をふまえ、大正まで生き抜いた男の生涯を瑞々しく描く。

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  • 土方歳三事件簿18 菊一文字 剣客の執念が宿る名刀菊一文字を譲られた沖田総司の苦悩
    -
    【書籍説明】 天童武一は、代々高崎藩大河内松平家の剣術指南役を務める家の嫡男に生まれた。 ある日、天童道場に二十歳ばかりの薬売りが現れ、「一手指南」を申し込んだ。 武一は容赦なく薬売りを叩きのめした。五年後、薬売りは再び訪れ、土方歳三と名乗って真剣勝負を申し込んだ。 天童武一は歳三に負け、重傷を負った。そのため武一は廃嫡され、浪人となった。 武一は傷を治し、土方歳三を倒すことを唯一の目的に剣の修行に励んだ。 五年後、武市はようやく土方歳三を探し出したが、歳三は新選組副長になっていた。 武一は食べるために尊攘浪士の仲間になり、「人斬り武一」と呼ばれるようになった。 【目次】 石田散薬 真剣勝負 新選組 騒乱池田屋 人斬り武一 情報漏洩 祇園井筒 剣鬼邂逅 剣客の矜持 死闘真葛原 卑劣戦法 剣鬼不帰 飯炊き権助 黒谷会津本陣 疑心暗鬼 愛刀菊一文字
  • 信長と濃姫外伝2 覇王を継ぐ者 徳川家康の嫡男三郎信康は、なぜ切腹させられたか?
    -
    【書籍説明】 徳川家康は三河の小大名松平家に生まれ、八歳の時から駿河の大大名今川家の人質となって育った。 成長してからも今川家の被官同様に扱われ、今川義元の姪築山殿と結婚した。 築山殿との間に、長男三郎信康と長女亀姫を儲けた。 桶狭間の戦で今川義元が討死し、今川家が衰退すると、家康は今川傘下から脱け出し、尾張の織田信長と同盟を結んだ。 三河から西を信長に任せ、家康は三河以東に領土を拡大し、三河・遠江を勢力下に収めた。 同盟者信長が天下一統を成し遂げるにつれて、家康も東海の覇王となった。 嫡男信康も勇猛果敢な武将に成長した。 しかし、家康は秘かに信康を嫌い、父子の仲は険悪になっていった。 信康の行状は凶暴を極め、家臣達の中には信康を嫌悪する者もいた。 家康家臣団は、筆頭家老酒井忠次と信康後見役石川数正の二派に分かれて勢力を競い合っていた。 その頃、家康の愛妾お愛の方が妊娠した。 覇王を継ぐ者は、信康か?それとも、お愛の方の子か? 【目次】 吉報か凶報か 清州同盟 人質救出 嫉妬の鬼 猛勇か蛮勇か 長篠の戦 野心家 たわけの三郎 家臣団分裂 父と子 訴状十二ヶ条 岡崎城訪問 恐怖の毒 安土への使者 信康切腹 東海の覇王
  • 信長と濃姫 外伝1 百鬼夜行 平将門の怨霊が足利義昭に祟る。信長は怨霊とどう対決する?
