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青年剣士・沖田総司の数奇な一生を描く。
不運な出会いを持たねばならなかった武家の娘・千鶴。その形見の懐中鏡に、新選組副長助勤・沖田総司はつぶやく。
「また、ひとり斬った」、命令のまま人を斬る! 組織に属し、その命に服しながら……。
だが、人斬りの空しさ、新選組への絶望、局長・近藤勇への不信、そして労咳に冒された肉体。幕末の青春とは、そして死とは?
筆者の美意識が投影された終章。多くの作品のテーマとなっている新選組を、沖田総司の視点から、組織に属しながらも“一匹狼”として厭世的な目で見つめた青年剣士の数奇な一生を描く異色の時代小説。
Posted by ブクログ 2016年03月20日
新選組、剣豪沖田総司の生き様を描く。無邪気な総司が労咳に苦しみながら、土方、近藤の新選組を第一の考えで異分子の考えを持つ仲間を排除する姿勢に少しずつ心が離れて行きながらも生きる姿を描く。25歳の若さで病で亡くなるもある意味投降して斬首となる近藤勇、函館まで意を通し戦い夢半ばで死する土方歳三よりも結果...続きを読む
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