    -
    【書籍説明】 織田信長は尾張の小大名だが、生まれながらの天才的革命家だった。 村々で行われる「火起請」という裁判形式を否定し、宗教儀式を利用して女性達をたぶらかしていた淫乱僧を詐欺師として処罰した。 信長は迷信と慣習の支配する中世社会を打破して、「だれもが自由に安心して暮らせる合理的な世」を拓こうとした。 信長は天下一統を志して近隣諸国を征服し、破竹の勢いで勢力を拡大した。 ついに足利義昭を奉じて上洛し、義昭を十五代将軍の座に就けた。 将軍の権威を利用して、天下の実権を握ろうとしたのである。 だが、将軍義昭は信長の傀儡であることに我慢できない。 折しも、都に百鬼夜行の噂が立ち、奇妙な病が流行し、死者が続出した。 将軍義昭の侍臣も御所の公家衆も、次々に奇病に倒れた。 陰陽師勘解由小路在富は、流行病は「平将門の祟り」と言う。 「織田信長が将軍義昭を呪詛して、将門の怨霊を地獄から呼び出した」という噂が広まった。 信長と濃姫は、呪詛の噂を打ち消し、奇病の流行を止めることができるか? 【目次】 火起請 野望の始動 秘儀へそくらべ 詐欺坊主 疫病流行 怨霊 平新皇将門 深泥池 陰陽師 粥施行 義昭発病 呪詛返し 悪魔の指袋 祟りの元凶 悪霊退散 第六天魔王
  • 土方歳三事件簿16 刀槍と銃砲 時代の激変についていけなかった男
    -
    【書籍説明】 時代は急激に動いていた。長州軍は上洛して御所を占拠しようとしたが、幕府軍の奮戦に敗退した。 しかし、長州藩は表向き徳川幕府に恭順を示したが、いよいよ倒幕活動に力を入れた。 長州も薩摩も「攘夷」を唱えながら、欧米文化に傾倒していった。幕府も軍制を西洋化し、フランス軍式調練を採用した。 徳川幕府最強の戦闘集団新選組も、副長土方歳三の主張で洋式調練に切り替えた。大砲や鉄砲を有効に使うためには、従来の軍学兵法は役に立たない。 五番隊組長武田観柳斎は長沼流軍学を修め、新選組兵学師範を務めていたが、洋式調練の採用とともに存在価値を失った。 今さら欧米式用兵術を学ぶ気にもなれず、若い隊士達が新知識・新技術を習得するのを苦々しく眺めていた。 武田は伊東甲子太郎に接近して身の安泰を図ろうとしたが、伊東の陰謀に巻き込まれてしまう。伊東は新選組を倒幕派に変えようと画策していた。 武田は新選組に居難くなり、機密漏洩を手土産に薩摩屋敷に逃げ込もうとした。 土方歳三は武田の脱隊と伊東の陰謀をどう対処するのか? 【目次】 洋式調練 新知識 留守の間に 命令違反 薩長同盟 奈良出張 金策致不可 薩摩屋敷 薩摩示現流 薩摩者 一条から七条 嘘か真か 将軍逝去 斬撃 竹田街道
  • 手籠め人源之助秘帖 とろけ姫君
    -
    貧乏御家人の三男坊・源之助は、蘭方医の鉄丸源斎の養子に入り医術を学ぶが、鉄丸家には依頼に応じて女を抱き人助けをする「手籠人」という裏稼業があった。秘伝を継いだ源之助は、様々な女たちと褥を重ねてゆくが……。シリーズ第3弾。
  • 吉田松陰と文の謎
    -
    2015年大河ドラマ「花燃ゆ」のヒロインにして吉田松陰の妹・文。老中暗殺を計画し30歳で処されて明治維新の精神的指導者とされる兄・松陰。兄妹と、文の二人の夫・久坂玄瑞と楫取素彦、高杉晋作ら周囲の人々の足跡を丁寧に追いながら、幕末維新を描く!
  • 算用剣やりくり帳 藍は愛なり
    -
    阿波徳島藩の江戸詰め算用方として将来を嘱望されていた美月清士郎は、ある日突然解雇を言い渡され、妻子ともども寄る辺なき浪々の身となる。その裏には、財政難で破綻寸前の藩を救うべく、江戸家老・敷島雅楽頭が画策した窮余の「秘策」が関わっていたのだ!
  • 土方歳三
    -
    薩長らの官軍に惨敗した鳥羽・伏見の戦い。甲州、下総流山、宇都宮、会津での負け戦を経て、死に場所を求めて箱館・五稜郭へ。戦い、戦いぬいて「義」に殉じた、新選組・鬼の副長、土方歳三の壮絶な生きざまを名うての時代作家・岳真也が精緻な筆致で描く!

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  • 幕末あどれさん
    3.5
    黒船の砲声が切って落とした維新の幕。あらゆる価値観が激変する中、旗本の二男坊、久保田宗八郎と片瀬源之介の人生も激流に飲み込まれていく。武士に嫌気がさした宗八郎は芝居に出合い、狂言で生きる決心をする。一方、源之介は徳川家への忠誠心から陸軍に志願するが……。時代に翻弄される名もなき若者=あどれさんの青春と鬱屈を活写した傑作。
  • 小早川隆景
    4.0
    毛利元就の三男として生まれ、小早川家の養子となった隆景。元就の「三矢の教え」の下、次兄の吉川元春と共に「毛利両川体制」を築く。厳島合戦で水軍を率いる武勇だけでなく、豊臣政権と太いパイプを築くなど政治的な面からも毛利を支え続けた知将の生涯。

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  • 伊達政宗
    3.8
    東北の名門に生れた伊達政宗。疱瘡で片目を失うも、若くして家督を譲られ、抜群の戦勘と実行力で東北を制圧すると、すぐに天下に狙いを定める。秀吉・家康二人の天下人から生涯その野望を警戒されながらも、軽やかに乱世を生き抜いた最後の戦国武将を描く。

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  • 西郷隆盛 荒天に立つ山の如く
    -
    「英雄」と呼ばれた男の生き様 明治維新から150年 大河ドラマで大反響!! 英傑たちの視点で語られる西郷隆盛の知られざる姿、 大久保利通、五代友厚、坂本龍馬、相楽総三――ともに新時代を創った者たちの目に、西郷はどう映ったのか。 維新による天地鳴動は、男を「軍神」という名峰へと隆起させ、やがて崩壊させていった! 奄美流罪、倒幕、新政府との確執、そして西南戦争へ。鹿児島、奄美諸島での徹底取材で明らかになった新エピソードも収録!!
  • 夢をまことに(上)
    4.3
    江戸時代に空を飛ぼうとした男がいた! 近江国友の鉄砲鍛冶の一貫斎は旺盛な好奇心から、失敗を重ねながらも反射望遠鏡を日本で最初に作り上げる。 「日本のダ・ヴィンチ」と呼ばれた男、稀代の発明家の生涯。 直木賞作家、山本兼一さんの遺作が文庫で登場。 近江国友村の鉄砲鍛冶である一貫斎は村の訴訟に巻き込まれ江戸に出ることになった。 太平の世に鉄砲の注文は減り、村は景気が悪く寂れた状況にあった。 江戸に出た一貫斎は持ち前の好奇心で交友を広げ、オランダ渡りの新式鉄砲の修繕を依頼される。 見事に鉄砲を直した一貫斎は独自の工夫によって改良型まで作ってしまう。
  • 墨染の桜 更紗屋おりん雛形帖
    3.3
    江戸幕府の第5代将軍・徳川綱吉の後継問題で世間が騒いでいたころ、父を亡くした京の呉服屋の一人娘おりんは、叔父を頼って江戸に出た。ところが、江戸の店はすでに閉じており、おりんは叔父夫婦と3人で長屋に暮らし始めた。身に付けた裁縫の腕で日銭を稼ぐうち、ひょんなことから、日本橋の越後屋の主と関わりをもつことになる――。はたして、おりんは江戸の店を再興できるのか。期待の新鋭の書き下ろし時代小説。
  • 直虎
    3.0
    2017年長編ドラマで話題沸騰!!著者会心の書き下ろし歴史小説! 跡取り暗殺、政略結婚――女がゆえに仕掛けられる大国からの謀略。直虎は「女の誇り」を胸に、苦難を乗り越えていく。 独自の時代考証による、ドラマでは描かれない男たちの戦国乱世で戦った女性武将の新たな姿が浮かび上がる!
  • 山桜記
    3.9
    全七作からなる歴史小説短編集。 豊臣秀吉による朝鮮征伐の前半・文禄の頃、一通の文箱が博多の津に打ち上げられ、秀吉の許に届けられた。中の手紙は半島に渡った夫を思う妻のものであった。興味を持った秀吉はその女を名護屋に呼び寄せたが……(「汐の恋文」)。 関ヶ原の戦いの前に大坂方の人質になるのを拒み、火を放って果てた細川ガラシャ。その嫁である千代はガラシャと死を共にせず生き残った。細川忠興の嫡男・忠隆は、父の命に背き千代を離縁せずにいたため、遂には廃嫡されてしまう。しかしその後も忠敬は千代と共に暮らし続ける(「花の陰」)。 戦国時代や江戸時代の女性・夫婦の旧来の像に著者独自の新鮮な解釈を投げかける、珠玉の短編集。
  • 長宗我部 復活篇
    3.0
    「真田丸」の時代を生きた盛親の刑死から四百年―― 大坂の陣で歴史から消えた長宗我部家。しかし、からくも命脈を保ち、大政奉還によって甦る。「血のドラマ」を描く一大叙事詩。
  • 志士の風雪
    -
    維新ドラマの裏に隠れた志士の激烈な生涯 松陰のもとで学び、維新志士として、信念を貫く明治の政治家として「暴発」しつつ活躍した品川弥二郎の生涯に光を当てる歴史長篇。
  • 信長影絵(上)
    -
    すべては、母に疎まれたことからはじまった 渇いた心が信長を天下統一へと駆り立てた。「下天は夢か」から四半世紀を経て、より深い人間解釈によって描かれる津本文学の集大成。
  • 三国志 第一巻
    4.0
    宮城谷文学の集大成。現代日本の『三国志』決定版! 後漢王朝の衰亡――。建武元年(西暦25年)に始まる後漢王朝では、幼帝が続き、宮中は皇太后の外戚と宦官の勢力争いに明け暮れていた。正義の声は圧殺され、異民族の侵入が頻発し、地震や天候不順が続く。6代目の帝に皇子が生まれた時、守り役に1人の幼い宦官がついた。その名は曹騰(そうとう)。後に8代目順帝の右腕となった彼こそ、曹操の祖父である。
  • 夢の花、咲く
    3.5
    松本清張賞受賞作『一朝の夢』姉妹篇。あの“朝顔同心”が再び登場! ときは前作から遡ること5年。ひとりの植木職人が殺され、物語の幕が開きます。江戸を襲った安政の大地震、相次ぐ付け火――。朝顔栽培が生き甲斐の同心・中根興三郎は、一見無関係なこれらの事件に潜む真実を暴けるのか?
  • 紅ぎらい 献残屋はだか嫁始末
    -
    美貌と気立てを見込まれ、江戸でも指折りの献残屋(江戸の高級リサイクルショップ)に嫁いだおしの。夫が外で生ませた子を育てながら、店の女主人として迷い決断しながら成長する、第一弾『はだか嫁』に続く第二弾。理解ある舅・姑とともに大店・仙石屋の暖簾を守るおしのだが、大地震の後、店を追われたもと夫が妾と娘を連れて戻ってきたからさあ大変! 跡継ぎ息子の実母であることを盾に女主人の座を狙う妾のおみね、店を支えてきた誇りを胸に迎え撃つおしの。女同士、進退かけた分け目の戦が始まる。新感覚時代長編!
  • いのちなりけり
    3.7
    あのとき桜の下で出会った少年は一体誰だったのか──家同士の因縁がひと組の夫婦を数奇な運命へと導く。“天地に仕える”と次期藩主に衒(てら)いもなく言う好漢・蔵人と“水戸に名花あり”と謳(うた)われた咲弥。二人は夫婦となりながら結ばれぬまま、たった一首の和歌をめぐり、命をかけて再会を期すのだが──。水戸光圀公と将軍綱吉の関係が緊張してゆく時代、思いがけず政争の具となりながら、懸命にそして清々しく生きる武士の姿を描いた力作長篇。
  • 鬼平犯科帳の真髄
    -
    『鬼平犯科帳』全篇をつうじて、いちばんのしあわせ男は誰か? 佐嶋忠介を「カイシャ組織のナンバー2」に断じてなぞらえてはいけない。木村忠吾は兎ではなく犬、種類はチワワである。吉右衛門サマのTV版「鬼平賞」発表、蟹江敬三の前世は小房の粂八で伊三次は三浦浩一にかぎるべし。「五月闇」に怒りの拳をふりあげ、子役をどうにかせい、と苦言を呈す……。鬼平に関することなら何でも言上したき中毒者の愛が生んだ、鋭く気ままな新しい鬼平副読本。
  • 真田三代風雲録(上)
    4.5
    幸隆、昌幸、幸村の熱き戦いを見よ!! 川中島、三方ケ原、長篠…戦場を六連銭の旗が駆け巡る! 発祥の地・信濃を追われ流浪の身となった真田幸隆は、軍師・山本勘介との出会いを機に甲斐の武田信玄に仕える。たちまち頭角を現した幸隆は「武田二十四将」のひとりに数えられるが、信玄の死後、武田家は崩壊の道へ――。幸隆、昌幸、幸村の三代が武勇と知略で信長、秀吉、家康ら覇者に挑む。戦国の世に最も輝きを放った一族の興亡を描く巨編! 2016年大河ドラマは「真田丸」!
  • 七代目 銭形平次の嫁なんです
    -
    平和だが犯罪が後を絶たない文政年間の江戸。家光の代からの岡っ引き「銭形平次」の6代目は高齢であり、まだ若い平蔵に「平次」襲名の話がくる。条件は、事件を解決することと女房を持つこと。名誉ある銭形平次を継ぐ決意をする平蔵だが……。
  • 斬! 江戸の用心棒
    -
    月島真十郎が剣術修行から江戸に戻ると、藩邸は竹矢来で閉ざされていた。老中の父が急死し、領地は召し取られていたのだ。帰る場所を失った真十郎は用心棒稼業を始めるが、お家騒動を巡る黒い噂を耳にして……。人気作家の新シリーズ!
  • うめ婆行状記
    4.2
    北町奉行所同心の夫を亡くした商家出のうめは、独り暮らしを楽しもうとしていた矢先、甥っ子の隠し子騒動に巻き込まれ、ひと肌脱ぐことを決意するが……。笑って泣いて──人生の哀歓、夫婦の情愛、家族の絆を描いた宇江佐文学の最高傑作!
  • 風花帖
    3.6
    勘定方の青年・印南新六は、生涯をかけて守ると誓った女性・吉乃のため、刺客として藩の騒動に巻き込まれてゆく──。互いに想いを交わしながらも別々の道を選ぶことしかできなかった男女の運命を描く、傑作長編時代小説。
  • この君なくば
    3.9
    伍代藩士の楠瀬譲と栞は互いに引かれ合う仲だが、譲は藩主の密命を帯びて京の政情を探ることとなる。やがて栞の前には譲に思いを寄せる気丈な女性・五十鈴が現れて……。激動の幕末維新を背景に、懸命に生きる男女の清冽な想いを描く傑作長編時代小説。
  • 徳川の夫人たち 上 新装版
    3.5
    徳川三代将軍・家光が生涯で唯一愛した側室・お万の方の一生を描く、著者晩年の代表作。徳川三代将軍家光が見初めた女性は、公卿・六条家の出身で格式ある尼寺の院主となる17歳の娘だった。無理やりに還俗させられ“お万の方”と名を与えられた彼女は、春日局をはじめとする大奥の女人たちからの嫉妬を受けながらも、たおやかに「女の園」を生き抜いていく。

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  • 良寛 上
    5.0
    家を捨て、我が身も捨てて、愚に生きる――日本人に最も慕われた禅僧・良寛。その少年時代から、師との出会い、苛烈な修行の日々を描く、遺作長篇の前篇。現代文学のあまたの名作を遺して急逝した作家、立松和平の最後の作品にして仏教文学の金字塔!

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  • 同心 亀無剣之介_わかれの花
    3.6
    風采があがらず、しょぼくれて冴えない侍――亀無剣之介は、毛羽だったちぢれ毛の髷と、名前の一文字から、ちぢれすっぽんと呼ばれる北町奉行所の名物同心。その風貌と、おどおどした言動は、奉行所のみならず、町民のあいだでも馬鹿にされているが、実は頭脳明晰であり、剣は鳳夢想流免許皆伝の腕前。見かけからは思いもよらない、切れ者同心であった。 ある日、沢木屋の女主人・おさよは、やむをえぬ事情から、能登屋の弦蔵を殺してしまう。考え抜かれた殺しの計画は完璧で、おさよは、奉行所の探索の手からうまく逃れたかにみえたが……。 殺しの下手人にしつこく喰らいつく、剣之介の追及がはじまる!
  • 火群のごとく
    3.5
    山河豊かな小舞(おまい)藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥(りんや)は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬との出会いから運命が動きだす。やがて藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込み……。身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の成長に清々しい風が吹く、著者の新たな代表作。
  • 菊と鬼 剣客同心親子舟
    3.0
    二年前から南町奉行所に出仕している見習同心・長月菊太郎。父は、同奉行所の隠密廻り同心で、鬼隼人と恐れられる直心影流の遣い手・長月隼人である。そんな父子のもとに、日本橋の両替屋に押し込みが入り、二千両が奪われ、奉公人五人が惨殺されたとの報が入った。三月ほど前に別の両替屋を襲ったのと同じ賊による所業と睨み、さっそく動き出した隼人について、菊太郎も探索に加わることとなる。幼いころから父の背中を見て剣術の腕を磨いてきた菊太郎は、父と共に、慣れない仕事に体当たりで挑んでいく!「剣客同心親子舟」シリーズ、堂々の第一作。
  • 義時 運命の輪
    3.2
    北条義時。鎌倉幕府第二代執権の座に就くまでの彼は、あまりにも無力だった。姉・政子と義兄・頼朝の非情かつ強烈な個性に翻弄され、父・時政にはないがしろにされ続ける。己が権力を持つことなど、考えることさえできなかった。運命の輪が回り始めるまでは──。頼家の乳母一族として権勢を振るう比企氏を滅ぼし、頼家を幽閉、暗殺した事件から、義時はその本領を発揮し始める。繰り広げられる血で血を洗う抗争。権力者の死、仲間の叛乱、数々の権謀術数、そして、叶わぬ恋。2022年NHK大河ドラマの主人公・北条義時の半生を静謐な熱を込めた筆致で描く歴史小説。
  • 火影に咲く
    4.0
    「川というのは無慈悲なものよ。絶えず流れて一時たりとも同じ姿を見せぬのだから」(詩人・梁川星巌×妻・張紅蘭「紅蘭」)/「わしにもいつか、そねーな日が来よるかのう。日なたを歩ける日が」(長州藩士・吉田稔麿×小川亭の若女将・てい「薄ら陽」)/「死んだって、生きてるんだよ。なにひとつなくならない。あたしが、あの人を慕っていたことも、あの人があたしを何より大事にしてくれていたことも」(新選組・沖田総司×労咳病みの老女・布来「呑龍」)――。新選組の沖田総司や土方歳三、吉田松陰門下生の高杉晋作や吉田稔麿、西郷隆盛らとともに戊辰戦争へと突き進む中村半次郎……。幕末の京を駆け抜けた志士たちも喜び、哀しみ、そして誰かを愛し、愛された。激動の歴史の陰にひっそりと咲く“かけがえのない一瞬”を鮮やかに描き出す全6編を収録した短編集。
  • せき越えぬ(新潮文庫)
    3.9
    東海道箱根の関所には、曰くありげな旅人が訪れる。離縁され故郷に帰る女。江戸から夜逃げをした夫婦……。実直な番士武藤一之介は、親友の騎山市之助から関所に関する法外な依頼をされる。一之介は逡巡するも決断する。友の人生の岐路に際し何もしないのは裏切りも同然。たとえこの身に害が及んでも必ず友を助けなければならない――。関所をめぐる人間ドラマを描いた圧巻の人情時代小説。(解説・末國善巳)

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